こんにちは、「攻めキャリエージェント」の丸尾です。 私は新卒でリクルートに入社し、まさに「ホットペッパー」の営業(グルメ媒体)を経験しました。その後、転職支援のプロとして独立し、攻めキャリアを望む多くの20代を支援しています。
私の元には、このような相談が毎日のように寄せられます。
「リクルートに興味があるけど、ホットペッパーの契約社員ってどうなんですか?」
「第二新卒で未経験だけど、営業ってやっぱりきついですか?」
「『3年で卒業』って聞くけど、リクルートの契約社員って3年後どうなるんですか?」
結論から申し上げます。 ネットに書かれている「きつい」は、全て事実です。
しかし、もしあなたが20代で圧倒的に市場価値を高め、その後のキャリアで「選ばれる」側になりたいなら、ホットペッパーの契約社員(KS職)で過ごす3年間は、日本で最も効果的なキャリアだと、私は断言します。
この記事では、元リクルートであり、現在は転職支援のプロである丸尾が、ホットペッパー契約社員の「年収」「きつさの正体」「3年後のリアルなキャリアパス」について、どこよりも具体的に、忖度なく解説します。
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第1章:「ホットペッパー契約社員(CV職)」とは何か? 3年間の実態

まず、多くの人が誤解している「リクルートの契約社員」の仕組みから解説します。
1-1. 正社員ではない?「KS職」という特殊な雇用形態
リクルートで「ホットペッパー」や「ホットペッパービューティー」の営業職として募集される「契約社員」は、その多くがKS職と呼ばれるものです。
これは、一般的な「契約社員」とは全く異なります。
- 前提: 3年間(最長)の期間限定。
- 目的: 3年間で圧倒的に成長し、リクルートを踏み台にして社会で活躍する人材を「輩出」すること。
- 支援: 卒業(退職)時に「キャリア支援金(卒業金)として100万円以上」(※変動の可能性あり)が支給される。
リクルートは「人材輩出企業」を公言しており、優秀な人材を3年間で集中的に鍛え上げ、次のステージへ送り出すことをミッションの一つにしています。
1-2. ホットペッパー契約社員の給与・年収のリアル
「契約社員」と聞くと年収が低いイメージがあるかもしれませんが、リクルートのKS職は異なります。
- 給与体系: 高めの月給(例:30万円以上)+ 年2回の賞与 + インセンティブ
- 年収レンジ: 400万円~550万円程度が一般的です。 (※地域やミッション、インセンティブの達成度により変動)
一般的な事務職の契約社員とは比較にならず、20代の平均年収を上回る水準です。これは「3年間で成果を出すこと」を前提とした、期待値の表れでもあります。
第2章:「ホットペッパー 営業はきつい」は本当か? 元リクルートが語る3つの「きつさ」の正体
ホットペッパー×営業×きついは、もはやセットで語られる言葉です。 私自身の経験、そして参考動画や記事にあるように、これは間違いなく「事実」です。
しかし、その「きつさ」を分解しなければ、本質は見えません。私自身が体験した、3つの「きつさ」の正体をお話しします。
2-1. 【行動量のきつさ】1日100件のテレアポと飛び込み
元ホットペッパー営業の方がYouTube動画で語っているように、この仕事は「行動量」が全てです。
- 体力勝負: 担当エリアを自転車や徒歩で一日中駆け回る。
- テレアポ: 1日100件~200件。アポが取れるまで終わらない。
- 飛び込み: アポが取れなければ、飲食店や美容室に片っ端から飛び込む。
「今どきテレアポ?非効率では?」と思うかもしれません。しかし、この行動量こそが「リクルート営業の原点」です。 経営者は常に忙しい。その限られた時間にいかに食い込み、課題を聞き出すか。この泥臭いファーストステップを経験するからこそ、メンタルと行動力が鍛え上げられます。
2-2. 【目標(KPI)のきつさ】全てが可視化される「ヨミ表」文化
私がリクルート時代に最も鍛えられたのが、この「数字(目標)」への執着です。
「丸尾、今月のヨミ(見込み)、どうなってんの?」
リクルートの営業現場では「ヨミ表」**と呼ばれる進捗管理シートが存在します。 その月の目標(KGI)に対し、今どれだけの見込み客(KPI)がいて、成約確度は何%か。それを毎日、上司(マネージャー)と徹底的に詰めるのです。
- 「なぜ、そのお客様は確度B(50%)なの? A(80%)じゃない理由は?」
- 「失注理由は? 次の一手(ネクストアクション)は?」
数字での可視化は、一切の「言い訳」を許しません。「頑張っています」は評価されず、「で、数字は?」が全て。
これが「きつい」のは間違いありません。しかし、この「ヨミ表」文化こそが、目標達成までのプロセスを逆算し、論理的に行動する「リクルートの営業力」の正体なのです。
2-3. 【精神的なきつさ】経営者とのガチンコ勝負
ホットペッパーの営業相手は、個人事業主や中小企業の「経営者(社長)」です。 20代そこそこの若造が、人生をかけて店を経営するオーナーに、何を提案できるのか。
「丸尾さん、もう掲載辞めるわ。全然効果ないもん」
私が担当していた飲食店オーナーから、こう言われた時の絶望感は今も忘れません。 ここが最大の試練です。単なる「広告枠」を売る御用聞きでは、即座に解約されます。
- 「なぜ効果が出ないのか?」
- 「オーナーの本当の悩みは『採用』じゃないか?」
- 「集客データを分析して、新しいクーポンを提案できないか?」
経営者と同じ目線に立ち、お店の「課題解決」を提案する。これが「ホットペッパー 営業」の本当の仕事です。 20代で、これほど多くの経営者と本気で対峙し、ビジネスの根幹を学べる環境は、他にはありません。この精神的な「きつさ」こそが、最大の「成長」に繋がります。
第3章:「リクルート 第二新卒」がホットペッパーを選ぶべき理由

「きつい」話ばかりしましたが、だからこそ「第二新卒」や「キャリアチェンジを望む20代」に、ホットペッパーの3年間を強く推奨する理由があります。
3-1. 理由①:最強の「ポータブルスキル」が手に入る
3年間の「キャリアの筋トレ」を終えたあなたは、以下の「どこでも通用する武器(ポータブルスキル)」を手にしています。
- 圧倒的な営業力(目標達成能力): 「ヨミ表」で鍛えられた、数字を達成する再現性のある力。
- 課題発見・解決能力: 経営者との対峙で得た、本質的な課題を見抜き、提案する力。
- 行動力とメンタルタフネス: 100件のテレアポや飛び込みをやり抜いた「やり切る力」。
3-2. 理由②:20代で「経営者視点」が身につく
他社の20代が社内の上司や先輩と仕事をしている間、あなたは「経営者」と仕事をします。 彼らの悩み(売上、集客、採用、資金繰り)に直接触れることで、自然と「どうすればビジネスが儲かるか」という経営者視点が身につきます。
第4章:最大の不安「3年後のキャリアパス」の全貌
最も不安なのが、「3年後に放り出されるのではないか?」という点でしょう。
これは完全な誤解です。
3年間をやり抜いた人材は「市場価値」が爆発的に高まっており、「引く手あまた」の状態になります。
4-1. パターン1:リクルート正社員登用(SE職)
「3年後もリクルートで働きたい」という場合、SE職(Specific Employee職)という地域・領域限定の正社員になる道があります。 KS職(契約社員)時代の実績を元に登用試験を受けます。狭き門ではありますが、成果次第で道は開かれています。
4-2. パターン2:市場価値を武器に「転職」(最も多い選択肢)
これが最もメジャーなキャリアパスです。 「リクルートで3年間、ホットペッパー営業をやり切った」という経歴は、転職市場において最強の「ブランド」となります。
<主な転職先(具体例)>
- SaaS業界(急成長ベンチャー)
ホットペッパーで培った「新規開拓力」と「課題解決力」は、SaaSのインサイドセールスやフィールドセールスで即戦力として高く評価されます。 - M&A・コンサルティング業界
「経営者視点」と「目標達成能力」を武器に、さらにハイレベルな課題解決(M&A仲介や経営コンサル)に挑む道です。(私の支援でM&A業界に転職する方も多いです) - 他業界の営業・マーケティング職
異業界であっても、「リクルート出身」というだけで営業企画やマネージャー候補として迎え入れられるケースは多数あります。
4-3. パターン3:独立・起業
3年間で100人以上の経営者と対峙した経験は、そのまま「起業」のノウハウになります。実際にホットペッパー出身者が飲食店や美容室を開業したり、コンサルタントとして独立するケースも少なくありません。
第5章:【元リクルート丸尾が断言】ホットペッパー営業に向いている人・いない人

ここまで読んで、あなたはどう感じましたか? 最後に、丸尾が断言するホットペッパーの営業に向いている人、いない人をお伝えします。
5-1. 向いている人(3年後、化けます)
- 素直な人: 「ヨミ表」の詰めや上司のアドバイスを「素直」に受け入れ、即行動できる人。
- 成長意欲が異常に高い人: 「20代で誰よりも成長したい」というハングリー精神がある人。
- 目標達成に貪欲な人: 数字を「ゲームのスコア」のように捉え、達成することに快感を覚える人。
- 「第二新卒」で現状を打破したい人: 新卒の会社選びに後悔があり、「次こそは」と燃えている人。
5-2. 向いていない人(3年間が地獄になります)
- 「契約社員」という響きだけで不安になる人: 「3年限定」をリスクとしか捉えられない人。
- 安定志向の人: 決められた業務を、決められた時間で淡々とこなしたい人。
- 「テレアポ」や「営業」を心の底から見下している人: 泥臭い行動を拒否する人。
- 打たれ弱い人: 経営者からの厳しい言葉や、上司からの「ヨミ」の詰めに耐えられない人。
結論:ホットペッパーの3年間は、「キャリアの筋トレ」だ。
ホットペッパーの契約社員は、決して「楽して稼げる」仕事ではありません。 それは、「3年間」という期限の中で、自らの市場価値を極限まで高めるための「道場」であり「キャリアの筋トレ」です。
私がリクルート時代に叩き込まれた「ヨミ表」の文化、「経営者」と対峙した経験、そして「きつい」テレアポをやり切った事実は、今でも私を支えるビジネスマンとしての「核」となっています。
もしあなたが今、 「第二新卒だけど、このままでいいのか?」 「きつくてもいいから、20代で圧倒的に成長したい」 と本気で願うなら、ホットペッパーの営業に飛び込む「覚悟」を決めてみませんか?
攻めキャリエージェントとして、私はその「覚悟」を「最強のキャリア」に変えるサポートを全力で行います。
あなたの「攻め」のキャリア相談を、お待ちしています。

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