「あなたの強みを自己PRしてください」
転職活動で必ず問われるこの質問に、あなたは自信を持って答えられますか?
「コミュニケーション能力が強みです」「責任感があります」 …そんな、誰にでも言えるような、ありきたりな自己PRで終わってしまってはいないでしょうか。
もし、あなたが自己PRの作成に筆が止まってしまうのだとしたら、それは伝えるべき「本当の強み」を見つけられていないからです。
この記事では、小手先のテクニックではない、あなたのキャリアの本質から「最強の自己PR」を導き出すための全技術を徹底解説します。
そのカギとなるのが、動画のテーマでもある「市場価値」という考え方です。優れた自己PRとは、あなたの性格や意欲を語ることではありません。それは、「私を採用すれば、貴社にこれだけの価値(リターン)を提供できます」という客観的なプレゼンテーションなのです。
- 9割の人が知らない、自己PRの本質
- あなたの価値の土台となる「ポータブルスキル」の見つけ方
- 他の候補者と圧倒的な差をつける「専門スキル」の伝え方
- そのまま使える、職種別の自己PR例文
この記事を最後まで読めば、あなたはもう自己PRで悩むことはありません。自信を持って自分の価値を語り、理想のキャリアを掴み取るための、最強の武器が手に入ります。
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なぜ、あなたの自己PRは採用担当に響かないのか?

多くの転職者が陥る自己PRの失敗。その根本原因は、自己PRを「性格や人柄をアピールする場」だと勘違いしている点にあります。
採用担当者が知りたいのは、「あなたがどんな人か」以上に、「あなたが会社にどんな貢献をしてくれるのか」という、極めてビジネスライクな視点です。
つまり、あなたの自己PRに「主体性」「責任感」「協調性」といった言葉が並んでいても、「で、具体的に何ができるの?」という疑問が残るだけなのです。
優れた自己PRとは、あなたという人材の「市場価値」を、具体的な根拠(実績)と共に論理的に証明するものに他なりません。さあ、あなたの市場価値を分析し、最強の自己PRを構築していきましょう。
自己PRの核を見つける:「市場価値」の分解
あなたの市場価値は、動画のテーマでもある通り、大きく2つのスキルで構成されています。この2つを明確に言語化することが、自己PR作成の第一歩です。
1. どんな会社でも通用する「ポータブルスキル」(自己PRの土台)
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても通用する、持ち運び可能なビジネス基礎能力です。これは、あなたが「どのような仕事の進め方ができるのかを示す、自己PRの土台となります。
- 課題解決能力:問題を発見し、原因を分析し、解決策を実行できる力。
- コミュニケーション能力:相手の意図を汲み取り、自分の考えを分かりやすく伝える力。
- 学習能力:新しい知識やスキルを自律的に学び、成長し続ける力。
- リーダーシップ:周囲を巻き込み、目標達成に向けてチームを動かす力。
これらのスキルを、「私には〇〇能力があります」と語るだけでは不十分です。「〇〇という課題に対し、△△という能力を発揮し、□□という成果を出しました」という具体的なエピソードとセットで語ることで、初めて説得力が生まれます。
2. あなただけの価値となる「専門スキル」(自己PRの武器)
専門スキルとは、特定の職種や業界で求められる固有の知識や技術です。これは、あなたが「何ができるのか」を直接的に示す、自己PRの鋭い武器となります。
- 例:Webマーケティング(SEO、広告運用)、プログラミング(Java, Python)、財務会計、法人営業、英語での交渉など。
ここでのポイントは「スキルの掛け算」です。
例えば、「法人営業ができます」という自己PRだけでは、ライバルと差別化できません。しかし、 「法人営業の経験」×「データ分析スキル」 を掛け合わせれば、「データに基づいた戦略的な提案で、顧客の課題を解決できる営業」という、希少価値の高い自己PRが完成します。
あなたの専門スキルは何ですか?そして、それに何を掛け合わせれば、あなただけのユニークな価値が生まれるでしょうか?
【実践編】最強の自己PRを作成する3ステップ・フレームワーク

自分の市場価値(スキル)が分析できたら、次はいよいよそれを文章に落とし込みます。以下の3ステップに沿って組み立てるだけで、誰でも論理的で説得力のある自己PRが作成できます。
ステップ1:強み(結論)を定義する
【Point】私を採用すれば、貴社に〇〇という価値を提供できます。
まず、あなたの最もアピールしたい「強み(スキル)」と、それによって企業にどのような「貢献(ベネフィット)」ができるのかを、一文で明確に定義します。
<例文> 「私の強みは、データ分析に基づいた課題解決能力です。この能力を活かし、貴社の〇〇事業における売上向上に貢献できると考えております。」
ステップ2:根拠(エピソード)を具体的に示す
【Point】その強みは、前職での〇〇という経験で発揮されました。
ステップ1で提示した強みに、圧倒的な説得力を与えるための具体的なエピソードを記述します。ここでは、有名な**「STARメソッド」**を使うと、非常に分かりやすく整理できます。
- S (Situation): どのような状況・環境だったか?
- T (Task): どのような課題・目標があったか?
- A (Action): それに対し、あなたがどう考え、どう行動したか?
- R (Result): その結果、どのような成果が出たか?(※数字で示すことが重要)
<例文> 「前職のECサイト運営において、(S) 売上が伸び悩んでいるという課題がありました。** (T)** サイトへのアクセスログを分析した結果、特定商品の離脱率が非常に高いことが判明しました。(A) そこで私は、商品ページのUI/UX改善と、購入ボタンの配置変更をチームに提案し、A/Bテストを実施しました。(R) 結果として、対象商品のコンバージョン率を15%改善し、月間売上を120万円向上させることに成功しました。」
ステップ3:貢献(未来)を宣言する
【Point】この経験と強みを活かし、貴社で〇〇として貢献したいです。
最後に、これまで語ってきた強みと経験が、応募先企業でどのように活かせるのかを具体的に述べ、入社後の活躍イメージを採用担当者に抱かせます。
<例文> 「この課題発見から施策実行、効果検証までを一貫して行う経験と、私の強みであるデータ分析能力を活かし、貴社に入社後は、グロースハッカーとして〇〇サービスの事業成長を牽引していきたいと考えております。」
【職種別】自己PR例文集

上記のフレームワークを使って作成した、職種別の自己PR例文をご紹介します。
【営業職の自己PR例文】
(ステップ1:強み)
私の強みは、顧客との長期的な信頼関係を構築し、課題解決型の提案を行うことで、LTV(顧客生涯価値)を最大化させる営業力です。
(ステップ2:根拠)
前職では、中堅企業向けのSaaS営業を担当しておりました。(S)当初は新規契約の獲得のみを追っていましたが、既存顧客の解約率の高さが課題となっていました。(T)そこで私は、担当顧客に対して月に一度の定期的なフォローアップ面談を実施し、潜在的なニーズや不満をヒアリングする体制を自主的に構築しました。(A)その中で見えた課題に対し、新機能の活用法を提案したり、アップセルに繋げたりした結果、(R)担当チームの年間解約率を5%改善し、既存顧客からの売上を前年比で130%に伸長させることに貢献しました。
(ステップ3:貢献)
この経験で培った「売って終わり」にしない深耕営業のスキルを活かし、貴社のエンタープライズ向けセールスとして、主要顧客との強固なパートナーシップを築き、事業の安定的な成長に貢献したいと考えております。
まとめ:自己PRとは、あなたの「価値証明書」である
自己PRが書けない、と悩むのはもう終わりにしましょう。
優れた自己PRとは、センスや文才で書くものではありません。それは、あなた自身のキャリアを冷静に分析し、その価値を論理的に組み立てる「思考のプロセス」そのものです。
- あなたの市場価値(ポータブルスキル × 専門スキル)を分析する。
- 3ステップ・フレームワークに沿って、具体的なエピソードを盛り込む。
この2つを徹底するだけで、あなたの自己PRは、他の候補者の中で圧倒的な輝きを放ち始めます。
この記事が、あなたのキャリアの可能性を最大限に引き出し、理想の未来を手に入れるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
▼【自己PR】面接官が「聞き惚れる」効果的なポイント3つ
https://www.youtube.com/watch?v=JprSOB4NTCI
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