- 営業からSEへはヒアリング力と調整力が評価されます。
- 20代の経験者採用は業界・職種経験を問わない企業が7割超です。
- 平均年収はSE/プログラマ435万円、プリセールス642万円です。
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営業からSEへの転職が可能な理由と市場環境

営業経験者が採用される背景
営業からSEへの転職は、未経験でも十分に狙える選択肢です。IT業界は職種を問わず人材を求めており、営業で培った対人スキルを評価する企業が少なくありません。
SEの仕事は、プログラムを書くだけではありません。顧客の要望を聞き取り、要件を整理し、開発チームに伝えるまでが仕事の中心です。ヒアリングと調整の経験は、営業職の出身者が最初から持っている武器です。
一方で、技術知識はゼロから積み上げる必要があります。入社後の研修や独学で補う前提で、選考では「学ぶ意欲があるか」「学習をすでに始めているか」が見られます。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起営業からSEへの転職相談で多いのは、『文系で技術がないのですが』という不安です。ただ、企業が見ているのは今の知識量より、学習を続けられるかどうかです。まず小さく学び始めている事実が、いちばん説得力のある材料になります。
20代と30代以降で異なる採用傾向
年齢は、未経験転職の難易度を左右する最大の要素です。学情が2023年に企業の人事担当者444社へ行った調査では、20代を対象にした経験者採用で「社会人経験は求めたいが、業界・職種の経験は問わない」と答えた企業が55.3%で最多でした。
「社会人経験を問わない」と答えた企業も15.2%あり、合わせて業界・職種の経験を問わない企業は7割超です。20代であれば、営業からSEへの異職種転職でもポテンシャルで評価されやすい状況といえます。
30代以降は、この調査の対象外です。数字で示せる根拠がないため断定はできませんが、経験よりも意欲を評価する枠は年齢が上がるほど狭まるのが一般的です。30代なら、営業での実績とIT分野の学習成果をセットで示す準備が欠かせません。
IT人材不足の予測値の読み方
営業からSEへの転職記事では、2030年に最大79万人のIT人材が不足するという予測がよく引用されます。この数字は、経済産業省の需給予測のうち、IT需要が最も大きく伸びる高位シナリオの値です。
JILPT(労働政策研究・研修機構)の資料によると、同じ予測で中位シナリオは約45万人、低位シナリオでも約16万人の不足とされています。どのシナリオでも人材は不足する見通しですが、79万人は上限側の数字だと理解しておく必要があります。
- 高位シナリオ(需要が最も伸びる想定)で約79万人の不足
- 中位シナリオで約45万人の不足
- 低位シナリオでも約16万人の不足
3つの数字に共通するのは、どの想定でも供給が需要に追いつかないという点です。人手不足は追い風ですが、採用される保証にはならないため、準備の質で差がつきます。
面接でIT市場の将来性を語るときは、79万人という最大値だけを挙げず、「想定によって約16万人から約79万人の幅がある」と添えると、情報を正しく読めている印象になります。数字の扱い方そのものが、営業職の経験者に期待される正確さの証明になります。
営業からSEへの転職で営業経験を活かせる場面と職種


要件定義で活きる営業スキル
営業経験が最も活きるのは、システム開発の上流工程にあたる要件定義です。顧客が言葉にできていない困りごとを聞き出し、実現可能な形に整理する作業は、営業の商談とほぼ同じ構造をしています。
営業職の出身者は、数字や期限を意識して動く習慣も身についています。納期と予算の制約のなかで関係者を調整する場面で、折衝と進行管理の経験が評価されます。
- ヒアリング力(顧客の課題を引き出す)
- 調整力(社内外の関係者の利害を整理する)
- 提案力(相手に伝わる資料と説明をつくる)
- 期限管理(納期と目標から逆算して動く)
4つに共通するのは、技術そのものではなく、技術を仕事につなげる力であるという点です。技術力は入社後に伸ばせても、この力は短期間では身につきにくいといえます。



職種選びで迷ったら、『技術の話をする時間と、人と話す時間の比率』で考えるのがおすすめです。社内SEやセールスエンジニアは人と話す比率が高く、開発SEは技術に向き合う比率が高くなります。
社内SE・セールスエンジニア・開発SEの違い
SE系の職種は、営業経験との相性で選ぶと失敗しにくくなります。代表的な3職種の特徴を下の表にまとめました。
| 職種 | 主な仕事 | 営業経験が活きる点 | 学習負担の目安 |
|---|---|---|---|
| 社内SE | 自社の情報システムの企画・運用・改善 | 社内各部署との調整、要望の整理 | 中程度(運用中心の求人は未経験歓迎が多い) |
| セールスエンジニア | 自社製品の技術面を支える提案活動 | 提案力と顧客折衝がそのまま活きる | 製品知識の習得が中心でプログラミングの比重は小さい |
| 開発SE(受託・SIer) | 要件定義から設計・開発・テストまで | 上流工程のヒアリングと進行管理 | 大きい(プログラミングの習得が前提) |
営業職から転職する場合、最初の一歩としては社内SEかセールスエンジニアが現実的です。開発SEは学習負担が大きい分、将来の選択肢の幅が最も広い職種でもあります。
営業職の強みが通用しにくい場面
営業経験がどの場面でも通用するわけではありません。設計やテストの工程では、論理的に仕様を読み解く力や、細部まで正確に作業する力が求められます。
営業では「相手の気持ちを読んで先回りする」動きが評価されますが、開発現場では仕様書に書かれていることを正確に実装する姿勢が優先されます。この違いを理解せずに入社すると、評価基準のずれに戸惑うことになります。
転職前に、希望する職種の1日の流れを求人票や面接で確認しておくと、入社後のギャップを小さくできます。
「コミュニケーション力があります」とだけ伝えても、どの工程で活かせるのかが相手に伝わりません。「要件定義で顧客の要望を整理する場面で、営業時代のヒアリング経験を活かせます」と、工程の名前まで入れて話すと、仕事の中身を理解していることまで示せます。
営業からSEへの転職準備と志望動機の作り方


学習の進め方と最初に取り組むこと
未経験からSEを目指す場合、最初にやるべきことは学習の開始です。応募前に少しでも手を動かしておくと、面接で語れる材料が増えます。
学習は、入口を広く取るのが効率的です。ITの基礎知識を問う国家試験のITパスポートや、基本情報技術者試験などの資格学習で全体像をつかみ、並行して簡単なプログラミングを体験します。
- ITパスポートや基本情報技術者試験で基礎知識を整理する
- 無料の学習サイトで簡単なプログラムを書いてみる
- 学んだ内容と所要時間を記録して面接で話せる状態にする
記録を残しておくのが重要です。何をどれだけ学んだかを数字で語れると、学習意欲を口だけで終わらせない人として評価されます。



志望動機で伸び悩む方に共通するのは、『辞めたい理由』から話し始めてしまうことです。最初の一文を『SEとしてこれを実現したい』に変えるだけで、面接官の受け取り方は大きく変わります。
志望動機と転職理由の言い換え方
志望動機で最も避けたいのは、営業の不満をそのまま伝えることです。ノルマが厳しい、残業が多いといった理由は、事実であっても面接官には「SEでも同じ不満を持つのでは」と映ります。
転職理由は、営業の経験から生まれた「次にやりたいこと」に言い換えます。たとえば「提案するだけでなく、解決策を自分の手で形にしたい」という方向性なら、営業経験とSEへの意欲が一本の線でつながります。
- 営業での具体的な経験(扱った商材や顧客の課題)を1つ選ぶ
- その経験で感じた「ITで解決できたはずの課題」を示す
- SEとして実現したいことを、学習の成果と合わせて伝える
3つの要素を順に並べると、過去の経験、気づき、今後の行動が一貫した志望動機になります。
職務経歴書に営業実績を落とし込む方法
職務経歴書では、営業実績をSEの採用担当者が理解できる言葉に翻訳します。「売上目標120%達成」だけでは、その数字がどんな行動から生まれたのかが伝わりません。
課題を聞き出した過程、社内の技術部門と連携して提案をまとめた経験、納期を守るために関係者を調整した経験などを、数字と行動をセットで記載します。IT業界の採用担当者は、成果の大きさよりも、その成果に至るまでの進め方を見ているためです。
学習中の資格やポートフォリオがあれば、職務経歴書の末尾にまとめて記載します。未経験の応募者にとって、学習の証拠は実務経験の代わりになる貴重な材料です。
学習ログは、日付、学んだ内容、所要時間の3点をメモするだけで構いません。面接で「どれくらい勉強していますか」と聞かれたとき、記録があれば具体的に答えられます。営業で数字を管理してきた経験を、学習にも使うイメージです。
SEから営業への転職で評価されるポイントと転職先


SE経験が営業職で評価される理由
SEから営業への転職では、技術を理解したうえで顧客と話せる点が評価されます。営業が顧客の要望を聞き、エンジニアが作るという従来の分業では、要望が技術的に実現できるかを確認するたびに社内へ持ち帰る手間が生じます。
SE出身の営業は、その場で実現可否や概算の工数を判断できます。商談のスピードと説明の信頼性が上がるため、特に技術商材を扱う企業で重宝されます。
開発の現場を知っているため、受注後のトラブルも想像できます。無理な納期を安易に約束しない、という営業は、社内の開発部門からも信頼されます。



SEの方が営業に転職するとき、『自分は話すのが得意ではない』と身構えがちです。ただ、技術商材の営業で求められるのは、話術より説明の正確さです。技術を分かったうえで話せる人は、それだけで貴重です。
SEの経験を活かせる営業系の転職先
SEからの転職先は、技術と営業のどちらに重心を置くかで選べます。dodaの職種別平均年収ランキングでは、技術系(IT・通信)の職種としてプリセールスの平均年収が642万円とされています。
代表的な転職先を、仕事内容と特徴を軸に整理しました。
| 転職先 | 主な仕事 | SE経験が活きる点 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| プリセールス | 営業に同行し、技術面の説明や提案資料を担当 | システム構成の知識、要件の整理力 | 営業そのものではなく技術支援が中心 |
| セールスエンジニア | 自社製品の技術説明、導入支援、顧客対応 | 製品理解の速さ、顧客の技術的な質問への回答力 | 営業職との橋渡し役を担う |
| ITソリューション営業 | システム導入を提案し、受注まで担当 | 開発の工数感覚、提案内容の実現性の見極め | 売上目標を持つ営業職 |
| インサイドセールス・カスタマーサクセス | 非対面での見込み客対応、導入後の定着支援 | 製品の使い方や課題の理解 | SaaS企業などで募集が多い |
営業そのものに初めて挑戦する場合は、プリセールスやセールスエンジニアから入り、徐々に売上責任を持つ営業へ移る道筋が無理のない選び方です。
エンジニア経験の職務経歴書での見せ方
SEの職務経歴書は、担当した技術の羅列になりやすい点に注意が必要です。営業職の採用担当者は、使用言語やツールの名前よりも、その仕事が顧客や事業にどんな結果をもたらしたかを知りたいと考えています。
開発規模、関わった人数、納期の遵守、顧客とのやり取りといった成果を定量的に記載すると、技術に詳しくない担当者にも伝わります。顧客との打ち合わせに同席した経験や、要件を取りまとめた経験があれば、営業職に近い実績として前面に出します。
技術用語は、読み手が分かる言葉に置き換える工夫も必要です。「顧客の業務を効率化するシステムを、5名のチームで半年かけて導入した」のように書くと、営業職の採用担当者にも伝わります。
SEの業務のなかで、顧客との打ち合わせや見積もり作成、提案資料づくりに関わった場面を3つ書き出してみてください。営業職の経験がなくても、これらは「営業に近い実務経験」として職務経歴書に書ける材料になります。
営業とSEの転職で変わる年収の目安


職種別の平均年収の比較
営業とSEの転職を考えるとき、年収がどう変わるかは気になる点です。dodaの職種別平均年収ランキング(2024年9月から2025年8月末までにdodaへ登録した20歳から65歳の正社員が対象)から、関連する職種を抜き出しました。
| 職種区分 | 平均年収 | 補足 |
|---|---|---|
| 営業系(全体) | 476万円 | 男性510万円、女性411万円 |
| 技術系(IT・通信)(全体) | 469万円 | 男性491万円、女性419万円 |
| SE/プログラマ | 435万円 | 技術系(IT・通信)の一職種 |
| ITコンサルタント | 601万円 | 技術系(IT・通信)の一職種 |
| プリセールス | 642万円 | 技術系(IT・通信)の一職種 |
| プロジェクトマネジャー | 707万円 | 技術系(IT・通信)の一職種 |
営業系全体の平均476万円に対し、SE/プログラマの平均は435万円で、平均値の比較ではSEのほうが低く出ています。ただし、これは職種全体の平均です。同じ技術系(IT・通信)でも、プリセールスは642万円、プロジェクトマネジャーは707万円と、職種によって大きな差があります。
「営業とSEのどちらが稼げるか」という二択より、「SEのなかでどの職種を目指すか」「営業のなかでどの領域に進むか」のほうが年収を左右します。



年収の話では、平均値を見て一喜一憂する方が多いです。ただ、平均は職種全体をならした数字にすぎません。自分が目指す職種と経験年数に近い数字を探して、現実的な目安にしてください。
転職直後に年収が下がるケースの考え方
営業からSEへの未経験転職では、入社時の年収が下がる場合があります。上の表でも、営業系全体とSE/プログラマの平均値には差があり、未経験の入社初年度はさらに低い水準から始まるのが一般的です。
ここで大切なのは、年収を転職直後の1年だけで判断しないことです。IT分野は経験年数に応じて役割が広がり、プロジェクトの責任者に近づくほど年収が上がる傾向があります。
転職前に、入社後2〜3年で担当できる役割と、その役割の年収レンジを企業に確認してください。昇給の仕組みが説明できる企業は、人材育成に取り組んでいる可能性が高いといえます。
年代別の年収の傾向
同じdodaの調査では、年代別の平均年収も公表されています。営業系は20代が406万円、30代が528万円、40代が618万円です。
技術系(IT・通信)は、20代が398万円、30代が519万円、40代が649万円となっています。20代と30代では営業系がわずかに上回り、40代では技術系が上回る結果です。
- 20代は営業系406万円、技術系(IT・通信)398万円でほぼ同水準
- 30代は営業系528万円、技術系(IT・通信)519万円で大きな差はなし
- 40代は営業系618万円、技術系(IT・通信)649万円で技術系が上回る
3つの年代に共通するのは、職種の違いより年齢や経験による伸びのほうが大きいことです。若いうちに専門性を身につけると、40代以降の差として表れてくる可能性があります。
転職先を比べるときは、初年度の年収に加えて、入社3年後に任される役割と想定年収もセットで確認してください。初年度の数字だけで判断すると、成長余地の大きい求人を見逃すことがあります。
営業とSEの転職で失敗しやすいパターンと対策


不満から動く転職の落とし穴
営業とSEのどちらの方向でも、現職への不満だけを理由に動くと失敗しやすくなります。営業からSEなら「ノルマから解放されたい」、SEから営業なら「残業の多い開発から離れたい」といった動機が典型です。
どちらの職種にも、固有のきつさがあります。SEは納期前の作業が集中する時期があり、営業は目標数字の責任を負います。不満の解消ではなく、やりたいことの実現を軸に職種を選ぶと、入社後のギャップが小さくなります。
判断に迷ったら、現職の不満を「職種の特性による不満」と「今の会社に固有の不満」に分けてみます。後者であれば、職種を変えなくても同じ職種の別の会社で解消できる可能性があります。



転職の失敗談を聞いていると、能力不足より『確認不足』が原因のケースが目立ちます。研修、配属、評価の3点を面接で聞くだけで、入社後のミスマッチはかなり減らせます。
研修と配属先の確認不足
未経験からSEを目指す場合、研修体制と配属先の確認が欠かせません。IT業界には、自社の開発を行う企業のほかに、エンジニアを顧客企業へ派遣して働く形態の企業もあります。
どちらが良い悪いではなく、働き方と身につくスキルが異なります。研修の期間と内容、配属先の決まり方は、面接で必ず具体的に質問してください。
- 入社後の研修の期間と、研修で扱う内容
- 配属されるプロジェクトの種類と、希望の伝え方
- 配属後に使用する技術と、スキルアップの機会
- 評価制度と、未経験者の昇給事例
質問に具体的に答えられない企業は、育成の仕組みが整っていない可能性があります。曖昧な回答だったときは、その場で結論を出さず、他社と比較する時間を取ってください。
技術か提案力の片方だけを語る面接
面接で、自分の強みを片方だけで語ってしまうのも、典型的な失敗です。営業からSEを目指す人が人柄や対人スキルだけを語ると、技術への意欲が伝わりません。
反対に、SEから営業を目指す人が技術力ばかりを強調すると、営業職として顧客と関係を築けるのかが見えません。どちらの方向でも、今の強みと、新しい職種への適応力をセットで伝える必要があります。
面接の準備では、強みを1つ、補う努力を1つ、具体的なエピソードとともに用意しておきます。たとえば営業からSEなら「ヒアリング力は強みだが、技術は学習中でこの資格まで取得した」という形です。
面接の最後に「入社後1年目の1日の流れを教えてください」と質問してみてください。具体的に答えられる企業は、受け入れ体制が整っている目安になります。質問そのものが、入社意欲の高さのアピールにもなります。
営業とSEの転職に役立つ転職エージェントの選び方


IT特化型と総合型の使い分け
営業とSEの転職では、転職エージェントの併用が効果的です。IT特化型は技術職の求人が豊富で、選考対策も技術職に合わせたものが受けられます。
総合型は、営業職とSE系職種の両方の求人を持つため、「どちらに進むか」を比較しながら相談できます。方向性が固まっていない段階では、総合型で選択肢を広げ、IT特化型で深掘りする使い方が向いています。
総合型の代表例として、リクルートエージェントがあります。求人数が多く、営業職とSE系職種の求人を同時に比較したい方に向いています。
ハイクラス寄りの求人を探す場合は、マスメディアンやマーキャリNEXT CAREERも選択肢に入ります。経験を積んだ後のキャリアアップを視野に入れる方は、確認しておくとよいでしょう。



エージェントは、使い方次第で成果が大きく変わります。自分の希望を最初に明確に伝え、複数社から話を聞いて比べる。この基本を守るだけで、紹介される求人の質が変わってきます。
エージェント担当者に確認したいこと
エージェントの質は、サービス名よりも担当者で決まります。営業とSEの両方の転職事情に詳しい担当者かどうかを、初回の面談で見極めます。
- 営業からSE(またはSEから営業)の転職支援の実績があるか
- 紹介する企業の研修体制や配属の実態を把握しているか
- 志望動機や職務経歴書の添削に具体的な助言があるか
3つの質問に具体例で答えてくれる担当者なら、転職活動の心強い相談相手になります。反対に、求人の紹介を急ぐばかりの担当者には、担当変更を依頼する選択肢もあります。
担当者との相性が悪いときは遠慮なく変更を依頼してください。転職活動は数か月に及ぶため、相談しやすい相手かどうかが成否を分けます。
登録するエージェントは、総合型1社とIT特化型1〜2社の合計2〜3社が管理しやすい数です。多すぎると連絡の対応だけで時間を取られ、肝心の選考対策に手が回らなくなります。
営業とSEの転職のまとめ
営業からSEへの転職は、ヒアリング力と調整力を軸に、20代であれば未経験でも十分に狙えます。学情の調査では、20代の経験者採用で業界・職種経験を問わない企業が7割を超えました。
SEから営業への転職では、技術を理解したうえで顧客と話せる強みが評価されます。プリセールスやセールスエンジニアなど、技術を活かせる営業系の職種から入ると無理がありません。
年収はdodaの調査で、営業系全体が476万円、SE/プログラマが435万円、プリセールスが642万円です。職種名よりも、その職種のなかでどの役割を目指すかが年収を左右します。
IT人材の不足予測も、79万人は高位シナリオの数字で、中位は約45万人、低位でも約16万人の不足です。追い風を前提にしつつも、準備の質で差がつくことを意識してください。
行動の順番は、方向性を決める、学習や職務経歴書の準備を始める、エージェントに相談する、の3つです。迷ったときは、不満の解消ではなく、やりたいことの実現を軸に選んでください。
出典・参考情報
- JILPT(労働政策研究・研修機構)「デジタル化において求められる人材とその養成(日本の現状)」(経済産業省のIT人材需給予測を掲載)
- 株式会社学情「経験者(中途)採用における採用対象」人事担当者アンケート(2023年5月1日発表)
- doda「職種別 平均年収ランキング」
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









