- 30代の転職率は9.0%で、前年より0.6pt上昇している。
- 30代の異業種転職は約4割で、営業経験は幅広い職種に生きる。
- 転職先は営業経験との接点で選ぶと失敗しにくい。
※タブ切り替えできます
| エージェント | 求人数 | 詳細 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント |
公開求人数76万件超 | 業界最大級の求人数。未経験からハイクラスまで幅広く対応する、まず登録したい定番エージェント。 | 無料登録 |
|
マスメディアン |
業界特化求人5,000件超 | 広告・Web・マスコミ業界に特化。業界出身アドバイザーが対応し、年収800万円以上の求人も約4割。 | 無料登録 |
|
ランスタッド |
保有求人数推定2万件超 | 外資系・グローバル企業に強い世界最大級の人材会社。求人の8割が非公開で、年収800万円以上が中心。 | 無料登録 |
| エージェント | 評価 | クチコミ | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント |
特におすすめ |
・とにかく求人の量がすごく、希望条件に近い案件を次々紹介してもらえた。 ・書類添削や面接対策が丁寧で、初めての転職でも安心して進められた。 |
無料登録 |
|
キャリアチケット転職エージェント |
特におすすめ |
・20代向けという安心感があり、将来を見据えたキャリア提案をしてもらえた。 ・面談が丁寧で、IT・コンサルなど成長業界への転職を一緒に考えてくれた。 |
無料登録 |
|
ランスタッド |
おすすめ |
・外資系企業の求人に強く、年収交渉までしっかりサポートしてもらえた。 ・対応のスピードが速く、テンポよくスムーズに選考を進められた。 |
無料登録 |
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起はじめまして。FOCUS AGENTの東田です。30代の営業職の方から転職の相談を受けると、「もう遅いのでは」という不安が必ず出てきます。この記事では、公開されているデータと実務の視点から、遅いかどうかの答えと動き方を整理します。
30代の営業から転職する市場環境と難易度


30代の転職率と市場の動き
30代の営業から転職を考えるとき、最初に知っておきたいのは、30代の転職が珍しくないという事実です。マイナビキャリアリサーチLabの調査では、2025年の年代別の正社員転職率は、20代が12.0%、30代が9.0%、40代が6.8%、50代が3.8%でした。
| 年代 | 転職率(2025年) | 前年からの変化 |
|---|---|---|
| 20代 | 12.0% | 0.4pt減 |
| 30代 | 9.0% | 0.6pt増 |
| 40代 | 6.8% | 0.7pt増 |
| 50代 | 3.8% | 0.3pt増 |
出典 マイナビキャリアリサーチLab「中途採用・転職 動向調査2026年版(2025年実績)」
30代の転職率は9.0%で、前年より0.6pt上昇しています。20代だけが減少に転じ、30代以降は軒並み増えているため、30代の転職は市場の中でも勢いのある層といえます。
営業職の方にとっては、周囲に転職した同年代がいなくても、全体では動く人が増えている点が安心材料になります。
30代の異業種転職の割合
異業種への転職も、30代では珍しくありません。マイナビ転職エージェントが引用する同社の転職動向調査では、30代の異業種転職の割合は男性が45.5%、女性が42.2%でした。30代の約4割強が業種を変えて転職している計算になります。
同じ調査では、30代の異職種転職(職種を変えた転職)は男性33.1%、女性31.4%です。つまり、業種を変える人のほうが職種を変える人より多く、同じ職種のまま業界だけ移る動きが一定数あることが分かります。
- 30代の異業種転職は男性45.5%、女性42.2%
- 30代の異職種転職は男性33.1%、女性31.4%
- 業種を変える人のほうが、職種を変える人より多い
この3点に共通するのは、「営業を辞める」と「業界を変える」は別の選択だということです。転職の自由度を考えるときは、業種と職種を分けて検討すると整理しやすくなります。
営業職は職種を変えない転職が多数派
職種別に見ると、営業職の異職種転職率は20.2%で、同調査が示す6つの職種分類の中で最も低い水準です。企画・経営・管理・事務は38.5%、サービス職は33.4%、コンサルタント・専門職は45.9%でした。
この数字は、営業職は職種を変えずに転職する人が多いことを示唆しています。営業のまま業界や会社を変える転職が主流で、営業から別の職種へ移るのは少数派です。
裏を返せば、営業から別職種に移るには、通常より準備が要るということです。だからこそ、30代の営業から転職する場合は、経験を生かせる接点のある職種から検討するのが現実的です。



「営業は潰しが利かない」と言われがちですが、データでは営業のまま転職する人が多数です。まず営業のまま環境を変える道と、職種を変える道を並べて比べてみてください。
30代前半は成長可能性も評価されるため、未経験職種にも挑戦しやすい時期です。30代後半は即戦力性が重視されるため、営業経験との接点が大きい職種を選ぶほうが通りやすくなります。自分の年齢と経験年数を先に書き出してください。
30代の営業から転職できるおすすめの職種


営業経験を生かしやすい職種
30代の営業から転職する先として、CREX Groupの解説では、ITエンジニア、Webマーケター、人事・採用担当、企画職、コンサルタント、カスタマーサクセス、Webライター・編集者、広報・PR、経理・財務、公務員、施工管理、ドライバーの12職種が挙げられています。
ただし、12職種を並べても選ぶ基準にはなりません。そこで当サイトの視点で、営業経験との接点の大きさを軸に整理しました。接点が大きいほど、未経験でも通りやすい傾向があります。
| 職種 | 営業経験との接点 | 準備の重さ |
|---|---|---|
| カスタマーサクセス | 顧客対応と課題把握をそのまま生かせる | 軽い |
| 企画職(営業企画など) | 現場を知る強みが企画に生きる | 軽い |
| 人事・採用担当 | 人と向き合う力、説得力を生かせる | 中程度 |
| Webマーケター | 数字で成果を追う姿勢が共通する | 中程度 |
| コンサルタント | 課題の整理と提案力が土台になる | 重い |
| ITエンジニア | 接点は小さく、学習が前提になる | 重い |
営業経験との接点は当サイトの整理です。職種の一覧はCREX Groupの解説を参考にしています。
接点が大きい職種ほど準備が軽く、接点が小さい職種ほど学習が要るという関係です。表の上から順に検討すると、無理のない転職先を絞り込めます。
未経験の職種に挑戦するときの考え方
未経験の職種に挑戦する場合は、年収が一時的に下がる可能性を織り込んでおく必要があります。解説記事でも、未経験職種への転職では初年度の年収が下がるケースがあると注意されています。
そこで有効なのは、将来の年収の伸びしろと、入社直後の年収を分けて考えることです。入社時は下がっても、専門性が積み上がる職種なら数年後に取り戻せる可能性があります。
- 入社直後の年収と、3年後の見込みを分けて比べる
- 必要な学習を転職前に始めておく
- 家計の固定費を確認し、年収減に耐えられる範囲を決めておく
この3点を決めておくと、内定後に条件で迷うことが減ります。挑戦そのものより、挑戦に耐えられる土台を先に作ることが成否を分けます。
営業のまま環境を変える選択肢
職種を変えず、営業のまま会社や業界を変える転職も有力な選択肢です。商材、顧客層、評価制度が変わるだけで、働きやすさが大きく変わることがあります。
たとえば、新規開拓が中心の営業から、既存顧客のフォローが中心の営業に移ると、ノルマの圧力や訪問の負担が変わります。インサイドセールスのように、訪問を減らして内勤で商談を進める営業もあります。
営業そのものが嫌なのか、今の会社の営業が合わないのかは、切り分けが必要です。営業が嫌なのではなく、環境が合っていないだけのケースは少なくありません。



転職相談では、「営業をやめたい」と話す方が、実際は今の会社の評価制度や商材に不満があるだけだった、ということは少なくありません。辞める前に、不満の正体を紙に書き出してみてください。
同じ営業企画でも、実態は資料作成中心の会社もあれば、営業の同行が中心の会社もあります。職種名だけで判断せず、1日の仕事の流れと、評価される指標を面接で必ず確認してください。
30代の営業から転職で評価される強みと弱み


数字で語れる営業実績
30代の営業から転職する際、最も評価されやすいのは、成果を数字で語れることです。売上目標の達成率、新規開拓の件数、担当顧客数の変化など、第三者が比べられる形で示します。
ここで気をつけたいのは、数字の大きさより、その成果をどう出したかを説明できるかどうかです。どんな課題に対し、何を変えて、結果がどう動いたかを一続きで話せる人は、異業種でも評価されます。
営業成績が突出していなくても問題ありません。チームへの貢献や、若手の育成、既存顧客の維持率など、数字になる実績は他にも見つかります。
課題解決力と折衝力の見せ方
営業の本質は、顧客の課題を聞き出し、解決策を提案し、社内外を調整して実現することです。この流れは、企画、カスタマーサクセス、コンサルティングなど、多くの職種で通用します。
職務経歴書や面接では、営業という職種名ではなく、営業で身につけた行動に言い換えて伝えるのがコツです。たとえば「新規開拓」は「仮説を立てて顧客を絞り込み、反応を見て改善する力」と言い換えられます。
- 新規開拓は、仮説を立てて検証する力
- 提案は、課題を整理して優先順位をつける力
- 社内調整は、利害の異なる相手をまとめる力
この3つの言い換えは、どの職種に応募する場合でも土台になります。応募先の求人票の言葉に合わせて微調整すると、より伝わりやすくなります。
弱みとして見られやすい点と補い方
30代の営業が弱みとして見られやすいのは、経験が自社の商材や仕組みに限られていて、専門性が外から見えにくい点です。長く同じ会社にいるほど、この傾向は強まります。
補い方は2つあります。1つは、資格や学習で専門性を目に見える形にすることです。もう1つは、自社の外でも通用する成果を、再現性のある形で語ることです。
弱みを隠すより、先に認めて補う姿勢を見せるほうが、面接官の印象は良くなります。「足りない部分は学習中です」と、具体的な行動を添えて伝えてください。



面接では、完璧な人より、自分の弱みを理解して動いている人のほうが評価されます。弱みを聞かれたら、課題とそのために始めた行動をセットで答えられるよう準備しておきましょう。
実績を5件並べるより、1件を課題、行動、結果、学びの順で深く話せるほうが、面接では印象に残ります。一番語りやすい成果を選び、2分で話せるように練習しておきましょう。
30代の営業から転職を成功させる進め方


転職理由と譲れない条件の整理
転職活動の最初の作業は、転職理由と譲れない条件を言葉にすることです。理由が曖昧なまま動くと、応募先がぶれ、面接でも説得力のある話ができません。
転職理由はネガティブなものでも構いません。ただし、そのまま伝えると不満が目立つため、前向きな動機に言い換える作業が欠かせません。
| 本音の転職理由 | 面接での言い換え例 |
|---|---|
| ノルマがきつい | 数字だけでなく、顧客の課題解決に腰を据えて取り組みたい |
| 残業が多い | 効率を高め、専門性を磨く時間を確保したい |
| 評価が不透明 | 成果が明確に評価される環境で力を試したい |
| 将来が不安 | 市場の伸びる領域で長く価値を出したい |
言い換えは当サイトの例です。事実と異なる内容には変えないでください。
言い換えの土台には、必ず事実が必要です。実際に動いた経験や、取り組んだ内容を1つ添えると、前向きな動機として信頼されます。
職務経歴書と志望動機の作り方
職務経歴書は、応募先ごとに書き分けるのが基本です。営業時代の実績の中から、応募先の職種で生かせるものを上に配置し、関係の薄い内容は短くまとめます。
志望動機では、なぜその職種なのか、なぜ営業ではだめなのかの2点を、過去の経験から一本の筋でつなげます。思いつきに見えると、面接で深掘りされた際に崩れます。
営業から別の職種に移る場合は、その職種に近い経験を先に作っておくと強くなります。社内で企画の仕事を手伝う、独学で資格を取るなど、小さな行動で十分です。
在職中の活動と転職エージェントの使い方
30代の転職活動は、在職中に進めるのが基本です。収入が途切れない状態で動けば、焦って条件を妥協することが減ります。活動期間は人によって異なりますが、数か月から半年ほどかかることもあると見ておくと安心です。
転職エージェントは、営業から別職種への転職では特に心強い存在です。求人の紹介だけでなく、職務経歴書の添削や、企業ごとの面接対策も受けられます。
- 総合型と特化型を2〜3社併用する
- 希望条件の優先順位を最初に伝える
- 紹介された求人は、仕事内容を自分で確認する
エージェントは使い方次第で成果が変わります。担当者に任せきりにせず、自分でも情報を集める姿勢が大切です。



どのエージェントが合うか分からない方は、この記事内の診断クイズも試してみてください。自分の優先順位が整理されると、相談の質も上がります。
在職中に活動する場合、退職の意思は内定を受け、条件を確認してから伝えるのが基本です。早く伝えすぎると、引き止めや人間関係の悪化につながる場合があります。就業規則の退職申告期限も事前に確認しておきましょう。
30代の営業から転職で失敗しやすいパターンと対策


勢いで退職してしまう失敗
30代の営業から転職する際に最も多い失敗は、次の職場を決める前に勢いで退職してしまうことです。ノルマや人間関係で追い込まれていると、早く抜け出したい気持ちが先に立ちます。
ところが、収入が途切れると、焦りから条件を妥協して決めてしまうことになりがちです。結果として、前職と同じ悩みを抱えた職場に入る例も珍しくありません。
つらい状況でも、在職したまま情報収集と応募を進めるのが安全です。どうしても休養が必要な場合は、生活費の見通しを立ててから判断してください。
年収と評価制度の確認不足
もう1つの失敗は、年収や評価制度を十分に確認せずに入社してしまうことです。営業は成果給の比重が高い会社も多く、固定給と変動給の内訳で実際の年収が大きく変わります。
未経験職種に移る場合は、年収が下がる可能性があるため、特に注意が必要です。提示年収の内訳と、昇給の仕組みは、内定前に必ず確認してください。
- 固定給と賞与の内訳
- 昇給や昇格の基準
- 残業代や手当の扱い
この3点は、入社後に変えにくい条件です。聞きにくいと感じても、内定後の条件面談や、エージェント経由で確認できます。
入社後の仕事内容のずれ
仕事内容のずれも、失敗の典型です。募集職種の名前から想像した業務と、実際の業務が異なり、入社後に戸惑うことがあります。
ずれを防ぐには、面接で1日の流れと、入社後半年の期待される役割を具体的に聞くことです。可能であれば、現場の社員と話す機会を依頼してください。
質問に対して曖昧な答えしか返ってこない場合は、慎重に検討する材料になります。納得できるまで確認する姿勢は、評価を下げるどころか、入社意欲の表れとして受け取られます。



入社後に「思っていたのと違った」と感じる原因の多くは、確認不足です。聞きづらいことほど、遠慮せずに聞いてください。誠実な会社ほど、きちんと答えてくれます。
口頭で聞いた年収や役割は、後から食い違うことがあります。内定後は労働条件通知書の内容を読み込み、不明点があれば入社承諾前に質問しましょう。
30代の営業から転職に関するよくある質問
30代の営業から未経験職種に転職できますか
できます。ただし、営業経験との接点が大きい職種のほうが通りやすい傾向です。30代の異業種転職は約4割強、異職種転職は約3割と、変えること自体は珍しくありません。
年齢が上がるほど即戦力性が問われるため、独学や資格で準備した姿勢を示すと説得力が増します。まずは接点の大きい職種から検討してください。
30代前半と後半で転職の難しさは変わりますか
一般的に、30代後半は即戦力性が重視されるため、30代前半より未経験職種への転職は難しくなる傾向があります。30代前半は、これまでの経験に加えて、成長への期待も評価されやすい時期です。
ただし、年齢だけで決まるわけではありません。経験との接点や学習姿勢で、後半でも十分に道は開けます。
転職活動はどれくらいの期間を見ておくべきですか
個人差はありますが、数か月から半年ほどを目安にすると安心です。未経験職種への挑戦や、学習が必要な場合は、さらに長くなることもあります。
在職中に進めれば、期間が延びても生活への影響を抑えられます。焦らず、複数の選択肢を比べながら進めてください。
面接や相談で聞きたいことを、前日までに5つ書き出しておくと、本番で聞き忘れが減ります。仕事内容、評価制度、1日の流れの3つは必ず入れましょう。
30代の営業から転職に関するまとめ
30代の営業から転職するのは、遅くありません。30代の転職率は9.0%と前年より上昇し、30代の約4割強が業種を変えて転職しています。
営業職は職種を変えない転職が多い一方、カスタマーサクセスや企画職など、営業経験との接点が大きい職種なら、未経験でも通りやすくなります。まずは、営業のまま環境を変える道と、職種を変える道を並べて比べてください。
成功の鍵は、転職理由と強みを整理し、在職中に準備を進めることです。年収や評価制度は内定前に確認し、勢いで退職しないことが、後悔を避ける近道です。
進め方に迷う場合は、転職エージェントに相談して、客観的な意見を聞くのも有効です。この記事の診断クイズも、自分に合うエージェントを探す手がかりにしてください。
出典・参考情報
- マイナビキャリアリサーチLab「中途採用・転職 動向調査2026年版(2025年実績)」
- マイナビ転職エージェント「異業種転職は難しい?近年の動向や年代別の特徴、成功のポイントを解説」
- CREX Group「30代で営業から転職できる仕事12選」
関連記事:転職エージェントはやめとけ?「見捨てられる」その評判、デメリットと裏側をプロが徹底解剖!
関連記事:【暴露】転職サイトおすすめ完全ガイド|<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
関連記事:【暴露】転職エージェントおすすめ完全ガイド<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









