DNP(大日本印刷)の平均年収は861万円です(2026年3月期 有価証券報告書)。平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は20.7年となっています。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。DNPの水準は正社員平均の約1.6倍にあたります。
ただし861万円はあくまで全社平均です。役職なしの若手と課長以上とでは、同じ会社でも数百万円の開きがあり、職種や年代によって実態は大きく変わります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、年代別・職種別の実態、TOPPANなど同業他社との比較、年収を上げる方法を整理します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起DNPは印刷会社というイメージが強いですが、いまはエレクトロニクスやパッケージ、DX関連まで事業が広がっています。年収も事業部や職種で見え方が変わるので、全社平均だけで判断しないでくださいね。
DNPの平均年収は861万円|有価証券報告書の最新データ


DNPの直近の平均年収は861万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢44.8歳、平均勤続年数20.7年、従業員8,911名)。経年の数字は IR BANK 大日本印刷 平均年収の推移 にまとまっています。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。グループ会社の社員は含まれず、DNP本体で雇用されている社員の数字だと考えるとずれが少なくなります。
まず5年分の推移から、この861万円がどの位置にある数字なのかを確認します。
直近5年の平均年収推移
DNPの平均年収は、2021年3月期の766万円から2026年3月期の861万円まで、5年間で95万円増えています。2014年3月期の677万円と比べると、12年で184万円の上昇です。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 767万円 | 43.2歳 | 10,082名 |
| 2023年3月期 | 796万円 | 43.8歳 | 10,107名 |
| 2024年3月期 | 804万円 | 44.2歳 | 9,589名 |
| 2025年3月期 | 829万円 | 44.6歳 | 9,785名 |
| 2026年3月期 | 861万円 | 44.8歳 | 8,911名 |
出典は IR BANK 大日本印刷 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
注目したいのは、5年連続で一度も下がっていない点です。毎年わずかずつでも積み上がる右肩上がりで、業績に左右されて年ごとに増減が激しい会社とは対照的な動きをしています。
平均年収が前年から31万円上がった背景
2026年3月期は前期から約31万円の増加でした(IR BANK 大日本印刷 平均年収の推移)。上げ幅は直近5年で最も大きい水準です。
同じ期に従業員数は9,785名から8,911名へ874名減っています。対象の人数が減るなかで平均が上がったため、平均年齢が44.6歳から44.8歳へ上がり、勤続年数の長い社員の比率が高まった影響も含まれると考えられます。
なお従業員数の減少理由は有価証券報告書の数字だけでは断定できません。平均年収の上昇が、全員の給与が一律に上がった結果とは限らない点は押さえておく必要があります。
DNPの企業情報と事業の特徴


DNPの正式名称は大日本印刷株式会社です。東証プライム市場に上場する総合印刷会社で、国内の印刷業界ではTOPPANと並ぶ2強の一角とされています。
公式サイトでは、エレクトロニクス、パッケージ・素材、マーケティング・販促、認証・セキュリティ、DXソリューションなどを事業領域として掲げています。印刷で培った技術を軸に、BtoBの幅広い分野へ展開しているのが特徴です。
この事業構造が年収に与える影響は2点あります。複数の事業が収益を分け合うため業績が安定しやすい一方で、事業部ごとに利益率が異なり、配属先によって昇進のスピードや働き方が変わりやすくなります。
有価証券報告書の861万円はDNP単体の従業員が対象です。グループ会社の社員は別の給与体系で、水準も異なります。求人票の年収を見るときは、募集しているのがDNP本体なのかグループ会社なのかを先に確認しておくと、比較を誤りません。
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DNPの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳は記載されません。そのため年代別の数字は、口コミや外部サイトが公表している目安をもとに整理した推計値になります。
migi-nanameue の大日本印刷の年収ガイドによると、25歳時点で450万円から500万円、45歳で1,000万円以上(評価次第)に達する段階的な昇給構造とされています。年齢とともに着実に積み上がる年功型の傾向です。
20代・30代の年収
20代の年収は450万円から500万円程度が目安です。新卒の初任給は、2025年入社で学部卒が月給272,000円、修士了が月給292,000円とされています(talentsquare DNPの年収解説)。
国内の同年代の平均給与が400万円前後であることを踏まえると、入社数年の時点で既に平均を上回る水準です。
30代に入ると、役職の有無で差が出始めます。役職なしの層の年収は、入社1年目から10年目までで450万円から650万円のレンジとされており(migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド)、同じ30代でも最大で200万円近い幅があります。
一方で口コミには、昇給は年1回で20代のあいだは年次に応じて上がっていくという声があります(インターンシップガイド 大日本印刷の年収)。優秀な社員は30代で役職に就くケースもあるとされます。
40代・50代の年収
40代は課長への昇進が分かれ目です。課長級の年収は800万円から1,100万円の範囲で示されることが多く、全社平均861万円は課長クラスに到達した層が押し上げていると読み取れます。
平均年齢が44.8歳、平均勤続年数が20.7年と長いことも効いています。新卒で入社して長く勤める社員が積み上げた昇給が、平均値の水準を支えています。
中途入社の場合は、前職の年収と経験に応じて入社時の水準が決まるため、同年代の生え抜き社員の目安と一致するとは限りません。
額面年収と手取りの差
ここまでに挙げた数字はすべて額面です。実際に口座に入る金額は、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの手取りになります。
目安として、年収600万円なら手取りは460万円から480万円程度、年収900万円なら手取りは660万円から690万円程度です。861万円の場合は、その中間より900万円に近い水準と考えてください。
額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。DNPは賞与が年2回支給される給与体系のため、月々の手取りと賞与月の手取りの差も意識しておくと家計管理がしやすくなります。
年代別の数字は外部サイトによる推計で、個人の実額とは幅があります。転職で年収を比較するときは、この目安を入口として使い、オファー面談で基本給、賞与、みなし残業の有無の内訳まで確認してください。額面が同じでも手取りと働き方は変わります。
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DNPの職種別・役職別の年収の違い


DNPの年収は、職種よりも役職で差がつきやすい構造です。役職なしの層と部長級とでは、同じ会社でも500万円以上の開きが生じることが外部の集計から読み取れます。
新卒の採用区分は、営業・企画・コーポレートスタッフなどの事務系総合職、研究開発やシステム開発などの技術系総合職、クリエイターのデザイン系総合職に分かれます。
まず役職別のレンジを、2つの外部サイトの目安で並べます。
| 役職 | migi-nanameueの目安 | talentsquareの目安 |
|---|---|---|
| 役職なし(入社1〜10年目) | 450〜650万円 | 400〜550万円 |
| 上級職(10〜15年目前後) | 700〜850万円 | 550〜750万円 |
| 課長(15年目以降) | 900〜1,100万円 | 800〜950万円 |
| 部長 | 1,200万円以上 | 1,100〜1,200万円 |
出典は migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド と talentsquare DNPの年収解説です。2サイトで数字に差がありますが、役職が上がるごとに段階的に年収が上がる点は共通しています。
事務系・営業職の年収傾向
営業職の年収は、勤続3年から5年で470万円程度、10年から15年で700万円程度という口コミの集計があります(インターンシップガイド 大日本印刷の年収、2022年3月期時点の情報)。
20年以上の勤続でも営業職の集計値は700万円前後にとどまっており、役職に就けるかどうかで頭打ちになる層が出ることを示唆しています。全社平均861万円を押し上げているのは、課長以上の層です。
企画やコーポレートスタッフも同じ総合職の給与テーブルが適用されるため、年収の伸び方は役職との関係で決まります。
技術系・開発職の年収傾向
システム開発職は、勤続15年から20年で900万円という口コミ集計があります(インターンシップガイド 大日本印刷の年収)。営業職の同年代より高い水準です。
研究開発や製品開発の職種は、電子部品や機能性フィルムなどのエレクトロニクス分野が収益の柱になっていることから、事業の稼ぐ力が処遇に反映されやすい分野とされています。
一方で工場のオペレーター職は、勤続5年から10年で350万円程度という集計があります。同じ会社でも、職種によって年収水準が大きく異なります。
賞与とみなし残業の仕組み
DNPの給与は、基本給、残業代、賞与(年2回)で構成されます(talentsquare DNPの年収解説)。賞与は基本給の5か月から6か月分とされ、業界でも高い水準だといわれています(migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド)。
注意したいのは、上級職に昇進するとみなし残業制度が適用される点です。残業代が固定になるため、昇進しても月々の手取りの増え方が額面ほど大きくならないことがあります。
平均残業時間は月11.8時間、有給取得率は62.4%、自己都合の離職率は1.40%と公表されています(talentsquare DNPの年収解説)。
上級職でみなし残業が適用されると、残業代が固定化されて基本給や賞与の比率が相対的に変わります。昇進時や転職時のオファーでは、額面の総額だけでなく、固定残業代に何時間分が含まれるかも確認してください。
20代・第二新卒向けの求人が中心で、未経験OKの求人が76%以上を占めます。定着率は94.6%です。



DNPの年収は、役職の階段を上るにつれて段階的に上がっていく設計です。自分が今どの層にいて、次の昇進でどこまで上がるのかを把握しておくと、社内に残るか転職するかの判断がしやすくなりますよ。
DNPの年収を印刷大手3社と比較
DNPと同じ印刷・パッケージ領域で事業を展開する会社と並べると、立ち位置がはっきりします。国内の印刷業界ではDNPとTOPPANが2強とされています。
ここではTOPPANホールディングス、共同印刷、NISSHAの3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|
| DNP | 861万円 | 44.8歳 | 20.7年 | 2026年3月期 |
| TOPPANホールディングス | 868万円 | 42.8歳 | 15.9年 | 2026年3月期 |
| NISSHA | 741万円 | 42.6歳 | 15.7年 | 2025年12月期 |
| 共同印刷 | 671万円 | 45.6歳 | 16.3年 | 2026年3月期 |
出典は IR BANK 大日本印刷、IR BANK TOPPAN HD、IR BANK NISSHA、IR BANK 共同印刷 の平均年収ページです。DNPは4社中2位で、首位のTOPPANホールディングスとの差は7万円、最下位の共同印刷とは190万円の差があります。
TOPPANホールディングスの年収


TOPPANホールディングスの平均年収は868万円です(2026年3月期、平均年齢42.8歳)。DNPの861万円を7万円上回り、直近でDNPを逆転しています。
伸び方に違いがあります。TOPPANは2023年3月期の706万円から3年で162万円増えており、DNPの同期間の伸び65万円を大きく上回るペースです(IR BANK TOPPAN HD)。
ただしTOPPANホールディングスは持株会社体制に移行しており、有価証券報告書の対象は持株会社単体の従業員1,430名です。事業会社の社員を含む実態とは対象が異なるため、DNPとの単純比較には注意が必要です。
共同印刷の年収


共同印刷の平均年収は671万円です(2026年3月期、平均年齢45.6歳、平均勤続年数16.3年)。DNPとの差は190万円です。
共同印刷は出版印刷や軟包装を主力とする中堅の印刷会社です。平均年齢はDNPより高いにもかかわらず年収が低いことから、事業規模と収益力の差が、そのまま給与水準の差になっていると読み取れます(IR BANK 共同印刷)。
一方で伸びは堅調で、2023年3月期の582万円から3年で89万円増えています。
NISSHAの年収


NISSHAの平均年収は741万円です(2025年12月期、平均年齢42.6歳、平均勤続年数15.7年)。決算期が12月のため、他の3社より3か月早い時点の数字です。
NISSHAは印刷技術を応用した産業資材やメディカルテクノロジーなどを手がけています。DNPとの差は120万円で、4社の中では中位に位置します(IR BANK NISSHA)。
2020年12月期に628万円まで下がったあと、2025年12月期の741万円まで回復しており、事業ポートフォリオの変化に伴う年収の波がある会社です。DNPのように5年連続で上昇している会社とは違う動きをしています。
平均年収だけを並べると、年齢構成の違いが隠れてしまいます。DNPは平均勤続年数が20.7年と3社より長く、長期勤続者の積み上げが平均を押し上げています。若手や中途入社の年収を比べるなら、勤続年数の近い層で比較してください。
20代の第二新卒・既卒向けで、入社3か月後の定着率は96%と高水準です。
DNPの年収に関する口コミ・評判


口コミでは、DNPの年収は印刷業界の中でも高い水準だと評価されています。2022年3月期時点で、DNPの767.6万円に対して印刷業界の平均は537万円とされ、業界平均を200万円以上上回るという整理です(インターンシップガイド 大日本印刷の年収)。
有価証券報告書の数字と、働く人の実感にはずれがあります。そのずれの理由と、働き方に関する声を整理します。
有価証券報告書と口コミのずれ
有価証券報告書の861万円は、平均年齢44.8歳、勤続年数20.7年の社員が対象です。口コミサイトの回答者は20代から30代が中心で、平均年齢が低くなるため、口コミ上の平均年収は有価証券報告書より低く出るのが一般的です。
このため、若手や中堅の人が861万円を自分の目安にすると、実態との差に戸惑うことになります。自分の年代と役職に近い層の数字で見積もる必要があります。
逆に、40代で課長以上に到達した層は、全社平均を上回る水準に届きます。
年功序列の昇給と働き方
昇給は年1回で、年功序列が基本という声が目立ちます。成果主義で年収が大きく上下する会社と比べると、安定しているぶん、短期間で大きく跳ね上がる場面は少ないとされています。
平均残業時間は月11.8時間、有給取得率は62.4%と公表されており、年収の高さに対して残業時間が少ない点も評価されています(talentsquare DNPの年収解説)。自己都合の離職率が1.40%と低いことも、待遇への満足度の高さを示す材料です。
一方で、年功型の給与体系は、若手のうちは同期との年収差がつきにくいという側面もあります。成果を早く年収に反映させたい人には物足りなく感じられる可能性があります。
口コミサイトの年収は、回答者の年代と職種によって大きく変わります。数字を見るときは、回答者の平均年齢と職種の内訳を確認し、自分と近い条件の層の数字だけを参考にしてください。
世界的な人材サービス会社で、外資系・グローバル企業の求人に強みがあります。



年功型の会社は、長く勤めるほど有利になる設計です。逆に言えば、数年で結果を出して年収を上げたい人は、評価制度が違う会社と比べてから決めると後悔しにくくなりますよ。
DNPで年収を上げる方法


DNPで年収を上げる道は3つあります。社内で役職を上げる、成長分野の職種へ移る、外部へ転職するという選択です。
順番として現実的なのは社内での昇進です。年功型の昇給は着実ですが、年収の水準を大きく変えるのは役職の壁を越えたときだからです。
社内での昇進と役職の引き上げ
役職なしの上限が650万円前後であるのに対し、課長に上がると800万円から1,100万円のレンジに入ります(migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド)。課長への昇進が年収の最大の分岐点です。
昇進の条件は、担当領域で数字に表れる実績を積むことです。営業であれば担当顧客の売上や新規開拓、技術系であれば開発の成果や特許が材料になります。
優秀な社員は30代で役職に就く例もあるため、年次だけで待つのではなく、早い段階から昇進を意識した実績づくりが有効です。
成長分野の職種・事業への異動
DNPはエレクトロニクスやDX関連など、成長が見込まれる分野にも事業を広げています。収益を生む事業に近い部署ほど、処遇に反映されやすいと考えられます。
社内公募や異動の機会があれば、専門性を備えたうえで手を挙げる価値があります。システム開発職の勤続15年から20年で900万円という水準は、技術系の専門性が評価されている例です。
転職によるキャリアアップ
社内での昇進が見通せない場合、転職が選択肢になります。同じ印刷業界ではTOPPANホールディングスが868万円と、DNPと同水準かわずかに上回ります。
ただし全社平均の差がそのまま提示年収に反映されるとは限りません。現実的な比較は、同職種・同年代同士で行う必要があります。
印刷会社で培った営業力や品質管理、開発の経験は、パッケージ、電子部品、情報セキュリティなど周辺業界でも評価されます。経験を持ち込める転職先を選ぶほうが、年収の維持と上積みの両方を狙えます。
提示年収の相場を知るには、同じ領域の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇進ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。
既に社会人として働いている若手向けの転職支援サービスです。



DNPのような年功型の会社にいると、自分の市場価値が見えにくくなります。転職する気がなくても、一度外の相場を確かめておくと、社内での昇進や異動の交渉にも自信を持てますよ。
DNPの年収に関するよくある質問
DNPの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
DNPの初任給はいくらですか
2025年入社の初任給は、学部卒が月給272,000円、修士了が月給292,000円とされています(talentsquare DNPの年収解説)。事務系、技術系、デザイン系の総合職で共通の水準です。
2024年入社時点では学部卒252,000円、修士了272,000円と紹介されており(migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド)、直近で引き上げられています。
募集要項は年度ごとに更新されるため、最新の金額はDNPの採用情報で確認してください。
DNPの賞与は年に何回ですか
賞与は年2回支給されます(talentsquare DNPの年収解説)。外部の解説では、基本給の5か月から6か月分とされ、業界でも高い水準と紹介されています(migi-nanameue 大日本印刷の年収ガイド)。
ただし賞与は業績や評価によって変動するため、個人の支給額は一律ではありません。
上級職に昇進するとみなし残業が適用される点も、年収の内訳を考えるうえで押さえておきたい要素です。
DNPの平均年収は今後も上がりますか
直近は2021年3月期の766万円から2026年3月期の861万円まで、5年連続で上昇しています(IR BANK 大日本印刷 平均年収の推移)。
今後の見通しは業績や社員構成の変化に左右されるため断定できません。ただし、年功型の給与体系で平均年齢と勤続年数が上がる傾向にあり、構造的には平均値が下がりにくい設計です。
次回の数字は、2027年3月期の有価証券報告書が提出される2027年6月ごろに確認できます。
DNPの決算期は3月で、有価証券報告書は毎年6月ごろに提出されます。転職活動中に年収を確認するなら、IR情報の有価証券報告書で最新版を見るのが最も確実です。転職サイトの数字は更新が遅れていることがあります。
フリーター・既卒・未経験者向けで、未経験OKの求人が約8割を占めます。
まとめ
DNPの平均年収は861万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢44.8歳、平均勤続年数20.7年)。国内の正社員平均545万円の約1.6倍にあたります。
ただし全社平均と個別の実態には差があります。役職なしは450万円から650万円、課長は800万円から1,100万円、部長は1,100万円以上というレンジが外部の集計で示されており、役職による差が最も大きくなっています。
印刷大手で並べると、TOPPANホールディングス868万円、NISSHA741万円、共同印刷671万円です。DNPは4社中2位で、直近ではTOPPANホールディングスに逆転されています。
年収を上げる道は、社内での昇進、成長分野への異動、外部への転職の3つです。年功型で着実に上がる反面、役職の壁を越えたときに大きく伸びる設計のため、課長への昇進が最大の分岐点になります。
転職を検討する場合は、全社平均ではなく同職種・同年代同士で比較してください。在籍中に市場価値を確かめておけば、社内に残る場合も外に出る場合も、納得して判断できます。
出典・参考情報
本文中で言及したデータの出典を以下にまとめます。









