日鉄物産の平均年収は992万円です(2023年3月期 有価証券報告書、平均年齢44.0歳、平均勤続年数15.8年)。
ただしこの数字は、同社が株式上場を廃止する直前に開示された最後の有価証券報告書の値です。日鉄物産は2023年に日本製鉄によるTOBが成立し、同年6月21日付で東京証券取引所の上場を廃止しています(日本取引所グループ 上場廃止に関する決定)。
上場廃止後は有価証券報告書による毎年の開示がなくなったため、現在の年収を知る手がかりは口コミサイトや就職情報サイトの公表値に限られます。この記事では最後の公式数字を起点に、口コミベースの実感値や総合職の年収公表データまで突き合わせ、年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を整理します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起日鉄物産は2023年に日本製鉄の完全子会社になり上場廃止しているので、有報の数字が一番新しいとは限りません。公表されている複数の数字を並べて、どの層に近いかで判断するのがおすすめですよ。
日鉄物産の平均年収は992万円|上場廃止前の最後の有報データ


日鉄物産が最後に提出した有価証券報告書(2023年3月期)には、平均年間給与992万円、平均年齢44.0歳、平均勤続年数15.8年、従業員数1,294名と記載されています(IR BANK 日鉄物産 平均年収の推移)。専門商社の中でも高水準の数字です。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。日鉄物産の水準はその約1.8倍にあたります。
この992万円を鵜呑みにする前に押さえておきたいのが、開示自体がすでに止まっている点です。まず直近5年の推移と、上場廃止に至った経緯を確認します。
直近5年の平均年収推移
日鉄物産の平均年収は、2019年3月期から2023年3月期までの5年間で164万円増えています。特に最後の1年の伸びが大きく、前年から161万円の増加でした。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2019年3月期 | 828万円 | 42.6歳 | 1,708名 |
| 2020年3月期 | 833万円 | 43.1歳 | 1,861名 |
| 2021年3月期 | 817万円 | 43.1歳 | 1,840名 |
| 2022年3月期 | 830万円 | 43.4歳 | 1,327名 |
| 2023年3月期 | 992万円 | 44.0歳 | 1,294名 |
出典はIR BANK 日鉄物産 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
注目したいのは従業員数の動きです。2021年3月期の1,840名から2年で546名減り、同じ期間に平均年収が161万円跳ね上がっています。連結子会社への事業移管などで単体の従業員数が絞られ、残った社員の平均年収が押し上げられた可能性が考えられます。
日鉄物産の企業情報と日本製鉄完全子会社化の経緯


日鉄物産は1977年設立、東京都中央区日本橋に本社を置く専門商社です。鉄鋼、産機・インフラ、食糧、繊維の4つを事業の柱とし、日本製鉄グループの中核商社に位置づけられています(日鉄物産 会社概要)。
2026年3月31日時点の従業員数は単体1,508名、連結6,012名です。有報が最後に開示された2023年3月期の1,294名から、単体だけでも200名以上増えています。
日本製鉄は2022年12月、持分法適用関連会社だった日鉄物産を公開買い付け(TOB)で連結子会社化すると発表しました。2023年4月にTOBが成立して連結子会社となり、同年6月21日付で東証の上場が廃止されています(日本取引所グループ 上場廃止に関する決定)。
上場廃止後は有価証券報告書の提出義務がなくなるため、2023年3月期の992万円が外部から確認できる最後の公式な平均年収になっています。これ以降の年収動向は、口コミサイトや就職情報サイトの公表値から推測するほかありません。
日鉄物産のように上場廃止で有報が止まった企業は、1つの数字だけで判断すると実態とずれます。口コミサイトの平均、就職情報サイトが公表する職種別平均、求人票の提示額を並べて、自分の年齢や職種に近いものを基準にしてください。
日鉄物産の年代別・年収推移


日鉄物産は有価証券報告書に年代別の内訳を記載していません。そのため年代別の数字は、口コミサイトの回答や同業他社の年功カーブから組み立てた目安として読んでください。
社員の口コミでは「10年目までは同期で差がつかず、主任級への昇格で年収が1,000万円弱まで一気に上がる」という傾向が語られています。課長級で約1,100万円、部長級で1,200万〜1,400万円程度という声もあります。
20代・30代の年収
20代の年収は500万円台からスタートし、同期入社の間での差はまだ小さいとされます。日鉄物産は2024年に総合職の初任給を月給26万円から30万円へ引き上げており、入社直後の水準そのものが上がっています。
30代に入ると評価による差が広がり始めます。主任・係長級への昇格タイミングで年収が段階的に跳ね上がる給与体系のため、30代後半には700万円台から900万円台まで個人差が大きくなるという口コミが見られます。
40代・50代の年収
40代以降は管理職に昇格できるかどうかが分岐点です。課長級でおよそ1,100万円、部長級で1,200万〜1,400万円程度という口コミがあり、全社平均の992万円を上回る層に入ります。
一方で管理職に上がらないまま50代を迎えた場合は、900万円台で頭打ちになりやすいという見方もあります。年功で緩やかに増える部分は限定的で、昇格イベントが年収を動かす主因になっている点は、同業の専門商社に共通する傾向です。
額面年収と手取りの差
ここまでの数字はすべて額面です。実際に口座へ入る手取りは、社会保険料と所得税・住民税が差し引かれたあとの金額になります。
目安として、年収700万円なら手取りは530万円から550万円程度、年収992万円なら手取りは700万円から720万円程度です。額面が上がるほど税率も上がるため、手取りの伸びは額面の伸びよりゆるやかになります。
年収が段階的に動く給与体系では、入社年次よりも何年目で主任級・課長級に上がれるかが重要です。選考や面談では、直近の昇格実績や評価基準を具体的に聞いておくと、将来の年収カーブを見積もりやすくなります。
日鉄物産の職種別・役職別の年収の違い


日鉄物産の給与体系は、役職なし、主事(主任クラス)、参事(係長クラス)、課長、部長という職群で構成されています。役職が上がるタイミングで年収が段階的に動く設計です。
就職情報サイトのmynaviでは、総合職の平均年収として1,235万円という数字が公表されています(マイナビ 日鉄物産 募集要項)。これは有報の全社平均992万円や口コミ集計の数字より高く、総合職に絞った集計であることが影響していると考えられます。
同じページには、月平均所定外労働時間26.2時間、平均有給休暇取得日数13.5日という実績も記載されています。残業時間を踏まえると、月12万円程度の残業代が年収に上乗せされている計算になります。
役職なし・主事クラスの年収傾向
役職なしの期間(入社1〜8年目が目安)は400万円台から650万円程度とされます。賞与は年2回、基本給の4〜5か月分が支給される水準で、この期間はまだ同期との差が小さいという口コミが目立ちます。
主事クラスに上がると650万円から900万円程度まで幅が広がります。評価によって昇格スピードが変わるため、同じ年次でも年収に差がつき始める段階です。
参事・管理職クラスの年収傾向
参事クラスになると1,000万円から1,200万円程度という口コミがあります。ここが全社平均992万円を超えてくる分岐点です。
課長級は1,200万円前後、部長級は1,200万円から1,500万円程度とされています。管理職に上がれるかどうかで、生涯年収に数百万円単位の差が生まれる給与構造です。
就職サイトが示す総合職平均は、一般職や契約社員を含まない集計であることが多く、全社平均より高めに出やすい数字です。求人票の年収例を見るときは、どの範囲の社員を対象にした数字かを先に確認してください。



1,235万円という数字だけを見て応募すると、実際のオファー額とのギャップに驚くかもしれません。総合職の中でも役職別に幅があることを前提に、面談で想定レンジを確認しておきましょう。
日鉄物産の年収を専門商社3社と比較
日鉄物産は非上場になったため、同業他社と並べて比較する価値が高まっています。ここでは有価証券報告書を提出している上場企業2社(阪和興業、岡谷鋼機)と、同じ鉄鋼系専門商社のメタルワンを比較します。
阪和興業と岡谷鋼機は現役の上場企業のため、最新の有報データで確認できます。メタルワンは三菱商事・伊藤忠商事系の合弁会社で非上場のため、口コミサイトの集計値を参考値として扱います。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | データ時点 |
|---|---|---|---|---|
| 日鉄物産 | 992万円 | 44.0歳 | 1,294名 | 2023年3月期(最終開示) |
| 阪和興業 | 997万円 | 37.4歳 | 1,820名 | 2026年3月期 |
| メタルワン | 932万円 | 非公開 | 非公開 | 口コミ集計 |
| 岡谷鋼機 | 922万円 | 38.8歳 | 773名 | 2026年2月期 |
出典はIR BANK 日鉄物産 平均年収の推移、IR BANK 阪和興業、IR BANK 岡谷鋼機です。日鉄物産の992万円は4社の中で最も高い水準にありますが、データ時点が3年以上前である点に注意してください。
阪和興業の年収


阪和興業の平均年収は997万円です(2026年3月期、平均年齢37.4歳、平均勤続年数11.3年、従業員1,820名)。日鉄物産の最終開示値992万円とほぼ並ぶ水準にあります。
注目したいのは平均年齢の若さです。阪和興業は37.4歳で日鉄物産の44.0歳より6歳以上若く、若い社員構成でこの年収水準に達している点は積極採用と事業拡大の表れと見られます(IR BANK 阪和興業)。
阪和興業は鉄鋼に加えてプライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギーまで幅広く扱う総合型の専門商社です。連結子会社107社という規模も、日鉄物産との事業構造の違いを示しています。
メタルワンの年収


メタルワンの平均年収は口コミサイトの集計で932万円程度とされています。三菱商事と伊藤忠商事の鉄鋼事業が統合してできた合弁会社で、非上場のため有価証券報告書による公式開示はありません。
年代別の口コミでは、25歳で648万円、30歳で822万円、35歳で978万円という数字が見られます。日鉄物産の年代別の目安(20代500万円台、30代700万円台)と比べると、メタルワンの方が若い年代から高めに出ている傾向があります。
同じ鉄鋼系専門商社でも、非上場企業は公式な年収データが存在しないため、口コミの集計方法や回答者の偏りを踏まえて参考値として扱う必要があります。
岡谷鋼機の年収


岡谷鋼機の平均年収は922万円です(2026年2月期、平均年齢38.8歳、従業員773名)。日鉄物産との差は70万円で、4社の中では最も規模が小さい会社になります。
岡谷鋼機は名古屋に本社を置く独立系の専門商社で、鉄鋼製品のほか機械・電子部品まで幅広く扱っています(IR BANK 岡谷鋼機)。前回の有報から従業員が41名増え、平均年収も30万円上昇しており、採用と昇給の両方が進んでいる局面です。
4社を並べると、922万円から997万円の間に収まっており、鉄鋼系専門商社の年収水準は会社による差が比較的小さいことがわかります。日鉄物産が突出しているわけではなく、業界全体として高水準にあると見るのが実態に近いです。
阪和興業や岡谷鋼機のように今も上場している会社は、毎年の有価証券報告書で最新の年収を確認できます。日鉄物産のように非上場化した会社と比べるときは、データの鮮度が違う点を踏まえて判断してください。



鉄鋼系の専門商社は4社ともおおむね900万円台で、業界としての年収水準の高さがうかがえます。会社選びでは年収差よりも、扱う商材や海外拠点の違いで比べるほうが実りが大きいかもしれません。
日鉄物産の年収に関する口コミ・評判
口コミサイトの集計では、日鉄物産の平均年収は776万円です(回答3件、年収範囲288万円から1,300万円)。回答数が少なく参考値にとどまりますが、給与制度への納得度は4.7点と高く評価されています(ONE CAREER PLUS 日鉄物産 年収情報)。
有価証券報告書の992万円との差は216万円です。回答者の年齢層や職種が全社平均と異なること、回答数自体が少ないことが、この差を生んでいると考えられます。
金額そのものより、給与の内訳に関する声の方が参考になります。
給与制度に対する社員の評価
口コミサイトの職種別データでは、営業職802万円、経営企画・事業企画710万円、管理部門・人事部門660万円、物流・購買・貿易710万円という数字が見られます(ONE CAREER PLUS 日鉄物産 年収情報)。
基本給は月平均37万円、賞与は年平均221万円、残業代は月平均12万円という内訳です。賞与が年収の2割以上を占める構成のため、業績によって年収が変動しやすい給与体系といえます。
2024年には組合員一人あたり月額3万円(9.9%)の賃上げが実施され、総合職の初任給も月給26万円から30万円へ引き上げられました。業界全体の賃上げの流れを反映した改定です。
働き方と残業の実態
月平均所定外労働時間は26.2時間、平均有給休暇取得日数は13.5日です(マイナビ 日鉄物産 募集要項)。専門商社としては標準的な残業水準で、残業代が全額支給される点は年収の実感値に直結します。
住宅融資、一般融資、財形貯蓄、従業員持株会に加え、総合職向けの社宅制度も整備されています。額面年収だけでなく、こうした福利厚生による実質的な可処分所得への影響も考慮すると、求人票の年収例との比較がしやすくなります。
非上場企業の口コミ集計は回答数が数件にとどまることが多く、平均値が実態からずれやすくなります。回答数が一桁の場合は、職種別の内訳や福利厚生の記載まで合わせて読み、数字単体を鵜呑みにしないようにしてください。
日鉄物産で年収を上げる方法


日鉄物産で年収を上げる道は3つあります。社内でグレードを上げる、拡大する海外事業に関わるポジションへ移る、専門商社内でキャリアアップ転職をするという選択です。
最も現実的なのは社内でのグレード昇格です。主事から参事、参事から課長への昇格で年収が段階的に動く設計のため、評価実績を積み上げることが最短ルートになります。
社内での昇格とグレードの引き上げ
日鉄物産の給与は役職に連動する体系で、年功で緩やかに増える部分は限定的です。役職なしの期間の上限はおおむね650万円前後で、主事・参事への昇格が年収を動かす最初の壁になります。
参事から課長級への昇格では、1,000万円台から1,200万円前後まで、さらに大きな伸びが見込めます。評価が成績連動型である以上、担当事業の業績や個人の実績を数値で示せることが昇格の条件になります。
海外事業や成長部門へのキャリアシフト
日鉄物産は国内24拠点に加え、海外17カ国29都市で事業を展開しています。日本製鉄グループの中核商社として、海外の製品戦略や海外子会社のマネジメントに関わるポジションは重要度が上がりやすい領域です。
国内の鉄鋼需要が伸び悩む一方、海外事業の拡大は原資を増やす方向に働きます。社内公募や異動の機会があれば、語学力と専門性を備えたうえで手を挙げる価値があります。海外駐在となれば手当が加わり、額面年収はさらに動きます。
専門商社内でのキャリアアップ転職
社内での昇格が見通せない場合、同業の専門商社への転職も選択肢になります。阪和興業997万円、メタルワン932万円、岡谷鋼機922万円と、鉄鋼系専門商社の年収水準は大きくは変わりません。
そのため転職による年収アップは、全社平均の差よりも役職・グレードを維持または引き上げられるかどうかにかかっています。現在のグレードより低いポジションでの転籍は、額面が据え置きか下がる可能性もあります。
提示年収の相場を知るには、同じ専門商社・鉄鋼業界の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。



非上場化した会社は情報が外から見えにくくなる分、在籍社員の方が実態を把握しやすい立場にあります。社内の昇格ルートと外部の市場価値、両方を押さえておくと交渉の選択肢が広がりますよ。
日鉄物産の年収に関するよくある質問
日鉄物産の年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
日鉄物産はなぜ上場廃止になったのですか
日本製鉄が2022年12月にTOBの実施を発表し、2023年4月に成立したためです。日鉄物産は日本製鉄の連結子会社となり、同年6月21日付で東京証券取引所の上場が廃止されました(日本取引所グループ 上場廃止に関する決定)。
買い付け総額は1,070億円で、日本製鉄グループ内での事業再編の一環とされています。上場廃止により、以降は有価証券報告書による年収の定期開示が行われなくなりました。
日鉄物産の初任給はいくらですか
2024年の改定で、総合職の初任給は月給26万円から30万円へ引き上げられました。業界全体の賃上げの流れを受けた改定で、入社直後の年収水準も底上げされています。
賞与は年2回、基本給の4〜5か月分が目安です。初年度の年収は、月給と賞与を合わせて450万円台から500万円台になると見込まれます。
日鉄物産の年収は今後どうなりますか
上場廃止により、以前のように毎年の有価証券報告書で確認する方法は使えなくなりました。今後の動向は、口コミサイトや就職情報サイトの公表値、求人票の年収例から推測していくことになります。
2024年の賃上げ(組合員一人あたり月額3万円、9.9%増)や初任給の引き上げを踏まえると、少なくとも直近では上昇基調にあると考えられます。日本製鉄グループ全体の業績が、今後の賞与水準に影響する構図です。
非上場化で外部に出る情報が限られる分、選考や面談の場で具体的な年収レンジを確認する重要性が増しています。提示額の内訳(基本給・賞与・残業代)を分けて聞くと、このページの数字との比較がしやすくなります。
まとめ
日鉄物産の平均年収は992万円です(2023年3月期 有価証券報告書、平均年齢44.0歳、平均勤続年数15.8年)。ただしこれは、2023年の上場廃止前に開示された最後の公式データです。
上場廃止後の実態は、口コミサイトの776万円(回答3件)や就職情報サイトが示す総合職1,235万円など、集計方法によって数字が大きく異なります。全社平均だけでなく、自分の職種・年代に近い数字を基準に判断することが欠かせません。
役職別では、役職なしで400万円台から650万円程度、主事・参事クラスで650万円から1,200万円程度、課長・部長級で1,200万円から1,500万円程度という口コミがあります。管理職への昇格が年収の最大の分岐点です。
同じ鉄鋼系専門商社で比べると、阪和興業997万円、メタルワン932万円、岡谷鋼機922万円と、各社922万円から997万円の間に収まっています。日鉄物産が突出しているわけではなく、業界全体として年収水準が高いという見方が実態に近いです。
年収を上げる道は、社内でのグレード昇格、海外事業への関与、専門商社内での転職の3つです。2024年の賃上げと初任給引き上げは、今後の年収水準にとって追い風になります。
転職を検討する場合は、全社平均ではなく役職・グレードをそろえて比較してください。非上場化で情報が見えにくくなった分、在籍社員の声や最新の求人情報を集めることが、判断の精度を上げる近道になります。









