良品計画の平均年収はいくら?年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

良品計画の平均年収は670万円です(2025年8月期 有価証券報告書)。平均年齢は36.9歳、平均勤続年数は7.5年となっています。

国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。良品計画の水準はその約1.2倍にあたります。

ただし670万円はあくまで全社平均です。店舗の販売職と本部の企画職、店長とスタッフでは200万円を超える差が生まれており、年代によっても中身は大きく変わります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、年代別・職種別の実態と、小売大手との比較から年収を上げる道筋を整理します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

良品計画は無印良品を展開する製造小売業です。店舗の販売職と本部の企画職では働き方も年収の伸び方もかなり違うので、まずは自分がどちらの立場で比較したいのかを決めてから数字を見ていくのがおすすめですよ。

目次

良品計画の平均年収は670万円|有価証券報告書の最新データ

良品計画の平均年収の全体像

良品計画の直近の平均年収は670万円です(2025年8月期 有価証券報告書、平均年齢36.9歳、平均勤続年数7.5年、従業員4,039名)。出典はedinetdb 良品計画 有価証券報告書情報で、経年の数字はタレントスクエア 良品計画の年収にまとまっています。

有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、提出会社の従業員だけを対象にした金額です。グループ全体の従業員数約2万人のうち、良品計画単体で雇用されている社員の数字だと考えるとずれが少なくなります。

まず5年分の推移から、この670万円がどの位置にある数字なのかを確認します。

直近5年の平均年収推移

良品計画の平均年収は、2021年8月期から2025年8月期までの5年間で104万円増えています。毎年着実に上昇しており、下落した年がない点が特徴です。

決算期平均年収平均年齢
2021年8月期566万円37.9歳
2022年8月期593万円38.3歳
2023年8月期620万円38.4歳
2024年8月期643万円37.5歳
2025年8月期670万円36.9歳

出典はタレントスクエア 良品計画の年収(有価証券報告書の記載値を集計)です。

注目したいのは平均年齢の動きです。2023年8月期の38.4歳をピークに、直近2期は連続で下がっています。若手の採用が増えて平均年齢が下がっているにもかかわらず平均年収は上昇しているということは、賞与の増額や昇給率そのものが底上げされていると読み取れます。

平均年収が5年連続で上がっている理由

2025年8月期の国内外店舗数は717店(国内)と757店(海外)の合計1,474店です(良品計画公式サイト)。出店が続くなかで、賃上げも継続している状況です。

同社はグループ連結の営業収益が7,846億円まで拡大しており、業績の伸びが賞与の原資に反映されやすい局面にあります。物価上昇を受けた全社的なベースアップの流れも、小売業界全体で続いています。

つまり670万円への上昇は、一時的な賞与の増減というより、事業拡大と継続的な賃上げが積み重なった結果と見るのが妥当です。

良品計画の企業情報と事業内容

良品計画の公式サイト
出典 良品計画公式サイト

良品計画は1989年設立、東京都文京区に本社を置く東証プライム上場の製造小売業です。衣料品・生活雑貨・食品まで幅広く扱う「無印良品」を、企画から製造、物流、販売まで一貫して手がけています。

2025年8月期時点で国内717店、海外757店の合計1,474店を展開し、海外店舗数が国内を上回る構成になっています。グループ連結の営業収益は7,846億円です。

この構造が年収に与える影響は二方向あります。国内は人件費や賃料の上昇に直接さらされる一方で、海外事業が伸びれば全社の原資が増えるという形です。

ワンポイントアドバイス
平均年収は会社全体の数字だと押さえる

有価証券報告書の670万円は良品計画単体の従業員が対象です。グループ全体には海外現地法人の社員も含まれており、そちらは各国の給与水準で決まります。求人票の提示年収を見るときは、どの範囲の数字と比べているのかを先に確認しておくと判断を誤りません。

良品計画の年代別・年収の推移

良品計画の年代別の年収目安

有価証券報告書には年代別の内訳は記載されません。そのため年代別の数字は、口コミサイトに集まった正社員の回答をもとにした推計値になります。

以下はONE CAREER PLUS 良品計画の年収とキャリコネ 良品計画の口コミの集計をもとにした推計です。回答者の年齢構成によって数字の幅が大きい点に注意してください。

年代推計年収位置づけ
20代前半280万円〜400万円店舗配属直後、基本給中心
20代後半394万円〜430万円販売職と本部職で差が出始める
30代前半426万円〜474万円副店長・主任級への昇格期
30代後半500万円前後店長・本部中堅への移行期
40代600万円〜1,000万円店長・エリアマネージャーで差が開く

20代・30代の年収

20代前半の推計は280万円からで、国内の同年代の平均給与とほぼ同水準です。入社直後は販売職としての配属が基本のため、初任給と基本給が年収の大部分を占めます。

30代に入ると昇格による差が表面化します。副店長・店長への昇格タイミングが年収の最初の分岐点になり、同じ30代でも推計426万円から500万円前後まで幅が出ます。

一方で本部の企画職やMD職に異動できた場合は、店舗の役職昇格とは別のカーブで年収が伸びていく傾向があります。

40代以降の年収

40代の推計は600万円から1,000万円と、この年代で最も幅が大きくなります。店長やエリアマネージャーに昇格しているかどうかで、同じ40代でも400万円前後の差が生まれる計算です。

口コミベースの集計では、店長・エリアマネージャー級で600万円から900万円のレンジが報告されています(ONE CAREER PLUS 良品計画の年収)。全社平均670万円を超えるのは、管理職クラスに上がって以降という計算です。

平均勤続年数が7.5年とそれほど長くないことも、この年代の年収に影響します。中途入社で管理職候補として入った社員が早期に昇格するケースが一定数あるため、年功だけでは説明しきれない部分があります。

額面年収と手取りの差

表に並ぶ金額はすべて額面です。実際に口座に入る金額は、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの手取りになります。

目安として、年収400万円なら手取りは320万円程度、年収670万円なら手取りは500万円から520万円程度です。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。

良品計画は賞与が年2回のボーナス月に支給される構造のため、月々の手取りと賞与月の手取りの差が大きくなりやすいという声もあります。

ワンポイントアドバイス
推計値と実額のずれを織り込む

年代別の数字は口コミの集計による推計で、個人の実額とは幅があります。転職で年収を比較するときは、この表を目安として使いながら、オファー面談で基本給と賞与の内訳、店舗手当の有無まで確認してください。額面が同じでも手取りが変わります。

良品計画の職種別・役職別の年収の違い

良品計画の職種別・役職別の年収差

職種による差は明確です。口コミベースの集計では、店長・エリアマネージャー級600万円〜900万円、本部企画・MD職600万円台、販売スタッフ430万円前後と、最も高い層と低い層で大きな開きがあります(ONE CAREER PLUS 良品計画の年収)。

全社平均670万円に対し、販売スタッフの430万円前後は平均を大きく下回ります。平均年収だけを見て自分の想定年収を組み立てると、実態との差に戸惑うことになります。

新卒採用では総合職(将来の店長・本部候補)としての一括採用が基本で、入社後の配属とキャリアパスによって年収の伸び方が分かれていきます。

販売職(店舗スタッフ)の年収傾向

販売職は店舗の接客・品出し・在庫管理を担う職種です。口コミ集計での平均は430万円前後で、小売業界の販売職としては標準からやや上の水準にあたります。

賞与は業績や店舗評価に連動する形で支給されます。正社員の販売職は全員が将来の店長候補として育成される方針のため、早期に役職へ進めば年収も比較的早く伸びていきます。

新卒の多くは入社後まず店舗に配属され、接客と店舗運営の基礎を学んだうえで、本部への異動や店長への昇格が検討される流れです。

本部(企画・MD・マーケティング)職の年収傾向

商品企画・MD(マーチャンダイジング)・マーケティング・物流などの本部機能は、口コミ集計で600万円台の水準にあります。

本部職は店舗の役職昇格とは別のキャリアパスとして扱われ、商品企画やデジタル領域など専門性が評価されやすい部署ほど年収水準が高くなる傾向が指摘されています。

海外事業の拡大にともない、グローバルの商品企画やサプライチェーンに関わる本部ポジションの重要度も高まっています。

店長・エリアマネージャーの年収傾向

店長・エリアマネージャー級は口コミ集計で600万円から900万円のレンジが報告されています。店舗規模や管轄エリアの規模によって幅が生じます。

評価は店舗の売上・在庫効率・スタッフマネジメントなど複数の指標の組み合わせです。大型店舗や旗艦店の店長ほど裁量と年収が大きくなる設計になっています。

店長から本部のエリアマネージャー、さらに営業部門の管理職へと進むキャリアパスが、良品計画における年収上昇の主要なルートのひとつです。

ワンポイントアドバイス
配属先で想定年収が大きく変わる

良品計画は総合職一括採用のため、入社時点では店舗と本部のどちらに配属されるか確定していません。面接では配属の傾向や異動のタイミングについて質問し、自分が描くキャリアパスと年収の伸び方を事前にすり合わせておくと安心です。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

平均年収670万円という数字だけを見て応募すると、販売スタッフの想定年収とのギャップに驚く方が多いです。配属先と昇格ルートまで含めて、自分の場合の想定年収を先に計算しておきましょう。

良品計画の年収は小売大手3社と比べてどのレベルか

良品計画を小売業界の大手他社と比べると、どの位置にあるかが見えてきます。事業モデルが近い会社と並べることで、提示年収の相場感をつかみやすくなります。

ここではニトリホールディングス、しまむら、ファーストリテイリングの3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。

企業名平均年収平均年齢従業員数決算期
ファーストリテイリング1,250万円38.4歳1,572名2025年8月期
ニトリホールディングス745万円39.6歳884名2026年3月期
しまむら722万円43.4歳2,914名2026年2月期
良品計画670万円36.9歳4,039名2025年8月期

出典はIR BANK ファーストリテイリング、IR BANK ニトリホールディングス、IR BANK しまむらです。4社の中では良品計画が最も低く、ファーストリテイリングとは580万円の差があります。

ファーストリテイリングの年収

ファーストリテイリングの公式サイト
出典 ファーストリテイリング公式サイト

ファーストリテイリングの平均年収は1,250万円です(2025年8月期、平均年齢38.4歳、従業員1,572名)。良品計画との差は580万円で、4社の中で突出した水準にあります。

この数字には提出会社(持株会社・本部機能)の従業員のみが含まれ、ユニクロの店舗スタッフの多くは別法人に所属している点に注意が必要です。全社員の実感値というより、グローバル本社機能を担う社員の水準と捉えるのが実態に近づきます。

同じ製造小売業(SPA)でも、海外売上比率の高さと為替の影響の受け方が良品計画とは大きく異なります。

ニトリホールディングスの年収

ニトリホールディングスの公式サイト
出典 ニトリホールディングス公式サイト

ニトリホールディングスの平均年収は745万円です(2026年3月期、平均年齢39.6歳、従業員884名)。良品計画との差は75万円です。

前期から35万円の減少となっており、為替や原材料コストの影響を受けやすい家具・インテリア業態特有の変動が表れています(IR BANK ニトリホールディングス)。

ニトリも良品計画と同様に製造小売業(SPA)の代表格です。従業員数884名という数字は持株会社ベースのもので、店舗スタッフの多くは事業会社側に所属しています。

しまむらの年収

しまむらの公式サイト
出典 しまむら公式サイト

しまむらの平均年収は722万円です(2026年2月期、平均年齢43.4歳、従業員2,914名)。良品計画との差は52万円で、4社の中では最も近い水準にあります。

前期から15万円増えており、直近10年では578万円から722万円まで144万円上昇しています(IR BANK しまむら)。

しまむらは衣料品専門のチェーンストアで、従業員数は4社の中で良品計画に次いで多い2,914名です。平均年齢が43.4歳と比較的高く、長期勤続の社員が多い構成が年収水準を支えています。

ワンポイントアドバイス
従業員数の集計範囲を確認する

有価証券報告書の従業員数は、持株会社化や分社化の有無で意味合いが大きく変わります。ファーストリテイリングやニトリのように店舗スタッフが別法人に所属する会社は、平均年収が本部機能の社員に偏った数字になりやすい点を踏まえて比較してください。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

4社を並べると、同じ製造小売業でも年収帯に差があるのがわかります。転職先を考えるときは、平均年収だけでなく従業員数の集計範囲や事業モデルの違いまでセットで見ると、提示年収の予想が立てやすくなりますよ。

良品計画の年収に関する口コミ・評判

口コミサイトの集計では、良品計画の平均年収は542万円です(正社員152人の回答)。有価証券報告書の670万円との差は128万円あります(ONE CAREER PLUS 良品計画の年収)。

この差が生まれる主因は、回答者に販売職クラスの比率が高いことです。有価証券報告書の数字は管理職や本部職を含めた全社員の平均である一方、口コミサイトの回答者は若手の販売職に偏りやすい傾向があります。

金額の評価そのものより、給与の中身に関する声のほうに特徴があります。

給与制度に対する社員の評価

口コミでは「能力に応じた昇進が可能な6段階のグレード制」があるという指摘があり、年1回の昇給で将来の見通しが立てやすいという評価がある一方、グレードごとの基準が分かりにくいという声も見られます(キャリコネ 良品計画の口コミ)。

給与の透明性については「見通しが立てやすい」と前向きな声がある一方、昇格のスピードは店舗や上司によって差があるという指摘もあります。

業界平均を上回る水準であること自体には、否定的な評価はほとんど見られません。

雇用形態による年収差

良品計画の店舗には正社員のほか契約社員やパート・アルバイトも多く勤務しています。口コミでは契約社員の給与例として月給19万円、年収換算で228万円台という報告もあり、雇用形態による差は小さくありません(キャリコネ 良品計画の口コミ)。

この記事で扱う670万円や542万円といった数字は、いずれも正社員を対象にした集計です。パート・アルバイトから正社員への登用制度を利用する社員もおり、雇用形態の転換が年収を大きく変える転機になります。

求人を比較する際は、募集されているのが正社員なのか契約社員なのかを必ず確認してください。同じ「良品計画」の求人でも、雇用形態によって年収の前提がまったく異なります。

ワンポイントアドバイス
雇用形態を求人票で必ず確認する

良品計画への応募を検討するときは、求人票の雇用形態欄を必ず確認してください。正社員と契約社員では賞与の有無や評価制度が異なり、提示年収の前提そのものが変わります。面接でも正社員登用の実績や条件を聞いておくと安心です。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

小売業は雇用形態による年収差が大きい業界です。良品計画に限らず、提示された年収がどの雇用形態・どの職種を前提にしているのかを確かめる癖をつけておくと、比較で迷わなくなりますよ。

良品計画で年収を上げる方法

良品計画で年収を上げる道は3つあります。社内でグレードや役職を上げる、本部の専門職ポジションへ異動する、外部へ転職するという選択です。

順番として現実的なのは社内での昇格です。店長・エリアマネージャー級の600万円〜900万円という水準は、外部転職で同等以上を取るより到達しやすい目標になります。

社内での昇格とグレードの引き上げ

良品計画の給与は6段階のグレード制に基づいており、グレードが上がるタイミングで年収が段階的に動きます。年功で緩やかに増える部分は限定的です。

販売スタッフの上限はおおむね430万円前後、店長への昇格が年収を押し上げる最初の壁になります。店長・エリアマネージャー級の600万円以上という水準は、昇格できるかどうかで大きく変わります。

評価は店舗の業績指標が中心になるため、売上や在庫効率で示せる実績を積むことが昇格の条件になります。

本部や海外事業への異動

良品計画は海外店舗数が757店と国内の717店を上回る構成になっています(良品計画公式サイト)。

海外事業の拡大にともない、商品企画やサプライチェーン、海外子会社のマネジメントに関わるポジションの重要度が上がっています。本部の企画・MD職は口コミ集計で600万円台の水準にあり、店舗の役職昇格とは別ルートで年収を伸ばせる可能性があります。

社内公募や異動希望の制度があれば、語学力や専門性を備えたうえで手を挙げる価値があります。

転職によるキャリアアップ

社内での昇格が見通せない場合、転職が選択肢になります。ファーストリテイリング1,250万円、ニトリホールディングス745万円といった同業大手は、全社平均で良品計画を上回ります。

ただし大手小売の高年収は本部機能の社員に偏った数字であることが多く、全社平均の差がそのまま提示年収に反映されるとは限りません。現実的な比較は同職種同士で行う必要があります。

良品計画で培った店舗マネジメントや商品企画の経験は、他の小売・製造小売業やEC企業でも即戦力として評価されやすい強みです。経験を持ち込める転職先を選ぶほうが、年収の維持と上積みの両方を狙えます。

提示年収の相場を知るには、同じ業界の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。

ワンポイントアドバイス
在籍中に市場価値を測っておく

転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

小売業での店舗マネジメント経験は、外から見ると地味に思われがちですが、実は幅広い業界で評価される武器になります。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内での交渉にも使えますよ。

良品計画の年収に関するよくある質問

良品計画の年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。

良品計画の初任給はいくらですか

有価証券報告書には初任給の個別記載はありませんが、新卒採用は総合職(店舗・本部双方のキャリアパスを想定した一括採用)が基本です。入社後は多くの場合、まず店舗に配属され、接客と店舗運営の基礎を学びます。

賞与は年2回の支給が基本です。昇給は年1回で、能力に応じた6段階のグレード制のもとで評価されます(キャリコネ 良品計画の口コミ)。

正確な初任給の額は年度や採用コースによって変わるため、応募時点の募集要項で確認するのが確実です。

良品計画の店舗スタッフの年収は低いですか

口コミ集計での販売職の平均は430万円前後です。全社平均670万円と比べると下回りますが、小売業界の販売職としては標準からやや上の水準にあります。

ただし正社員の販売職は店長候補としてキャリアを積む前提の採用が多く、昇格すれば600万円以上の水準に届く可能性があります。配属時点の年収だけで判断しない方がよい職種です。

契約社員やパート・アルバイトの場合は、正社員とは別の給与体系が適用されるため、応募時に雇用形態を確認する必要があります。

良品計画の平均年収は今後も上がりますか

直近5年は566万円から670万円へと一貫して上昇しており、下落した年がありません。小売業界全体の賃上げの流れと、海外店舗数が国内を上回る事業拡大が背景にあります。

グループ連結の営業収益は7,846億円まで拡大しており(良品計画公式サイト)、業績の伸びが続けば賞与を通じて平均年収にも反映される余地があります。

一方で出店コストや人件費の上昇も続いているため、上昇ペースが今後も同じ水準を保つとは限りません。最新の数字は有価証券報告書で確認するのが最も確実です。

ワンポイントアドバイス
有価証券報告書は決算期ごとに更新される

良品計画の決算期は8月で、有価証券報告書は毎年11月頃に提出されます。転職活動中に年収を確認するなら、IR情報の有価証券報告書ページで最新版を見るのが最も確実です。転職サイトの数字は更新が遅れていることがあります。

まとめ

良品計画の平均年収は670万円です(2025年8月期 有価証券報告書、平均年齢36.9歳、平均勤続年数7.5年)。国内の正社員平均545万円の約1.2倍にあたる水準で、5年連続で上昇しています。

ただし全社平均と個別の実態には差があります。口コミ集計では店長・エリアマネージャー級600万円〜900万円、本部企画・MD職600万円台、販売スタッフ430万円前後と、職種と役職で大きな開きがありました。

小売大手と並べると、ファーストリテイリング1,250万円、ニトリホールディングス745万円、しまむら722万円で、良品計画は4社の中で最も低い水準にあります。ただしこれらの数字は持株会社ベースの従業員構成に偏っている面もあり、単純比較には注意が必要です。

年収を上げる道は、社内でのグレード・役職昇格、本部や海外事業への異動、外部への転職の3つです。海外店舗数が国内を上回る事業構造は、今後のキャリアの広がりを示しています。

転職を検討する場合は、全社平均ではなく同職種・同雇用形態で比較してください。店舗マネジメントや商品企画の経験を持ち込める転職先を選べば、経験を活かしながら年収を上げる余地が生まれます。

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