高砂熱学工業の平均年収は1,246万円です(2026年3月期 有価証券報告書)。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は14.7年となっています。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。高砂熱学工業の水準はその約2.3倍にあたります。
ただし1,246万円はあくまで全社平均です。口コミベースの集計では709万円という数字もあり、有価証券報告書の数字とは500万円以上の開きがあります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、年代別・職種別の実態と、設備工事業界トップクラスの水準で年収を上げる道筋を整理します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起高砂熱学工業は空調設備工事で国内トップシェアを持つ会社で、有価証券報告書の平均年収は設備工事会社の中でも際立って高い水準です。ただし口コミサイトの数字とは開きが大きいので、まずはその理由から押さえていきましょう。
高砂熱学工業の平均年収は1,246万円|有価証券報告書の最新データ


高砂熱学工業の直近の平均年収は1,246万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢41.5歳、平均勤続年数14.7年)。経年の数字はthe_shashi 高砂熱学工業 平均年収・従業員数の推移にまとまっています。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。連結の従業員数は2026年3月期に7,287名まで増えていますが、これはグループ会社の再編によるもので、1,246万円という数字は提出会社である高砂熱学工業単体の社員が対象になります。
まず8年分の推移から、この1,246万円がどの位置にある数字なのかを確認します。
直近8年の平均年収推移
高砂熱学工業の平均年収は、2019年3月期から2026年3月期までの8年間で398万円増えています。特に2023年3月期以降は毎年80万円以上のペースで上昇が続いています。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2019年3月期 | 848万円 | 42.1歳 |
| 2020年3月期 | 879万円 | 42.0歳 |
| 2021年3月期 | 819万円 | 42.0歳 |
| 2022年3月期 | 890万円 | 42.3歳 |
| 2023年3月期 | 945万円 | 42.2歳 |
| 2024年3月期 | 1,029万円 | 42.2歳 |
| 2025年3月期 | 1,129万円 | 41.6歳 |
| 2026年3月期 | 1,246万円 | 41.5歳 |
出典はthe_shashi 高砂熱学工業 平均年収・従業員数の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
2021年3月期にいったん819万円へ下がったものの、そこから5年連続で増え続けています。2023年3月期から2026年3月期にかけては年平均9%前後のペースで上昇しており、同業他社と比べても伸びが際立ちます。
平均年収が8年で400万円近く伸びた理由
直近決算期の業績を見ると、2025年3月期の売上高は381.7億円(連結、前期比5.0%増)、純利益は27.6億円(同40.9%増)で、ROEは16.02%でした。半導体工場やデータセンターなど、高度な環境制御を要する施設の建設需要が拡大し、受注と利益が同時に伸びています。
平均年齢はこの間41〜42歳台でほぼ変わっておらず、社員構成の変化ではなく、業績連動の賞与の増加が平均年収を押し上げていると読み取れます。建設・設備工事業界全体の人手不足を背景に、処遇改善で人材をつなぎとめる動きも重なっていると考えられます。
つまり1,246万円という水準は、一時的な数字ではなく、数年にわたる業績拡大と賞与増加が積み上がった結果です。
高砂熱学工業の企業情報とビジネスモデル


高砂熱学工業は1923年創業、東京都新宿区に本社を置く東証プライム上場の総合設備エンジニアリング会社です(高砂熱学工業公式サイト)。空気調和設備の設計・施工を核に、給排水衛生設備や電気設備の工事まで手がけ、国内の空調工事では施工実績トップクラスの地位にあります。
半導体工場やデータセンターのクリーンルームなど、高度な環境制御を要する分野に強みを持つのが特徴です。一般的なビル空調だけでなく、製造プロセスそのものに関わる設備まで扱う点が、他の設備工事会社との差別化要因になっています。
この強みが年収にも影響しています。高い技術力が求められる案件ほど付加価値が高く、利益率の確保につながりやすいためです。
有価証券報告書の1,246万円は高砂熱学工業単体の従業員が対象です。2026年3月期にグループ再編で連結従業員数が7,287名まで急増していますが、これはグループ会社の社員を含む数字で、単体の給与水準とは切り分けて考える必要があります。求人票の提示年収を見るときは、どの範囲の数字と比べているのかを先に確認しておくと判断を誤りません。
高砂熱学工業の年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳は記載されません。そのため年代別の数字は、公開されている平均年収とグレード別の求人情報から組み立てた推計値になります。
みぎななめうえ 高砂熱学工業の年収によると、役職なし(1〜6年目)で500〜700万円、主任(7〜11年目)で700〜800万円、主査(12〜17年目)で800〜1,000万円、課長(18年目以降)で1,100〜1,200万円、部長で1,200万円以上という段階が示されています。
| 年代 | 推計年収 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 20代前半 | 500万円前後 | 新卒配属後、現場経験を積む時期 |
| 20代後半 | 600万円前後 | 現場監督として裁量が増える |
| 30代前半 | 700万円前後 | 主任クラス、評価差が出始める |
| 30代後半 | 800万円前後 | 主査クラスへの昇格が視野に入る |
| 40代前半 | 900万円前後 | 課長昇格の有無で差が開く |
| 40代後半〜50代 | 1,100万円以上 | 管理職であれば平均を大きく上回る |
20代・30代の年収
2027年卒の新卒採用では、初任給は大学卒で月給27万円、修士卒で月給28.5万円と公表されています(高砂熱学工業 採用情報)。国内の新卒平均初任給(大卒20万円台前半が中心)と比べると、入社時点から高めの水準です。
口コミ集計では20代は627万円、30代は816万円という数字もあります(みぎななめうえ 高砂熱学工業の年収)。20代のうちから600万円台に乗るのは、設備工事業界の中でも高い部類です。
30代に入ると主任クラスへの昇格が年収の分岐点になります。現場の裁量が増え、担当する工事の規模によって評価差が表面化し始める時期です。
40代・50代の年収
推計では40代前半で900万円前後、40代後半以降は管理職になれば1,100万円を超えます。全社平均の1,246万円に達するのは、課長級以上のポジションに就いた社員が中心です。
非管理職のまま50代を迎えた場合、年収は950万円前後で頭打ちになりやすい一方、部長級まで昇格すれば1,200万円を超える水準に届きます。グレード間の差が大きい給与体系であることがうかがえます。
平均勤続年数が14.7年とそれほど長くないことから、中途入社でも実績次第で早い段階からグレードを上げられる余地があると考えられます。
額面年収と手取りの差
表に並ぶ金額はすべて額面です。実際に口座に入る金額は、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの手取りになります。
目安として、年収700万円なら手取りは530万円から550万円程度、年収1,200万円なら手取りは830万円から870万円程度です。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。
高砂熱学工業は賞与の比率が比較的高い給与構造のため、月々の手取りだけで他社と比較すると、年収ベースの実力を見誤ることがあります。
年代別の数字は公開情報から組み立てた推計で、個人の実額とは幅があります。転職で年収を比較するときは、この表を目安として使いながら、オファー面談で基本給と賞与の内訳、資格手当の有無まで確認してください。額面が同じでも手取りが変わります。
高砂熱学工業の職種別・役職別の年収の違い


口コミ集計では、技術系(建設・建築・設備工事)の平均年収は741万円です(キャリコネ 高砂熱学工業の口コミ)。求人情報では設備施工管理の募集年収レンジが700万円〜1,000万円で示されており、技術系の中心である施工管理の水準が全体の相場を形成しています。
マイナビAGENT 高砂熱学工業の求人によれば、掲載求人の多くは「転勤なし」「賞与7.8か月分」といった条件が付いており、賞与の比率が年収を押し上げる構造がうかがえます。
新卒採用は総合職が中心で、配属後に施工管理、設計、営業、本社の管理部門などに分かれていきます。
施工管理(技術系)の年収傾向
施工管理は空調設備の設計図をもとに現場を統括する中核職種です。口コミ集計での平均は741万円で、求人票の年収レンジは700万円から1,000万円と示されています(キャリコネ 高砂熱学工業の口コミ、マイナビAGENT 高砂熱学工業の求人)。
資格手当の存在が特徴的です。1級管工事施工管理技士などの資格を取得すると手当が加算されるため、同じ年次でも資格の有無で年収に差が生まれます。
半導体工場やクリーンルームなど難易度の高い案件を担当するほど、評価と昇格のスピードが上がる傾向があります。現場の規模と技術難度が、施工管理職の年収を左右する主な要因です。
営業・設計職の年収傾向
法人営業は、ゼネコンや大手メーカーなど大口顧客への提案と受注を担います。公開データでは職種別の平均は限られていますが、技術系とほぼ同等の水準にあると見られます。
大型の半導体工場やデータセンター案件を受注できるかどうかで、営業職の評価は大きく変わります。設備投資が活発な業界を担当できるかが、年収の伸びに直結する職種です。
設計職は図面の作成と技術的な調整を担い、施工管理と並んで技術力が問われる仕事です。経験年数が長くなるほど専門性が評価され、年収カーブは施工管理に近い形で推移します。
役職とグレード制度の関係
みぎななめうえ 高砂熱学工業の年収によると、役職なし(1〜6年目)で500〜700万円、主任(7〜11年目)で700〜800万円、主査(12〜17年目)で800〜1,000万円、課長(18年目以降)で1,100〜1,200万円、部長で1,200万円以上という段階が示されています。
グレードが1つ上がると年収が段階的に跳ね上がる設計のため、年功で緩やかに上がるというより昇格イベントで動くタイプの給与体系です。
管理職に上がらないまま50代を迎えた場合、年収は950万円前後で頭打ちになりやすい一方、部長級まで昇格すれば1,200万円を超える水準に届きます。
高砂熱学工業の施工管理職は、基本給に加えて資格手当や現場手当が年収に上乗せされます。求人票の年収レンジだけでなく、どの手当がどの条件で付くのかを面談で確認すると、入社後の実際の年収を予測しやすくなります。



平均年収1,246万円という数字だけを見て応募すると、施工管理の実際の求人レンジとのギャップに驚く方がいます。募集職種ごとの手当まで含めて、自分の場合の想定年収を先に計算しておきましょう。
高砂熱学工業の年収を設備工事業界の3社と比較
高砂熱学工業の1,246万円は設備工事会社の中でもトップクラスの水準ですが、同業他社と比べることでその位置づけがより明確になります。
ここでは新菱冷熱工業、三機工業、大気社の3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。
| 企業名 | 平均年収 | 出典 |
|---|---|---|
| 高砂熱学工業 | 1,246万円 | 2026年3月期 有価証券報告書 |
| 大気社 | 966万円 | 2023年3月期 有価証券報告書 |
| 新菱冷熱工業 | 939万円 | 有価証券報告書ベース集計 |
| 三機工業 | 877万円 | 有価証券報告書ベース集計 |
出典はthe_shashi 高砂熱学工業 平均年収・従業員数の推移およびリアシュ サブコン(設備工事会社)の年収ランキング(各社の有価証券報告書をもとにした集計)です。高砂熱学工業は4社の中で最も高く、最下位の三機工業とは369万円の差があります。
新菱冷熱工業の年収


新菱冷熱工業の平均年収は939万円です(新菱冷熱工業公式サイト)。1956年創業、空調・電気・給排水衛生・コージェネレーションなど総合的な環境エンジニアリングを手がける会社で、高砂熱学工業とは長年のライバル関係にあります。
高砂熱学工業との差は307万円です。事業領域はほぼ重なるものの、半導体・データセンター向けの大型案件の受注比率の違いが年収差に表れていると考えられます。
同じ業界でも、どの分野の案件を主力にしているかで年収水準が変わることがわかります。
三機工業の年収


三機工業の平均年収は877万円です(三機工業公式サイト)。空調・給排水衛生設備の設計施工に加え、環境プラントや水処理施設も手がける総合設備会社です。
高砂熱学工業とは369万円の差があり、4社の中で最も開きが大きい組み合わせです。事業の多角化が進んでいる分、空調専業に近い高砂熱学工業ほど利益率が高くない可能性があります。
同じ設備工事業界でも、事業ポートフォリオの違いが年収水準に反映されていると見られます。
大気社の年収


大気社の平均年収は966万円です(2023年3月期、大気社公式サイト)。空調設備に加え、自動車の塗装システムで世界的なシェアを持つ会社で、4社の中では高砂熱学工業に次ぐ水準にあります。
高砂熱学工業との差は280万円です。塗装システム事業が海外売上の比率を高めており、グローバル展開の進み方が年収差の一因と考えられます。
設備工事会社の中でも、海外事業や特殊技術を持つ会社ほど年収水準が高くなる傾向がうかがえます。
同じ空調設備工事業界でも、高砂熱学工業はクリーンルームや半導体工場向けの高難度案件に強みを持ちます。技術力が求められる分野ほど利益率が高く、それが年収水準の差につながっていると考えられます。転職先を選ぶときは、会社の技術領域と自分の専門性が合っているかを確認してください。



4社を並べると、同じ設備工事業界でも200万円以上の年収差があるのがわかります。転職先を考えるときは、会社の規模だけでなく、どの技術領域に強みを持っているかまで見ると、提示年収の予想が立てやすくなりますよ。
高砂熱学工業の年収に関する口コミ・評判
口コミサイトの集計では、高砂熱学工業の平均年収は709.2万円です(正社員16人の回答、年収範囲は396万円〜970万円)。年代別では20代が627万円、30代が816万円という数字が示されています(キャリコネ 高砂熱学工業の口コミ)。
有価証券報告書の1,246万円との差は537万円と大きく開いています。回答者数が16人と少なく、年代構成も比較的若い層に偏っていることが、この差の主な理由と考えられます。
金額の評価そのものより、給与の中身に関する声のほうに特徴があります。
給与制度に対する社員の評価
口コミでは、賞与の比率が高く業績連動の性格が強いという指摘が見られます(キャリコネ 高砂熱学工業の口コミ)。業績が好調な年は賞与が大きく上乗せされる一方、受注が落ち込む年は下振れする懸念点も伴います。
資格手当や現場手当が充実している点は評価が高い一方、現場によって残業時間や忙しさに差があるという声もあります。
全体としては、業界平均を大きく上回る給与水準であること自体への不満は少なく、処遇面での満足度は比較的高いと見られます。
残業と働き方の実態
求人情報では「残業月30時間以下」「年休122日・土日祝休」といった条件を示す案件も見られます(マイナビAGENT 高砂熱学工業の求人)。現場の施工管理は工期に応じて繁閑の差が出やすい一方、働き方改革の取り組みも進んでいるとされています。
建設・設備工事業界全体で長時間労働が課題とされる中、転勤なしや残業時間の上限を明示する求人が増えている点は、人材確保のための処遇改善の一環と考えられます。
面接や面談では、配属予定の現場や部署によって働き方がどう異なるのかを具体的に確認しておくとよいでしょう。
口コミサイトの709.2万円は回答者数が限られており、有価証券報告書の1,246万円とは大きな開きがあります。実態を把握するには、有価証券報告書の全社平均と口コミの職種別データの両方を見比べ、自分が想定するポジションに近い数字を参考にするのが安全です。



口コミの数字だけを見ると平均年収を低く見積もってしまいますが、有価証券報告書の数字と合わせて読むことで、実際の年収レンジが見えてきます。複数の情報源を比較する習慣をつけておきましょう。
高砂熱学工業で年収を上げる方法


高砂熱学工業で年収を上げる道は3つあります。資格を取得してグレードを上げる、半導体工場などの大型案件に関わる、同業他社へ転職するという選択です。
順番として現実的なのは資格取得による手当とグレードアップです。施工管理技士などの資格は取得基準が明確で、外部転職で同等以上を取るより到達しやすい目標になります。
資格取得とグレードの引き上げ
高砂熱学工業の給与は、グレードが上がるタイミングで年収が段階的に動く設計です。1級管工事施工管理技士などの資格を取得すると資格手当が加算され、昇格の条件としても評価されます。
非管理職の上限はおおむね950万円前後で、課長級以上に上がれるかどうかが1,000万円を超える分岐点になります。主査から課長への昇格が、年収を大きく動かす最初の壁です。
評価は実績連動の要素が強いため、担当した工事の難易度や規模、資格の保有状況を具体的に示せることが昇格の条件になります。
半導体・クリーンルーム分野への関与
高砂熱学工業は半導体工場やデータセンターなど、高度な環境制御を要する施設の建設で強みを持っています。国内の半導体関連投資は今後も拡大が見込まれており、この分野の案件に関わる機会は増えると考えられます。
高難度の案件を担当した実績は、社内評価だけでなく転職市場でも高く評価されやすい専門性です。クリーンルームや精密空調の経験は、同業他社や半導体メーカー自身からも引き合いがある領域です。
社内でこうした案件に関わる機会があれば、積極的に手を挙げる価値があります。
同業他社への転職によるキャリアアップ
社内での昇格が見通せない場合、転職が選択肢になります。ただし新菱冷熱工業939万円、大気社966万円、三機工業877万円と、同業他社の全社平均はいずれも高砂熱学工業を下回ります(the_shashi 高砂熱学工業 平均年収・従業員数の推移、リアシュ サブコン(設備工事会社)の年収ランキング)。
全社平均で見る限り、同業他社への転職で年収を上げるのは簡単ではありません。むしろ高砂熱学工業で培った半導体・クリーンルーム分野の経験を、より条件の良いポジションや手当の厚い企業で活かす視点が現実的です。
施工管理の専門性を持ち込める転職先を選ぶことで、経験を無駄にせず年収の維持と上積みを両立しやすくなります。
提示年収の相場を知るには、同じ領域の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。



高砂熱学工業はすでに業界トップ水準の年収を実現しています。転職で年収を上げるというより、資格と大型案件の経験を積み重ねて社内でグレードを上げるほうが、現実的な選択肢になることが多いですよ。
高砂熱学工業の年収に関するよくある質問
高砂熱学工業の年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
高砂熱学工業の初任給はいくらですか
2027年度新卒採用の募集要項では、大学卒が月給27万円、修士了が月給28.5万円です(高砂熱学工業 採用情報)。
国内の新卒平均初任給と比べると高めの水準にあります。入社時点から業界内で高い処遇を受けられる会社といえます。
高砂熱学工業の年収は今後も上がりますか
直近8年は848万円から1,246万円へと一貫して上昇基調にあります。特に2023年3月期以降は毎年80万円以上のペースで伸びています。
半導体工場やデータセンターなど、高度な環境制御を要する施設の建設需要は今後も続くと見込まれており、受注と利益の拡大が続けば、平均年収のさらなる上昇も期待できます。ただし業績連動の賞与の比率が高いため、受注環境が悪化する局面では下振れする可能性もあります。
高砂熱学工業は非上場ですか
いいえ、高砂熱学工業は東証プライム市場に上場しており、有価証券報告書を毎年提出しています。この記事で扱った平均年収や平均年齢の数字は、すべて同社が公開している有価証券報告書に基づいています。
高砂熱学工業の決算期は3月で、有価証券報告書は例年6月下旬ごろに提出されます。転職活動中に最新の年収を確認するなら、EDINETなどのIR情報で最新版を見るのが最も確実です。口コミサイトの数字は更新が遅れていることがあります。
まとめ
高砂熱学工業の年収データの要点
高砂熱学工業の平均年収は1,246万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢41.5歳、平均勤続年数14.7年)。国内の正社員平均545万円の2.3倍にあたる水準です。
ただし全社平均と口コミベースの実態には差があります。口コミ集計では平均709.2万円、20代627万円、30代816万円という数字もあり、年次や職種によって幅があります。
同じ設備工事業界で並べると、大気社966万円、新菱冷熱工業939万円、三機工業877万円です。高砂熱学工業は4社の中で最も高い水準にあります。
転職・キャリア選択で押さえるポイント
年収を上げる道は、資格取得によるグレード昇格、半導体・クリーンルームなど高難度分野への関与、同業他社への転職の3つです。ただし同業他社の全社平均はいずれも高砂熱学工業を下回るため、社内でのキャリアアップのほうが現実的な選択肢になりやすいといえます。
転職を検討する場合は、全社平均だけでなく職種別・年代別の実態と照らし合わせてください。施工管理の専門性や資格を持ち込める転職先を選べば、経験を活かして年収を維持・向上させる余地が生まれます。









