HISの平均年収は、2025年10月期の有価証券報告書によると549万2354円です。これは前年までの400万円台から大きく上昇した数字で、旅行業界の需要回復が背景にあるとみられます。
本記事では、有価証券報告書の公式データと、OpenWork等の口コミサイトに寄せられた社員の実感値の両方を突き合わせながら、HISの年収の実態を年代別・職種別に整理します。年収を上げるための具体的な選択肢もあわせて解説します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
※タブ切り替えできます
| エージェント | 求人数 | 詳細 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント | 公開求人数76万件超 | 業界最大級の求人数。未経験からハイクラスまで幅広く対応する、まず登録したい定番エージェント。 | 無料登録 |
|
マスメディアン | 業界特化求人5,000件超 | 広告・Web・マスコミ業界に特化。業界出身アドバイザーが対応し、年収800万円以上の求人も約4割。 | 無料登録 |
|
ランスタッド | 保有求人数推定2万件超 | 外資系・グローバル企業に強い世界最大級の人材会社。求人の8割が非公開で、年収800万円以上が中心。 | 無料登録 |
| エージェント | 評価 | クチコミ | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント | 特におすすめ | ・とにかく求人の量がすごく、希望条件に近い案件を次々紹介してもらえた。 ・書類添削や面接対策が丁寧で、初めての転職でも安心して進められた。 | 無料登録 |
|
キャリアチケット転職エージェント | 特におすすめ | ・20代向けという安心感があり、将来を見据えたキャリア提案をしてもらえた。 ・面談が丁寧で、IT・コンサルなど成長業界への転職を一緒に考えてくれた。 | 無料登録 |
|
ランスタッド | おすすめ | ・外資系企業の求人に強く、年収交渉までしっかりサポートしてもらえた。 ・対応のスピードが速く、テンポよくスムーズに選考を進められた。 | 無料登録 |
関連記事:転職エージェントはやめとけ?「見捨てられる」その評判、デメリットと裏側をプロが徹底解剖!
関連記事:【暴露】転職サイトおすすめ完全ガイド|<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
関連記事:【暴露】転職エージェントおすすめ完全ガイド<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
\ あなたに合ったエージェントがわかる /
転職エージェントは...
※クリックすると読みたい箇所にスキップできます
HISの平均年収は549万円|有価証券報告書の最新データを解説
HISの平均年収は549万2354円です(2025年10月期有価証券報告書)。平均年齢は37歳、平均勤続年数は12.5年、従業員数は4,447名となっています。初任給は月額23万5000円です。
有価証券報告書に記載される平均年間給与は、賞与や各種手当を含んだ金額で、上場企業に開示が義務づけられている一次情報です。HISの数字は毎年公表される客観的な指標として、口コミサイトの数字よりも信頼性が高いといえます。
平均年収の推移|コロナ後の回復で急上昇
HISの平均年収は、新型コロナウイルス感染症の影響で旅行需要が落ち込んだ2021年10月期に367万円まで落ち込みました。その後は回復基調が続き、2025年10月期には549万円まで持ち直しています。
| 決算期 | 平均年収 |
|---|---|
| 2019年10月期 | 503万円 |
| 2020年10月期 | 416万円 |
| 2021年10月期 | 367万円 |
| 2022年10月期 | 410万円 |
| 2023年10月期 | 443万円 |
| 2025年10月期 | 549万円 |
2024年10月期から2025年10月期にかけての伸びが特に大きく、この1年でインバウンド需要と海外旅行需要の双方が回復した効果が数字に表れたと考えられます。過去の年収データだけを参考にすると、現在の実態より低く見積もってしまう可能性がある点には注意が必要です。
平均年齢・平均勤続年数からわかること
平均年齢37歳、平均勤続年数12.5年という数字は、旅行業界の中では標準的な水準です。若手の離職が目立つ一方で、一定数のベテラン社員が長く勤め続けている構造がうかがえます。
従業員数4,447名という規模は、旅行会社の中でも大手に位置づけられます。全国に多数の店舗網を持つため、若手からベテランまで幅広い年齢層が在籍している点も特徴です。
平均年収は全社員の単純平均のため、若手が多い年やベテランが多い年で数字がぶれやすい点に注意しましょう。年代別のデータとあわせて見ることで、より実態に近い数字がつかめます。
HISの年代別の年収は?20代から40代までの推移

HISの年収は年代が上がるにつれて着実に上昇する傾向にあります。2023年10月期の有価証券報告書に記載された年代別データをもとに、直近の水準感に合わせて整理すると次のようになります。
同じ年代でも役職や配属先によって年収差が生まれやすいため、あくまで目安として捉えることが大切です。
特に等級制度のあるHISでは、年齢よりも等級の方が年収を左右する要素として大きいとされています。
同期入社でも数年後には年収に差がつくケースは珍しくなく、評価制度への理解が年収アップの前提になります。
20代の年収
20代の平均年収は300万円台から400万円程度が目安です。過去のデータでは25〜29歳の平均が339万円、最高額は800万円に達しており、若手でも実力次第で高い水準に到達できる余地があることが分かります。
入社直後は初任給水準からのスタートですが、営業成績や資格取得によって早い段階から評価に差がつきやすい環境だとされています。
旅行業務取扱管理者などの専門資格を取得しておくと、若手のうちから任される業務の幅が広がりやすくなります。
30代の年収
30代の平均年収は350万円台から450万円程度が目安です。30〜34歳では平均384万円、最高額650万円というデータがあり、20代からの上昇幅は決して大きくありません。等級が上がるタイミングで年収が伸びやすい構造だといえます。
結婚や子育てなどライフイベントが重なりやすい年代でもあり、家族手当や福利厚生制度の充実度もあわせて確認しておきたいところです。
主任やリーダー職への昇格が視野に入る年代でもあるため、マネジメント経験を積みたい人にとっては大きな分岐点になります。
40代以降の年収
40代の平均年収は450万円台から550万円程度、45〜49歳では平均531万円、最高額770万円という水準です。管理職への昇格が年収の伸びを大きく左右する年代だといえます。
年代が上がるほど年収の幅が広がる点も特徴です。同じ年代でも役職や評価によって年収差が大きく開くため、単純な年功序列とは言い切れない実態がうかがえます。
公表されている年代別データは2023年時点のものです。会社全体の平均年収は2025年に549万円まで上昇しているため、各年代の実際の水準もこの数字より高くなっている可能性があります。
HISの職種別の年収は?営業・企画・販売での違い

HISは旅行会社としての営業職に加え、企画や管理部門、店舗での販売やサービス業務など職種が幅広く、それぞれで年収水準が異なります。
自分がどの職種を希望するかによって、年収の伸び方や求められるスキルが大きく変わってくる点を押さえておきましょう。
入社時の配属はエントリーシートの希望や適性検査の結果をもとに決まることが多く、必ずしも希望通りになるとは限りません。
配属後も社内異動の機会が用意されているため、最初の配属先だけでキャリアの方向性が固定されるわけではありません。
営業系の年収
法人営業やツアー企画営業などの営業系は350万円台から500万円程度が目安です。個人の成果が評価に反映されやすく、実績次第で早い段階から年収を伸ばせる職種だとされています。
法人向けの旅行手配や出張管理を担当する部門は特に専門性が高く、経験を積むほど社外からの評価も得やすい分野だといえます。
インセンティブ制度が設けられているケースもあり、目標達成率次第で基本給以上の上乗せが期待できる職種です。
繁忙期と閑散期で業務量の差が大きい職種でもあるため、年間を通じた働き方のメリハリも考慮しておきたいところです。
企画・事務・管理系の年収
商品企画や経理 総務などの管理部門は400万円台から600万円程度が目安です。専門性の高い業務を担うポジションほど水準が高くなる傾向にあります。
会社全体の戦略に関わる企画部門は、店舗現場と比べて成果が数字に表れにくい一方、マネジメント経験を積みやすいポジションでもあります。
データ分析やマーケティングの知識を持つ人材は、旅行業界の中でも希少性が高く、年収面で優遇されやすい傾向があります。
近年はデジタル化の流れを受け、こうしたスキルを持つ社員の需要が社内でも高まっているとされています。
販売・サービス系の年収
店舗窓口での接客や販売を担う職種は330万円台から450万円程度が目安です。他の職種と比べるとやや低めの水準ですが、店長クラスへの昇格で年収が伸びる余地があります。
同じ会社に勤めていても、どの職種でキャリアを積むかによって年収の伸び方は大きく変わります。入社時点の配属だけでなく、その後のキャリアの方向性まで見据えて選択することが大切です。
職種別の年収差は入社後の異動である程度縮まることもあります。配属先の年収水準だけで一喜一憂せず、中長期でどんなスキルを積み上げたいかを軸に考えるのがおすすめです。
HISと同業他社の年収を比較|旅行業界での位置づけ
HISの平均年収549万円は、旅行 サービス業界の中でも上位に位置する水準です。業界平均とされる357万円と比較すると、190万円以上高い計算になります。
ただし業界内でも企業規模や事業構成によって年収水準は大きく異なるため、具体的な数字で比較することが実態把握の近道です。
次の表では、有価証券報告書の公式データをもとに主要な同業他社との比較を整理しています。
上場企業と非上場企業が混在するため、開示状況の違いにも触れながら見ていきます。
旅行業界の平均との比較
旅行業界全体の平均年収は357万円程度とされています。これはあくまで業界全体の目安であり、企業規模や上場 非上場によって差が大きい点には注意が必要です。
中小規模の旅行会社では年収300万円台にとどまるケースも多く、HISのような大手との差は決して小さくありません。
会社の規模や事業の多角化度合いが、そのまま年収水準の差につながっている構図だと考えられます。
宿泊 飲食など旅行以外の事業を持つ企業ほど、景気変動に左右されにくい収益構造を持つ傾向があるとされています。
主要な同業他社との年収比較
上場している同業他社と比較すると、HISの水準感がより具体的につかめます。
| 企業名 | 平均年収 | 出典時点 |
|---|---|---|
| HIS | 549万円 | 2025年10月期有報 |
| KNT-CTホールディングス | 708万円 | 2025年3月期有報 |
| JTB(非上場) | 440万円〜510万円程度 | 口コミベース推定 |
| 旅行業界平均 | 357万円程度 | 業界統計参考値 |
KNT-CTホールディングスは近畿日本ツーリストを傘下に持つ持株会社で、平均年齢もHISより高めのため単純比較はできませんが、業界内での相対的な位置づけを知る材料になります。JTBは非上場のため有価証券報告書による公式データが存在せず、口コミベースの推定にとどまる点も押さえておきましょう。
平均年収だけでなく平均年齢や勤続年数もあわせて見ると、より公平な比較ができます。年齢層が若い会社は平均年収が低く出やすいため、単純な数字の大小だけで判断しないようにしましょう。
HISの年収に関する口コミ・評判|有報の数字との違いは?
有価証券報告書の549万円という数字に対し、OpenWorkに寄せられた口コミベースの実感値は男性平均416万円(31歳)、女性平均382万円(30歳)と、公式データより大きく低い水準になっています。
この差が生まれる理由を理解しておくことで、数字だけに振り回されずに実態を判断できるようになります。
特に転職を検討している人にとっては、どちらの数字が自分の状況に近いのかを見極めることが重要になります。
OpenWorkに見る給与への満足度
OpenWorkでの待遇面の満足度は5段階中2.2と、給与 待遇への評価は決して高くありません。総合評価は3.31となっており、年収以外の項目を含めた総合的な満足度はそれほど低くない一方、給与面には不満を感じる社員が一定数いることがうかがえます。
- 「昇給もないものと考えたほうがいい」という声がある
- 月間の残業時間は平均25.1時間とされる
- 有給休暇の消化率は64.4%とされる
この3つに共通するのは、給与の伸びしろよりも働き方や休暇の取りやすさに関する声が目立つという点です。
額面と手取り・賞与の変動
年収549万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取り額は目安でおよそ420万円から430万円程度になります。旅行業界は季節や景気の影響を受けやすく、賞与額が年によって変動しやすい点も、口コミと有報の数字にギャップが生まれる一因だと考えられます。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起公式データと口コミの数字にギャップがあるときこそ、両方に目を通しておくことが大切です。どちらか一方だけを信じてしまうと、入社後の期待値とのズレが生まれかねません。
有報の平均年収は全社員の単純平均、口コミは投稿者に偏りが出やすいという特性があります。どちらか一方を鵜呑みにせず、両方を参考にしながら自分の状況に近いデータを探すのがおすすめです。
HISで年収を上げる方法

HISで年収を上げる方法は、大きく分けて社内でのキャリアアップと、転職によるキャリアチェンジの2つの方向性があります。
どちらの道を選ぶにしても、まず今の自分の立ち位置を正確に把握することが、遠回りせずに年収を伸ばす近道になります。
ここでは、社内での評価軸と社外での市場価値という2つの視点から具体的に見ていきます。
どちらか一方に偏るのではなく、両方の視点を持っておくことが結果的に選択肢を広げることにつながります。
社内での昇進・評価制度の活用
等級やグレードが上がるタイミングで年収が伸びやすいため、まずは評価基準を理解し、成果を数字で示せるようにしておくことが近道です。管理職への昇格は年収の伸びに直結しやすいポジションだといえます。
日々の業務の中で数字として残しにくい貢献も、上司との定期的な面談などを通じて言語化しておくと、評価のタイミングで有利に働きやすくなります。
社内公募制度がある場合は、希望する部署へ異動する形でキャリアの幅を広げつつ年収アップを目指す方法もあります。
転職によるキャリアアップという選択肢
旅行業界での経験を武器に、より年収水準の高い同業他社や、営業力 語学力を評価してくれる異業種へ転職する道もあります。特にコロナ禍で培った柔軟な対応力や課題解決の経験は、他業界でも評価されやすいポータブルスキルです。
社内での昇進と転職は、どちらか一方を選ぶものではなく、まず自分の市場価値を把握したうえで比較検討するのが賢明です。
いきなり転職活動を始めるのではなく、まずは自分の経験やスキルが今の市場でどう評価されるのかを客観的に知ることから始めましょう。無料の相談サービスを使えば、費用をかけずに現在地を確認できます。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起自分の市場価値は、一人で悩んでいてもなかなか分からないものです。プロの視点を借りることで、思わぬ選択肢が見えてくることもあります。
旅行業界での経験を活かしてキャリアアップを目指す場合、実績豊富な転職エージェントに相談することで、自分では気づけなかった強みや、条件に合う求人を効率よく見つけられます。冒頭で紹介した転職エージェント診断や比較表もあわせて活用してみてください。
まとめ|HISの年収を踏まえたキャリアの選び方
HISの平均年収は2025年10月期の有価証券報告書で549万円と公表されており、コロナ禍からの回復を経て過去数年より大きく上昇しています。一方でOpenWork等の口コミでは400万円前後という実感値が多く、給与への満足度も高くはありません。
年代別に見ると20代は300万円台、40代以降は500万円を超える水準が目安になり、職種によっても100万円以上の差が生まれます。数字だけを見て判断するのではなく、有報の公式データと口コミの実感値の両方を踏まえたうえで、自分のキャリアプランと照らし合わせることが大切です。
社内での昇進を目指すにせよ、転職によるキャリアアップを検討するにせよ、まずは自分の市場価値を客観的に把握することが最初の一歩になります。今回紹介したエージェントも活用しながら、納得のいくキャリア選択につなげてください。

