「公認心理師 やめとけ」と検索する背景には、大学・大学院での長い養成課程にお金と時間がかかること、専門職としては年収が低めに見えること、クライエントの苦しみに向き合い続ける感情労働の重さといった事情があります。
これらは個人の努力不足ではなく、資格の制度設計と雇用の仕組みに起因する部分が大きいのが実態です。本記事では一次情報をもとに「やめとけ」と言われる理由を正直に整理したうえで、向いている人には有望な選択肢であることも併せて解説します。
公認心理師は臨床心理のカウンセリング・心理検査を担う国家資格で、福祉制度の案内や社会資源の調整を主軸とする精神保健福祉士とは専門領域が異なります。両資格を混同したまま求人を比較すると、働き方のイメージがずれやすいため注意が必要です。
同じ国家資格でも、配属される分野や雇用形態によって収入や働きやすさの実感は大きく変わります。感覚論だけで判断せず、一次情報に基づいた数字を踏まえて進路を検討することが、後悔の少ない選択につながります。
- 公認心理師の平均年収は約433万円で常勤・非常勤の差が大きい
- 国家試験の合格率は回によって46%〜80%と幅がある
- 臨床心理の専門資格で精神保健福祉士とは支援の軸が異なる
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公認心理師はやめとけと言われる理由

公認心理師に「やめとけ」という声が向けられる理由は、ひとつの原因に絞れるものではありません。資格取得までの投資、年収水準、雇用の不安定さ、感情労働の重さという、性質の異なる要因が重なっています。
これらは資格そのものの価値を否定するものではなく、養成課程の仕組みや配属先の雇用形態によって差が大きい点も押さえておく必要があります。
ここでは制度的な背景から順番に見ていきます。
大学・大学院の養成課程にお金と時間がかかる
公認心理師の受験資格を得る主なルートは、大学の学部で心理学の指定科目を履修したうえで、大学院の指定科目を修了する経路です。つまり学部4年+大学院2年の計6年が標準的な取得期間になります。
大学院を置いていない、または公認心理師対応カリキュラムを持たない心理学科も存在するため、進学先選びの段階でつまずくケースもあります。学費に加えて実習費用もかかり、資格取得までの投資は決して小さくありません。
平均年収433万円でも専門性に見合わないと感じやすい
厚生労働省の令和2年度障害者総合福祉推進事業「公認心理師の活動状況等に関する調査」によると、公認心理師の平均年収は約433万円とされています。全職種平均と比べて極端に低い水準ではありませんが、6年間の養成課程を経た専門職としては見合わないと感じる人が一定数います。
年収300万円台から400万円台に回答が集中しており、臨床経験を積んでも収入が大きく伸びにくい構造が指摘されています。
非常勤・非正規雇用のポジションが多い
心理職の求人は常勤枠が限られ、非常勤やパートタイムの掛け持ちで生計を立てる働き方が珍しくありません。同調査でも非常勤は年収200万円台から300万円台に回答が集中しており、常勤との差が大きいことが分かります。
複数の職場を掛け持ちする「非常勤掛け持ち」のスタイルは、収入の安定という点では常勤に劣りますが、分野を横断して経験を積みやすいという側面もあります。
クライエントの苦しみに向き合う感情労働の重さ
公認心理師が対応する相談には、うつ、虐待、発達特性、依存症、希死念慮など、答えがすぐに出ない事例が多く含まれます。面接の時間だけでなく、記録作成やケースカンファレンスへの参加でも神経を使います。
こうした相談を日常的に受け止め続けると、共感疲労や燃え尽き症候群につながりやすいとされています。感情労働としての負荷の高さは、事務職や技術職にはない特有の悩みです。
精神保健福祉士との役割の違いが分かりにくい
公認心理師と精神保健福祉士は、どちらも心に関わる国家資格のため混同されがちですが、専門領域は明確に異なります。公認心理師はカウンセリングや心理検査による臨床心理の支援が軸、精神保健福祉士は福祉制度の案内や社会資源の調整といったソーシャルワークが軸です。
求人票でこの違いが明示されていない場合もあり、自分が担う業務の中身を面接で具体的に確認しないまま入職してギャップを感じるケースも見られます。どちらの資格を活かす求人なのかを事前に見極めることが大切です。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起公認心理師は医療・教育・産業など活動領域が広い資格です。やめとけと言われる要因の多くは分野や雇用形態によって差があるため、一つの職場の体験談だけで判断しないようにしましょう。
大学院での公認心理師対応カリキュラムの有無は大学によって差があります。社会人から目指す場合は、プログラム等による特例ルートの対象期間や条件を早めに調べておくと計画が立てやすくなります。
公認心理師の年収・将来性の実態


公認心理師の年収は、養成課程の長さに対して控えめな水準にとどまっています。きれいごとだけで片づけず、公的な調査をもとに実態を整理します。
平均年収433万円の内訳と年収分布
厚生労働省の令和2年度調査(2021年3月公表、一般社団法人日本公認心理師協会実施)によると、公認心理師の平均年収は約433万円、月額換算でおよそ30万円台とされています。
| 年収区分 | 割合の目安 |
|---|---|
| 200万円未満 | 約12% |
| 200〜400万円未満 | 約38% |
| 400〜600万円未満 | 約29% |
| 600〜800万円未満 | 約12% |
| 800万円以上 | 約7% |
上の表のとおり、年収200万円台から400万円台に回答が集中する一方、800万円以上に届く層も一定数存在します。大学・研究所や複数拠点を掛け持ちする高収入層が平均を押し上げている構造です。
常勤・非常勤で年収の差が大きい
同調査では、常勤は年収400万円から600万円未満の層が最も多いのに対し、非常勤は200万円から300万円未満の層が最も多いという結果が出ています。
同じ資格でも雇用形態によって年収の分布が大きく異なるため、求人を比較する際は常勤か非常勤かを必ず確認する必要があります。非常勤を複数掛け持ちして常勤並みの収入を確保する働き方をとる人もいます。
活動分野別の年収傾向
公認心理師の主な活動分野は保健医療・福祉・教育・司法犯罪・産業労働の5領域に大別されます。同調査では、保健医療・福祉・教育の3分野は年収300万円台が最多層である一方、産業・労働分野は400万円台、司法・犯罪分野は500万円台が最多層と報告されています。
| 活動分野 | 最多の年収層の目安 |
|---|---|
| 保健医療分野 | 300万円台 |
| 福祉分野 | 300万円台 |
| 教育分野 | 300万円台 |
| 産業・労働分野 | 400万円台 |
| 司法・犯罪分野 | 500万円台 |
司法・犯罪分野は家庭裁判所や矯正施設など公務員として勤務するケースが多く、給与体系が公務員の俸給表に準じるため比較的安定した水準になりやすいと考えられます。産業・労働分野も企業の健康管理部門での常勤採用が多く、待遇面で優位に働きやすい分野です。
実務経験年数による年収の伸び
実務経験10年未満の層では年収300万円台が最多である一方、実務経験10年以上の層では年収400万円台から500万円台まで分布が広がり、相対的に高年収層の割合が増えています。
勤続年数を重ねるほどマネジメント業務やスーパービジョンを担う立場に移行しやすく、収入の伸び幅も大きくなる傾向があります。若手のうちは収入が伸びにくくても、専門性を積み上げることで中長期的に改善する余地があります。
資格の将来性と登録者数の推移
公認心理師は2017年に公認心理師法が成立し、2018年に第1回国家試験が実施された比較的新しい国家資格です。2025年3月末時点の登録者数は73,743人とされ、創設当初から一貫して増加しています。
活動分野の構成比も変化しており、2019年度調査では保健医療分野が最多の約40%でしたが、2023年度調査では教育分野が最多の27.1%に入れ替わっていると報告されています。スクールカウンセラーの配置拡大など、教育現場での需要が伸びていることがうかがえます。
心の不調への社会的な理解が進む中で、医療・教育・産業それぞれの現場で心理専門職への需要自体は底堅いとされています。一方で常勤ポストの増加ペースは緩やかなため、分野を柔軟に選べる人ほどキャリアの選択肢を広げやすい状況です。
公認心理師法の成立から10年に満たない新しい資格のため、資格の社会的な認知と評価制度はまだ発展の途上にあります。診療報酬上の評価や企業の採用基準が今後どう変わっていくかは、資格保有者自身が学会や職能団体を通じて発信を続けるかどうかにも左右されると考えられます。



公認心理師の年収は分野と雇用形態による差が非常に大きい資格です。平均値だけで判断せず、自分が検討している分野・雇用形態の相場を個別に確認することをおすすめします。
同じ平均年収でも、分野と雇用形態が異なれば実際の手取りは大きく変わります。求人票を比較する際は、年収の数字だけでなく常勤か非常勤か、どの分野の業務かをあわせて確認しましょう。
公認心理師に向いていない人・向いている人の特徴


ここまでの実態を踏まえると、公認心理師が向く人と向かない人の違いが見えてきます。性格だけで決まるものではなく、価値観や働き方の希望との相性が大きく関係します。
向き不向きを判断する際は、体験談だけに頼らず、自分がこれまでどんな場面にやりがいを感じてきたかを振り返ることが出発点になります。
向いていない人の特徴
成果をすぐに数字で確認したい人にとって、公認心理師の仕事は向き不向きが分かれやすい分野です。カウンセリングの効果は短期間で数値化しにくく、達成感を得にくいと感じる場合があります。
記録作成やケース会議の準備に時間を取られ、本来の面接業務に集中できないと感じる人もいます。事務作業の比重が高い点は、入職前のイメージとのギャップになりやすい要素です。
- 相手の感情を自分のことのように強く引き受けてしまう
- 結果がすぐ数値で出ないと不安になる
- 完璧主義で思うように進まない事例に強く落ち込む
- 収入より安定を最優先し非常勤の掛け持ちに抵抗がある
これらに複数当てはまる場合でも、境界線の引き方は訓練分析やスーパービジョンを通じて変えられるとされています。生まれつきの性格ではなく、経験と学習で改善できる部分も多いという点は覚えておく価値があります。
特に、相手の感情の波に長く付き合うことが苦手なタイプは、担当件数が多い部署よりも、面接時間に余裕を持てる体制の職場を選ぶことで負担を減らせる場合があります。配属前に一日あたりの面接件数の目安を確認しておくと安心です。
向いている人の特徴
一方で、他人の話をじっくり聞いて整理するのが苦にならない人、心理検査の結果を丁寧に読み解くことに興味を持てる人には、やりがいの大きい仕事です。地道な学習や事例研究を続けられる人にも向いています。
- まず相手をそのまま受け止める姿勢を持てる
- 自分なりの理論的な拠りどころを持っている
- 仕事と私生活を切り分けるセルフケアができる
- 医師や教員など多職種と連携して動くことに前向きになれる
向いている人の共通点は、短期の成果より長期の変化に価値を見いだせることです。心理学の研究知見や制度の変化に関心を持ち続けられるかどうかも、長く続けられるかの分かれ目になります。
また、公認心理師の仕事は一人で完結しないため、医師や看護師、教員、ソーシャルワーカーなど多職種との情報共有や連携を前向きに捉えられる人ほど、業務の負担感を軽く感じやすい傾向があります。
さらに、臨床経験をスーパービジョンで振り返ることを負担ではなく成長の機会と捉えられる人は、年数を重ねるほど専門性が深まり、長く続けやすい傾向があります。学び続ける姿勢そのものが適性のひとつといえます。



向き不向きは入職前の自己分析だけで決めきれるものではありません。実習や見学を通じて現場の空気を体感したうえで判断することをおすすめします。
事例検討の場やスーパービジョンの仕組みがあるかどうかを面接で確認すると、入職後に一人で抱え込む懸念点を減らせます。相談できる先輩がいるかも重要な判断材料です。
それでも公認心理師を目指す場合の対策・代替キャリア


「やめとけ」と言われる理由を知ったうえでなお公認心理師を目指す、あるいは資格を活かし続けたいと考えるなら、具体的な対策を持っておくことが重要です。
燃え尽きを防ぐセルフケアと職場選びの基準
感情労働の負荷を減らすには、一人で抱え込まない体制を選ぶことが有効です。定期的なスーパービジョンを受ける、勤務後の思考を翌日の業務時間に区切る、同職種の人と話す場を持つといった工夫が挙げられます。
職場選びの段階では、常勤・非常勤の別、面接の持ちコマ数、スーパービジョン費用の負担先が明示されているかを確認しておくと、入職後の不透明感を減らせます。不眠や強い疲労感が続く場合は、早めに専門機関へ相談することも大切です。
分野を選んで年収を上げる
活動分野によって年収の目安が異なるため、産業・労働分野や司法・犯罪分野への異動や転職で収入を底上げできる可能性があります。企業の健康管理部門や家庭裁判所調査官補佐のような公務員ポストは、待遇面で比較的安定しています。
経験を積んだのちに私設心理相談機関を開業する、オンラインカウンセリングのプラットフォームに登録するといった独立の選択肢もあります。いずれも集客力や経営スキルが問われるため、組織での経験を積んでからの挑戦が現実的です。
公認心理師からの転職先・キャリアチェンジ
臨床経験を活かしたまま働き方を変える選択肢としては、企業の人事・研修部門、EAP(従業員支援プログラム)サービス会社、心理検査の開発・教材制作、心理学系の大学教員や研究職などがあります。
- 企業の人事部・健康管理室での産業カウンセリング担当
- EAPサービス会社のカウンセラー・コーディネーター
- 心理検査・教材の開発企業での監修業務
- 大学・専門学校での非常勤講師や研究職
いずれも面接室で直接カウンセリングを担う働き方からは離れますが、臨床で培った対人理解やアセスメント力を制度設計や人材育成に還元できる点にやりがいを見いだす人もいます。資格を完全に手放さず、臨床とは異なる形で活かす道があることも知っておくと選択の幅が広がります。
転職先を検討する際は、求人票の情報だけで判断せず、実際に働く人の声や職場の雰囲気を確認したうえで決めることが、ミスマッチを避ける近道になります。臨床を離れる選択は後ろ向きなものではなく、どちらも心理支援を支える役割だと理解しておくことが大切です。
学会・研修を通じたネットワークづくり
日本公認心理師協会や各分野の学会では、事例検討会や研修会が定期的に開催されています。こうした場に参加すると、同じ悩みを抱える他施設の公認心理師とつながれます。
職場の中だけで悩みを抱え込むと視野が狭くなりやすい一方、学会や研修のネットワークを通じて他施設の実情を知ることで、今の職場の待遇や業務量が一般的な水準かどうかを客観的に判断しやすくなります。
オンラインでの事例検討会や勉強会も増えており、地方在住でも都市部の専門家とつながりやすい環境が整いつつあります。移動の負担が少ない分、継続して参加しやすい点もメリットです。



公認心理師は活動分野が非常に広い資格です。今の配属先が合わないと感じても、分野を変えるだけで働きやすさが大きく変わることがあります。
臨床経験の証明や退職理由の整理は在職中のほうが落ち着いて進められます。退職前にエージェントへ相談し、求人の相場感をつかんでおくと判断の精度が上がります。
公認心理師に関するよくある質問
最後に、公認心理師の進路を検討するうえでよく寄せられる疑問を整理します。
公認心理師は本当に食えない資格ですか
厚生労働省の調査では平均年収約433万円とされ、全職種平均と比べて極端に低いわけではありません。ただし常勤・非常勤や活動分野によって年収の差が非常に大きい点が実態に近い表現です。非常勤を掛け持ちする働き方では収入が不安定になりやすい一方、常勤で経験を積めば年収500万円台に届く層も一定数存在します。
分野を選ぶ、専門性を高める、常勤ポストを探すといった選択によって、収入を伸ばす余地は残されています。数字だけを見て判断する前に、自分が検討している分野・雇用形態の相場を個別に確認することをおすすめします。
公認心理師と臨床心理士はどちらを取るべきですか
臨床心理士は民間資格、公認心理師は国家資格という違いがあります。医療機関では診療報酬の算定要件に公認心理師が明記される場面が増えており、臨床心理士のみの場合より業務の幅が広がりやすい傾向があります。
受験資格を満たせる大学院であれば、両方の資格を同時に目指せるカリキュラムも多くあります。進学先を選ぶ段階で、両資格に対応したカリキュラムかどうかを確認しておくと将来の選択肢が狭まりません。
公認心理師と精神保健福祉士の違いは何ですか
公認心理師はカウンセリングや心理検査による臨床心理の支援を担う資格で、精神保健福祉士は福祉制度の案内や社会資源の調整といったソーシャルワークを担う資格です。どちらも精神科医療や福祉の現場で働きますが、専門性の軸が異なります。
実際の現場では両資格を併せ持ち役割を使い分ける人材も増えています。自分がカウンセリングを主軸にしたいのか、制度活用の支援を主軸にしたいのかを先に考え、そこから必要な資格を逆算して選ぶと迷いにくくなります。
公認心理師の国家試験の合格率は下がっていますか
第1回(2018年)は受験者35,020人に対し合格率79.6%でしたが、第2回(2019年)は46.4%まで下がり、その後は回によって46%台から60%台の間で推移しています。第9回(2026年)は合格率60.0%でした。
第1回は現任者講習修了者を含む経過措置対象者が多く受験した特殊な回であり、第2回以降が通常の試験水準に近いと考えられています。年によって変動幅があるため、特定の回の数字だけで難易度を判断しない方がよいでしょう。
社会人からでも公認心理師を目指せますか
大学で心理学以外を専攻していた場合でも、大学院で指定科目を履修すれば受験資格を得られるルートがあります。働きながら夜間・通信制の大学院を利用する方法もありますが、実習期間の確保が課題になりやすい点は事前に確認が必要です。
養成課程の負担が大きいため、まず産業カウンセラーなど比較的取得しやすい民間資格から心理支援の仕事に触れてみて、適性を確認してから公認心理師を目指すという段階的な進め方を選ぶ人もいます。
一人で抱え込んで判断すると視野が狭くなりがちです。指導教員や先輩、転職エージェントなど、第三者の視点を取り入れて選択肢を広げましょう。
エージェント紹介
公認心理師としてのキャリアを見直す際は、医療・福祉・教育分野の求人に強い転職エージェントを併用すると情報収集の幅が広がります。
まとめ
公認心理師が「やめとけ」と言われる背景には、大学・大学院にまたがる長い養成課程のコスト、専門性に対して伸びにくい年収、非常勤雇用の多さ、感情労働としての精神的な負担という、資格特有の事情があります。
一方で、平均年収433万円という数字だけでは分からない分野差・雇用形態差があり、常勤ポストの確保や経験年数の積み上げによって収入やキャリアの幅を広げる余地は十分にあります。教育分野をはじめ活動領域の広がりも続いており、挑戦しやすい環境が整ってきています。
公認心理師はカウンセリングや心理検査を軸にした臨床心理の専門資格であり、福祉制度の調整を軸にする精神保健福祉士とは支援の形が異なります。この違いを理解したうえで自分が担いたい支援の形を選ぶことが、入職後のギャップを防ぐ第一歩になります。
「やめとけ」という言葉だけで進路を決めるのではなく、背景にある制度や数字を理解したうえで、自分にとっての優先順位を整理することが、納得できる選択につながります。
すでに公認心理師として働いている人にとっても、今の職場の条件が業界の中でどの水準にあるのかを定期的に見直すことは意味があります。情報を集めたうえで続けるか、環境を変えるかを自分の意思で選べる状態をつくることが、長く働き続けるための土台になります。この記事が、その判断材料のひとつになれば幸いです。
迷ったときは一人で結論を出そうとせず、指導教員や先輩、職能団体、転職エージェントなど第三者の視点を取り入れることをおすすめします。客観的な情報を増やすほど、自分にとって納得できる選択に近づきます。
出典・参考情報
- 公認心理師はやめとけ?言われる理由と実態の解説(アガルート)
- 公認心理師の給与・年収に関する解説記事(アガルート)
- 公認心理師の活動分野・就職先に関する解説記事(アガルート)
- 令和2年度障害者総合福祉推進事業 公認心理師の活動状況等に関する調査(厚生労働省)
- 公認心理師国家試験の合格発表(厚生労働省)
- 公認心理師国家試験の実施結果に関する発表(厚生労働省)
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









