【SaaS転職の決定版】年収1000万を狙う「攻め」の営業キャリアと「The Model」完全攻略

saas 転職

「SaaS営業はきついからやめておけ」
「テレアポとノルマに追われるだけだ」

ネット上にはそんなネガティブな言葉が溢れています。しかし、断言します。 SaaS営業こそが、学歴や職歴に関係なく、最短で年収を倍増させ、ビジネスパーソンとしての市場価値を爆上げできる「最強の職種」です。

はじめまして。「攻めキャリエージェント」です。
私はこれまで、数多くのビジネスパーソンを「守り」のキャリアから「攻め」のキャリアへと導いてきました。

あなたが今、この記事を読んでいただいているということは現状の年収や環境に満足しておらず、「もっと評価されたい」「もっと稼ぎたい」という野心をお持ちのはずです。その選択は正しい。ただし、「どのSaaS企業で」「どのポジションを担うか」を間違えれば、あなたは疲弊し、キャリアを棒に振ることになります。

この記事では、巷に溢れるような薄い情報ではなく、プロの視点から「勝てるSaaS企業の選び方」「年収1000万を超えるための具体的戦略」「転職エージェントを使い倒す裏技」を徹底解剖します。

これは単なる読み物ではありません。あなたの人生を「攻め」に転じるための戦略書です。

解説者

攻めキャリエージェント:東田 尚起

攻めキャリエージェント なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

目次

SaaS転職の難易度は?「未経験」でも勝てる理由

まず、SaaS業界への転職難易度について結論を述べます。

SaaS業界への転職難易度は、企業フェーズによって異なりますが、全体として「未経験者への門戸」は全業界の中で最も広く開かれています。

なぜSaaS営業は「狙い目」なのか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する現代において、SaaS市場は爆発的に成長しています。しかし、その成長スピードに人材の供給が追いついていません。企業は常に「売れる営業」を渇望しています。

  • ポテンシャル採用が主流: 特別な国家資格などは不要です。SaaS特有の「科学的な営業手法」を吸収できる素直さや、論理的思考力が評価されやすいためです。
  • 異業種からの参入障壁が低い: 金融、不動産、人材、メーカーなど、あらゆるバックグラウンドを持つ人が活躍しています。特に「無形商材」の法人営業経験者は即戦力として歓迎されます。

ただし、「誰でも入れる会社」と「入るべき会社」は違います。誰でも入れる会社(プロダクト力が弱く、人海戦術で売る会社)に行けば、あなたは消耗品として扱われます。目指すべきは、PMF(プロダクトマーケットフィット)しており、営業職が高い付加価値を持つ企業です。

そもそもSaaS営業とは?「モノ売り」から「科学的販売」へ

「営業=足で稼ぐ仕事」だと思っていませんか? その認識のままだと、SaaS転職は失敗します。

SaaS(Software as a Service)は、クラウド上のソフトウェアをインターネット経由で利用するサービスです。売り切り型ではなく、サブスクリプション(継続課金)モデルであることが最大の特徴です。

SaaS営業の本質は「LTVの最大化」

売り切り型の営業は「契約」がゴールですが、SaaS営業は「契約」がスタートです。顧客に長く使い続けてもらい、LTV(顧客生涯価値)を最大化することが求められます。そのため、無理な押し売りは御法度。顧客の課題を本当に解決できるかをロジカルに見極める必要があります。

営業の概念を変えた「The Model(ザ・モデル)」

SaaS営業を語る上で避けて通れないのが、「The Model」という分業体制です。 一人の営業マンが全てのプロセスを担当するのではなく、以下の4つのプロセスに分業し、専門性を高めて効率化を図ります。

  1. マーケティング:見込み客(リード)の獲得
  2. インサイドセールス(IS):リードの育成と商談化
  3. フィールドセールス(FS):商談と受注
  4. カスタマーサクセス(CS):導入支援と継続利用の促進

この仕組みの中で、自分はどのパーツのプロフェッショナルになるのか。それを戦略的に選ぶことが重要です。

【極秘】SaaS営業の具体的な仕事内容とリアル

ここが最も重要です。SaaS営業の仕事内容は「職種(役割)」によって全く異なります。「攻め」のキャリアを築くために知っておくべき3つの職種のリアルを紹介します。

① インサイドセールス(IS):SaaS営業の登竜門

未経験からSaaS業界に入る場合、多くの人がここからスタートします。

  • 仕事内容: マーケティングチームが獲得したリードに対して電話やメールでアプローチし、課題をヒアリング(ナーチャリング)して、商談アポイントを獲得します。
  • リアル: 単なるテレアポではありません。「いますぐ客」ではない顧客に対し、情報提供を通じて購買意欲を高める高度なコミュニケーション能力が求められます。また、MA(マーケティングオートメーション)ツールを駆使してデータを分析する力も必要です。
  • 向いている人: マメな性格の人、仮説思考ができる人、短時間で信頼関係を築ける人。

② フィールドセールス(FS):花形のクロージング部隊

インサイドセールスからトスアップされた商談を担当し、受注まで導く役割です。

  • 仕事内容: 具体的な課題解決策の提案、デモンストレーション、見積もり提示、クロージング。
  • リアル: 「売れる仕組み」がある程度整っているため、個人の根性論ではなく「いかに顧客の決裁プロセスに入り込むか」「投資対効果(ROI)を証明できるか」というロジカルな提案力が求められます。
  • 向いている人: 論理的思考力が高い人、相手の懐に入るのが上手い人、プレッシャーに強い人。

③ カスタマーサクセス(CS):SaaS収益の守護神

契約後の顧客をサポートし、解約(チャーン)を防ぎ、アップセル(追加購入)を狙う役割です。

  • 仕事内容: オンボーディング(導入支援)、活用促進、定例ミーティング、契約更新の交渉。
  • リアル: 「カスタマーサポート(受動的)」とは違い、「カスタマーサクセス(能動的)」です。顧客のビジネス成功のために、先回りして提案するコンサルタントのような動きが求められます。SaaS企業の利益はここにかかっているため、近年非常に市場価値が高まっています。
  • 向いている人: 世話好きな人、長期的な関係構築が得意な人、課題解決そのものを楽しめる人。

SaaS営業の評判は本当?「きつい」の正体と得られるキャリア

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「SaaS 転職 評判」と聞くと「きつい」「KPI地獄」。 これは半分本当で、半分嘘です。

「きつい」の正体:徹底的なKPI管理

SaaS営業は、すべての行動が数値化(KPI管理)されます。 「架電数」「商談化率」「受注率」「解約率」など、自分のパフォーマンスがガラス張りになります。「なんとなく頑張りました」が通用しない世界です。 数字に追われるのが苦手な人には「地獄」ですが、数字で自己分析し、改善を楽しめる人にとっては「ゲーム」のように攻略しがいのある環境です。

キャリアを通して得られるもの

SaaS営業で結果を出せば、以下の「攻めの武器」が手に入ります。

  1. 再現性のある営業スキル: The Model型の組織で学んだ「科学的な営業手法」は、どの業界に行っても通用します。
  2. ITリテラシーとDX知見: 最新のツールやテクノロジーに触れることで、DX人材としての価値が高まります。
  3. 市場価値の爆上がり: 成長産業での実績は、転職市場で最強のカードになります。

気になる待遇面|SaaS営業の年収・休日・福利厚生

SaaSの年収は、企業フェーズと役割で決まります。

年収のリアル

  • インサイドセールス:約400〜600万円
  • フィールドセールス:約500〜800万円(マネージャークラスは1000万円超)
  • カスタマーサクセス:約500〜900万円
  • 外資系SaaS(Salesforceなど):平均1000万円超(ベース給+インセンティブ)

日系SaaS vs 外資系SaaS

  • 日系SaaS(Sansan、SmartHRなど): チームワーク重視。固定給の比率が高く、安定して働ける。ストックオプション(SO)での一攫千金も狙える。
  • 外資系SaaS: 実力主義。基本給+コミッション(歩合)の比率が高く、成果を出せば青天井だが、出せなければ解雇のリスクもある(Up or Out)。

休日・福利厚生

SaaS企業はIT業界に属するため、基本的に土日祝休みです。リモートワークやフレックスタイム制を導入している企業が多く、ワークライフバランスは比較的取りやすい傾向にあります。 「働きやすさ」と「成長」を両立できるのがSaaS業界の大きな魅力です。

SaaS営業への転職に向いている人・向いていない人

ミスマッチを防ぐため、ここを冷静に見極めてください。

向いている人(攻めの人材)

  • ロジカルシンキングができる人: 「なぜ売れたのか」「なぜ断られたのか」を因数分解して考えられる人。
  • 変化を楽しめる人: プロダクトの機能追加や組織変更が頻繁にあります。変化をチャンスと捉えられる人。
  • 素直さがある人: 新しいツールや手法を素直に吸収し、即行動に移せる人。
  • チームプレーができる人: The Modelは「分業」であり「連携」です。前工程・後工程へのリスペクトを持てる人。

向いていない人

  • ITツールにアレルギーがある人: Slack、Salesforce、Zoomなどを使いこなすのが苦痛な人。
  • 「足で稼ぐ」スタイルを変えられない人: 根性論だけではSaaSは売れません。
  • 受け身な人: 「教えてもらう」のを待っている人は、スピード感についていけません。

SaaS営業の選考フローと「攻め」の面接対策

SaaS企業の面接で見られているのは、たった一つ。 「この人は、再現性を持って成果を出せるか?」 これだけです。

選考フロー

  1. 書類選考(実績を数字で記載することが必須。特にKPI達成率)
  2. 一次面接(現場マネージャー:スキルとカルチャーマッチ)
  3. 二次面接・最終面接(役員・社長:覚悟とビジョン)

面接対策の3つの鉄則

  1. 実績は「数字」と「プロセス」で語れ
    「頑張りました」は不要。「目標達成率120%を継続しました。そのためにKPIである商談数を週〇件に設定し、××という施策でリードタイムを短縮しました」と、再現性をアピールしてください。
  2. 「なぜSaaSか」を原体験とセットで話せ
    「成長産業だから」だけでは弱いです。「前職で非効率な業務に苦しみ、ITツールの力で解決したいと痛感した」など、自分の言葉で語りましょう。
  3. 企業研究は「プロダクト」まで深掘りせよ
    その企業のSaaSプロダクトを実際に触ってみる(トライアルなど)、競合他社と比較する。そして「私ならこう売る」という仮説を持って面接に臨みましょう。

3年後のキャリアはどうなる?卒業生のリアルな進路

営業職 転職

SaaS営業で実績を積んだ後のキャリアパスは無限大です。

  • SaaS企業のマネージャー・事業責任者: チームを率いて事業を拡大させる。年収1000万円〜1500万円クラス。
  • PMM(プロダクトマーケティングマネージャー): 開発と営業の橋渡し役となり、プロダクトの戦略を立案する。
  • Enablement(営業企画・育成): 営業組織全体の生産性を高める仕組みを作る。
  • スタートアップへの転職(CxO): 創業期のメンバーとして参画し、ストックオプションを得る。
  • 異業界のDX推進担当: 事業会社に移り、SaaS導入側の立場としてDXを推進する。

SaaS営業の経験は、「デジタル時代のビジネス基礎体力」です。ここで培った力は、どの業界に行っても重宝されます。

SaaS転職におすすめのエージェント(攻めキャリ)

SaaS業界は情報の鮮度が命です。

失敗しないエージェントの選び方

① SaaS・IT特化型エージェント

  • 特徴: 業界の動向、各社のカルチャー、プロダクトの強み弱みを熟知している。
  • おすすめ: マーキャリ、ギークリーなど。
  • 使い方: 自分に合った具体的な企業や職種の提案を受けるために使う。

② 大手総合型エージェント

  • 特徴: 求人数が圧倒的。未経験可のポテンシャル求人も多い。
  • おすすめ: リクルートエージェント、dodaなど。
  • 使い方: 市場にある求人の全体像を把握するために使う。

③ 攻めキャリエージェント(私のような個人の戦略パートナー)

  • 特徴: 単なる求人紹介ではなく、「個人のキャリア戦略」に深くコミットする。
  • 使い方: 「なぜそのSaaSなのか?」「3年後にどうなっていたいか?」を逆算し、面接で「刺さる」職務経歴書の書き方から、年収交渉までを徹底的にサポートします。

【重要】エージェントは「使い倒す」ものです。 担当者に遠慮してはいけません。
「この会社の離職率は?」「実際の残業時間は?」と、泥臭い情報を引き出してください。SaaS営業を目指すなら、エージェントとの交渉も営業の練習だと思ってください。

まとめ

SaaS業界への転職は、単なる職種変更ではありません。 「テクノロジーの力でビジネスを加速させる側」に回るという、ビジネスパーソンとしての進化です。

  • SaaS営業はきつい? → 科学的な営業手法を学べる最高の道場。
  • 未経験でも大丈夫? → 意欲と論理的思考があれば、今が最大のチャンス。
  • 年収は上がる? → 成果主義と市場の成長性で、青天井も夢ではない。

「古い営業スタイルにしがみつく」か、「最先端の営業スキルを身につける」か。 もしあなたが後者を選ぶなら、今すぐ行動を起こしてください。

まずは、転職エージェントに登録し、自分の市場価値を確認することから始めましょう。 あなたの「攻め」の転職が、最高のキャリアにつながることを応援しています。

このチャンネルについて

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