アフラックの平均年収は、口コミサイトの集計で763万円です(正社員533人の回答、回答者の平均年齢34歳)。生命保険・損害保険業界の平均570万円を193万円上回ります(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度)。
日本の事業を担うアフラック生命保険株式会社は非上場のため、有価証券報告書による公式の平均年収はありません。国内の正社員の平均給与は545万円で(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)、口コミ集計の763万円はその約1.4倍にあたります。
ただし763万円は全職種をならした数字です。企画職1,025万円と事務職661万円のあいだには364万円の差があり、2021年に導入された職務等級制度によって、年齢より担当する職務の大きさで年収が決まる仕組みに変わっています。この記事では公開資料と口コミ集計を突き合わせ、年代別・職種別の実態と年収を上げる道筋を整理します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起アフラックは外資系の生命保険会社として知られていますが、人事制度の設計と運用は日本法人で独立して行われています。外資系だから年収が極端に高い、あるいは成果次第で乱高下する、というイメージとは少し違う点を押さえておきましょう。
アフラックの平均年収は763万円|非上場のため口コミ集計が目安


アフラックの平均年収は、公開されている口コミ集計で見ると689万円から763万円の範囲にあります。OpenWorkでは763万円、エン カイシャの評判では689万円です(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度、エン カイシャの評判 アフラック生命保険の年収)。
2つの数字に74万円の差があるのは、回答者の人数と年齢構成が違うためです。どちらも社員が自己申告した年収の平均で、会社が公表した数字ではないことを前提に読む必要があります。
口コミサイト2社の平均年収
まず主要な口コミサイトの集計値を並べます。回答者の平均年齢が若いほど、平均年収は低めに出る傾向があります。
| 集計元 | 平均年収 | 回答者数 | 回答者の平均年齢 | 年収の範囲 |
|---|---|---|---|---|
| OpenWork | 763万円 | 533人 | 34歳 | 300万〜3,000万円 |
| エン カイシャの評判 | 689万円 | 210人 | 36.1歳 | 300万〜1,850万円 |
出典はOpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度とエン カイシャの評判 アフラック生命保険の年収です。参考として、国内の給与所得者全体の平均給与は478万円、正社員に限ると545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。
どちらの集計でも、アフラックの年収は国内の正社員平均を150万円以上上回る水準にあります。業界内で見ても、OpenWorkの生命保険・損害保険業界平均570万円を大きく超えています。
有価証券報告書で年収を確認できない理由
上場企業であれば、有価証券報告書に平均年間給与が記載されます。アフラックについてこの数字が見つからないのは、日本で事業を行うアフラック生命保険株式会社が株式を上場していないためです。
親会社のアフラック・インコーポレーテッドは米国ニューヨーク証券取引所の上場企業です。かつては東京証券取引所にも上場していましたが、2019年10月3日に東証での上場を廃止しています(日本取引所グループ 上場廃止等の決定)。
このため、日本法人の平均年収を公式に確認する手段は現時点ではありません。この記事で扱う年収の数字は、口コミ集計と求人票の提示年収、会社が公開している制度資料を組み合わせた目安だと考えてください。
アフラック生命保険の企業情報


アフラック生命保険は1974年に日本初のがん保険を発売した生命保険会社で、本社は東京都新宿区にあります。もともとは米国アフラックの日本支店として営業していましたが、2018年4月に日本法人として営業を開始しました。
2025年度末の社員数は4,832人、平均年齢は42.2歳です。保有契約件数は2,187万件、保険料等収入は1兆3,187億円で、提携金融機関や日本郵便を含む6,583店の代理店を通じて保険を販売しています(アフラック コーポレートデータ)。
社員数に対して代理店の数が多い点は、年収の構造を読むうえで重要です。アフラックの正社員は保険を直接売る営業職員ではなく、代理店を支援する営業や本社部門の社員が中心です。歩合で年収が大きく上下する国内大手生保の営業職員とは、給与の成り立ちが異なります。
OpenWorkの763万円は回答者の平均年齢34歳の数字で、会社全体の平均年齢42.2歳より8歳ほど若い集団です。社員全体の実額は口コミ集計より高めに出る可能性があります。自分の年齢に近い層の数字で比べると判断がずれにくくなります。
アフラックの年代別の年収目安


年代別の年収は、エン カイシャの評判が回答者の年齢層ごとに平均を公開しています。有価証券報告書のような公式データではありませんが、210人分の回答をもとにした実額の目安になります。
20代後半の560万円から40代後半の857万円まで、20年ほどでおよそ300万円上がるカーブです。50代前半は844万円と、40代後半からほぼ横ばいになっています。
| 年齢層 | 平均年収 | 最高年収 | 回答人数 |
|---|---|---|---|
| 25〜29歳 | 560万円 | 830万円 | 43人 |
| 30〜34歳 | 632万円 | 1,050万円 | 61人 |
| 35〜39歳 | 717万円 | 1,300万円 | 45人 |
| 40〜44歳 | 815万円 | 1,850万円 | 21人 |
| 45〜49歳 | 857万円 | 1,500万円 | 15人 |
| 50〜54歳 | 844万円 | 1,500万円 | 14人 |
出典はエン カイシャの評判 アフラック生命保険の年収です。40代以降は回答人数が20人前後と少ないため、個人差の影響を受けやすい点に注意してください。
20代・30代の年収
新卒の初任給は月給271,000円です(2027年度卒、大卒)。賞与は6月・12月・3月の年3回、昇給・給与改定は年1回以上と案内されています(キャリタス就活 アフラック新卒採用)。
20代後半の平均560万円は、国内の同年代の平均を大きく上回ります。初任給の段階で既に高めに設定されていることに加え、賞与が年3回ある点が年収を押し上げています。
30代に入ると差が開き始めます。30代前半の平均632万円に対し、最高は1,050万円です。同じ30代前半でも400万円以上の開きがあるのは、年齢ではなく担当するポストのグレードで報酬が決まる制度のためです。
40代・50代の年収
40代前半の平均は815万円で、最高1,850万円という回答もあります。この年代で年収を大きく分けるのは、管理職のポストに就いているかどうかです。
アフラックは2021年の制度改定で年功的な要素を廃止し、同時に役職定年制度もなくしました(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。50代で一律に年収が下がる仕組みがない一方、担うポストが変われば年齢に関係なく報酬も変わります。
50代前半の平均844万円が40代後半とほぼ同じ水準にとどまるのは、この仕組みの表れと読めます。年齢を重ねるだけでは年収は伸びず、より大きな職務を担うことが条件になります。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。口座に振り込まれる手取りは、社会保険料と所得税・住民税を差し引いた金額になります。
目安として、年収560万円なら手取りは430万円前後、年収763万円なら560万円から580万円程度、年収1,000万円なら720万円から740万円程度です。扶養家族の有無や住んでいる自治体によって実際の額は変わります。
アフラックは賞与が年3回に分かれているため、月々の給与と賞与の比率によって手取りの受け取り方が変わります。年収の総額だけでなく、毎月の基本給がいくらかを確認しておくと生活設計が立てやすくなります。
アフラックの初任給は募集年度によって金額が改定されています。ネット上には異なる金額が混在しているため、比較するときは何年度卒向けの募集要項なのかを必ず確認してください。最新の数字は就職情報サイトや採用マイページに掲載されています。
アフラックの職種別・グレード別の年収の違い


職種による差ははっきりしています。OpenWorkの集計では、企画職1,025万円、管理職894万円、IT職852万円が上位で、営業職は735万円、事務職は661万円です(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度)。
企画職と事務職の差は364万円です。全社平均763万円を上回るのは企画・管理・IT・エンジニアの4職種で、営業と事務は平均を下回ります。
- 企画 1,025万円
- 管理 894万円
- IT 852万円
- エンジニア・SE 815万円
- 営業 735万円
- 事務 661万円
本社で経営や商品、システムを担う職種ほど年収が高いという並びです。ただし職種そのものより、その職種の中でどのグレードのポストに就いているかのほうが年収への影響は大きくなります。
企画・IT職の年収傾向
中途採用の求人票でも、本社系の専門職には高い年収が提示されています。dodaに掲載された求人の予定年収は、経営企画が1,000万〜2,200万円、データサイエンティストが1,350万円、IT戦略・システム企画が756万〜916万円です(doda アフラック生命保険の年収情報)。
アフラックはDXとアジャイルを経営戦略の柱に掲げており、IT・デジタル・アクチュアリーは専門性の高い部門として位置づけられています(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。データやシステムの専門人材は外部市場と競う職種のため、提示年収も高くなりやすい構造です。
エン カイシャの評判でも、IT系エンジニアの平均は932万円と職種別で最も高く出ています(エン カイシャの評判 アフラック生命保険の年収)。集計元が違っても、IT職が上位にくる傾向は共通しています。
営業・事務職の年収傾向
アフラックの営業職は、保険を個人に直接販売するのではなく、代理店や提携金融機関を支援する役割が中心です。口コミ集計での平均は735万円で、業界平均570万円を大きく上回ります。
求人票では、代理店営業・パートナーセールスの予定年収が650万〜1,300万円、金融法人営業が650万〜1,100万円となっています(doda アフラック生命保険の年収情報)。歩合ではなく職務と成果で報酬が決まるため、国内大手生保の営業職員とは年収の出方が違います。
事務職の平均は661万円です。契約管理や支払査定などの業務が中心で、求人票では金融事務が627万〜725万円、支払査定が720万円と提示されています。事務職でも国内の正社員平均を100万円以上上回る水準です。
職務等級制度(グレード11〜23)の仕組み
アフラックは2021年から、職務の大きさでグレードを決める職務等級制度を導入しています。グレードは11から23まであり、昇格するという年功的な運用はなく、グレードに応じた報酬を支払う仕組みです(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。
各ポストには職務記述書があり、社内に1,400ポスト分が公開されています。制度上は20代でも管理職になれ、飛び級での管理職登用も多く発生しているとされています。一方で、管理職層から一般社員層へのダウングレードも実施されています。
報酬水準は毎年マーケットと比較して改定し、いわゆるベースアップは実施しない方針です。上位のグレードほど市場に対する競争力を確保する設計で、一定以上のグレードには中長期インセンティブも付与されます。
アフラックの中途採用では、同じ職種名でも募集ポストのグレードによって年収レンジが変わります。提示年収を比べるときは、職種名ではなくどのグレードのポストなのか、管理職層か一般社員層かを面接やエージェント経由で確認すると、入社後の年収の伸び方まで見通せます。



職務等級制度の会社では、同じ会社・同じ年齢でも年収が大きく違うのが普通です。平均年収より、自分が応募するポストがどのグレードに当たるのかを知るほうが、転職後の年収を正確に見積もれますよ。
アフラックの年収を生命保険3社と比較
アフラックの年収を同業と比べるときは、比べる相手の性格に注意が必要です。外資系か国内系か、営業職員を多く抱えるかどうかで、平均年収の意味が大きく変わります。
ここでは外資系のメットライフ生命、国内大手の第一生命保険、上場企業のかんぽ生命保険の3社と比較します。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | データの種類 |
|---|---|---|---|
| アフラック生命保険 | 763万円 | 34歳 | 口コミ集計 |
| メットライフ生命保険 | 805万円 | 37歳 | 口コミ集計 |
| 第一生命保険 | 473万円 | 32歳 | 口コミ集計 |
| かんぽ生命保険 | 734万円 | 45.3歳 | 有価証券報告書(2026年3月期) |
出典はOpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度、OpenWork メットライフ生命保険 年収・給与制度、OpenWork 第一生命保険 年収・給与制度、IR BANK かんぽ生命保険 平均年収です。口コミ集計の平均年齢は回答者の平均で、かんぽ生命保険のみ有価証券報告書に記載された従業員の平均です。
メットライフ生命の年収


メットライフ生命の平均年収は、OpenWorkの集計で805万円です(正社員492人の回答、回答者の平均年齢37歳)。アフラックより42万円高く、比較した4社の中で最も高い水準です(OpenWork メットライフ生命保険 年収・給与制度)。
ただし年収の範囲は160万〜5,600万円と非常に広く、コンサルタント職は歩合の比重が大きいため、個人差がアフラック以上に大きくなります。職種別ではマーケティング1,084万円、IT1,004万円が上位で、コンサルタントは661万円です。
本社系の職種どうしで比べると、メットライフ生命のほうが高めに出る傾向があります。一方で、自社の営業社員が保険を売る体制を持つ点がアフラックとの大きな違いです。
第一生命保険の年収


第一生命保険の平均年収は、OpenWorkの集計で473万円です(正社員1,595人の回答、回答者の平均年齢32歳)。数字だけを見るとアフラックより290万円低くなります(OpenWork 第一生命保険 年収・給与制度)。
この差の主な理由は回答者の構成です。第一生命保険には全国に営業職員がおり、ライフプロフェッショナル職354万円、営業職396万円といった層が平均を押し下げています。企画職は823万円、総合職は721万円です。
本社の総合職どうしで比べると、アフラックとの差は小さくなります。国内大手生保の総合職は家賃補助が手厚いという口コミもあり、額面だけでは待遇の差を測りきれません。
かんぽ生命保険の年収


かんぽ生命保険は東証に上場しており、有価証券報告書で平均年収を確認できます。2026年3月期の平均年収は734万円、平均年齢45.3歳、平均勤続年数20.5年、従業員8,197名です(IR BANK かんぽ生命保険 平均年収)。
アフラックの口コミ集計763万円とほぼ同じ水準ですが、平均年齢は11歳以上高くなっています。同じ年収に届く年齢はアフラックのほうが若いと読むことができます。
かんぽ生命保険の平均年収は2016年3月期の599万円から10年で約135万円上がっており、上昇基調が続いています。アフラックはがん保険の販売で日本郵便と提携しており、両社は販売面でつながりの深い関係にあります。
有価証券報告書の平均年収は従業員全員が対象で、口コミ集計は回答した人だけが対象です。平均年齢が10歳違えば、同じ会社でも数字は100万円以上変わります。複数社を比べるときは、データの種類と平均年齢をそろえてから判断してください。



生命保険業界は、営業職員を抱える国内大手と、代理店中心の外資系とで年収の構造がまったく違います。平均年収の高い低いだけで判断せず、自分が就く職種の年収を会社ごとに比べるのがおすすめです。
アフラックの年収に関する口コミ・評判


年収そのものへの評価は総じて高く、業界平均を大きく上回る点に否定的な声はあまり見られません。一方で、2021年の制度改定を境に給与の決まり方が変わったことへの声が目立ちます(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度)。
口コミで多く触れられているのは、賞与の仕組み、ジョブ型への移行、手当の3点です。
賞与とインセンティブへの評価
賞与は6月・12月の固定的な賞与に加えて、3月に業績に応じた賞与が支給されるという声が多くあります。会社の制度資料でも、職責に報いる上期・下期の賞与と、目標達成に報いる短期業績賞与の二本立てとされています(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。
短期業績賞与は、経営目標から組織目標、個人目標へと分解した目標の達成度で決まります。個人の成果が賞与に反映されやすい一方、年によって金額が変わる部分がある点は理解しておく必要があります。
ジョブ型移行後の給与への声
職務等級制度への移行については、年齢に関係なく大きな仕事を任されるようになったという肯定的な声と、担当ポストによって年収が決まるため先が読みにくいという声の両方があります。
会社側はダウングレードについても、1on1による予見可能性の確保や社内公募での再登用の機会、報酬面のセーフティネットを用意していると説明しています(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。降格ではなく職務の変更として扱うという考え方です。
住宅補助と手当に関する声
基本給は高めである一方、首都圏勤務では住宅補助が少ないという口コミがあります(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度)。国内大手生保と比べると、家賃補助の厚さで差がつく場面があります。
転勤を伴う場合には転勤手当が支給され、在宅勤務の環境整備・維持の手当も用意されています。額面年収の比較では、住宅関連の補助を含めた実質的な収入で見ることが大切です。
アフラックの年収は基本給、上期・下期の賞与、3月の業績賞与に分かれています。提示年収を受け取ったら、業績賞与を標準的な達成度で見込んだ金額なのか、住宅補助の有無はどうかを確認してください。現職の手取りと同じ条件で比べられるようになります。



賞与が年3回ある会社は、年収のうち業績で変わる部分がどれくらいかを知っておくと安心です。固定部分だけで生活が回るかどうかを基準にすると、転職後に想定外の手取り減に悩むことが少なくなります。
アフラックで年収を上げる方法


アフラックで年収を上げる道は3つあります。社内でより大きな職務のポストに就くこと、IT・データ・数理などの専門性を磨くこと、外部へ転職することです。
職務等級制度のもとでは、在籍年数を重ねるだけで年収が上がる余地は大きくありません。上位グレードのポストをどう取りに行くかが、社内で年収を伸ばす中心になります。
上位グレードのポストへの挑戦
アフラックでは1,400ポストの職務記述書が全社員に公開され、ジョブ・ポスティングと呼ばれる社内公募には500人が応募した実績があります(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。どのポストがどのグレードかを見たうえで自分から手を挙げられる仕組みです。
グレードの範囲内での昇給は、業績貢献評価と行動評価によって決まります。一方、年収を段階的に引き上げるのは、より上位のグレードのポストへの異動です。
キャリア開発計画書の作成や最大10万円の自己啓発支援金など、キャリア形成を後押しする制度も用意されています。目指すポストに必要な知識と経験を逆算して準備することが近道です。
専門職としての市場価値向上
IT、データサイエンス、アクチュアリーといった専門職は、社内でも社外でも高く評価される職種です。求人票ではデータサイエンティストに1,350万円、アクチュアリーに755万〜1,031万円の予定年収が提示されています(doda アフラック生命保険の年収情報)。
アクチュアリーは日本アクチュアリー会の正会員資格の取得が評価につながる職種です。資格と実務経験がそろうと、生保・損保・コンサルティングのどこでも通用するため、年収交渉の材料になります。
IT・デジタル人材も、アフラックがDXとアジャイルを経営戦略の柱に据えていることから需要が続いています。社内で実績を積めば、同じ職種の中でも上位のポストを狙いやすくなります。
転職によるキャリアアップ
社内で上位のポストが空かない場合や、担当領域の年収レンジが頭打ちになった場合は、転職が選択肢になります。外資系の同業では、メットライフ生命の本社系職種がアフラックを上回る集計になっています。
生命保険会社での経験は、損害保険会社や保険代理店、金融系のIT企業、コンサルティング会社でも評価されます。特に代理店支援や商品企画、保険数理の経験は、業界内で持ち運びやすいスキルです。
職務等級制度で働いた経験そのものが、ジョブ型の会社への転職では強みになることもあります。職務記述書に沿って成果を説明できる人は、外資系やジョブ型を導入した国内企業の選考で有利です。
提示年収の相場を知るには、同業の求人を複数社分まとめて比較できる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確かめてから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば、自分のグレードや職種に対する外部の年収レンジがわかります。社内公募で上位ポストを狙うか、社外で年収を上げるかを、同じ物差しで比べられるようになります。



アフラックの職務経験は、ポストと職務記述書で説明できる点が転職市場で強みになります。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内でのキャリアの選び方も変わってきますよ。
アフラックの年収に関するよくある質問
アフラックの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字は公開資料と口コミ集計をもとにしています。
アフラックの初任給はいくらですか
2027年度卒向けの募集では、大卒の初任給は月給271,000円です。オープンコースとアクチュアリーコースで共通の金額です(キャリタス就活 アフラック新卒採用)。
賞与は6月・12月・3月の年3回、昇給・給与改定は年1回以上とされています。勤務時間は9時から17時の実働7時間で、フレックスタイム制度があります。
初任給の金額は募集年度によって改定されているため、応募する年度の募集要項を必ず確認してください。
アフラックで年収1,000万円に届きますか
届きます。口コミ集計では企画職の平均が1,025万円で、30代前半でも最高1,050万円という回答があります(OpenWork アフラック生命保険 年収・給与制度、エン カイシャの評判 アフラック生命保険の年収)。
ただし年齢で自動的に届くわけではありません。職務等級制度のもとでは、管理職層など上位グレードのポストに就くことが1,000万円を超える主な条件になります。
中途採用では、経営企画やデータサイエンティストなど、求人の段階で1,000万円以上が提示されるポストもあります。
アフラックの残業時間はどれくらいですか
会社が公開した資料では、2023年の社員の平均所定外労働時間は月29.6時間、有給休暇取得率は84.5%です(内閣官房 三位一体労働市場改革分科会 アフラック提出資料)。時間外勤務手当は支給対象とされています。
これは全社の平均で、実際の残業時間は部署や担当業務によって差があります。残業代を含めた年収を見積もるときは、配属予定の部署の実態を面接で確認しておくと安心です。
アフラックは人事制度や報酬水準を毎年見直しています。口コミサイトの数字は制度改定前の回答を含むことがあるため、応募を検討する段階では、公式の採用ページと最新の求人票で報酬の条件を確認してください。
まとめ
アフラックの平均年収は、口コミ集計で689万円から763万円が目安です。日本法人のアフラック生命保険は非上場のため、有価証券報告書による公式の平均年収はありません。
年代別では20代後半の560万円から40代後半の857万円へと上がり、50代前半は844万円です。職種別では企画職1,025万円、事務職661万円と364万円の開きがあります。
2021年からは職務等級制度が導入され、年齢ではなく担当するポストのグレードで報酬が決まります。役職定年は廃止され、20代での管理職登用も制度上可能です。
同業と比べると、メットライフ生命の805万円よりやや低く、かんぽ生命保険の734万円とほぼ同じ水準です。営業職員を多く含む第一生命保険の473万円とは、データの前提が異なります。
年収を上げる道は、上位グレードのポストへの挑戦、専門職としての市場価値向上、外部への転職の3つです。転職を検討する場合は、全社平均ではなく同じ職種と同じグレードで比較してください。









