- きつさの背景は伊藤忠グループの戦略IT中核という立場とアカウント営業の重責にある
- 年収は出典によって591万円から1,028万円まで開きがあり、集計範囲の違いが大きい
- 2023年の上場廃止以降、有価証券報告書による平均年間給与の公表は止まっている
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CTCの営業がきついと言われる理由

CTCの営業がきついと言われる背景には、伊藤忠グループの戦略IT中核企業という立場とアカウント営業の重責があります。単純な長時間労働というより、求められる責任の重さが語られる会社です。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称CTC)は、伊藤忠商事グループのシステムインテグレーターです。グループ内での位置づけと営業スタイルを理解しないまま「ITソリューション営業」という求人票だけを見ると、実態とのギャップが生まれやすくなります。
CTCの会社概要
CTCは1972年4月創立、1979年7月設立のシステムインテグレーターです。本社は東京都港区虎ノ門の神谷町トラストタワーにあり、クラウド・AI・データ分析・サイバーセキュリティを中心にしたシステム販売・構築を手がけています(CTC公式 会社概要)。

従業員数は単体6,425名、CTCグループで12,862名です。資本金は217億6,400万円で、株主は伊藤忠商事株式会社が66.67%を保有しています。事業区分はエンタープライズ、流通、情報通信、広域・社会インフラ、金融、ITサービスなど多岐にわたります。
アカウント営業という担当制の重さ
CTCの営業職は求人票では「アカウント営業」「アカウント管理」と呼ばれることが多く、1社から数社の担当企業を継続的に受け持つスタイルが中心です。顧客企業の経営課題をITソリューションで解決する提案から、導入後の保守・運用まで一気通貫で関わります。
担当企業が固定される分、信頼関係を積み上げやすい一方、1社あたりの責任範囲は広くなります。提案、交渉、社内調整、導入後のフォローまでを1人が長期間担当するため、業務の幅広さがそのまま負荷として表れやすい構造です。
多重の社内調整とパートナー連携
CTCはメーカーではなく、国内外のエンジニアやパートナー企業と協業して提案を組み立てるシステムインテグレーターです。営業担当者は顧客との折衝だけでなく、社内のエンジニアや海外ベンダーとの調整役も担います。
- 顧客企業の課題を抽出し提案の方向性を決める
- 社内エンジニアや技術部門と提案内容をすり合わせる
- 海外ベンダーなどパートナー企業と条件を調整する
- 導入後の保守・運用まで顧客対応を続ける
関わる関係者が多いほど調整の工程は増えます。提案が通ったあとも社内外の橋渡し役が続く点は、単純な売り切り型の営業とは違う負荷のかかり方です。
口コミに見る20代成長環境の評価差
転職クチコミサイトのワンキャリア転職には、法人営業として在籍していた社員の投稿があり、20代への成長環境としてのおすすめ度を1.0点(5点満点)とした回答が見られます(ワンキャリア転職 CTCのやりがい・成長実感)。
一方で同じ法人営業の別の投稿では、カルチャーについての総合満足度を4.0点とする声もあり、評価は一様ではありません。「伊藤忠ブランドで売れないものはない」という強みを挙げる投稿がある一方、組織の体質をドメスティックだと感じる投稿も存在します。
| 評価項目 | 法人営業の口コミ | 備考 |
|---|---|---|
| 20代成長環境としてのおすすめ度 | 1.0 / 5.0 | 在籍3〜5年の現職社員の回答 |
| カルチャーについての総合満足度 | 4.0 / 5.0 | 在籍3年未満の退職者の回答 |
| やりがい・成長実感の総合満足度 | 3.0〜4.0 / 5.0 | 複数の法人営業経験者の回答 |
評価が割れているのは、担当する業界区分や上司との相性によって実感が変わりやすいことの裏返しでもあります。1件の口コミだけで判断せず、複数の投稿を読み比べる姿勢が欠かせません。
同じ「きつい」でも、労働時間なのか、担当範囲の広さなのか、評価制度への不満なのかで対処の仕方は変わります。CTCの場合は残業時間が突出して長いわけではないため、アカウント営業特有の責任の重さを疑うほうが実態に近づけます。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起CTCは「激務だからきつい」というより、「1人が任される範囲が広いからきつい」タイプの会社に見えます。アカウント営業という担当制の意味を、入社前に具体的にイメージしておくと安心です。
CTCの営業の年収


CTCの年収を調べると、出典によって591万円から1,028万円まで400万円以上の開きがあることに気づきます。これは集計対象の範囲が異なるためで、どちらかが間違っているわけではありません。
有価証券報告書に基づく全社員平均
CTCが東証プライム市場に上場していた最後の時期にあたる2023年3月期の有価証券報告書では、提出会社の平均年間給与は1,028万円(10,287,919円)、平均年齢40.7歳、平均勤続年数13.4年、従業員数4,784人とされています(有価証券報告書)。
国税庁の調査では正社員の平均給与は545万円のため、有報の1,028万円はその1.8倍以上にあたります(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。ただしこの数字は営業職に限らず全社員の平均であり、管理職やベテラン層を含む数字である点に注意が必要です。
口コミでは営業職の平均年収は591万円
転職口コミサイトのキャリコネでは、CTCの投稿者226人(正社員)による平均年収は608.8万円、年収範囲は240万円から1,131万円です。職種別に見ると営業職の平均年収は591万円で、全体平均よりやや低い水準になっています(キャリコネ 伊藤忠テクノソリューションズの評判・口コミ)。
| 集計元 | 平均年収 | 条件 |
|---|---|---|
| 有価証券報告書(全社員) | 1,028万円 | 従業員4,784人、平均年齢40.7歳 |
| キャリコネ(全職種平均) | 609万円 | 投稿者226人、平均年齢30.1歳 |
| キャリコネ(営業職) | 591万円 | 営業職の職種別平均 |
| キャリコネ(営業職・20代) | 505万円 | 営業職・20代に限定 |
有報の数字が最も高く出るのは、全社員の平均年齢が40.7歳と高めで管理職層を含むためと考えられます。キャリコネの投稿者平均年齢は30.1歳と若く、現場の若手営業の実感に近い数字はこちらのほうが近いと見られます。
2023年の上場廃止で有報の開示が止まった
CTCは2023年8月に伊藤忠商事によるTOBを受け、同年11月の株主総会での議案承認を経て、同年12月1日付で東京証券取引所プライム市場への上場を廃止しました(日本取引所グループ 公表資料)。
上場企業には有価証券報告書による平均年間給与の開示義務がありますが、非上場化した現在のCTCにはその義務がありません。そのため本記事で使える最新の有報データは2023年3月期のものにとどまり、以降の年度の公式な平均年間給与は確認できません。
求人票に記載される想定年収は、多くの場合レンジでの提示になります。数字の出どころが有報なのか口コミなのか求人票なのかで意味するものが変わる点は、押さえておいてください。
口コミサイトの平均年収は、回答した人の職種と在籍時期に偏りが出ます。回答者数と平均年齢が併記されているかを必ず確認してください。CTCの場合は226人・平均30.1歳という条件つきの数字です。



「平均1,028万円」という有報の数字だけを見て応募すると、入社後のギャップが大きくなりがちです。営業職に絞った591万円という数字も、あわせて見ておいてください。
CTCの労働時間と働き方の実態


伊藤忠グループの戦略IT中核企業というと長時間労働を想像しがちですが、公開されている数字はそこまで極端ではありません。ただし集計元によって幅があります。
残業時間は情報源によって23〜37.8時間の幅
ワンキャリア転職の集計では月間の残業時間は23時間、残業代は6.4万円です。一方キャリコネの集計では月の残業時間は平均37.8時間となっており、14時間以上の開きがあります(ワンキャリア転職の残業・リモートワーク・副業クチコミ集計、キャリコネの総合評価・スコア)。
同じ会社でも投稿者の職種・部署・在籍時期によって残業の実感は変わります。1つの数字だけを信じず、幅を持って捉えたほうが実態に近づけます。
有給消化率は50〜58%
有給消化率は、ワンキャリア転職の集計で50%、キャリコネの集計で58%です。取得が極端に難しい職場ではないものの、業界平均と比べて突出して高いわけでもない水準と見られます。
キャリコネの集計では月の休日出勤が平均0.5日とされており、休日出勤が常態化しているわけではないこともうかがえます。制度としての枠組みはあるものの、担当するアカウントの繁忙期によって個人差が出やすい部分です。
客先常駐というSIerの働き方
ワンキャリア転職の口コミには、システムコンサルタント職の社員が客先常駐のため客先の勤務形態に準じる部分があったと振り返る投稿があります。SIerという業態の特性上、担当プロジェクトによって働く場所や勤務時間の運用が変わることは珍しくありません。
営業職であっても、担当企業のオフィスに頻繁に出向く働き方になりやすく、完全在宅のような柔軟さは職種や担当業界によって差が出ます。面接の段階で、担当予定の業界と常駐の有無を確認しておくと安心です。
「CTCは残業が少ない」「CTCは残業が多い」のどちらの意見も、集計元が違えば数字が変わります。面接で担当予定部署の繁忙期や客先常駐の有無を具体的に質問すると、実態に近い答えが得やすくなります。
CTCの営業職の種類と役割


CTCの営業は一枚岩ではありません。担当する企業の規模や業界区分によって、求められる動き方が変わります。
アカウント営業
特定の顧客企業を1社から数社担当し、経営課題の抽出から提案、契約後のフォローまでを継続的に受け持つ役割です。エンタープライズ、金融、流通など事業区分ごとに担当が分かれており、業界知識の蓄積が評価につながりやすい職種です。
担当企業との関係が長期化しやすい分、年々深い提案が求められるようになります。前任者から引き継いだ顧客との関係をゼロから築き直す負担が生じる場合もあります。
新規開拓営業
業界やエリアを軸に、CTCの製品・サービスをまだ導入していない企業を開拓する役割です。既存顧客を担当するアカウント営業と比べ、課題そのものを掘り起こす提案力が求められます。
伊藤忠グループ内の関連企業や紹介案件が多いことはCTCの強みとして口コミでも挙げられていますが、裏を返せば完全な飛び込み営業の比重は相対的に小さいとも読み取れます。
技術営業との連携
CTCはメーカーではなくシステムインテグレーターのため、提案の実現可否を技術部門のエンジニアと詰める工程が欠かせません。営業担当者は顧客の要望を技術的に実現可能な形へ翻訳する橋渡し役も担います。
| 営業スタイル | 主な業務 | 評価の中心 |
|---|---|---|
| アカウント営業 | 既存顧客の課題抽出と深耕提案 | 担当企業の継続受注・拡大提案 |
| 新規開拓営業 | 未導入企業への提案活動 | 新規契約の獲得 |
| 技術営業連携 | エンジニアと提案を作り込む | 提案の実現可能性と精度 |
同じ「CTCの営業」という括りでも、担当業界や役割によって日々の動き方はまったく異なります。求人票に書かれた事業区分やチーム名を面接で確認することが、入社後のギャップを防ぐ近道です。
「営業職」とだけ書かれた求人でも、エンタープライズ担当か金融担当かで扱う商材も顧客層も変わります。募集要項に事業区分が明記されていない場合は、面接の早い段階で確認してください。



求人票に「ITソリューション営業」とだけ書かれている場合は、どの事業区分を担当するのかを面接で必ず確認してください。業界知識の蓄積のされ方がまったく変わります。
CTCの営業に向いている人と向いていない人
ここまでの実態を踏まえると、向き不向きははっきり分かれます。
向いている人の特徴
特定の顧客企業と長期的な関係を築き、業界知識を蓄積しながら提案の精度を上げていくことに手応えを感じる人が向いています。
- 1社を長期間担当する責任の重さを前向きに捉えられる
- エンジニアやパートナー企業との調整役に抵抗がない
- 伊藤忠グループという看板の中で成果を積み上げたい
- 無形商材であるITソリューションの提案に抵抗がない
グループ内の関連企業や紹介案件が多いという口コミからも、ゼロから顧客を開拓するより、既存の関係を深掘りする働き方に向いている人のほうが力を発揮しやすい環境だとうかがえます。
向いていない人の特徴
逆に、短期間で独立した裁量を持って自由に動きたい人には窮屈さを感じやすい環境です。20代成長環境について低い評価をつけた口コミがある点は、その裏付けのひとつになります。
- 手厚い研修より自走できる環境を優先したい
- 多重の社内調整を負担に感じやすい
- 担当企業や事業区分を自分で選びたい
- 完全在宅などの柔軟な働き方を最優先したい
これらに複数当てはまる場合、入社できたとしても早期に「きつい」と感じる可能性が高くなります。配属される事業区分や担当企業によって実感が変わる点も踏まえておく必要があります。
ここで挙げた特徴は優劣ではありません。長期の関係構築で力を発揮する人は確実にいます。自分がどちらのタイプかを見極めることが、結果的にキャリアの遠回りを防ぎます。
CTCの営業がきついと感じたときの対処法


辞める判断をする前に、きつさの原因が会社にあるのか担当業務にあるのかを切り分けると、選択肢が広がります。
社内で担当業界・事業区分の変更を相談する
CTCはエンタープライズ、流通、金融など複数の事業区分を抱えているため、社内に複数の営業スタイルの選択肢があるという強みがあります。現在の担当業界が合わないと感じる場合、異動の希望を伝える余地があります。
担当企業との相性がきつさの原因であれば、上長への相談を通じてアカウントの割り当てを見直してもらえる可能性もあります。
担当企業の優先順位を見直す
1社あたりの責任範囲が広いことがきつさの原因であれば、複数の担当企業の中でどこに時間を割くかを見直す余地があります。難易度の高い担当先に偏りすぎていないかを一度棚卸ししてみてください。
技術部門との調整が負担であれば、提案の早い段階からエンジニアを巻き込む進め方に変えることで、後工程での手戻りを減らせる場合もあります。
転職を検討する
環境そのものが合わないと判断した場合は転職です。システムインテグレーターでの提案営業・アカウント営業の経験は、同じ業態の企業や事業会社のIT企画部門でも評価されやすいスキルです。
業界全体のきつさを先に把握しておきたい場合は、IT営業がきつい理由もあわせて読むと、CTC固有の問題か業界共通の問題かを切り分けやすくなります。SaaS企業への転身を考える場合はSaaS営業がきつい理由も参考になります。
| きつさの原因 | 社内で対処できるか | 転職で解決するか |
|---|---|---|
| 担当業界・事業区分が合わない | できる(異動希望・配属相談) | 業界や商材を変えれば解決しやすい |
| 担当企業との相性 | 一部できる(アカウント変更) | 会社を変えても同種の問題は起きうる |
| 1社あたりの責任範囲の広さ | 難しい | 分業型の企業を選べば解決しやすい |
| 伊藤忠グループの文化が合わない | 難しい | グループ外の企業を選べば解決する |
上2つは社内で動かせる変数です。下2つは会社の構造や文化そのものなので、社内では変えにくい部分になります。ここを取り違えると、転職しても同じ理由で苦しむことになります。
直近1つの担当企業だけで判断すると、相性の悪さを実力不足と取り違えます。複数の担当先を振り返り、きつさが特定の相手に起因するのか、業務全体の構造に起因するのかを見てから動いてください。



「きつい」と感じた原因が担当企業との相性だった、というケースは実際によくあります。会社を変える前に、社内で動かせる変数がないかを一度洗い出してみてください。
CTCの営業経験が活きる転職先


CTCでの営業経験は、同業にも異業種にも転用できます。
評価されやすいスキル
1社を長期間担当しながら経営課題を提案に落とし込んだ経験は、顧客理解に基づく提案営業の証明になります。エンジニアやパートナー企業との調整力も、再現性の高いスキルとして評価されます。
- 無形のITソリューションを論理立てて提案した経験
- 複数部門・外部パートナーを巻き込む調整力
- 特定業界・特定企業への深い業務知識
- 提案から導入後の運用まで一気通貫で見た経験
職務経歴書では「頑張った」ではなく、担当した業界区分、提案したソリューションの規模、関わった関係者の数を具体的に記載すると伝わりやすくなります。
転職先の選択肢
他のSIer・ITベンダーが最も近い選択肢です。提案から導入後フォローまでのアカウント営業の動き方をそのまま持ち込めます。
視点を変えて、事業会社側でITの導入や活用を推進する企画職に移る道もあります。発注側の立場でITの投資判断に関わる仕事です。
この2つは求められるものが違います。SIerなら即戦力としての再現性、事業会社の企画職なら社内を動かす調整力と業務理解が問われます。
年代によって現実的な選択肢は変わります。30代なら30代におすすめの転職エージェント、40代なら40代におすすめの転職エージェントを参考にしてください。IT業界内での移動を考えるならIT転職エージェントおすすめ、技術側への転身も視野に入れるならエンジニア転職エージェントおすすめも候補になります。
有報ベースの全社員平均1,028万円は年齢構成が高めの数字です。営業職の実感値である591万円とは差があるため、転職時は現在の年収と求人の提示額を職種・年代でそろえて比較してください。
CTCの営業に関するよくある質問
CTCの営業は本当にきついですか?
労働時間の面では、残業は集計元によって月23〜37.8時間、有給消化率は50〜58%と極端な水準ではありません。きついと言われるのは、1社から数社を長期で担当するアカウント営業という責任の重さと、エンジニアやパートナー企業との多重の社内調整によるものと考えられます。
CTCの営業の年収はいくらですか?
上場していた最後の年度にあたる2023年3月期の有価証券報告書では、全社員平均で1,028万円です。一方、転職口コミサイトのキャリコネでは営業職の平均年収は591万円、20代に限ると505万円とされています。有報は全社員・全年代の平均である点に注意してください。
未経験からCTCの営業に転職できますか?
求人によっては業界経験不問としているものもあります。ただしCTCはエンタープライズ、金融、流通など複数の事業区分を抱えており、配属先によって求められる業界知識は異なります。面接で担当予定の事業区分を確認したうえで準備することが大切です。
CTCの営業はどんな種類に分かれていますか?
特定企業を継続担当するアカウント営業、未導入企業を開拓する新規開拓営業、技術部門と連携する役割に大きく分かれます。求人票に書かれた事業区分やチーム名によって日々の業務が変わるため、応募前の確認が欠かせません。
CTCは2023年に上場廃止になったと聞きましたが影響はありますか?
2023年8月に伊藤忠商事によるTOBが実施され、同年12月1日付で東京証券取引所プライム市場への上場を廃止しました。現在は伊藤忠商事の連結子会社として経営されています。非上場化によって有価証券報告書による平均年間給与などの開示義務がなくなった点は、転職活動で情報を集める際に押さえておく必要があります。
CTCの営業経験は転職市場で評価されますか?
評価されます。無形のITソリューションを顧客課題に合わせて提案した経験、社内外の関係者を調整した経験は、他のSIerや事業会社のIT企画部門でそのまま活きます。ただし年収水準を維持できる転職先は限られる点には注意が必要です。
口コミサイトの評価は回答者の職種と在籍時期に左右されます。気になった点は求人票の記載や面接での質問で裏を取ってください。とくに担当事業区分と客先常駐の有無は、会社側も具体的に答えられる項目です。
まとめ
CTCの営業がきついと言われる理由は、労働時間の長さだけではなく、1社から数社を長期担当するアカウント営業という責任の重さと、エンジニアやパートナー企業との多重の社内調整にあります。
口コミの評価は一様ではなく、伊藤忠ブランドの強みを挙げる声がある一方、20代成長環境を低く評価する声も存在します。1件の口コミだけで判断せず、複数の投稿を読み比べる姿勢が欠かせません。
年収は有価証券報告書の全社員平均で1,028万円、口コミの営業職平均で591万円と、出典によって大きく異なります。2023年の上場廃止以降、公式な平均年間給与の開示は止まっています。
残業は集計元によって月23〜37.8時間、有給消化率は50〜58%の幅があり、極端に長時間労働の会社とは言えません。一方でSIerという業態の特性上、客先常駐など勤務形態が担当プロジェクトに左右される場面もあります。
きついと感じたときは、原因が会社なのか担当業務なのかを切り分けてください。社内には事業区分の異動やアカウント変更という選択肢があり、それでも環境が合わないと判断したなら、アカウント営業の経験は他のSIerや事業会社でも評価されます。
出典・参考情報
- CTC公式 会社概要
- 伊藤忠テクノソリューションズ 有価証券報告書
- キャリコネ 伊藤忠テクノソリューションズの評判・口コミ
- ワンキャリア転職 CTCの残業・リモートワーク・副業
- ワンキャリア転職 CTCの強み・将来性・社員の魅力
- ワンキャリア転職 CTCのやりがい・成長実感
- 日本取引所グループ 公表資料(CTCの上場廃止)
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









