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船井総合研究所の平均年収はいくら?職種別・年代別の実態と年収を上げる方法を解説

転職ナレッジ2026年9月3日
船井総合研究所の平均年収はいくら?職種別・年代別の実態と年収を上げる方法を解説

株式会社船井総合研究所の平均年収は、2024年12月期の有価証券報告書によると669万円です(平均年齢40.6歳)。東証プライム上場の経営コンサルティング大手で、中小企業向けのコンサルティングを主力事業としています。

本記事では、有価証券報告書の公式データを最優先の一次情報としながら、職種別・年代別の年収の実態、そして同社特有の業績連動賞与制度による年収の伸び方まで、口コミサイトのデータも突き合わせて整理します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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船井総合研究所の平均年収は669万円|有価証券報告書の最新データを解説

船井総合研究所の平均年収は669万円です(2024年12月期有価証券報告書)。平均年齢は40.6歳、従業員数は連結で2,000名を超える規模のコンサルティングファームです。

有価証券報告書に記載される平均年間給与は、賞与や各種手当を含んだ金額で、上場企業に開示が義務づけられている一次情報です。口コミサイトの数字と比べて信頼性が高く、まず基準として押さえておきたい数字です。

この数字をベースに、過去の推移や職種別・年代別の実態を確認していきましょう。

平均年収の推移|横ばいからやや上昇

船井総合研究所の平均年収は、2021年が671万円、2022年が699万円、2023年が670万円、2024年が669万円と、ここ数年は670万円前後で推移しています。コンサルティング業界全体の平均年収(781万円程度とされる)と比べるとやや低めの水準です。

ただしこの数字はあくまで全社員の単純平均であり、後述する業績連動賞与制度の仕組みを踏まえると、成果次第で平均を大きく上回る年収を得ている社員も少なくないと考えられます。

平均だけを見て判断せず、制度の中身まで理解しておくことが実態把握の近道です。

東証プライム上場企業としての給与開示の信頼性

船井総合研究所は東証プライム市場に上場しているため、有価証券報告書での平均年間給与の開示が義務づけられています。非上場のコンサルティングファームでは口コミサイトの推定値に頼らざるを得ないケースが多いなか、公式の一次情報を確認できる点は転職検討者にとって大きな安心材料です。

ワンポイントアドバイス
有報の数字を見るときのコツ

平均年収は全社員の単純平均のため、年齢構成や職種構成によって毎年数字がぶれやすい点に注意しましょう。職種別・年代別のデータとあわせて見ることで、より実態に近い数字がつかめます。

船井総合研究所の職種別・グレード別の年収の違い

船井総合研究所の職種別平均年収の目安

船井総合研究所の年収は、職種やグレードによって大きな差があります。全社平均の669万円という数字だけでは、実際にどのポジションでいくら稼げるのかは見えてきません。

口コミサイトや業界紙の情報を突き合わせると、次のような水準感になります。

それでは、職種別の違いから具体的に見ていきましょう。

コンサルタント職の年収

コンサルタント職の平均年収は659万円程度とされ、全社平均に近い水準です。企業の経営者に対して直接コンサルティングを提供する船井総合研究所の中核職種であり、後述する業績連動賞与の影響を最も大きく受けるポジションでもあります。

担当するクライアントの数や契約の継続率、新規契約の獲得実績が、賞与の金額に直結する構造です。

若手のうちから大きな裁量を任される分、成果へのプレッシャーも相応にあると考えられます。

営業職の年収

営業職の平均年収は486万円程度とされ、コンサルタント職と比べるとやや低めの水準です。ただし営業職からコンサルタント職へのキャリアチェンジを図る社員も多く、その場合は等級の変更にともなって年収レンジも変わります。

新規開拓や既存クライアントへの追加提案を通じて、コンサルティング契約につなげる役割を担います。

管理部門・事務職の年収

経理や人事、総務といった管理部門・事務職の年収は、コンサルタント職と比べて業績連動の要素が小さく、比較的安定した給与体系になっている傾向があります。事業を支える基盤部門として、専門性を積み上げていくキャリアパスが中心です。

ワンポイントアドバイス
職種別データを見るときの注意点

船井総合研究所はコンサルタント職の比率が高い会社です。同じ「平均年収」でも、どの職種を基準にしているかで数字の見え方が大きく変わる点に注意しましょう。

グレード別の年収レンジ

船井総合研究所は年次だけでなく、実績に応じた等級(グレード)制度を採用しているとされています。口コミベースの情報を整理すると、次のようなレンジが目安になります。

グレード目安年収レンジ特徴
アソシエイトクラス400万円〜450万円程度入社直後、OJTを通じて基礎を習得
コンサルタントクラス500万円〜700万円程度自分の担当クライアントを持つ
チーフコンサルタントクラス700万円〜900万円程度チームやプロジェクトを牽引
マネージャークラス以上1,000万円以上部門運営や複数チームを統括

年次を重ねるだけでなく、実績を出したコンサルタントが早期にグレードを上げていく実力主義の色合いが強い制度です。若手でも成果次第で年収1,000万円超に到達できる可能性がある点が、船井総合研究所の大きな特徴といえます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

グレード制度を見ると、船井総合研究所は年次より実績が重視される会社だとわかります。次は同社最大の特徴である賞与制度を詳しく見てみましょう。

船井総合研究所の業績連動賞与制度|若手でも高年収を狙える理由

船井総合研究所の年収を語るうえで欠かせないのが、業績連動的な賞与制度です。基本給に加えて、個人やチームの業績(契約件数・売上・粗利など)に連動した賞与が支給される仕組みが採用されているとされ、成果次第で年収が大きく変動する構造になっています。

年功序列的な給与体系が多い日本企業の中で、この仕組みは同社の年収を語るうえで最大の差別化ポイントです。

具体的にどのような仕組みなのか、順番に見ていきましょう。

成果に応じて賞与が大きく変動する仕組み

船井総合研究所のコンサルタント職は、担当するクライアントとの契約継続や新規契約の獲得実績が、賞与の金額に直接反映されるとされています。基本給の割合が比較的抑えられ、賞与のウェイトが大きいことが、成果を出した社員ほど年収が伸びやすい理由です。

  • 個人やチームの契約実績・売上実績が賞与に反映される
  • 基本給だけでなく賞与のウェイトが大きい給与構成とされる
  • 成果を出せば年次に関係なく年収が大きく伸びる可能性がある

この3つに共通するのは、年功序列よりも実力主義を軸にした給与設計だという点です。

若手でも年収1,000万円を狙える構造

業績連動賞与の仕組みがあるため、船井総合研究所では入社数年目でも成果次第で年収1,000万円を超えるコンサルタントが存在するとされています。中小企業向けのコンサルティングは案件のサイクルが比較的短く、若手でも早いうちから自分の実績を数字で示しやすい環境だといえます。

その一方で、成果が伸び悩めば賞与も伸びにくいという厳しさも併せ持つ仕組みです。安定した年功序列を望む人よりも、実力で評価されたい人に向いた給与体系だと考えられます。

ワンポイントアドバイス
業績連動型の年収を見るときのコツ

業績連動賞与がある会社の「平均年収」は、成果を出している社員と伸び悩んでいる社員の差が大きく反映された数字になりがちです。自分がどの水準を目指すかを意識して数字を見るのがおすすめです。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

業績連動賞与の仕組みは、若手にとってチャンスであると同時にプレッシャーでもあります。次は年代別の推移を具体的に見てみましょう。

船井総合研究所の年代別・年収推移

船井総合研究所の年代別平均年収レンジ

船井総合研究所の年収は、年代が上がるにつれて上昇する傾向にありますが、業績連動賞与の影響で個人差が大きい点が特徴です。口コミベースの情報を整理すると、次のような水準感になります。

それでは、20代から順番に具体的な水準を確認していきましょう。

20代の年収

25歳前後の平均年収は400万円程度とされています。入社直後はOJTを通じて基礎的なコンサルティングスキルを習得する時期にあたり、賞与の変動幅もまだ大きくないケースが多いと考えられます。

ただし、若手のうちから自分の担当クライアントを持つケースもあり、成果を出せば20代のうちから年収を大きく伸ばす社員もいるとされています。

地道な実績の積み重ねが、その後の年収の伸び方を大きく左右する時期です。

30代の年収

30代前半の平均年収は560万円程度、後半には700万円近くまで伸びるとされ、20代から大きく上昇する年代です。チーフコンサルタントへの昇格が視野に入り、担当するクライアントの規模や案件数が広がっていく時期でもあります。

後輩の指導やチーム運営を任される機会も増え、マネジメントの素養を身につけ始める時期でもあります。この時期の実績の積み方が、その後のグレード昇格にも大きく影響してきます。

40代以降の年収

40代の平均年収は800万円程度という水準です。マネージャーや部門責任者への昇格とともに、個人の成果に加えて組織全体の業績も評価に反映されるようになっていきます。

年代が上がるほど、20代から30代にかけての伸び幅が大きい点が特徴です。この時期にどれだけ実績を積み上げられるかが、その後のキャリアと年収を大きく左右すると考えられます。

ワンポイントアドバイス
年代別データを見るときの注意点

年代別の数字はあくまで目安であり、業績連動賞与の仕組み上、同じ年代でも個人差が大きく生まれやすい点に注意しましょう。

船井総合研究所の年収は業界内でどのレベルか

船井総合研究所の平均年収669万円は、日本の給与所得者の平均(国税庁調査で460万円前後)と比べると大きく上回る水準です。一方で、コンサルティング業界全体の平均(781万円程度とされる)と比べるとやや低めの水準にとどまります。

同業他社と具体的な数字で比較することで、業界内での立ち位置がより明確になります。

次の表で、中小企業向けコンサルティングを手がける同業他社との比較を見ていきましょう。

同業他社との年収比較

中小企業向けコンサルティングを主軸とする同業他社と比較すると、船井総合研究所の年収水準がより具体的に見えてきます。

企業名平均年収データソース
船井総合研究所669万円有価証券報告書
タナベコンサルティンググループ650万円程度口コミベース推定
山田コンサルティンググループ700万円程度口コミベース推定
アクセンチュア850万円程度口コミベース推定

中小企業向けコンサルティングを主戦場とする企業同士で比較すると、船井総合研究所は業界内で標準的からやや高めの水準に位置づけられます。総合系コンサルティングファームと比べると平均値は下回りますが、業績連動賞与によって上振れの余地が大きい点が実質的な強みです。

中小企業向けコンサルティング業界での特色

船井総合研究所は中小企業診断士やコンサルタント資格を持つ社員が多く在籍し、幅広い業種の中小企業に対して経営コンサルティングを提供しています。大企業を主要顧客とする総合系コンサルティングファームとは異なる顧客層を持つため、単純な年収水準の比較だけでなく、扱う案件の特性も踏まえて検討することが大切です。

ワンポイントアドバイス
業界内比較のコツ

同じ「コンサルティング業界」でも、大企業向けと中小企業向けでは年収水準も働き方も大きく異なります。会社名だけで判断せず、実際に手がける案件の規模感まで確認することが大切です。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

業界内の位置づけを見ると、船井総合研究所は平均だけでなく成果次第の伸び代を評価すべき会社だとわかります。次は口コミの評判を見てみましょう。

船井総合研究所の年収に関する口コミ・評判

有価証券報告書の669万円という数字に対し、口コミサイトに寄せられた社員の実感値には業績連動賞与によるばらつきが反映される傾向があります。給与水準への評価は、担当するクライアントの状況や個人の実績によって大きく分かれるのが実態です。

この差が生まれる理由を理解しておくことで、数字だけに振り回されずに実態を判断できるようになります。

具体的な口コミの傾向を、次の項目で見ていきましょう。

口コミに見る給与への評価

口コミサイトでは、「成果を出せば若手でも年収が大きく伸びる」という肯定的な声がある一方、「賞与が業績次第で変動するため年収の見通しが立てにくい」という声も見られます。年功序列を望む人にとっては物足りなさを感じる場合もあるようです。

  • 「若手でも成果次第で年収が大きく伸びる」という声がある
  • 「賞与の変動幅が大きく、年による波がある」という声がある
  • 「クライアントの契約継続が賞与に直結するプレッシャーがある」という声がある

この3つに共通するのは、成果次第で待遇が大きく変わる実力主義の文化だという点です。

額面と手取りの目安

年収669万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取り額は目安でおよそ510万円から530万円程度になります。業績連動賞与の割合が大きい給与構成のため、賞与の支給時期によって手取り額の月々の変動も大きくなりやすい点に留意しておきましょう。

ワンポイントアドバイス
数字のギャップとの向き合い方

有報の平均年収は全社員の単純平均、口コミは投稿者の年次や職種に偏りが出やすいという特性があります。どちらか一方を鵜呑みにせず、両方を参考にしながら判断するのがおすすめです。

船井総合研究所で年収を上げる方法

船井総合研究所で年収を上げる2つの方向性

船井総合研究所で年収を上げる方法は、大きく分けて社内での実績づくりとグレード昇格、そして経験を武器にした転職の2つの方向性があります。

ここでは、社内での評価軸社外での市場価値という2つの視点から具体的に見ていきます。

どちらか一方に偏るのではなく、両方の視点を持っておくことが結果的に選択肢を広げることにつながります。

社内での実績づくりとグレード昇格

業績連動賞与制度がある船井総合研究所では、担当クライアントとの契約継続率や新規契約の獲得実績を積み重ねることが、最も直接的な年収アップの方法です。若手のうちから自分の数字を意識して働く姿勢が、早期のグレード昇格につながります。

日々のコンサルティング業務での成果を数字として残しておくことが、評価のタイミングで有利に働きやすくなります。

転職によるキャリアアップという選択肢

船井総合研究所での中小企業向けコンサルティングの経験は、他のコンサルティングファームや事業会社の経営企画、あるいは独立コンサルタントとしてのキャリアなど、幅広い選択肢につながります。中小企業の経営課題を幅広く扱ってきた経験は、業界を問わず評価されやすいポータブルスキルです。

社内での実績づくりと転職は、どちらか一方を選ぶものではなく、まず自分の市場価値を把握したうえで比較検討するのが賢明です。

ワンポイントアドバイス
年収アップの第一歩

コンサルティング業界での経験は市場価値が高く評価されやすい一方、その価値を正確に把握するのは自分一人では難しいものです。無料の相談サービスを使えば、費用をかけずに現在地を確認できます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

中小企業向けコンサルティングの経験は、想像以上に幅広い業界で評価されるものです。一度プロの視点で棚卸ししてみると、思わぬ選択肢が見えてくることもあります。

コンサルティング業界での経験を活かしてキャリアアップを目指す場合、実績豊富な転職エージェントに相談することで、自分では気づけなかった強みや、条件に合う求人を効率よく見つけられます。冒頭で紹介した転職エージェント診断や比較表もあわせて活用してみてください。

未経験でもコンサルタント職で高年収を狙えますか

異業種からの中途入社でも、前職での営業経験や専門知識を活かして早期に成果を出せば、年収を伸ばせる可能性があります。業績連動賞与の仕組み上、年次よりも実績が重視される傾向にあるためです。

賞与はいつ支給されますか

具体的な支給時期は公開情報からは確認できませんが、一般的な企業と同様に年数回に分けて支給される形が想定されます。入社前の面接や口コミで詳細を確認することをおすすめします。

まとめ|船井総合研究所の年収を踏まえたキャリアの選び方

船井総合研究所の平均年収は2024年12月期の有価証券報告書で669万円と公表されており、ここ数年は670万円前後で横ばいの推移です。コンサルタント職では659万円程度、営業職では486万円程度と職種によって差があり、さらに業績連動賞与の仕組みによって個人の成果次第で年収が大きく変動する構造になっています。

年代別に見ると20代は400万円台からスタートし、40代には800万円程度まで伸びる傾向にありますが、この伸び方も個人の実績次第で大きく変わります。若手でも成果を出せば年収1,000万円を狙える環境がある一方、賞与の変動幅が大きい点は正直に理解しておく必要があります。

数字だけを見て判断するのではなく、有報の公式データと業績連動賞与制度の仕組み、そして口コミの実感値の両方を踏まえたうえで、自分のキャリアプランと照らし合わせることが大切です。今回紹介したエージェントも活用しながら、納得のいくキャリア選択につなげてください。