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キユーピーの平均年収はいくら?年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

転職ナレッジ2026年9月3日
キユーピーの平均年収はいくら?年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

キユーピーの平均年収は、2025年11月期の有価証券報告書によると689万円です。マヨネーズ・ドレッシングで国内最大手の食品メーカーとして、業界内でも上位クラスの給与水準を維持しています。

本記事では、有価証券報告書の公式データと、OpenWork等の口コミサイトに寄せられた社員の実感値を突き合わせながら、キユーピーの年収の実態を年代別・職種別に整理します。味の素や日清食品といった食品大手との比較や、年収を上げるための具体的な選択肢もあわせて解説します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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キユーピーの平均年収は689万円|有価証券報告書の最新データを解説

キユーピーの平均年収は689万円です(2025年11月期有価証券報告書、正確には688万8822円)。平均年齢は42.1歳、従業員数は2,388人、平均勤続年数は16.1年となっています。

有価証券報告書に記載される平均年間給与は、賞与や各種手当を含んだ金額で、上場企業に開示が義務づけられている一次情報です。口コミサイトの数字と比べて信頼性が高く、まず基準として押さえておきたい数字です。

この数字をベースに、過去の推移や年代別・職種別の実態を確認していきましょう。

平均年収の推移|緩やかな上昇傾向

キユーピーの平均年収は、2023年度時点で606万円程度とされていたところから、2025年11月期には689万円まで上昇しています。食品製造業界は景気変動の影響を受けにくい安定した業界とされ、着実な賃上げが続いている状況がうかがえます。

マヨネーズ・ドレッシングという生活必需品に近い商材を扱う強みが、安定した業績と給与水準を支えていると考えられます。

価格改定や原材料高騰への対応を進めながらも、給与面では上昇基調を維持している点は評価できるポイントです。

平均年齢42.1歳・平均勤続16.1年からわかること

平均年齢42.1歳、平均勤続年数16.1年という数字は、食品メーカーの中でも長期雇用が定着している企業であることを示しています。腰を据えてキャリアを積み上げたい人に向いた環境だといえます。

従業員数2,388人という規模は、食品メーカーの中では大手クラスです。国内トップシェアのマヨネーズ・ドレッシング事業に加え、タマゴ関連事業、介護食・スマイルケア食事業など事業領域も幅広く、多様なキャリアパスが見込めます。

ワンポイントアドバイス
有報の数字を見るときのコツ

平均年収は全社員の単純平均のため、年齢構成によって毎年数字がぶれやすい点に注意しましょう。年代別のデータとあわせて見ることで、より実態に近い数字がつかめます。

キユーピーの年代別・年収推移

キユーピーの年代別年収レンジ

キユーピーの年収は年代が上がるにつれて着実に上昇する傾向にあります。口コミサイトの年代別集計データをもとに整理すると、次のような水準感になります。

食品メーカーは年功的な評価制度が残っている企業も多く、じっくりキャリアを積み上げていく働き方に向いています。

それでは、20代から順番に具体的な水準を確認していきましょう。年代とともにどのように役割が変化していくかも意識してみてください。

20代の年収

20代の平均年収は400万円台とされています。口コミサイトの集計では25〜29歳の平均が446万円程度と報告されており、食品業界の水準を踏まえると標準的なスタートラインです。

若手のうちは営業や商品管理などの基礎業務を通じて、得意先との関係構築や商品知識を身につける時期にあたります。

地道な業務の積み重ねが、その後の評価にもつながっていく大切な時期です。焦らず基礎を固めることが、結果的に着実な成長につながります。

30代の年収

30代の平均年収は500万円台とされ、20代から着実に伸びる年代です。口コミの集計では30〜34歳が516万円程度、35〜39歳が536万円程度となっており、主任やチームリーダーへの昇格が視野に入る時期でもあります。

担当エリアや取引先の規模が広がり、後輩の指導を任される機会も増えていきます。マネジメントの素養を身につけ始める時期でもあります。

この時期の経験の積み方が、その後の管理職登用にも大きく影響してきます。周囲と比較しすぎず、自分のペースで積み上げていく姿勢も大切です。

40代以降の年収

40代以降の平均年収は600万円台に達し、管理職への昇格とともに伸び幅が拡大する傾向にあります。口コミの集計では45〜49歳で688万円程度、50〜54歳で676万円程度という報告もあり、役職の有無によって差が生まれやすい年代です。

50代では部長クラス・役職者クラスの年収として600万円台後半から700万円台に届くケースも見られます。

年代が上がるほど、特に30代から40代にかけての伸び幅が大きい点が特徴です。この時期の実績が、その後の管理職登用にもつながりやすいと考えられます。

ワンポイントアドバイス
年代別データを見るときの注意点

年代別の数字はあくまで口コミの集計であり、回答者の職種や役職の偏りによって個人差が生まれやすい点に注意しましょう。有報の全社平均とあわせて参考にするのがおすすめです。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

年代別のデータを見ると、キユーピーは30代から40代にかけて着実に年収が伸びる構造だとわかります。安定志向でキャリアを築きたい人には魅力的なポイントですね。

キユーピーの職種別・グレード別の年収の違い

キユーピーの職種別年収の違い

有価証券報告書の689万円という数字は全社員の平均であり、実際は職種によって年収水準に差があります。口コミサイトの職種別集計を見ると、その差が具体的に見えてきます。

平均だけを見て判断するのではなく、自分が目指す職種の水準を確認しておくことが実態把握の近道です。

営業系の年収

営業系の平均年収は525万円程度(平均年齢34.5歳)とされています。スーパーやドラッグストアなどの量販店、外食チェーンとの取引を担う法人営業が中心で、売場提案力や商談力が評価に直結しやすい職種です。

全社平均より低めに見えますが、これは回答者の平均年齢が34.5歳と若い層に偏っているためで、年代が上がれば水準も上昇していきます。

企画・事務・管理系の年収

企画・事務・管理系の平均年収は649万円程度(平均年齢41.9歳)と、職種別では最も高い水準です。経営企画・人事・マーケティングなど本社機能を担う職種や、管理職クラスが多く含まれると考えられます。

回答者の平均年齢が41.9歳と高めであることも、他職種より年収水準が高く出ている一因です。

研究・生産技術系の年収

研究開発・品質管理などの専門職系の平均年収は474万円程度(平均年齢32.3歳)とされています。マヨネーズ・ドレッシングの製法研究やタマゴの機能性研究など、キユーピーならではの専門領域を担う職種です。

専門職は若手の回答者が多い傾向があり、年収の絶対水準だけでなく、経験を積んだ後のキャリアパスも含めて検討する視点が大切です。

  • 営業系は法人営業が中心で売場提案力が評価されやすい
  • 企画・事務・管理系は本社機能・管理職層が多く水準が高め
  • 研究・生産技術系は専門性重視で若手回答者の比率が高い

この3つに共通するのは、年収の差が職種そのものよりも回答者の年齢層・役職構成に強く影響されているという点です。

ワンポイントアドバイス
職種別データを見るときのコツ

職種別の年収は回答者の平均年齢も一緒に確認しましょう。年齢が高い職種は年収も高く出やすいため、単純な職種間比較には注意が必要です。

キユーピーの年収は食品業界内でどのレベルか

キユーピーの平均年収689万円は、日本の給与所得者の平均(国税庁調査で460万円前後)と比べると大きく上回る水準です。ただし食品業界の大手同士で比較すると、必ずしもトップクラスとは言えません。

同業他社との比較で、キユーピーの立ち位置を具体的に確認していきましょう。

食品大手との年収比較表

有価証券報告書ベースで主要な食品メーカーの平均年収を比較すると、次のようになります。

企業名平均年収の目安
キユーピー689万円
味の素1,061万円
カゴメ904万円
日清食品ホールディングス842万円
ハウス食品グループ本社840万円

味の素やカゴメといったグローバル展開・持株会社体制の企業と比べると、キユーピーの年収水準は控えめに見えます。ただしこれは事業規模や海外比率、持株会社化の有無など企業構造の違いによる部分が大きく、単純な優劣とは言い切れません。

比較で見えてくる特徴

味の素は海外売上比率が高くグローバル人材の獲得競争にさらされていること、カゴメは持株会社体制で高付加価値ブランドを展開していることなど、それぞれ年収水準の背景となる事業構造が異なります。

キユーピーは国内の家庭用・業務用マヨネーズ・ドレッシング市場で圧倒的なシェアを持ち、安定した収益基盤の上で緩やかな賃上げを続けている企業だと位置づけられます。

ワンポイントアドバイス
企業間比較のコツ

平均年収だけで企業を比較すると、事業構造の違いを見落としがちです。海外比率・持株会社化の有無・平均年齢なども合わせて確認すると、より実態に近い比較ができます。

キユーピーの年収に関する口コミ・評判

有価証券報告書の689万円という数字に対し、口コミサイトでの平均年収は510万円台程度と、公式データよりやや低い水準になっています。

この差が生まれる理由を理解しておくことで、数字だけに振り回されずに実態を判断できるようになります。

口コミに見る給与への評価

口コミサイトでは「年功序列の割合が強く、基本給は同業他社と比較して平均的」という評価が複数見られます。昇給は年1回で個別評価により幅が変動し、賞与は年2回で合計4〜5ヶ月分程度が一般的とされています。

  • 賞与は夏季・冬季の年2回、合計4〜5ヶ月分程度が目安とされる
  • 一般社員の残業代は割増含め全額支給、管理職は裁量労働制が適用される
  • 独身寮・社宅・住宅手当など福利厚生が充実しているとの声が多い

この3つに共通するのは、給与水準そのものよりも制度の安定感・手当の手厚さへの評価が目立つという点です。

額面と手取りの目安

年収689万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取り額は目安でおよそ520万円から540万円程度になります。食品製造業界は比較的業績が安定しているため、賞与の変動幅も他業界と比べて小さい傾向にあります。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

有報の数字と口コミの数字に差があるときは、回答者の年齢層や職種の偏りも意識してみると実態がつかみやすくなります。

ワンポイントアドバイス
数字のギャップとの向き合い方

有報の平均年収は全社員の単純平均、口コミは投稿者の年齢層に偏りが出やすいという特性があります。どちらか一方を鵜呑みにせず、両方を参考にしながら判断するのがおすすめです。

キユーピーで年収を上げる方法

キユーピーで年収を上げる2つの方向性

キユーピーで年収を上げる方法は、大きく分けて社内でのキャリアアップと、経験を武器にした転職の2つの方向性があります。

ここでは、社内での評価軸社外での市場価値という2つの視点から具体的に見ていきます。

どちらか一方に偏るのではなく、両方の視点を持っておくことが結果的に選択肢を広げることにつながります。

社内での昇進・評価制度の活用

食品メーカーの営業職では、担当する取引先の規模や取扱商品の拡大が評価に直結しやすい傾向があります。量販店や外食チェーンとの取引実績を積み重ねることが、昇進への近道になります。

研究開発・生産技術系であれば、新製品開発や品質改善への貢献が評価につながりやすい領域です。

管理職への昇格は年収の伸びに直結しやすいポジションです。日々の業務での成果を数字や実績として残しておくことが、評価のタイミングで有利に働きやすくなります。

転職によるキャリアアップという選択肢

食品メーカーでの営業経験や商品知識、研究開発の専門性を武器に、より年収水準の高い食品大手や、専門性を評価してくれる異業種へ転職する道もあります。量販店・外食チェーンとの取引経験や商品開発の経験は、他業界でも評価されやすいポータブルスキルです。

社内での昇進と転職は、どちらか一方を選ぶものではなく、まず自分の市場価値を把握したうえで比較検討するのが賢明です。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

食品メーカーでの営業・研究開発の経験は、想像以上に幅広い業界で評価されるものです。一度プロの視点で棚卸ししてみると、思わぬ選択肢が見えてくることもあります。

食品業界での経験を活かしてキャリアアップを目指す場合、実績豊富な転職エージェントに相談することで、自分では気づけなかった強みや、条件に合う求人を効率よく見つけられます。冒頭で紹介した転職エージェント診断や比較表もあわせて活用してみてください。

未経験から食品業界へ転職する場合の年収目安

異業種から食品メーカーの営業職・企画職へ転職する場合、前職の経験によって初年度の年収は400万円から550万円程度のレンジに落ち着くケースが多いとされています。法人営業の経験があれば、業界未経験でも十分に評価対象になります。

食品業界特有の商慣習や季節変動への理解を深めながら、着実に実績を積み重ねていくことが年収アップへの近道になります。

よくある質問

キユーピーの年収や給与制度について、よく寄せられる質問をまとめました。

キユーピーの初任給はいくらですか

学部卒で月額21万円台から23万円台、院卒・専門職で月額23万円台から25万円台が目安とされています。年収換算ではおよそ300万円台前半からのスタートになります。

キユーピーはボーナスが多い会社ですか

賞与は夏季・冬季の年2回で、合計4〜5ヶ月分程度が目安とされています。食品業界の中では標準的からやや手厚い水準といえます。

ワンポイントアドバイス
年収アップの第一歩

いきなり転職活動を始めるのではなく、まずは自分の経験やスキルが今の市場でどう評価されるのかを客観的に知ることから始めましょう。無料の相談サービスを使えば、費用をかけずに現在地を確認できます。

まとめ|キユーピーの年収を踏まえたキャリアの選び方

キユーピーの平均年収は2025年11月期の有価証券報告書で689万円と公表されており、緩やかな上昇傾向にあります。口コミサイトでは510万円台程度という実感値も報告されていますが、これは回答者の年齢層や職種の偏りによる部分が大きいと考えられます。

年代別に見ると20代は400万円台、50代には600万円台後半から700万円台まで伸びる緩やかな成長カーブを描いています。職種別では企画・事務・管理系が649万円程度と高く、営業系・専門職系はやや低めに出ますが、これも回答者の年齢構成が影響しています。味の素やカゴメといった食品大手と比べると水準は控えめですが、国内マヨネーズ・ドレッシング市場での圧倒的なシェアを背景にした安定性が強みです。

社内での昇進を目指すにせよ、転職によるキャリアアップを検討するにせよ、まずは自分の市場価値を客観的に把握することが最初の一歩になります。今回紹介したエージェントも活用しながら、納得のいくキャリア選択につなげてください。