- 日本製鋼所の平均年収は713万円です(2026年3月期、単体)。
- 国内の給与所得者の平均478万円の約1.5倍にあたる水準です。
- 2018年3月期の574万円から8年連続で増加しています。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起日本製鋼所は「製鋼所」という名前ですが、いまは樹脂機械や防衛、エネルギー向けの大型部材まで手がける機械メーカーです。鉄鋼会社の年収表をそのまま当てはめると判断を誤りやすいので、まずは機械・重工系の会社と並べて見るのがおすすめですよ。
日本製鋼所の平均年収は713万円|有価証券報告書の最新データ


日本製鋼所の直近の平均年収は713万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢38.8歳、平均勤続年数12.6年、単体の従業員2,028名)。出典は日本製鋼所 有価証券報告書で、経年の数字はIR BANK 日本製鋼所 平均年収の推移にまとまっています。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。連結で5,419名いる従業員のうち、日本製鋼所本体に在籍する2,028名の数字だと考えるとずれが少なくなります。
日本経済新聞の企業情報では同じ数字が7,137,000円と表示されており、一部のサイトでは四捨五入して714万円としています。本記事ではIR BANKの表記に合わせて713万円で統一します。
国税庁の令和6年分 民間給与実態統計調査では、国内の給与所得者の平均給与は478万円です。日本製鋼所の713万円は、その約1.5倍にあたります。
直近5年の平均年収推移
日本製鋼所の平均年収は、2022年3月期から2026年3月期までの4年間で54万円増えています。5年分を並べると、毎年着実に上がっていることがわかります。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 単体従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 659万円 | 39.6歳 | 1,767名 |
| 2023年3月期 | 677万円 | 39.3歳 | 1,758名 |
| 2024年3月期 | 686万円 | 39.0歳 | 1,901名 |
| 2025年3月期 | 693万円 | 38.8歳 | 1,982名 |
| 2026年3月期 | 713万円 | 38.8歳 | 2,028名 |
出典はIR BANK 日本製鋼所 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
長い目で見ると、2014年3月期の589万円から2017年3月期の569万円まで下がった時期がありました。そこから2018年3月期の574万円を起点に8年連続で平均年収が増加しており、2026年3月期の713万円は2014年以降で最も高い数字です。
なかでも2019年3月期は574万円から614万円へ40万円上がり、13年間で最大の伸びでした。直近の2026年3月期も20万円の増加で、2番目に大きい上げ幅です。
平均年収が前年から約20万円上がった背景
2026年3月期は前期の693万円から約20万円の増加でした。同じ期の連結売上高は2,748億円で、前期の2,485億円から約10%伸びています(日本製鋼所 会社概要、Wikipedia 日本製鋼所)。
平均年齢は38.8歳で前期と同じ、平均勤続年数は12.5年から12.6年へ微増にとどまります。社員の年齢構成がほとんど変わらないなかで平均年収が上がっているため、年功による押し上げよりも、業績に連動した賞与や賃上げの影響が大きいと考えられます。
単体の従業員数は1,982名から2,028名へ46名増えました。採用が増えると平均年齢や勤続年数が下がり、平均年収も押し下げられやすくなります。それでも平均年収が伸びたことは、評価できる材料です。
日本経済新聞の企業ニュースでは、次世代原発向けの米国事業、射出成形機の11年ぶりの刷新、JX金属とのAIサーバー向け銅合金の増産といった話題が並んでいます。成長分野の仕事が増えているかどうかは、今後の賞与や昇給に影響する点です。
日本製鋼所の企業情報と事業構成


日本製鋼所は1907年に創業し、1950年に設立された企業です。東京都品川区大崎に本社を置き、東証プライム市場に上場しています(証券コード5631)。名前が似ている日本製鉄とは別の会社で、三井グループに属します。
公式サイトでは、事業を樹脂機械、産業機械、防衛関係、素形材・エンジニアリング、新規事業に分けて紹介しています。射出成形機などの樹脂機械と、発電や化学プラント向けの大型鋳鍛鋼品が事業の柱です(日本製鋼所 会社概要、日本経済新聞 日本製鋼所 年収)。
2026年3月期の売上高は連結で2,748億円、単体で1,565億円です。資本金は198億円、連結従業員数は5,419名で、製造拠点は室蘭、広島、横浜などに置かれています。
事業の中心が機械と大型部材のため、年収を比べる相手は鉄鋼大手ではなく、重工・機械メーカーになります。後半の比較表でも、この基準で同業3社を選びました。
有価証券報告書の713万円は日本製鋼所単体の従業員が対象です。連結の5,419名には海外やグループ会社の社員も含まれ、給与水準は会社や国ごとに異なります。求人票の提示年収と比べるときは、どの範囲の数字なのかを先に確認しておくと判断を誤りません。
日本製鋼所の年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳は記載されません。そのため年代別の数字は、公開されている平均年収と年齢構成から組み立てた推計値になります。
以下は年収ガイド 日本製鋼所が、平均年収659万円(2022年3月期)の時点で算出した推計です。現在の713万円を基準にすると、表の金額はおおむね8%ほど上振れすると考えてください。
| 年代 | 推計年収 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 20代後半 | 約477万円 | 基本給と賞与が中心で、国内の同年代平均を上回る |
| 30代前半 | 約555万円 | 評価の差が出始め、昇給幅が大きくなる |
| 30代後半 | 約630万円 | 主任・係長級への昇格が年収を押し上げる |
| 40代前半 | 約680万円 | 全社平均の713万円に近づく層 |
| 40代後半 | 約728万円 | 管理職登用の有無で差が開く |
| 50代前半 | 約781万円 | 生涯で最も年収が高い時期 |
20代・30代の年収
20代後半の推計は約477万円です。年収ガイドの試算では、25歳で約442万円、29歳で約509万円と、1年ごとに15万円から18万円ほどずつ上がっていきます。
初任給は日経会社情報の調査で26万円とされています(日本経済新聞 日本製鋼所 年収)。採用ページに掲載されている初任給は学歴や職種で異なるため、入社時の月給は最終学歴と配属で変わると考えてください。
30代に入ると評価による差が表面化します。推計では30代前半が約555万円、30代後半が約630万円で、5年間の伸びはおよそ75万円です。昇格のタイミングが年収の分岐点になります。
40代・50代の年収
40代前半の推計は約680万円で、全社平均の713万円をまだ下回ります。40代後半で約728万円、50代前半で約781万円と、全社平均を超えるのは40代後半以降という計算です。
年収のピークは50代前半から半ばで、55歳時点の推計は約790万円です。58歳以降は約752万円、約698万円と下がっており、役職定年や定年に向けた緩やかな減少が反映されています(年収ガイド 日本製鋼所)。
この推計は一般的な総合職の昇進モデルを前提にしています。管理職に就いた場合の水準は、次の章で扱う役職別の推計を参考にしてください。
額面年収と手取りの差
表に並ぶ金額はすべて額面です。実際に口座に入る金額は、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの手取りになります。
目安として、年収600万円なら手取りは460万円から480万円程度、年収700万円台なら手取りは額面の75%から80%程度です。713万円の場合は、およそ535万円から570万円になります。家族構成や控除の有無で変わるため、あくまで目安として見てください。
日本製鋼所は寮や社宅、カフェテリアプランなどの福利厚生が整っています(日本製鋼所 採用情報 福利厚生)。住居費の負担が軽い期間は、額面以上に使えるお金の余裕が生まれやすくなります。
年代別の数字は統計モデルによる推計で、個人の実額とは幅があります。転職で年収を比較するときは、この表を目安として使いながら、オファー面談で基本給と賞与の内訳、みなし残業の有無まで確認してください。額面が同じでも手取りが変わります。
日本製鋼所の職種別・役職別の年収の違い


日本製鋼所は職種別の年収を公式に公開していません。以下の数字は外部サイトによる推計で、算出の前提となった年度も古いものが含まれます。
それでも、全社平均の713万円が職種や役職でどのくらい幅を持つのかをつかむ材料にはなります。確定値ではなく、おおよその位置づけとして読んでください。
総合職(事務系・技術系)の年収傾向
総合職の推定年収は600万円前後とされています(2019年度の有価証券報告書をもとにした推計、takumick 日本製鋼所の年収・賞与)。事務系と技術系で給与体系は共通で、職種による年収差はほとんどないと説明されています。
年代別の推定は、20代で300万円から700万円、30代で500万円から900万円、40代で700万円から1,000万円、50代で800万円から1,200万円です。同じ年代でも幅が大きいのは、評価や昇格のスピードで差がつくためです。
この推計は2019年度の平均年収634万円が基準です。現在の713万円とは約80万円の差があるため、現在の実額は表示された幅の上側に寄ると考えるのが自然です。
製造現場職の年収傾向
高卒採用が中心の製造現場職の推定年収は、500万円から600万円とされています(takumick 日本製鋼所の年収・賞与)。総合職より低めですが、同じ推計では全体の水準を「大手として並み」と評価しています。
年代別では、20代で300万円から500万円、30代で500万円から700万円、40代で600万円から800万円台、50代で700万円から900万円が目安です。昇進スピードは総合職より緩やかで、同じ正社員でも年収の伸びに差が出ます。
室蘭製作所や広島製作所などの現場では、残業時間や交代勤務の有無でも年収が変わります。応募する際は、配属される事業所の勤務形態を確認しておくと実態に近づきます。
係長・課長・部長の年収
役職別の推計では、係長が817万円、課長が1,068万円、部長が1,288万円です(Careermine 日本製鋼所の平均年収、有価証券報告書と賃金構造基本統計調査をもとにした独自推計)。
この推計は平均年収659万円(2022年3月期)を基準にしています。現在の713万円を前提にすれば、さらに高い水準になる可能性があります。
| 役職 | 推計年収 | 全社平均713万円との差 |
|---|---|---|
| 係長 | 817万円 | 約100万円高い |
| 課長 | 1,068万円 | 約355万円高い |
| 部長 | 1,288万円 | 約575万円高い |
課長に昇格した時点で年収は1,000万円を超える推計です。係長から課長への昇格が最も大きな年収の分岐点で、昇格できるかどうかで定年までの生涯賃金に数千万円の差が生まれます。
全社平均713万円には、20代の若手から管理職までが含まれています。自分が応募する職種と年代に近い推計を探し、平均との差を確認してから判断してください。技術系の専門職や海外勤務の有無で水準が変わる点も、面談で必ず確認したい項目です。



日本製鋼所の職種別の数字は、公式ではなく推計です。ここでは幅をもって読むのが正解で、転職を考えるなら実際のオファー額と比べるのが一番確実ですよ。
日本製鋼所の年収を同業の機械・重工3社と比較


日本製鋼所を鉄鋼大手と比べると、事業内容の違いから実態を見誤りやすくなります。樹脂機械や産業機械、大型部材を手がける機械・重工メーカーと並べたほうが、年収水準の位置づけがわかります。
ここでは住友重機械工業、IHI、神戸製鋼所の3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|
| 日本製鋼所 | 713万円 | 38.8歳 | 2,028名 | 2026年3月期 |
| 住友重機械工業 | 857万円 | 43.5歳 | 4,400名 | 2025年12月期 |
| IHI | 1,000万円 | 42.4歳 | 8,199名 | 2026年3月期 |
| 神戸製鋼所 | 832万円 | 40.1歳 | 12,253名 | 2026年3月期 |
出典はIR BANK 日本製鋼所 平均年収の推移、IR BANK 住友重機械工業、IR BANK IHI、IR BANK 神戸製鋼所です。日本製鋼所は3社より119万円から287万円低く、4社の中で最も低い水準です。
ただし日本製鋼所の平均年齢は38.8歳で、3社より1.3歳から4.7歳若くなっています。年齢構成の違いが、平均年収の差の一部を説明しています。
住友重機械工業の年収


住友重機械工業の平均年収は857万円です(2025年12月期、平均年齢43.5歳、従業員4,400名)。日本製鋼所との差は144万円です。
2022年12月期の808万円から3年で49万円増えており、2023年12月期の795万円から2期連続で増加しています(IR BANK 住友重機械工業)。メカトロニクス、インダストリアルマシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの4分野を展開する総合機械メーカーです。
なお同社は決算期を3月から12月へ変更しているため、期の比較には注意が必要です。
IHIの年収


IHIの平均年収は1,000万円です(2026年3月期、平均年齢42.4歳、従業員8,199名)。日本製鋼所との差は287万円で、3社の中で最も大きく開いています。
前期の813万円から187万円増えており、1年の上げ幅としては突出しています(IR BANK IHI)。2024年3月期の836万円、2025年3月期の813万円と推移しており、直近だけが大きく跳ね上がった形です。
この急増の理由は、本記事の確認範囲では特定できていません。単年の数字だけで判断せず、数年単位の推移で見る必要があります。
神戸製鋼所の年収


神戸製鋼所の平均年収は832万円です(2026年3月期、平均年齢40.1歳、従業員12,253名)。日本製鋼所との差は119万円で、3社の中では最も近い水準です。
2022年3月期の546万円から4年で286万円増えました。同期間の日本製鋼所の伸びは54万円にとどまり、神戸製鋼所の上昇ペースが際立ちます(IR BANK 神戸製鋼所)。
機械と素材の両方を事業に持つ点は日本製鋼所に近く、転職先として比較される機会も多い会社です。
平均年収は決算期や集計範囲が違うと単純比較できません。IHIのように前期から180万円以上動く会社もあるため、1年分の数字だけでなく3年から5年の推移で比べてください。有価証券報告書は毎年6月ごろに公開されるため、最新版の確認を習慣にすると精度が上がります。



日本製鋼所の年収は同業3社より低めですが、平均年齢が若いこと、近年は増加が続いていることもあわせて見てください。数字の差だけでなく、伸びる余地まで含めて判断すると、会社選びの精度が上がりますよ。
日本製鋼所の年収に関する口コミ・評判


日本製鋼所の年収について、個別の口コミを集計した信頼できる数字は、本記事の確認範囲では取得できませんでした。そのため、有価証券報告書の公式数字と、外部サイトの推計、公式採用ページの開示データを並べて実態に近づけます。
口コミサイトの数字は回答者が少ない場合が多く、若手に偏る傾向もあります。参考値として、慎重に読んでください。
賞与と基本給の構造
賞与は年間4か月から5か月分とされています(2019年度の組合員平均、takumick 日本製鋼所の年収・賞与)。業績連動型で、個人の評価によっても変動する仕組みです。
この数字は2019年度のものと古く、現在の実績とは異なる可能性があります。同じ情報源は、工作機械や重機の大手で年間6か月分以上が支給された例もあり、日本製鋼所は上場企業の中では「ふつう」の水準だと評価しています。
Careermineの推計では、年間ボーナスの平均は106万円、基本給は月46万円です。機械業界の平均はそれぞれ99万円、43万円で、日本製鋼所は機械業界の平均よりやや高いと示されています(Careermine 日本製鋼所の平均年収、2022年版)。
賞与の比率が高い給与構造のため、業績が良い年は年収が大きく動きます。直近の増収増益局面は、追い風になりやすい時期です。
働き方と福利厚生の実態
年収と並んで気になる働き方は、公式採用ページで数字が開示されています。2025年度実績で、平均残業時間は月16時間、平均有給休暇取得日数は15.2日です(日本製鋼所 採用情報 Q&A)。
男性の育児休業取得率は77.8%です。時間単位の有給休暇や在宅勤務、時差出勤など、働き方の選択肢も用意されています(日本製鋼所 採用情報 福利厚生)。
Careermineは厚生労働省のデータをもとに、平均残業時間を月18.5時間と紹介しています。公式の16時間と近く、残業時間は多くない水準だと読み取れます。
- 寮・社宅(広島の青潮寮、室蘭の鋼友寮など)
- カフェテリアプラン(宿泊、資格取得、育児などに使えるポイント)
- 持ち株制度と住宅財形貯蓄制度
- 産前産後休暇、育児休業、時間短縮勤務、キャリアリターン制度
この4つに共通するのは、給与以外の部分で生活コストを下げたり、長く働き続けたりする仕組みが整っている点です。額面の年収だけでなく、使えるお金の余裕まで含めて評価する視点が必要です。
口コミサイトの年収は、回答者の入社年次や職種、集計年度で大きく変わります。数字を見るときは、回答者数、年度、職種の3つを必ず確認してください。公式の有価証券報告書と大きく離れている場合は、サンプルの偏りを疑うのが基本です。



日本製鋼所は残業が月16時間と少なめなので、時間あたりの年収で見ると数字以上に高く感じる人もいます。転職を考えるなら、年収と働き方をセットで比べるのがおすすめですよ。
日本製鋼所で年収を上げる方法


日本製鋼所で年収を上げる道は、社内での昇格、成長事業への関与、外部への転職の3つです。いずれも平均713万円の全社数字ではなく、自分の職種と年代の位置づけから逆算して選ぶことが大切です。
社内での昇格と評価の活用
最も大きな年収の分岐点は、係長から課長への昇格です。推計では係長817万円、課長1,068万円と、1段階の昇格で250万円ほどの差が生まれます(Careermine 日本製鋼所の平均年収)。
賞与は評価によって変動する仕組みのため、日々の成果を上司との自己申告制度で伝えることも欠かせません。採用ページでは、自己申告制度を通じて適性やキャリア形成を上司に相談できると案内されています(日本製鋼所 採用情報 福利厚生)。
技術系なら、資格の取得や海外の据付・試運転の経験が評価につながります。海外出張は早い人で1年目から経験するとされており、現場経験を積みやすい環境です(日本製鋼所 採用情報 Q&A)。
成長事業への関与
年収の原資は、会社の業績です。日本製鋼所は次世代原発向けの大型部材、防衛関連、射出成形機の新製品、AIサーバー向けの銅合金など、需要が伸びる分野を持っています(日本経済新聞 日本製鋼所 年収)。
成長している事業部に配属されたり、新規事業に関わったりできれば、業績連動の賞与で恩恵を受けやすくなります。異動の希望を出せる自己申告制度を活用し、事業の将来性を見て動くことが有効です。
2026年3月期の連結売上高は2,748億円で、前期から約10%増えました。事業の拡大が続くあいだは、昇格のポストも増えやすい時期です。
転職によるキャリアアップ
社内での昇格が見通せない場合、転職が選択肢になります。住友重機械工業857万円、神戸製鋼所832万円、IHI1,000万円といった同業は、全社平均で日本製鋼所を119万円から287万円上回ります。
ただし全社平均の差が、そのまま提示年収に反映されるとは限りません。同じ職種、同じ年代で比べた現実的な水準を確認する必要があります。
機械・重工系の技術職や、海外の据付・試運転の経験は、プラントや発電設備のメーカーでも評価されます。経験を活かせる転職先を選ぶほうが、年収の維持と上積みの両方を狙いやすくなります。
提示年収の相場を知るには、同じ領域の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば、現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。



日本製鋼所は大型部材から樹脂機械、防衛まで幅広いので、経験が評価される場面も多い会社です。転職するにしても残るにしても、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、交渉の武器になりますよ。
日本製鋼所の年収に関するよくある質問
日本製鋼所の年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
日本製鋼所の初任給はいくらですか
日経会社情報の調査では、初任給は26万円です(日本経済新聞 日本製鋼所 年収)。採用ページの募集要項は職種ごとに分かれており、学歴や配属先で金額が変わります。
過去のデータでは、2020年4月入社の総合職で学士卒21.7万円、修士卒23.3万円とされた例があります(年収ガイド 日本製鋼所)。日経の26万円との差を見ると近年は引き上げが進んだとみられるため、最新の募集要項で確認してください。
寮や社宅が用意されているため、初任給の額面以上に、住居費の面で余裕が生まれます。
日本製鋼所の年収は日本製鉄と同じくらいですか
日本製鋼所と日本製鉄は、名前が似ていますが別の会社です。事業内容も年収の水準も異なるため、混同しないよう注意が必要です。
日本製鋼所は樹脂機械や産業機械、素形材などを手がける機械メーカーで、平均年収は713万円です。日本製鉄の数字を参考にしてしまうと、年収の判断を誤ります。
検索するときは「日本製鋼所」と正式名称で調べ、有価証券報告書の銘柄コード5631で確認すると確実です。
日本製鋼所の平均年収は今後も上がりますか
直近8年は毎年上昇しており、2018年3月期の574万円から2026年3月期の713万円へ139万円増えました。連結売上高も約10%の増収で、業績は追い風にあります。
一方で、賞与は業績連動のため、減益の年は平均年収が下がる可能性があります。2014年3月期から2017年3月期にかけて下がった時期があるように、一本調子で上がり続けるとは限りません。
次回の有価証券報告書は2027年6月ごろに公開される見込みです。最新の数字が出た時点で、あらためて確認してください。
3月期決算の会社は、有価証券報告書が毎年6月ごろに公開されます。転職の検討時期に最新版が出ていれば、前期との差を必ず確認してください。EDINETまたは日本製鋼所のIRページから、誰でも無料で閲覧できます。
まとめ
日本製鋼所の平均年収は713万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢38.8歳、平均勤続年数12.6年)。国内の給与所得者の平均478万円の約1.5倍にあたる水準です。
2018年3月期の574万円から8年連続で増加しており、2026年3月期は2014年以降で最も高い数字でした。連結売上高も約10%増えており、業績の追い風が続いています。
ただし全社平均と個別の実態には差があります。推計では係長817万円、課長1,068万円、部長1,288万円と、役職で数百万円の開きがありました。
同業の住友重機械工業857万円、神戸製鋼所832万円、IHI1,000万円と比べると、日本製鋼所は119万円から287万円低い水準です。ただし平均年齢が若く、年齢構成の違いも影響しています。
年収を上げる道は、社内での昇格、成長事業への関与、外部への転職の3つです。公式の残業時間は月16時間と少なく、福利厚生も整っているため、年収と働き方をセットで評価する視点が欠かせません。
転職を検討する場合は、全社平均ではなく同職種同士で比較してください。機械・重工系の経験を活かせる転職先を選べば、経験を捨てずに年収を上げる余地が生まれます。
出典・参考情報
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- 日本製鋼所 有価証券報告書
- 日本製鋼所 会社概要
- 日本製鋼所 採用情報 Q&A
- 日本製鋼所 採用情報 福利厚生
- IR BANK 日本製鋼所 平均年収の推移
- 日本経済新聞 日本製鋼所 年収
- Wikipedia 日本製鋼所
- 年収ガイド 日本製鋼所
- takumick 日本製鋼所の年収・賞与
- Careermine 日本製鋼所の平均年収
- IR BANK 住友重機械工業
- IR BANK IHI
- IR BANK 神戸製鋼所
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









