株式会社ランドネットの平均年収は926万円です(有価証券報告書 2025年7月期)。平均年齢は30.6歳、平均勤続年数は3.6年で、東証スタンダード市場に上場する中古不動産の再生・販売会社です。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。ランドネットの水準は全体平均の約1.9倍、正社員平均の約1.7倍にあたります。
ただし926万円は、従業員の約6割が属する不動産売買事業の成果連動の報酬が押し上げた全社平均です。営業職でも在籍1〜2年目と5年目以上では、600万円台から1,200万円台まで2倍近い差が出ており、口コミの集計では事務・管理系が400万円台という結果もあります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、在籍年数別・職種別の実態、同業3社との比較、年収を上げる方法を整理します。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起ランドネットは平均年齢が30歳前後と若く、営業職の成果連動の比率が高い会社です。926万円という数字は「社員全員がこの水準」という意味ではないので、職種と在籍年数に分けて読んでいきましょう。
株式会社ランドネットの平均年収は926万円|有価証券報告書の最新データ


結論から言うと、ランドネットの平均年収は926万円で、2021年7月期から2025年7月期までの5期で307万円上がっています。有価証券報告書の記載は9,263千円で、賞与及び基準外賃金(残業代など)を含む金額です(有価証券報告書 2025年7月期)。
従業員数は807名で、前年から130名増えました。社員の平均年齢は30.6歳、平均勤続年数は3.6年と、若手中心で急拡大している会社であることがわかります。
まず5期分の推移から、この926万円がどう積み上がってきた数字なのかを確認します。
直近5期の平均年収推移
ランドネットの平均年収は、2021年7月期の619万円から2025年7月期の926万円まで、一度も下がることなく上昇してきました。前期比の伸びは2022年7月期が+156万円と最も大きく、直近の2025年7月期は+56万円です。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年7月期 | 619万円 | 30.7歳 | 3.5年 | 383名 |
| 2022年7月期 | 776万円 | 30.3歳 | 3.6年 | 465名 |
| 2023年7月期 | 853万円 | 30.1歳 | 3.5年 | 581名 |
| 2024年7月期 | 869万円 | 30.0歳 | 3.6年 | 677名 |
| 2025年7月期 | 926万円 | 30.6歳 | 3.6年 | 807名 |
出典はIR BANK ランドネット 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
注目したいのは、従業員数が5期で383名から807名へ2倍以上に増えているのに、平均年齢が30歳前後、勤続年数が3.5年前後で変わっていない点です。社員構成が若いまま、人数だけが倍増して平均年収も上がったという、成長企業らしい動きになっています。
平均年収が上昇し続けている理由
背景にあるのは業績の拡大です。2025年7月期の連結売上高は959億円で前期比23.4%増、営業利益は37億円で前期比34.4%増でした(EDINET DB ランドネット 決算データ)。
採用情報によると、賞与は業績給として年3回(4月・8月・12月)、昇給は年2回(2月・8月)の仕組みです(ランドネット 採用情報 HRMOS)。売上と利益が伸びる局面では、賞与と昇給の双方で年収に反映されやすい設計といえます。
平均年齢がほぼ変わらないのに平均年収が上がっているため、年齢による自然な昇給ではなく、1人あたりの報酬水準そのものが上がっていると読み取れます。一方で、業績が鈍れば同じ仕組みが下振れ要因になる点は押さえておく必要があります。
株式会社ランドネットの企業情報と事業内容


株式会社ランドネットは1999年9月に榮章博氏が設立した不動産会社で、本社は東京都豊島区南池袋にあります。2021年7月に東証JASDAQ(スタンダード)へ上場し、2022年4月の市場区分見直しで東証スタンダード市場へ移行しました(有価証券報告書 2025年7月期)。
事業は不動産売買事業と不動産賃貸管理事業の2つです。中古不動産の買取販売を中心に、リフォーム・リノベーション、仲介、賃貸不動産の管理(家賃保証を含む)までを手がけています。首都圏の投資用中古ワンルームマンションの売買を原点に、現在は北海道から沖縄まで取扱いエリアを広げ、台湾・香港の投資家向けの販売も行っています。
従業員807名のうち、不動産売買事業は483名で約6割を占めます。社員の過半数が成果連動の営業職を中心とする売買事業にいるため、全社平均の926万円はこの部門の報酬水準に強く引っ張られた数字になります。
有価証券報告書の926万円は、営業職から事務・管理系まで全従業員を合算した平均です。営業職の成果連動の報酬が大きい会社では、職種によって年収の水準が変わります。求人票の提示年収を見るときは、応募職種が営業なのか管理部門なのかを先に確認しておくと、想定年収を見誤りません。
株式会社ランドネットの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の年収は記載されていません。そのため年代別の数字は、口コミサイトの集計値から目安をつかむ形になります。
平均年齢30.6歳、平均勤続年数3.6年という社員構成を踏まえると、中心層は20代後半から30代前半です。40代以降の社員は少なく、年代別のデータもその分だけ薄くなります。
エン ライトハウス(旧エン転職)の口コミ集計では、年齢別の平均年収は次のとおりです。
| 年齢 | 平均年収 | 最高年収 | 回答数 |
|---|---|---|---|
| 25〜29歳 | 528万円 | 900万円 | 83人 |
| 30〜34歳 | 575万円 | 1,000万円 | 65人 |
| 35〜39歳 | 487万円 | 750万円 | 18人 |
出典はエン ライトハウス ランドネットの年収・給与(投稿者の自己申告に基づく集計)です。
20代の年収
口コミ集計での25〜29歳の平均は528万円、最高は900万円です。同じ集計では平均と最高の開きが370万円を超えており、20代のうちから成果によって年収が大きく分かれることがわかります。
キャリコネの口コミには、新卒入社3年未満の営業職(20代)が年収349万円で、みなし残業代20時間分を含む制度だったという投稿があります(キャリコネ ランドネットの評判・口コミ)。本人は年収に満足していると回答しており、ここでも成果次第で水準が変わる様子がうかがえます。
一方、会社の採用情報では在籍1〜2年未満の営業職の平均年収が600万円台と掲載されています。口コミの528万円とは約80万円〜130万円の開きがあり、集計時点と対象の違いを考慮して読む必要があります。
30代以降の年収
30〜34歳の平均は575万円で、最高は1,000万円に達しています。25〜29歳との差は平均で47万円にとどまりますが、最高額は100万円伸びており、上位層の伸びが目立ちます。
35〜39歳は平均487万円と30〜34歳を下回りますが、回答者が18人と少なく、この数字だけで傾向を判断することはできません。勤続年数が平均3.6年の会社であるため、40代以降のモデルケースが社内にまだ少ないことも背景にあります。
参考までに、同じ建設・プラント・不動産業界で働く男性の年代別年収は、25〜29歳が521万円、30〜34歳が591万円、35〜39歳が643万円です(doda会員情報)。
- 25〜29歳 521万円
- 30〜34歳 591万円
- 35〜39歳 643万円
この業界平均と比べると、ランドネットの口コミ集計は20代後半でやや上、30代後半では下という形です。母数の差が大きく、会社ごとの優劣を示すものではありません。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。実際の手取りは、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの金額になります。
目安として、年収600万円なら手取りは460万円から480万円程度、年収900万円なら手取りは660万円から690万円程度です。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。
ランドネットは賞与が年3回で、成果連動の部分が大きい会社です。月々の給与と賞与の比率は人によって異なるため、年収を12で割った金額が毎月の収入になるわけではありません。
口コミ集計の年代別データは、投稿者の自己申告で、年代によっては回答が十数人しかありません。転職の判断材料にするときは、この表を目安として使い、オファー面談で基本給・賞与・インセンティブの内訳と、みなし残業の有無まで確認してください。
株式会社ランドネットの職種別・在籍年数別の年収の違い


ランドネットの年収は、職種と在籍年数で大きく分かれます。会社の採用情報は、営業職(不動産コンサルタント)の在籍年数別の平均年収を公表しています。
同じ採用ページの中に、掲載時点の異なる2種類の数字があるため、両方を並べます。
| 在籍年数 | 採用情報A(2025年実績) | 採用情報B(2026年8月実績) |
|---|---|---|
| 1〜2年未満 | 655万円 | 609万円 |
| 2〜3年未満 | 904万円 | 799万円 |
| 3〜4年未満 | 1,009万円 | 869万円 |
| 4〜5年未満 | 1,234万円 | 891万円 |
| 5年目以上 | 1,392万円 | 1,270万円 |
出典はランドネット 採用情報(HRMOS)で、いずれも会社が公表している数字です。営業社員数は480名と記載されています。
営業職の在籍年数別年収
どちらの数字でも、入社1〜2年目で600万円台に達しています。年収1,000万円の壁を超える時期は掲載によって異なり、Aでは3〜4年目、Bでは5年目以上です。
この数字を読むときの注意点は2つあります。1つは、在籍年数別の平均は「その年数まで残った人」の平均であることです。平均勤続年数が3.6年の会社で、5年目以上の社員は全体の一部にとどまります。
もう1つは、会社が採用目的で公表している数字で、第三者による検証を受けていないことです。有価証券報告書の926万円と矛盾はしませんが、営業職全員がこの水準を得られるという保証ではありません。
それでも、未経験から入社して2〜3年で800万円〜900万円台に届く設計は、同業の平均年収(後述)と比べても高い水準です。成果連動の比率が高いぶん、実績の出方で個人差が大きくなります。
営業以外の職種の年収
営業以外の職種は、営業職ほど年収が伸びにくい傾向があります。エン ライトハウスの口コミ集計では、職種別の平均年収は次のとおりです。
| 職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 営業系 | 579万円 | 29.4歳 |
| 建築・土木系エンジニア | 476万円 | 31.0歳 |
| 企画・事務・管理系 | 448万円 | 30.4歳 |
| 専門職系 | 433万円 | 31.2歳 |
出典はエン ライトハウス ランドネットの年収・給与です。営業系と企画・事務・管理系の差は131万円あります。
dodaに掲載されている求人の予定年収は、職種ごとに次のとおりです(doda ランドネットの平均年収)。
- プロパティマネジメント(住居・賃貸管理)420万円〜530万円
- 建設・不動産個人営業 400万円〜500万円
- 建設・不動産法人営業 450万円〜1,500万円
- 人事(教育・採用担当)450万円〜700万円
- システムエンジニア 550万円〜1,000万円
予定年収は入社時の想定額で、モデルケースとして掲載されているものです。営業職は入社後の成果で上限が大きく広がる一方、管理部門は固定給の比率が高くなります。
賞与とインセンティブの仕組み
給与の仕組みを整理すると、年収の分かれ方が見えてきます。経理事務職の求人では、月給は296,000円から460,000円で、年齢・経験・前職の年収などを考慮して決まります(ランドネット 採用情報 HRMOS)。
- 賞与は年3回(4月・8月・12月)で、昨年実績は年間3.2ヵ月分
- 昇給は年2回(2月・8月)
- 残業代は別途全額支給
- 資格手当は宅建が月20,000円、FP2級が月2,500円
キャリコネの口コミでも、昇給は年2回、賞与は年3回で月給の約3.3か月分が目安という投稿があります(キャリコネ ランドネットの評判・口コミ)。
賞与の月数だけを見ると特別高い水準ではなく、営業職の年収を押し上げているのは、成果に応じたインセンティブの部分と考えられます。事務職は基本給と賞与が中心で、インセンティブの恩恵を受けにくいという声もあります。
同じランドネットでも、営業職と事務・管理系では年収の見通しがまったく異なります。応募するときは、募集職種の月給・賞与・インセンティブの内訳と、入社1年目の想定年収を面談で聞いておくと、926万円という平均値とのギャップに戸惑わずに済みます。



在籍年数別の表は、見た目の数字が大きいぶん「自分もこうなれる」と思いがちです。ただ、残った人の平均であることは必ず意識してください。入社後に成果が出るまでの期間も、人によって違います。
株式会社ランドネットの年収を不動産再生の同業3社と比較


ランドネットの年収は、同じ中古不動産の買取再販に取り組む上場企業と比べると、どの位置にあるのでしょうか。結論は、4社の中で最も高い水準です。
ここでは、中古不動産の再生・販売を手がけるムゲンエステート、インテリックス、カチタスの3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|---|
| ランドネット | 926万円 | 30.6歳 | 3.6年 | 807名 | 2025年7月期 |
| ムゲンエステート | 748万円 | 35.4歳 | 3.4年 | 463名 | 2025年12月期 |
| インテリックス | 710万円 | 37.3歳 | 6.7年 | 195名 | 2025年5月期 |
| カチタス | 591万円 | 32.3歳 | 6.2年 | 809名 | 2026年3月期 |
出典はIR BANK ランドネット、IR BANK ムゲンエステート、IR BANK インテリックス、IR BANK カチタスです。ランドネットは3社を178万円から335万円上回っています。
ムゲンエステートの年収


ムゲンエステートの平均年収は748万円です(2025年12月期、平均年齢35.4歳、従業員463名)。ランドネットとの差は178万円で、3社の中では最も近い水準にあります。
ムゲンエステートは中古マンションの買取・再販を主力とする会社です。平均年収は2015年12月期の930万円から2020年12月期の672万円まで下がり、そこから748万円まで回復してきました(IR BANK ムゲンエステート)。
平均勤続年数が3.4年と、ランドネットの3.6年とほぼ同じ短さです。平均勤続年数が近い会社同士でも、平均年収には178万円の差が出ており、勤続年数だけでは年収差を説明できないことがわかります。
インテリックスの年収


インテリックスの平均年収は710万円です(2025年5月期、平均年齢37.3歳、従業員195名)。ランドネットとの差は216万円で、平均年齢はランドネットより6.7歳高くなっています。
インテリックスは中古マンションのリノベーション販売を手がけています。2014年5月期から2025年5月期までの12期で、平均年収は648万円から772万円の範囲を上下しており、ランドネットのような一方向の上昇は見られません(IR BANK インテリックス)。
平均年齢が高く勤続も6.7年と長い会社で、ランドネットの平均を下回っている点は、年齢や勤続による昇給より成果連動の比率が年収水準を左右している可能性を示しています。
カチタスの年収


カチタスの平均年収は591万円です(2026年3月期、平均年齢32.3歳、従業員809名)。ランドネットとの差は335万円で、4社の中で最も低くなっています。
カチタスは全国130店舗以上で中古住宅の買取再販を行う東証プライム上場企業で、従業員数は809名とランドネットの807名とほぼ同じ規模です。平均年収は2017年9月期の405万円から186万円増えました(IR BANK カチタス)。
従業員数と平均年齢が近いにもかかわらず、平均年収には335万円の差があります。同じ中古不動産の再生という事業でも、買取対象や営業スタイル、報酬体系によって年収帯が大きく異なることがわかります。
4社を並べると、ランドネットの年収は同業の中でも突出しています。ただし、その要因は成果連動の報酬体系にあり、成果が出ない場合は同業他社に及ばない可能性もあります。
全社平均の比較は入口としては有効ですが、営業職同士で比べないと判断を誤ります。ランドネットは営業の成果連動の比率が高く、カチタスは店舗型の営業スタイルです。転職先を比べるときは、基本給とインセンティブの割合、賞与の回数まで確認してください。



4社を並べると、ランドネットは年収が高いぶん、成果が問われる度合いも大きい会社だとわかります。年収の高さだけで選ばず、自分の営業スタイルと合うかどうかも一緒に確認してみてくださいね。
株式会社ランドネットの年収に関する口コミ・評判


口コミサイトの集計では、ランドネットの平均年収は538万円です(エン ライトハウス、回答者193人、平均年齢29.9歳、2015年から2026年の投稿)。有価証券報告書の926万円とは388万円の開きがあります。
キャリコネでは平均年収が349万円と表示されていますが、年収データの対象は1名のみで、会社全体の参考にはなりません(キャリコネ ランドネットの評判・口コミ)。総合評価は5点満点で4.3、レポート数は170件です。
数字の差と、給与の中身に関する声を順に見ていきます。
口コミ集計と有価証券報告書の数字の差
388万円の差にはいくつかの理由が考えられます。1つ目は集計期間で、口コミは2015年からの投稿を含みます。有価証券報告書の平均年収が619万円だった2021年7月期より前の、水準が低かった時期の回答が混ざっています。
2つ目は自己申告である点です。口コミの年収は投稿者が入力した金額で、賞与や残業代の含め方に統一されたルールがありません。月給や賞与が0万円と記載された投稿もあり、入力漏れの可能性があります。
3つ目は回答者の構成です。在籍年数の長い高年収の営業職の投稿が少なければ、口コミの平均は下がる方向に偏ります。有価証券報告書は全従業員が対象のため、数字の性格が根本的に異なります。
営業職の年収に関する声
エン ライトハウスの口コミでは、営業職は成果連動(インセンティブ)が中心で、事務職は固定給が中心という違いが繰り返し語られています。営業系の口コミ平均は579万円です。
キャリコネには、評価制度が分かりやすく実力が反映されやすいという、システムエンジニア(40代前半、年収800万円)の投稿があります。営業職に限らず、成果が給与に反映される仕組みへの評価は高めです。
前述の20代営業職の投稿では、みなし残業代20時間分を含む年収349万円で、満足していると回答していました。年収の絶対額より、仕組みへの納得感を評価している声と読めます。
事務・管理系の給与に関する声
事務・管理系の給与に関しては、基本給をもう少し高くしてほしいという意見があります。人事職(40代後半、年収500万円)の投稿では、成果に応じて報酬が増える仕組みは魅力的としつつ、事務職はインセンティブの恩恵を受けにくいと指摘されています(キャリコネ ランドネットの評判・口コミ)。
同じ投稿では、昇給は年2回、賞与は年3回で月給の約3.3か月分、資格手当もあると紹介されています。営業職に比べて上振れは小さい一方、月給と賞与の安定感は評価されています。
つまり、営業職は上振れが大きく、事務・管理系は安定しているが伸びにくいという構図が、口コミ全体を通じて共通しています。
口コミサイトの年収データは、職種・年齢・投稿年によって大きく変わります。数字を見るときは、自分の応募職種に近い投稿だけを抜き出し、直近2〜3年の投稿を優先すると、現在の水準に近づけます。



口コミと有価証券報告書で数字が大きく違うのは、ランドネットに限った話ではありません。公的な数字を軸にして、口コミは中身の補足に使うのが安全ですよ。
株式会社ランドネットで年収を上げる方法


ランドネットで年収を上げる道は3つあります。営業として成果を積み上げる、資格手当を取る、外部の選択肢と比べて転職を検討するという順番です。
採用情報では、完全実力主義で入社数年で管理職も可能と案内されており、最も現実的なのは社内での成果の積み上げです。
営業職として成果を積み上げる
ランドネットの営業職は、売主からの不動産の仕入れと、購入希望者への販売・契約の両方を1人で担当します(ランドネット 採用情報 HRMOS)。仕入れから販売まで一貫して関わる分、成果が賞与とインセンティブにつながりやすい仕組みです。
研修は入社後の営業研修(不動産用語・基礎知識、取引の流れ、電話営業の基本)が数日で、以降はOJT中心です。経験を積むほど担当できる案件の規模が広がります。
在籍年数別の表で見たとおり、2〜3年目で800万円〜900万円台、5年目以上で1,200万円台という水準が会社から示されています。評価は成果に応じて決まるため、仕入れと販売の両面で数字を残すことが最優先です。
資格取得で手当を上積みする
資格手当は、宅地建物取引士(宅建)が月20,000円、ファイナンシャルプランナー2級が月2,500円です(ランドネット 採用情報 HRMOS)。資格取得支援制度も用意されています。
宅建の手当は年間で24万円にあたります。営業のインセンティブに比べれば小さな金額ですが、成果に左右されず毎月確実に積み上がる収入です。
不動産売買の営業では、宅建の知識は顧客への説明や契約の場面で実務に直結します。資格が成果の質を上げ、結果的にインセンティブも伸びるという相乗効果が期待できます。
転職によるキャリアアップ
社内での成果が伸び悩むときは、転職も選択肢になります。ただし、同業3社の平均年収は591万円から748万円で、ランドネットの926万円を下回ります。同じ中古不動産の再生・販売の同業へ移ると、全社平均では年収が下がりやすい構図です。
年収を維持または上げるには、成果連動の比率が高く、より大きな金額の取引を扱える会社を選ぶ必要があります。提示年収は、基本給・賞与・インセンティブの内訳まで開示してもらい、現在の手取りと同じ基準で比べてください。
自分の市場価値は、転職エージェントに職務経歴を見てもらうと把握できます。非公開求人を含めた提示額の相場を知ってから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば、現在の想定年収レンジがわかります。社内で積み上げた実績が外部でどう評価されるかを知っておくと、社内での昇進や評価の交渉にも使えます。



営業として成果を積みながら、並行して市場価値を確認しておくと、判断の選択肢が増えます。転職するかどうかは、その数字を見てから決めても遅くありませんよ。
株式会社ランドネットの年収に関するよくある質問
ランドネットの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
ランドネットの平均年収は何万円ですか
有価証券報告書(2025年7月期)では、平均年間給与は926万円(9,263千円)です。平均年齢は30.6歳、平均勤続年数は3.6年、従業員数は807名です。賞与及び基準外賃金を含む金額で、国内の給与所得者の平均給与478万円の約1.9倍にあたります。
7月期決算の会社は、決算日から3か月以内に有価証券報告書を提出します。2026年7月期分の数字は、2026年10月末までに公開される見込みです。
ランドネットの賞与は年に何回ありますか
賞与は年3回で、4月・8月・12月に支給されます。昨年実績は年間3.2ヵ月分と案内されています(ランドネット 採用情報 HRMOS)。昇給は年2回で、2月と8月です。
営業職は賞与に加えて成果連動のインセンティブがあるため、年収に占める変動部分は職種によって異なります。
未経験の営業でも年収は上がりますか
会社の採用情報では、未経験からでもトップコンサルタントへ成長できる環境が整っているとされています。在籍1〜2年未満の営業職の平均年収は、掲載によって609万円から655万円です。
ただし、これは会社が公表している平均値で、全員が到達する数字ではありません。入社後の成果によって年収が変わる仕組みのため、面談で入社1年目の想定年収と評価基準を確認しておくことが大切です。
平均年収や在籍年数別の数字は、あくまで全体の傾向です。面談では「自分の経歴で入社した場合の1年目の想定年収」「インセンティブの算定基準」「賞与の算定期間」の3点を聞くと、自分の場合の見通しが立ちます。
株式会社ランドネットの年収のまとめ
株式会社ランドネットの平均年収は926万円です(有価証券報告書 2025年7月期)。2021年7月期の619万円から5期で307万円上がり、同業のムゲンエステート、インテリックス、カチタスを上回っています。
ただし、この数字は営業職の成果連動の報酬に支えられた全社平均です。営業職でも在籍1〜2年目は600万円台、5年目以上は1,200万円台と差が大きく、口コミの集計では事務・管理系が400万円台という結果でした。
口コミの538万円は、集計期間が長く自己申告である点で、有価証券報告書の数字とは性格が異なります。職種・在籍年数・投稿年で絞って読むことが重要です。
年収を上げるには、営業として成果を積み上げることが最も現実的な道です。資格手当で月々の収入を積み上げ、並行して転職エージェントで市場価値を確認しておくと、選択肢が広がります。
入社や転職を検討する際は、面談で基本給・賞与・インセンティブの内訳を確認してください。平均年収の数字ではなく、自分の職種と経歴での見通しを数字で把握することが、納得のいく判断につながります。
出典・参考情報
本文で参照した出典を以下にまとめます。
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- 有価証券報告書 2025年7月期(EDINET DB ランドネット)
- EDINET DB ランドネット 決算データ
- IR BANK ランドネット 平均年収の推移
- ランドネット 採用情報(HRMOS・営業職)
- ランドネット 採用情報(HRMOS・経理事務職)
- エン ライトハウス ランドネットの年収・給与
- キャリコネ ランドネットの評判・口コミ
- doda ランドネットの平均年収
- IR BANK ムゲンエステート
- IR BANK インテリックス
- IR BANK カチタス
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









