- 平均年収は1,080万円で、前期から17万円の増加です。
- 対象は持株会社単体の653名で、連結の平均ではありません。
- 同業では東京エレクトロンが1,380万円、ディスコが1,879万円です。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起SCREENホールディングスの年収は、有価証券報告書の数字がどの範囲の社員を対象にしているかで見え方が大きく変わります。先に「単体653名の平均」だと押さえてから読み進めると、口コミとのズレも理解しやすくなりますよ。
SCREENホールディングスの平均年収は1,080万円|有価証券報告書の最新データ


SCREENホールディングスの直近の平均年収は1,080万円です(2026年3月期、平均年齢42歳、平均勤続年数13.9年、従業員653名)。出典はIR BANK SCREEN HD 平均年収の推移で、有価証券報告書の記載値をまとめた数字です。
国内の給与所得者の平均給与478万円の約2.3倍にあたります(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。前期の1,062万円から17万円増え、4期連続で上昇しました。
ただし有価証券報告書の平均年間給与は、持株会社SCREENホールディングス単体の従業員653名だけを対象にした金額です。連結従業員6,884名のうち約9%にあたり、事業会社の社員は含まれません。
この前提を頭に入れたうえで、まず直近5年の推移から確認します。
直近5年の平均年収推移
SCREENホールディングスの平均年収は、2022年3月期の822万円から2026年3月期の1,080万円まで、4年間で258万円増えています。2023年3月期以降は毎期上がり続けています。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 822万円 | 42.5歳 | 16.0年 | 398名 |
| 2023年3月期 | 923万円 | 41.9歳 | 14.8年 | 414名 |
| 2024年3月期 | 1,024万円 | 42.3歳 | 14.6年 | 497名 |
| 2025年3月期 | 1,062万円 | 41.4歳 | 13.3年 | 547名 |
| 2026年3月期 | 1,080万円 | 42.0歳 | 13.9年 | 653名 |
出典はIR BANK SCREEN HD 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
注目したいのは従業員数と勤続年数の動きです。単体の従業員は4年で255名増え、平均勤続年数は16.0年から13.9年へ短くなりました。社員の入れ替わりと増員が進むなかでも平均年収は上がっているため、水準そのものが引き上げられたと読み取れます。
平均年収が上がり続ける背景
2026年3月期の連結業績は、売上高6,057億円で前期比3.1%減、営業利益1,225億円で9.7%減と減収減益でした(SCREENホールディングス 2026年3月期 決算短信)。それでも単体の平均年収は17万円上がっています。
前期の2025年3月期は売上高6,253億円で23.8%増、営業利益1,357億円で44.1%増と大幅な増収増益でした。好業績の期の処遇が翌期の年収に反映されている可能性があります。
同じ期に2027年3月期の連結業績予想として、売上高7,250億円(19.7%増)、営業利益1,500億円(22.4%増)が示されています。業績が上向く局面では、年収にも追い風になりやすい構造です。
SCREENホールディングスの企業情報と事業内容


SCREENホールディングスは、京都市上京区に本社を置く東証プライム市場上場の持株会社です(証券コード7735)。1943年10月11日に大日本スクリーン製造として設立され、ルーツは1868年創業の石版印刷所にさかのぼります(SCREENホールディングス 会社概要)。
事業はエレクトロニクス、メディア・情報、ライフサイエンス、エネルギーの4領域です。中核のエレクトロニクスでは、半導体製造装置やディスプレー製造装置、成膜装置、プリント基板関連機器を手がけています。
連結従業員数は6,884名で、連結売上高は6,057億円です(2026年3月31日現在、SCREENホールディングス 会社概要)。
有価証券報告書の1,080万円は、持株会社SCREENホールディングス単体の653名が対象です。事業会社に入社した場合の年収は、この数字とは別に確認する必要があります。求人票の提示年収と比べるときは、どの会社の何名の平均なのかを先に確かめておくと判断を誤りません。
SCREENホールディングスの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳が記載されません。そのため年代別の数字は、口コミサイトに投稿された年収の集計値を目安として見ることになります。
以下はキャリコネの投稿データ(正社員32人)に基づく平均年収です。投稿者全体の平均は591.3万円、年収範囲は301万円から948万円で、絶対額ではなく年代ごとの伸び方を見る材料として捉えるのが妥当です。
| 年代 | 口コミ平均年収 | 前の年代との差 |
|---|---|---|
| 20代 | 491万円 | なし |
| 30代 | 587万円 | +96万円 |
| 40代 | 765万円 | +178万円 |
| 50代 | 831万円 | +66万円 |
出典はキャリコネ SCREENホールディングスの年代別平均年収です。
20代・30代の年収
20代の平均は491万円、30代は587万円で、10年間で96万円の伸びです。20代では営業職の465万円、研究開発職の505万円といった投稿が見られます。
30代では研究開発職が642万円、ソフトウェア関連の技術職が661万円という投稿があり、職種によって差が表れ始める年代です。
40代・50代の年収
40代の平均は765万円で、30代から178万円と最も大きく上がります。管理職への登用が40代で進むことが背景にあるとみられます。
50代の平均は831万円で、40代からの伸びは66万円にとどまります。40代の最高年収は948万円という投稿でした。
有価証券報告書と口コミの金額差
有価証券報告書の1,080万円に対し、口コミの投稿者平均は591.3万円と約490万円の開きがあります。大きな差が生まれる理由は主に3つです。
- 投稿者の平均年齢が33.1歳で、有価証券報告書の平均年齢42歳より若い
- 投稿者が32人と少なく、特定の職種や年次に偏りやすい
- 取得できた投稿に過去の年度が含まれ、2022年3月期の822万円など現在より低い時期の数字が混ざる
この3つに共通するのは、口コミの数字が現在の全体像より低く出やすいという点です。口コミは水準の比較より、職種や年代の相対的な差を見るために使うのが適切です。
額面年収と手取りの差
額面年収と手取りには差があります。年収600万円の手取りは目安で460万円から480万円程度で、口コミ水準の年収ならこの範囲です。
年収1,080万円の手取りは、家族構成や控除によって変わりますが、目安で760万円から800万円程度です。年収が高くなるほど所得税の税率区分が上がるため、額面の伸びほど手取りは増えません。
求人票の年収は額面表記が基本です。転職先と現在の年収を比べるときは、手取りではなく額面同士で比べ、賞与や残業代がどこまで含まれているかを確認してください。みなし残業の有無で月収の見え方が変わるため、内訳まで聞いておくと安心です。
SCREENホールディングスの職種別・役職別の年収の違い


職種別の年収も有価証券報告書には載っていません。ここでも口コミ集計を使いますが、職種によって200万円を超える差があります。
| 職種 | 口コミ平均年収 |
|---|---|
| 技術(ソフトウェア関連) | 680万円 |
| 技術(研究開発) | 581万円 |
| 技術(ハードウェア関連) | 565万円 |
| 技術(その他) | 476万円 |
| 営業 | 470万円 |
出典はキャリコネ SCREENホールディングスの職種別平均年収です。
技術職の年収
技術職はソフトウェア関連が680万円で最も高く、ハードウェア関連は565万円、研究開発は581万円です。同じ技術職でも領域によって115万円の差があります。
ハードウェア関連では、20代が478万円、30代が505万円、40代が696万円という投稿でした。40代で大きく上がる点は、年代別の傾向と一致します。



口コミでは、ソフトウェア関連の技術職が最も高い数字でした。ただし投稿数が少ないので、領域ごとの差は目安として見て、求人票の提示年収で確かめるのがおすすめですよ。
営業職の年収
営業職の口コミ平均は470万円で、5区分のなかで最も低い数字でした。確認できた投稿は20代の465万円のみで、30代以降のデータは十分ではありません。
ソフトウェア関連技術との差は210万円です。ただし営業職は投稿数が少なく、年代も偏っているため、職種の優劣を示す数字ではなく目安として扱ってください。
管理職と評価制度の関係
評価は目標管理制度が軸で、上司と部下が評価内容を合意して決める点は納得感があるとされています。一方で年功序列の傾向が強いという声もあります。
2018年度の投稿では、管理職の年収が2,000万円を超えることもあるとされています。中途入社でも早期に管理職へ登用される例があるという声があり、役職が年収を大きく左右します。
投稿は数年前のものが中心で、現在の制度とずれている可能性があります。正確な等級別の金額は公開されていません。
目標管理制度では、期初の目標設定で評価の物差しが決まります。上司と合意した目標を数字で書き残し、期末に達成状況を具体的に説明できるようにしておくことが、昇格の判断材料づくりにつながります。
SCREENホールディングスの年収を半導体製造装置の同業3社と比較
SCREENホールディングスの平均年収1,080万円は、同じ半導体関連の上場企業と比べると中位に位置します。東京エレクトロン、ディスコ、アドバンテストの3社と並べて見ます。
| 企業 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| SCREENホールディングス | 1,080万円 | 42.0歳 | 13.9年 | 653名 |
| 東京エレクトロン | 1,380万円 | 43.1歳 | 14.7年 | 2,309名 |
| ディスコ | 1,879万円 | 37.2歳 | 10.6年 | 3,687名 |
| アドバンテスト | 1,097万円 | 45.7歳 | 20.2年 | 2,033名 |
出典はIR BANK 東京エレクトロン、ディスコ、アドバンテストの平均年収(いずれも2026年3月期の有価証券報告書)です。
3社のなかでアドバンテストとの差は17万円とほぼ並びますが、東京エレクトロンとは300万円、ディスコとは799万円の差があります。
東京エレクトロンの年収


東京エレクトロンの平均年収は1,380万円で、SCREENホールディングスより300万円高い水準です(平均年齢43.1歳、平均勤続年数14.7年、従業員2,309名)。
推移を見ると、2023年3月期の1,398万円から2024年3月期に126万円下がり、2026年3月期に1,380万円まで戻しました。年によって年収の上下が大きいタイプです。
ディスコの年収


ディスコの平均年収は1,879万円で、3社のなかで突出して高い水準です(平均年齢37.2歳、平均勤続年数10.6年、従業員3,687名)。前期から207万円上がっています。
2022年3月期の1,140万円からの4年で739万円増えており、平均年齢が37歳と若いのに年収が最も高い点が特徴です。SCREENホールディングスとの差は799万円にのぼります。
アドバンテストの年収


アドバンテストの平均年収は1,097万円で、SCREENホールディングスとの差は17万円です(平均年齢45.68歳、平均勤続年数20.16年、従業員2,033名)。
2022年3月期から2024年3月期は1,005万円から1,019万円で横ばいが続き、2026年3月期にかけて1,097万円まで伸びました。平均勤続年数が20年を超え、長く勤める社員が多いことが数字を支えているとみられます。
年収差が生まれる要因
比較で見落としやすいのは対象範囲の違いです。SCREENホールディングスは持株会社単体の653名、他の3社は自社で事業を営む会社の従業員2,000名から3,000名台の平均です。
平均年齢の差も影響します。ディスコは37.2歳と若く、アドバンテストは45.68歳と高いのに年収はほぼ同水準で、年齢だけでは説明できない差が各社の賞与や評価の仕組みにあるといえます。
全社平均で比べると、職種構成や対象範囲の違いに引きずられます。転職を検討する場合は、同じ職種の求人票で提示年収を並べて比べると、実際の差を正確につかめます。
SCREENホールディングスの年収に関する口コミ・評判
有価証券報告書の数字とは別に、働く人の実感を知るには口コミが参考になります。キャリコネの投稿から、給与と評価に関する声を整理します。
給与水準と賞与への評価
2018年度の投稿では、給与は製造業の中でも高水準とされています。賞与の水準が高いという声があり、毎年のベースアップによる昇給を期待する意見も見られます。
2019年の投稿には、月給44万円(基本給29万円、時間外手当10万円、その他手当5万円)、賞与140万円、年収668万円という給与明細の例がありました。月の残業は30時間で、みなし残業制度はなしと記されています。
これは個人の事例で、会社全体の水準を示すものではありません。



口コミの給与明細は、基本給と手当の内訳が分かる貴重な情報です。ただし投稿時期が古いので、現在の制度は面接や求人票で必ず確認してください。
評価制度と年功序列の声
評価は上司と部下が合意して決める目標管理制度で、納得感があるとされています。一方で年功序列の傾向が強く、実力より勤続年数が評価に影響するという声があります。
退職理由の口コミでは、中途入社者が早期に管理職になる一方で、長く勤める社員が努力に見合った評価を受けにくいと感じる例が挙げられています。入社時期によって昇格の速さが異なる点は、中途入社を考える人にとって好材料です。
口コミの年収や制度の説明は、投稿から数年たつと実態とずれることがあります。投稿年が2018年や2019年のものは、現在の数字ではなく当時の傾向として読み、最新の情報は求人票と面接で補うようにしてください。
SCREENホールディングスで年収を上げる方法


SCREENホールディングスで年収を上げる道は、社内での評価の活用、職種や専門領域の選択、転職によるキャリアアップの3つです。それぞれの特徴を整理します。
社内の評価制度を活用する
目標管理制度では、期初に上司と合意した目標が評価の基準になります。成果を数字で説明できる目標を立てておくと、期末の評価面談で根拠を示しやすくなります。
年功序列の傾向が指摘されているため、昇格のタイミングを早めるには役割の拡大を自分から提案する姿勢が大切です。管理職になると年収が大きく伸びる点は、口コミでも共通しています。
職種と専門領域を選ぶ
口コミ集計では、ソフトウェア関連の技術職が680万円、営業職が470万円と、職種で210万円の差がありました。
社内で配置転換を希望する場合は、ソフトウェア関連のように口コミで高めに出ている領域へ軸足を移すことが、年収を押し上げる一つの選択肢になります。
転職によるキャリアアップ
同業の平均年収は、東京エレクトロンが1,380万円、ディスコが1,879万円です。SCREENホールディングスの経験を活かして同業へ移ることで、年収の上積みが期待できる場合もあります。
比較するときは全社平均ではなく、自分の職種と年代が同じ求人同士で見ることが大切です。転職エージェントを使えば、非公開求人の提示年収や、賞与の実績まで確認できます。



半導体関連は人材の需要が強い業界です。いまの年収が適正かを知るだけでも、転職エージェントに相談する価値はあります。診断クイズで自分に合うエージェントを探してみてください。
転職先の提示年収は、基本給、賞与、手当のどこまで含むかで中身が変わります。面談では月給と賞与の比率、残業代の扱い、昇給の実績を具体的に聞いておくと、入社後の年収のブレを防げます。
SCREENホールディングスの年収に関するよくある質問
有価証券報告書の平均年収は誰の数字ですか
持株会社であるSCREENホールディングス単体の従業員653名の平均です。連結従業員6,884名の平均ではなく、事業会社の社員は含まれていません。賞与と基準外賃金を含んだ年間の支給額で、平均年齢は42歳、平均勤続年数は13.9年です。事業会社への就職や転職を考える場合は、この数字を目安にしつつ、求人票の提示年収を必ず確認してください。
同業で最も年収が高いのはどこですか
今回比較した4社のなかでは、ディスコの1,879万円が最も高い水準です。次いで東京エレクトロンが1,380万円、アドバンテストが1,097万円、SCREENホールディングスが1,080万円と続きます。ただしディスコは平均年齢が37.2歳と若く、全社平均だけでは職種や年次ごとの実態までは分かりません。
SCREENホールディングスの平均年収は今後も上がりますか
保証はできませんが、追い風となる材料はあります。2027年3月期の連結業績予想は売上高7,250億円(19.7%増)、営業利益1,500億円(22.4%増)と大幅な増収増益の見通しです。業績が計画どおりに進めば、賞与を通じて年収にも反映されやすくなります。ただし半導体市況は変動が大きいため、年によって上下する可能性は残ります。
業績予想は市況の変化で修正されることがあります。今後の年収を考えるときは、決算発表のたびに業績の進捗を確認し、直近の有価証券報告書の数字と合わせて見ておくと、判断のズレを減らせます。
SCREENホールディングスの年収のまとめ
SCREENホールディングスの平均年収は1,080万円で、平均年齢42歳、平均勤続年数13.9年です(2026年3月期)。国内の平均給与478万円の約2.3倍にあたり、2022年3月期の822万円から4年間で258万円上がりました。
ただしこの数字は持株会社単体の653名が対象で、連結6,884名の平均ではありません。口コミ集計では投稿者平均が591.3万円と大きく下回り、職種別ではソフトウェア関連技術680万円、営業470万円と210万円の開きがありました。
同業では東京エレクトロンが1,380万円、ディスコが1,879万円、アドバンテストが1,097万円です。SCREENホールディングスは中位に位置し、アドバンテストとはほぼ並んでいます。
年収を上げる道は、社内での評価の活用、職種や専門領域の選択、転職の3つです。転職を考える場合は、全社平均ではなく同じ職種の求人同士で提示年収を比べてください。
出典・参考情報
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- IR BANK SCREEN HD 平均年収の推移
- SCREENホールディングス 2026年3月期 決算短信
- SCREENホールディングス 会社概要
- キャリコネ SCREENホールディングス
- IR BANK 東京エレクトロン
- IR BANK ディスコ
- IR BANK アドバンテスト
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









