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あおぞら銀行の平均年収はいくら?年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

転職ナレッジ2026年9月3日
あおぞら銀行の平均年収はいくら?年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

株式会社あおぞら銀行(東証プライム上場、証券コード8304、東京都千代田区)の平均年収は、有価証券報告書ベースで906万8千円(2025年3月期、平均年齢44.5歳、平均勤続年数16.5年)です。全国の給与所得者平均(国税庁調査で460万円前後)を大きく上回るだけでなく、実は三菱UFJ銀行やみずほ銀行といったメガバンクの平均年収も上回る水準にあります。

本記事では、有価証券報告書の公式データを軸に、年代別・職種別の年収の違いや、OpenWork・エンゲージ等の口コミサイトに寄せられた実感値とのギャップを整理します。メガバンク・地方銀行との比較や、年収を上げるための具体的な選択肢もあわせて解説します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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あおぞら銀行の平均年収は906万円|有価証券報告書の数字を解説

あおぞら銀行の平均年収は906万8千円です(2025年3月期、有価証券報告書記載、平均年齢44.5歳、平均勤続年数16.5年)。同社は東京証券取引所プライム市場に上場しているため、毎年の有価証券報告書で従業員の平均年間給与が公式に開示されています。

この数字は全国平均給与を大きく上回るだけでなく、後述するように三菱UFJ銀行・みずほ銀行といったメガバンクの平均年収さえ上回る水準です。法人金融や投資銀行業務に強みを持つ同行らしく、専門性の高い業務を担う社員の比率が年収水準を押し上げていると考えられます。

まずは有価証券報告書に基づく過去5年の推移から確認していきましょう。

平均年収の推移|5年間で右肩上がり

有価証券報告書によると、あおぞら銀行の平均年収は2020年3月期793万円、2021年3月期808万円、2022年3月期823万円、2023年3月期869万円、2024年3月期887万円、2025年3月期906万8千円と、5年間で一貫して上昇しています。

上昇率にすると5年間で約14%の伸びです。銀行業界全体で人材獲得競争が激しくなっていることに加え、法人向け金融サービスや不動産ファイナンス、市場部門など専門性の高い分野での収益力が、賃上げの原資になっていると考えられます。

年度ごとの推移を表で整理すると、次のようになります。

決算期平均年収(有価証券報告書)
2020年3月期793万円
2021年3月期808万円
2022年3月期823万円
2023年3月期869万円
2024年3月期887万円
2025年3月期906.8万円

毎年着実に平均年収が伸びている企業は、銀行業界の中でも多くありません。

従業員数・平均年齢からわかる組織の特徴

平均年齢44.5歳、平均勤続年数16.5年という数字は、メガバンクや大手地銀と比べてやや年齢層が高めの組織であることを示しています。新卒採用に加えて中途採用や出向者の受け入れも多く、専門性を持った即戦力人材が組織の中核を担っている点が特徴です。

2024年には海外不動産融資(米国オフィス向け)に関する損失計上が報道され、株価下落や一時的な業績悪化が話題になりました。ただし、これは特定分野への与信集中に起因する一過性の要因であり、給与水準そのものは有価証券報告書の通り上昇基調を維持しています。憶測で企業イメージを語るのではなく、開示された数字を基準に判断することが大切です。

ワンポイントアドバイス
上場企業の年収データを見るときのコツ

上場企業であれば、有価証券報告書の「従業員の状況」という項目に平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数が必ず記載されています。口コミサイトの数字だけに頼らず、まず一次情報である有報の数字を確認する習慣をつけましょう。

あおぞら銀行の年代別・年収推移

あおぞら銀行の年代別平均年収レンジ

あおぞら銀行の年収は、年代が上がるにつれて上昇する一方、配属部門や役職によって同じ年代でも大きな差が生まれる点が特徴です。口コミサイトの集計データをもとに整理すると、次のような水準感になります。

有価証券報告書の全社平均だけでは見えない、年代ごとの実感値を確認していきましょう。

それでは、20代から順番に具体的な水準を見ていきます。年代とともに役割がどう変わっていくかも意識してみてください。

20代の年収

25〜29歳の平均年収は口コミベースで559万円程度とされ、最高額の報告では800万円に達するケースもあります。学部卒の初任給は月額25万1,600円程度(年収換算で300万円強)で、そこから支店配属や本部配属によって業務内容が分かれていく時期です。

若手のうちは法人営業であれば取引先開拓や既存企業のフォロー、リテールであれば個人顧客対応を通じて、金融知識と顧客対応力を積み上げていく期間にあたります。

住宅手当(35歳までの総合職を対象に月4万〜6万円程度)などの手当も含めると、額面以上の実質的な待遇を受けられる年代でもあります。

30代の年収

30〜34歳の平均年収は口コミベースで814万円程度、35〜39歳では693万円程度とされ、幅の大きい年代です。30歳前後で本部の専門部署に配属されるか、支店で営業を継続するかによってキャリアの方向性が大きく分かれ、これが年収差にも直結します。

法人金融や市場部門など専門性の高い部署へのローテーションが実現すると、同年代の中でも年収が伸びやすい傾向があります。逆に部門による差が縮まりにくいという口コミも見られます。

30代は、その後のキャリアの方向性を左右する重要な時期だといえます。

40代以降の年収

40〜44歳の平均年収は口コミベースで986万円程度、45〜49歳では1,085万円程度まで伸びます。課長への昇進タイミングでは退職金積立が1.5倍になるといった制度もあり、管理職登用が年収の伸び幅に直結する構造です。

一方で50〜54歳では870万円程度とやや落ち着く傾向も報告されており、役職や配属先による個人差が年代が上がるほど開いていく点には注意が必要です。

ワンポイントアドバイス
年代別データを見るときの注意点

年代別の数字はあくまで口コミベースの平均であり、配属部門・役職・評価によって個人差が生まれやすい点に注意しましょう。有価証券報告書の全社平均とあわせて見ることで、より実態に近い数字がつかめます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

年代別のデータを見ると、あおぞら銀行は本部の専門部署に配属されるかどうかで年収の伸び方が変わる構造だとわかります。専門性を武器にしたいキャリア志向の人には魅力的なポイントですね。

あおぞら銀行の職種別・部門別の年収の違い

あおぞら銀行の職種・部門別の年収傾向

あおぞら銀行の年収は、部門によって明確な差があります。口コミサイトの集計では、企画・事務・管理系818万円程度(平均年齢38.3歳)、専門職系800万円程度(平均年齢45.0歳)、営業系757万円程度(平均年齢35.6歳)という水準が報告されています。

あおぞら銀行は法人金融・投資銀行業務に強みを持つ銀行のため、市場部門や投資銀行部門、不動産ファイナンス関連部署など専門性の高い分野に配属された社員ほど、年収水準が高くなりやすい構造です。

職種・部門ごとの違いを具体的に見ていきましょう。

法人営業・リテール部門の年収

法人営業を中心とする営業系職種の平均年収は757万円程度とされ、取引先企業への融資提案やソリューション営業を担う部署です。個人顧客向けのリテール部門も同じ営業系のくくりに含まれ、預金・住宅ローン・資産運用商品の提案を担当します。

  • 営業系(法人営業・リテール)の平均年収は757万円程度とされる
  • 成果に応じたインセンティブが加味される部署もある
  • 支店規模や担当エリアによっても待遇に差が出やすい

この3つに共通するのは、基本給に加えて成果や役割に応じた加算要素があり、同じ営業系でも個人差が出やすいという点です。

市場部門・投資銀行部門の年収

市場部門(トレーディング・資金運用)や投資銀行部門(M&Aアドバイザリー、不動産ファイナンス等)は専門職系に分類され、平均年収は800万円程度、平均年齢45.0歳と報告されています。専門知識や資格が求められる分、成果連動の要素も大きく、実力次第で年収の上振れが期待できる部門です。

あおぞら銀行はこうした法人金融・投資銀行業務を経営の柱に据えており、他のメガバンク・地銀と比べても専門部門の存在感が大きい点が特徴です。

企画・事務・管理系の年収

企画・事務・管理系の平均年収は818万円程度(平均年齢38.3歳)と、営業系よりやや高めの水準が報告されています。人事・経営企画・リスク管理といった本部機能を担う部署で、専門知識に加えて全社的な業務調整力が求められるポジションです。

管理系は年功要素が比較的色濃く残るとされ、経験を積むほど安定的に年収が伸びやすい傾向があります。

ワンポイントアドバイス
部門配属と年収の関係

銀行業界では「どの部門に配属されるか」が年収に与える影響が大きい傾向があります。入社前に職種別採用の有無や、部門ローテーションの実態を面接で確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

あおぞら銀行の年収は業界内でどのレベルか

あおぞら銀行の平均年収906万8千円は、銀行業界の中でもメガバンクを上回る水準です。2025年3月期の有価証券報告書ベースで比較すると、三井住友銀行892万円、三菱UFJ銀行856万円、みずほ銀行823万円と、3大メガバンクすべてを上回っています。

地方銀行トップクラスの横浜銀行(812万円)や千葉銀行(795万円)と比べても、さらに高い水準にあることがわかります。

具体的な数字で比較することで、あおぞら銀行の業界内での立ち位置がより明確になります。

メガバンク・地方銀行との年収比較

2025年3月期の有価証券報告書ベースで、主要銀行の平均年収を比較すると次のようになります。

銀行名平均年収(2025年3月期)
あおぞら銀行906.8万円
三井住友銀行892万円
三菱UFJ銀行856万円
みずほ銀行823万円
横浜銀行812万円
千葉銀行795万円

従業員数で見るとあおぞら銀行はメガバンクよりはるかに小規模ですが、平均年収では上回っています。少数精鋭で法人金融・投資銀行業務に特化した収益構造が、この水準を支えていると考えられます。

少数精鋭の収益構造が年収に反映される理由

あおぞら銀行はリテール業務も手がけつつ、法人向け融資や不動産ファイナンス、市場部門での資金運用など、専門性の高い分野で収益を上げる比重が大きい銀行です。全国に支店網を持つメガバンクや地銀と比べて従業員1人あたりの収益貢献度が高くなりやすく、それが平均年収の高さにつながっています。

一方で、2024年に表面化した海外不動産融資の損失計上のように、特定分野への与信集中は懸念点にもなり得ます。高い年収水準の裏側にある事業構造の特性も理解した上で、入社後のキャリアを検討することが望ましいでしょう。

ワンポイントアドバイス
業界比較のコツ

銀行同士を比較する際は、同じ時期の有価証券報告書の数字で揃えることが基本です。年度がずれていると賃上げの影響で正確な比較になりません。比較サイトを見る際も、必ずデータの基準年度を確認しましょう。

あおぞら銀行の年収に関する口コミ・評判

有価証券報告書の906万8千円という全社平均に対し、OpenWork等の口コミベースの平均年収は770万円台という報告もあり、公式データよりやや低い水準になっています。回答者の年齢層や役職構成の偏りが、この差を生む主な理由です。

口コミでは給与水準そのものへの評価はおおむね良好で、同業他社と比べても高水準だとする声が目立ちます。

この差が生まれる理由を理解しておくことで、数字だけに振り回されずに実態を判断できるようになります。具体的な口コミの内容を、次の項目で見ていきましょう。

公式発表と口コミに差が生まれる理由

有価証券報告書の平均年収は、管理職や専門部門の高い給与も含めた全社員の平均です。一方、口コミサイトは若手・中堅層からの回答が中心になりやすく、結果的に公式データよりやや低めの数字になりやすい構造があります。

  • 有価証券報告書は全社員(管理職含む)の平均給与ベース
  • 口コミは回答者の年齢層・役職構成に偏りが出やすい
  • 賞与の支給時期や評価によっても年による変動がある

この3つに共通するのは、どちらか一方が「間違っている」わけではなく、算出の前提が異なるという点です。

社員が語る待遇の実感

口コミでは、20代のうちからメガバンクと同水準の給与を得られる点や、給与テーブルが明確である点が評価されています。賞与は年4〜4.7ヶ月分程度との報告があり、6月・12月の年2回に分けて支給される仕組みです。

一方で「基本は年功序列で、実力主義への転換が進行中」「中堅行員の昇給が抑制されやすい」「部門間で評価基準に差がある」といった課題を指摘する声も見られます。給与水準そのものよりも、部門や評価者による差にばらつきがある点が実感値の分かれ目になっているようです。

額面と手取りの目安

年収906万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた手取り額は目安でおよそ650万円から680万円程度になります。賞与を含めた年収を月割りで判断すると実態と乖離しやすいため、年間トータルで考えるようにしましょう。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

公式の数字と口コミの数字に差があるときは、回答者の年齢層や部門の偏りも意識してみると実態がつかみやすくなります。

ワンポイントアドバイス
数字のギャップとの向き合い方

有価証券報告書の平均年収は役職構成を含む全社平均、口コミは投稿者の年齢層や部門に偏りが出やすいという特性があります。どちらか一方を鵜呑みにせず、両方を参考にしながら判断するのがおすすめです。

あおぞら銀行で年収を上げる方法

あおぞら銀行で年収を上げる方法は、大きく分けて社内でのキャリアアップと、経験を武器にした転職の2つの方向性があります。

ここでは、社内での評価軸社外での市場価値という2つの視点から具体的に見ていきます。

どちらか一方に偏るのではなく、両方の視点を持っておくことが結果的に選択肢を広げることにつながります。

社内での昇進・部門異動の活用

あおぞら銀行では、法人金融・市場部門・投資銀行部門といった専門性の高い部署への異動が、年収アップの大きな分岐点になります。課長級への昇進タイミングでは退職金積立が優遇されるなど、管理職登用が待遇面の伸びに直結する制度です。

日々の業務での実績を数字として残し、専門部署への異動希望を上司や人事に明確に伝えておくことが、配属のタイミングで有利に働きやすくなります。

資格取得(証券アナリスト、宅地建物取引士等、担当業務に関連する資格)も、専門部署への異動や評価の材料として活用しやすい手段です。

転職によるキャリアアップという選択肢

あおぞら銀行で培った法人金融・不動産ファイナンス・市場部門などの専門知識は、外資系金融機関や証券会社、事業会社の財務部門など、幅広い業界でポータブルスキルとして評価されやすい経験です。

社内での昇進と転職は、どちらか一方を選ぶものではなく、まず自分の市場価値を把握したうえで比較検討するのが賢明です。

ワンポイントアドバイス
年収アップの第一歩

いきなり転職活動を始めるのではなく、まずは自分の経験やスキルが今の市場でどう評価されるのかを客観的に知ることから始めましょう。無料の相談サービスを使えば、費用をかけずに現在地を確認できます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

法人金融や投資銀行部門での経験は、想像以上に幅広い業界で評価されるものです。一度プロの視点で棚卸ししてみると、思わぬ選択肢が見えてくることもあります。

金融業界での経験を活かしてキャリアアップを目指す場合、実績豊富な転職エージェントに相談することで、自分では気づけなかった強みや、条件に合う求人を効率よく見つけられます。冒頭で紹介した転職エージェント診断や比較表もあわせて活用してみてください。

未経験から銀行業界へ転職する場合の年収目安

異業種から銀行業界の営業職や事務職へ転職する場合、前職の経験によって初年度の年収は450万円から600万円程度のレンジに落ち着くケースが多いとされています。法人営業経験や金融関連資格があれば、業界未経験でも十分に評価対象になります。

金融という専門領域への理解を深めながら、着実に実績を積み重ねていくことが年収アップへの近道になります。

前職での経験をどう金融業界に応用できるかを、面接で具体的に語れるように準備しておくことも大切です。

まとめ|あおぞら銀行の年収を踏まえたキャリアの選び方

あおぞら銀行の平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書で906万8千円と、5年連続で上昇しています。三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行といったメガバンク3行を上回り、横浜銀行・千葉銀行など地方銀行トップクラスも上回る水準です。

口コミベースでは770万円台という実感値も報告されていますが、これは回答者の年齢層や部門構成の違いによるもので、給与水準への評価自体はおおむね良好です。年代別に見ると20代は559万円程度、40代では986万円程度まで伸び、法人金融・市場部門など専門性の高い部署ほど年収水準が上がりやすい構造になっています。

数字だけを見て判断するのではなく、有価証券報告書の公式データと口コミの実感値の両方を踏まえたうえで、自分のキャリアプランと照らし合わせることが大切です。社内での異動・昇進を目指すにせよ、転職によるキャリアアップを検討するにせよ、まずは自分の市場価値を客観的に把握することが最初の一歩になります。今回紹介したエージェントも活用しながら、納得のいくキャリア選択につなげてください。