- 学科56.6%・技能71.8%、両方を一度で突破できる人は4割程度
- 独学の勉強時間は100〜200時間が目安とされる
- 平均年収は経験年数で280万円台から544万円台まで変動
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電気工事士2種の資格取得がやめとけと言われる理由

「電気工事士2種 やめとけ」と検索すると、否定的な意見が目につきます。理由は主に3つに集約されます。筆記と技能の両方に合格する必要がある試験の壁、独学での挫折しやすさ、そして資格を取っただけでは収入が伸びない現実です。
結論からいえば、これらは資格そのものの欠陥ではなく、取得前に実態を知らずに挑んだ場合に直面しやすい壁です。中身を1つずつ正確に把握しておけば、避けられる失敗が大半を占めます。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起「やめとけ」という検索結果だけを見て諦めてしまうのはもったいないと感じます。否定的な声の中身を分解すると、対策できるものと、自分の適性に関わるものが混ざっています。まずは落ち着いて実態を確認していきましょう。
筆記試験と技能試験の合格率が示す壁
第二種電気工事士は筆記試験と技能試験の両方に合格しないと取得できません。直近の電気技術者試験センターの発表によると、令和7年度の筆記試験の合格率は56.6%、技能試験の合格率は71.8%でした。
単純計算では、筆記から技能まで同じ受験期で一度に突破できる人の割合は4割程度にとどまります(56.6%×71.8%で概算、電気技術者試験センター公表データをもとに編集部算出)。半分近くが一度はどこかでつまずいている計算になり、「誰でも簡単に取れる資格」という触れ込みとのギャップが「やめとけ」という声につながっていると考えられます。
独学での技能試験対策が挫折しやすい理由
筆記試験は参考書と問題集の反復で対応しやすい一方、技能試験は実際に電線を切って工具で配線を組み立てる実技試験です。制限時間内に欠陥なく完成させる必要があり、書籍や動画だけでは手順を理解しきれないとされています。
独学で挑む場合、質問できる相手がいないまま自己流の手順を身につけてしまう懸念点が指摘されています。誤った欠陥判定基準のまま練習を続けると、本番で初めて失格に気づくことになりかねません。
資格を取得しても仕事が保証されない現実
資格を持っているだけで高収入の仕事が約束されるわけではありません。求人票を見ると「第二種電気工事士歓迎」といった表現にとどまり、必須条件ではないケースも少なくありません。
資格はあくまで入口であり、現場での実務経験が評価や年収を左右するという構造は、他の技能系国家資格と共通しています。この現実を知らずに「資格さえ取れば稼げる」と考えていた人ほど、取得後にギャップを感じやすいといえます。
インターネット上の否定的な意見の中には、こうした期待と現実の差を実感した人の声が一定数含まれていると考えられます。ただし、資格そのものに価値がないわけではなく、取得後の働き方まで見据えて判断するかどうかで印象は大きく変わります。
3つの理由はいずれも「試験の難しさ」と「取得後の働き方」という別々の論点です。混同せず、自分がどちらを心配しているのか整理してから判断すると迷いにくくなります。
第二種電気工事士の合格率と試験の実態
第二種電気工事士の試験は受験資格が不要で、学歴や年齢、実務経験に関係なく誰でも申し込めます。その間口の広さが受験者数の多さにつながっていますが、合格率は年度によって変動します。
試験は学科試験と技能試験の2段階で構成されており、学科試験に合格しないと技能試験には進めません。学科はマークシート形式の四肢択一式で、技能は実際に工具を使って配線を完成させる実技形式という、性質の異なる2つの試験を突破する必要があります。
筆記試験の合格率の推移
電気技術者試験センターが公表している直近の年度別データは以下の通りです。筆記試験はおおむね55〜65%の範囲で推移しており、年度によって大きく変わるわけではありません。
| 年度 | 筆記 受験者数 | 筆記 合格者数 | 筆記 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度 | 156,553人 | 92,640人 | 59.2% |
| 令和4年度 | 145,088人 | 81,179人 | 56.0% |
| 令和5年度 | 134,025人 | 79,655人 | 59.4% |
| 令和6年度 | 132,462人 | 77,045人 | 58.2% |
| 令和7年度 | 139,087人 | 78,711人 | 56.6% |
出典 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の結果」
技能試験の合格率と出題形式
技能試験は候補問題の中から出題される配線図をもとに、制限時間内に作品を完成させる実技形式です。欠陥が1つでもあれば不合格になる厳格な採点基準が採用されています。
技能試験の合格率は令和7年度で71.8%でした。筆記試験よりも高めの水準で推移していますが、これは筆記合格者という一定レベルの受験者層に絞られた結果とも解釈できます。
候補問題はあらかじめ全13問程度が公表されており、本番ではその中から1問が出題される形式です。事前に全問の練習を済ませておけば、本番での対応力は格段に上がるとされています。
筆記から技能まで一度で突破できる人の割合
筆記と技能はそれぞれ別の試験として合格率が公表されていますが、両方を同じ受験期に通過できる人の割合は、電気技術者試験センターが直接は発表していません。令和7年度の数値から単純に掛け合わせると約40.6%となり、おおよそ10人に4人という計算になります。
技能試験に不合格でも、学科試験の合格は一定期間有効で、次回以降は学科を免除して技能のみ再受験できる仕組みがあります。1回で通らなかったからといって最初からやり直しになるわけではなく、この点は正確に知っておくと不安が和らぎます。
4割という数字だけを見ると厳しく感じますが、技能免除での再受験制度がある以上、最終的な到達率はもっと高くなります。1回で合格することだけを目標にしすぎないことも対策の1つです。
電気工事士2種の取得にかかる費用と勉強時間の実態
資格取得のコストパフォーマンスを考えるうえで、金銭的な負担と時間的な負担の両方を把握しておく必要があります。どちらも「思ったよりかかる」と感じやすいポイントです。
受験料・教材費・工具費の目安
受験料はインターネット申込みで11,100円、書面申込みで12,500円(いずれも非課税)です。これに加えて、技能試験の練習用に候補問題全問分の材料セットと、指定工具一式をそろえる必要があります。
| 取得にかかる主な費用の目安 | |
|---|---|
| 受験料(ネット申込み) | 11,100円 |
| 受験料(書面申込み) | 12,500円 |
| 技能試験の練習用材料セット(全問分) | 15,800〜22,300円程度 |
| 指定工具一式 | 別途購入が必要 |
出典 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験」、長野県「電気工事技術講習会案内」
独学であっても、受験料と練習用一式だけで3万円前後の初期費用は見込んでおく必要があります。民間の講座を利用する場合はさらに受講料が上乗せされるため、「国家資格の中では比較的安い」と言われる第二種電気工事士でも、無料で取れるわけではありません。
独学と講座利用でかかる勉強時間の違い
電気の知識がまったくない状態から独学で合格を目指す場合、必要な勉強時間の目安は100〜200時間程度とされています。1日60分の学習なら約3〜7か月、1日90分なら約2〜5か月が目安になる計算です。
出典 アガルートアカデミー「第二種電気工事士の勉強時間」
独学には、疑問をすぐに解決できる相手がいない、技能試験の練習環境を自力で整えにくいというデメリットがあるとされています。働きながら学習時間を確保する社会人にとっては、この時間的な負担が想像以上に重くのしかかる場合があります。
出典 アガルートアカデミー「第二種電気工事士の独学」
講座を利用する場合は、学習時間そのものを短縮できる可能性がありますが、受講料は数万円単位で上乗せされます。独学で時間をかけるか、費用をかけて時間を短縮するかは、働きながら学習できる時間の余裕によって選び方が変わってきます。
初期費用も学習時間も、テキスト代や受験料だけで見積もると実態より少なく見えがちです。技能試験のやり直し練習用に材料を買い足す分も含めて、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
第二種電気工事士が就ける仕事の範囲と年収の実態


資格取得を迷う最大の理由は「取った後にどれだけ稼げるか」にあります。工事できる範囲と年収の実態を、きれいごと抜きで整理します。
工事できる範囲と第一種との違い
第二種電気工事士が工事できるのは、600V以下で受電する一般住宅や小規模な店舗などの一般用電気工作物に限られます。これに対して第一種電気工事士は、第二種の範囲に加えて最大電力500キロワット未満のビルや工場なども扱えます。
出典 TAC「第一種電気工事士と第二種電気工事士の違い」、アガルートアカデミー「電気工事士の工事範囲」
つまり第二種だけでは、大規模な工場やビル、商業施設の工事には従事できません。住宅リフォームやエアコン・コンセント増設といった工事が中心になり、仕事の規模感は自然と限られてきます。
逆にいえば、住宅関連の電気工事は人口が集中する地域に限らず全国で一定の需要があり、第二種の資格だけでも継続的に仕事を確保しやすい分野といえます。工事範囲の狭さは、裏を返せば身近な需要の多さでもあります。
平均年収と経験年数別の違い
厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにした推計では、電気工事士の平均年収はおよそ462万円(男性)とされています。ただし経験年数によって差は大きく、初年度は280万円程度にとどまる一方、15年以上では544万円程度まで上がるとされています。
| 経験年数 | 平均年収の目安 |
|---|---|
| 初年度 | 280万円程度 |
| 2〜4年目 | 347万円程度 |
| 5〜9年目 | 411万円程度 |
| 10〜14年目 | 462万円程度 |
| 15年以上 | 544万円程度 |
出典 TAC「電気工事士の収入・年収」(厚生労働省調査をもとに作成)
資格だけでは稼げないと言われる理由
表からもわかる通り、年収を押し上げているのは資格そのものではなく、現場で積んだ経験年数です。第二種を取得したばかりの未経験者が初年度から高年収を得られるケースは多くありません。
勤務先の規模や地域、第一種電気工事士への移行の有無によっても年収は大きく変わります。「資格を取れば稼げる」ではなく「資格を取った後、どう経験を積むか」が年収を左右すると捉えておく方が実態に近いといえます。
地域差も無視できない要素です。都市部と地方では工事単価や求人数に差があり、同じ経験年数でも年収に数十万円単位の開きが出ることがあります。転職先を選ぶ際は、全国平均だけでなく希望エリアの求人相場も確認しておくと実態に近い判断ができます。



年収のデータを見るときは、平均値だけでなく経験年数別の内訳まで確認するのがおすすめです。初年度の数字だけを見て諦めるのはもったいないですし、逆に平均値だけを見て過大な期待を持つのも危険です。
第二種からスタートして現場経験を積み、第一種電気工事士や施工管理の資格を追加で取得するのが、年収アップの代表的なルートとされています。第二種単体で頭打ちにしないことがポイントです。
電気工事士2種の取得に向いていない人の特徴


ここまでの合格率・費用・年収の実態を踏まえると、取得に向いていないタイプも見えてきます。無理に挑戦して時間と費用を浪費する前に、自分に当てはまるかを確認しておきましょう。
法令や計算を覚える継続力に自信がない人
筆記試験では電気の基礎理論や配線設計の計算、法令知識まで幅広く問われます。100〜200時間の学習を継続する根気がないまま独学で挑むと、途中で挫折しやすくなります。
手先の細かい作業に自信がない人
技能試験は制限時間内に配線を組み立て、欠陥なく完成させる必要があります。工具の扱いに不慣れで細かい作業が苦手な人にとっては、練習量を確保しないと本番で時間切れになる懸念点が大きい試験です。
屋外や現場作業に抵抗がある人
資格取得後の実務は、天候や気温に左右される現場作業が中心になります。高所作業や体力を使う場面も少なくなく、デスクワーク中心の働き方を希望する人には不向きな面があります。
夏場の屋外作業や冬場の寒い現場など、季節によって負担が大きく変わる点も実際に働き始めてから気づきやすいポイントです。資格の勉強中にはイメージしにくい部分なので、可能であれば現場見学や職場体験で事前に確認しておくと安心です。
- 法令や理論を覚える継続力に自信がない
- 手先の細かい作業にストレスを感じやすい
- 屋外や現場での体力仕事に抵抗がある
- 「資格さえ取れば稼げる」という期待だけで挑もうとしている
これらに複数当てはまる場合、取得そのものを否定する必要はありませんが、学習計画や講座利用などの対策をより慎重に検討した方がよいといえます。
全てに当てはまるからといって諦める必要はありません。講座やスクールを使えば独学の壁の多くはカバーできます。向き不向きは「対策でどこまで埋められるか」まで含めて判断するのがおすすめです。
電気工事士2種の取得に向いている人の特徴


一方で、向いている人には有望な選択肢になり得る資格でもあります。電気工事の仕事は生活インフラを支える以上、景気に左右されにくく、全国どこでも一定の需要が見込める分野です。
手に職をつけて長く働きたい人
資格と技能を一度身につければ、年齢を重ねても現場で通用するスキルとして残ります。手に職をつけてキャリアの土台にしたいと考える人には適性があります。
将来の独立や副業も視野に入れる人
実務経験を積んだ後は、個人で住宅の電気工事を請け負う独立や、本業と並行した副業という選択肢も見えてきます。独立には電気工事業の登録など別の手続きが必要になりますが、資格はその土台になります。
地道な練習を継続できる人
技能試験の対策は、同じ候補問題を何度も繰り返し練習することが合格への近道とされています。地道な反復練習を苦にしないタイプであれば、独学でも十分に合格を狙えます。
電気工事の仕事は、新築工事が減少する局面でもリフォームや改修、設備の老朽化対応といった形で需要が続きやすい分野です。景気変動の影響を受けにくい仕事を探している人にとっても、検討する価値があります。
- 電気工事という専門スキルを長期的なキャリアの軸にしたい
- 将来的に独立や副業の選択肢も検討している
- 同じ作業を繰り返し練習することが苦にならない
- まずは取得しやすい国家資格から実務経験を積みたい



向いている人・向いていない人の特徴は、あくまで傾向です。迷っている場合は、短期の講習や体験会で技能試験の雰囲気を一度体験してから判断するのも実践的な方法です。
いきなり本格的な学習を始める前に、1日完結の技能試験体験講座などで工具の扱いを試してみると、向き不向きの判断材料になります。
それでも電気工事士2種を目指す場合の対策と代替キャリア


向いていると判断した場合も、やみくもに独学で挑むより、事前の対策で合格率と満足度を高めておく方が得策です。
独学の壁を越える学習計画の立て方
筆記対策は市販テキストと過去問演習の反復で十分対応できますが、技能試験だけは独学の限界が出やすい分野です。候補問題全問を実際に手を動かして練習し、欠陥の判定基準を正確に理解しておく必要があります。
独学でどうしても技能の練習環境が整えられない場合は、通信講座の技能添削サービスや、1日完結型の対策講習をスポットで利用する方法もあります。全てを独学で完結させる必要はありません。
取得後に広がる代替キャリアの選択肢
第二種電気工事士は、電気工事会社だけでなくビルメンテナンスや設備管理、施工管理といった職種でも評価される資格です。現場の電気工事そのものが体力的に合わないと感じた場合でも、資格を活かせる方向転換の余地があります。
第二種で実務経験を積んだ後に第一種電気工事士へ移行すれば、扱える工事の範囲と年収の上限がどちらも広がります。資格取得をゴールにせず、その先のキャリアパスまで見据えておくことが遠回りを避けるコツです。
第一種電気工事士は試験自体に実務経験が問われない一方、合格後の免状交付には一定年数の実務経験が必要になります。第二種を取得したらできるだけ早く現場経験を積み始めることが、将来的な選択肢を広げる近道になります。



資格取得はゴールではなくスタートラインです。取得後にどんな現場でどんな経験を積みたいか、転職相談の段階からイメージしておくと、求人選びで迷いにくくなります。
- 独学が難しければ技能試験だけ講座や講習でスポット利用する
- ビルメンテナンス・設備管理など現場以外の選択肢も検討する
- 施工管理への職種転換で資格を活かす道もある
- 経験を積んだら第一種電気工事士への移行を視野に入れる
電気工事の現場作業だけが選択肢ではありません。資格を軸にしながら、自分の体力や志向に合わせて職種を調整できる柔軟さも、この資格の強みです。
電気工事士2種に関するよくある質問
最後に、電気工事士2種の取得を検討する際によく寄せられる疑問に、Q&A形式でまとめて回答します。
電気工事士2種は独学でも合格できますか
独学での合格は可能です。ただし100〜200時間程度の学習時間が目安とされ、特に技能試験は自己流になりやすい点に注意が必要です。筆記は市販テキストで対応できますが、技能は候補問題全問の反復練習が欠かせません。独学に不安がある場合は、技能試験の部分だけ講座や講習を併用する方法も検討する価値があります。
技能試験に落ちたらどうなりますか
筆記試験の合格は一定期間有効で、技能試験のみ不合格だった場合は、次回以降に学科試験を免除して技能のみ再受験できる制度があります。1回で不合格になっても、最初からやり直しになるわけではありません。何度も挑戦できる仕組みがあることを知っておくと、1回の結果に過度にプレッシャーを感じずに済みます。
第二種電気工事士だけで独立できますか
第二種電気工事士の資格だけで独立開業は可能ですが、電気工事業の登録など別途の手続きが必要になります。また工事できる範囲が住宅や小規模店舗などの一般用電気工作物に限られるため、請け負える仕事の規模にも制約があります。独立を視野に入れる場合は、資格だけでなく営業力や実務経験の積み方まで合わせて計画しておくことが重要です。
電気工事士2種は女性にも向いていますか
性別を問わず取得・就業できる資格です。ただし現場作業は体力を使う場面もあり、職場によって女性の在籍比率には差があります。設備管理やビルメンテナンスなど、体力面の負担が比較的少ない職種で資格を活かす選択肢もあるため、自分の志向に合った働き方を選ぶことが大切です。
受験資格に学歴や年齢の制限はありますか
第二種電気工事士試験には学歴・年齢・実務経験のいずれも制限がなく、誰でも受験できます。学生や社会人からの転職希望者まで幅広い層が受験しており、この間口の広さが他の技術系国家資格と比べた際の大きな特徴です。
ここで挙げた以外にも疑問がある場合は、電気技術者試験センターの公式情報や、実際に資格を活かして働く人の求人票を確認すると、より具体的なイメージがつかめます。
まとめ
電気工事士2種が「やめとけ」と言われる背景には、筆記・技能両方の合格率の壁、独学での挫折しやすさ、資格だけでは稼げない現実という3つの理由がありました。いずれも事前に実態を知っておけば、過度に恐れる必要はないものです。
合格率で見れば、同じ受験期に一度で両方突破できる人は4割程度にとどまりますが、技能免除での再受験制度もあり、最終的な取得率はそれより高くなります。初期費用はおおむね3万円前後、学習時間は独学で100〜200時間が目安です。
工事できる範囲は600V以下の一般用電気工作物に限られますが、住宅関連の需要は全国に広く存在し、資格を取得すればすぐに仕事につながりやすい分野でもあります。第一種電気工事士やビルメンテナンス、施工管理といった発展先も複数用意されています。
年収面では、資格そのものより現場経験の年数が収入を左右するという現実があります。初年度は280万円程度からのスタートになりやすい一方、経験を積めば544万円程度まで伸びる余地もあり、第一種電気工事士への移行でさらに幅が広がります。
向いていない人の特徴に複数当てはまる場合は、講座利用などの対策を手厚くするか、ビルメンテナンスや施工管理といった代替キャリアも含めて検討するとよいでしょう。逆に手に職をつけたい人、独立や副業も視野に入れたい人にとっては、挑戦する価値のある国家資格だといえます。
出典・参考情報
- 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の結果」
- 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験」(試験日程・受験料)
- アガルートアカデミー「第二種電気工事士の勉強時間」
- アガルートアカデミー「第二種電気工事士の独学」
- アガルートアカデミー「電気工事士の工事範囲」
- TAC「第一種電気工事士と第二種電気工事士の違い」
- TAC「電気工事士の収入・年収」
- 長野県「電気工事技術講習会案内」
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









