三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は約826万〜868万円|年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は、口コミ集計サイトのデータで約826万〜868万円です。同社は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の非上場企業のため、有価証券報告書は公開されておらず、公式の平均年間給与は確認できません。

国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。口コミベースの推定値で見ても、三菱UFJリサーチ&コンサルティングはその約1.5〜1.6倍の水準にあります。

ただしこの数字は回答者の平均です。コンサルタント職と管理部門では約270万円の差があり、30代後半のマネージャー昇格を境に年収カーブも分かれます。この記事では複数の口コミ集計と公式の募集要項を突き合わせ、年代別・職種別の実態と、年収を上げる道筋を整理します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは非上場なので、ネットで見かける平均年収はすべて口コミからの推定値です。1つの数字をうのみにせず、複数の集計と公式の募集要項を並べて見るのが確実ですよ。

目次

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は約826万〜868万円|非上場のため口コミ集計で推定

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収の全体像

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は、口コミ集計で826万円から868万円の範囲に収まります。非上場のため公開された有価証券報告書はなく、ここで示す金額はすべて口コミベースの推定値です。

会社として平均年間給与を開示していない以上、1円単位の「正解」は存在しません。そこで回答者数や平均年齢の異なる複数の集計を並べ、数字の幅として捉えます。

口コミ集計サイト別の平均年収

主要な口コミサイト2つの集計値は次のとおりです。回答者の人数と平均年齢が違うため、数字にも42万円の差が出ています。

集計元平均年収年収の幅回答者数回答者の平均年齢
OpenWork868万円420万〜2,000万円145人34歳
エン カイシャの評判826万円350万〜1,800万円47人38.0歳

出典はOpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度、エン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与です。回答者の大半はコンサルタント職で、OpenWorkでは145人中114人を占めています。

つまりこの平均値はコンサルタント職の年収に強く引っ張られた数字です。管理部門や研究員として入社する場合は、後述する職種別の数字を基準にしたほうが実態に近づきます。

有価証券報告書が存在しない理由

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの主な株主は三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル、三菱UFJファクターなどで、株式は上場していません(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 会社概要)。上場企業に義務づけられる有価証券報告書の提出対象外のため、従業員の平均年間給与も開示されていません。

親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループは上場していますが、その有価証券報告書に載る平均年収は持株会社単体の数字です。子会社であるシンクタンクの社員の年収とは別物なので、代わりの数字として使うことはできません。

公式の開示がない企業の年収を調べるときは、口コミ集計の幅、新卒の初任給、募集求人の提示年収の3つを組み合わせるのが現実的です。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの企業情報

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの公式サイト
出典 三菱UFJリサーチ&コンサルティング公式サイト

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、東京都港区虎ノ門に本社を置くMUFGのシンクタンク・コンサルティングファームです。資本金は20億6千万円、従業員数は約1,500名(2026年4月1日現在、三菱UFJ銀行からの兼務出向者を含む)です(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 会社概要)。

前身は1985年設立の三和総合研究所で、2002年に東海総合研究所と合併してUFJ総合研究所となり、2006年1月に3社の合併で現在の社名が発足しました(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 沿革)。事業はコンサルティング、官公庁向けの政策研究、会員制サービス、人材開発、マクロ経済調査の5本柱です。

業績面では、2022年3月期からの前中期経営計画期間を含めて5期連続の増収増益を達成しています(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 業績ハイライト)。2027年3月期は人員増強と人材育成への投資を進める計画で、採用拡大の局面にあります。

ワンポイントアドバイス
平均年収は回答者の構成で動く

口コミ集計の平均値は、回答者にどの職種・年代が多いかで簡単に上下します。OpenWorkの回答者は平均34歳、エン カイシャの評判は平均38歳と4歳離れています。比較するときは平均値そのものより、自分と同じ職種・年代の数字を探すほうが判断を誤りません。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年代別の年収目安

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年代別の年収目安

非上場のため、年代別の公式データも公開されていません。以下は口コミサイトに寄せられた回答を年代ごとに集計した数字です。

年代平均年収最高年収位置づけ
25〜29歳689万円1,000万円アソシエイトからコンサルタントへ
30〜34歳723万円1,050万円プロジェクトの実務を担う中核層
35〜39歳946万円1,250万円マネージャー昇格で大きく伸びる
40〜44歳736万円1,500万円役職の有無で差が最も開く
45〜49歳864万円1,050万円管理職層が中心

出典はエン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与(回答者47人)です。サンプル数が少ないため、年代ごとの平均は個別の回答に左右されやすい点に注意が必要です。

20代の年収

20代後半の平均は689万円です。国内の同年代の平均給与を大きく上回っており、新卒数年で600万円台に届く水準にあります。

入口となる初任給は、2027年度新卒採用で学部卒が月給306,700円、修士了が月給330,700円、博士了が月給339,700円です(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 新卒採用 募集要項)。いずれもライフプラン支援金を含む金額で、賞与は年2回、給与改定は年1回です。

競合の年収記事の多くは学部卒271,200円という以前の金額のまま掲載しています。最新の募集要項では学部卒で月35,500円引き上げられており、若手の年収水準は数年前より底上げされています。

30代の年収

30代前半の平均は723万円、30代後半は946万円です。この5年間の伸びはおよそ223万円で、年代別の中で最も大きな上昇幅になっています。

背景にあるのはマネージャーへの昇格です。マネージャーに上がると年収は1,000万円を超えるとされ、30代後半はこの昇格を果たした人とそうでない人が混在する年代です。

同じ30代でも、昇格のタイミング次第で年収は200万円以上離れます。30代前半のうちにプロジェクトを任される実績を積めるかどうかが分岐点です。

40代以降の年収

40代前半の平均は736万円と、30代後半より下がっています。一方で最高年収は1,500万円と全年代で最も高く、40代は年収の幅が最も広がる年代です。

平均が下がって見えるのは、非管理職のまま40代を迎えた回答者と、シニアマネージャー以上に上がった回答者が混ざっているためです。45〜49歳の平均は864万円まで戻ります。

中途入社で40代から加わる場合は、前職での役職と専門性がそのまま入社時のグレードに反映されます。年代別の平均より、どのグレードで入社するかのほうが年収を大きく左右します。

額面年収と手取りの差

ここまでの金額はすべて額面です。実際に受け取る手取りは、社会保険料と所得税・住民税を差し引いた後の金額になります。

目安として、年収700万円なら手取りは520万〜540万円程度、年収900万円なら手取りは650万〜690万円程度です。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。

同社は年収に占める賞与の割合が大きいという声が多く、月々の手取りだけを見ると年収の印象より少なく感じやすい給与構造です。

ワンポイントアドバイス
年代別の数字は幅で見る

年代別の平均は回答者47人の集計で、1人の回答で数十万円動くこともあります。転職で比較するときはこの表を目安にしつつ、オファー面談で入社時のグレード、基本給と賞与の内訳、裁量労働制の適用有無まで確認してください。同じ額面でも残業代の扱いで実質が変わります。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの職種別・役職別の年収の違い

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの職種別・役職別の年収

職種による差ははっきりしています。口コミ集計ではコンサルタント職が905万円、研究職が862万円で、全体平均を押し上げているのはコンサルタント職です(OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度)。

一方、企画・事務・管理系の平均は635万円にとどまります(エン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与)。コンサルタント職との差は約270万円で、同じ会社でも職種によって年収帯が大きく変わります。

新卒採用はコンサルティング事業本部と政策研究事業本部による部門別採用で、入社後の配属先は選考を受けた部門になります。職種の選択がそのまま年収カーブの選択になる会社です。

コンサルタント職の年収

コンサルタント職の平均は905万円(回答者114人、年収の幅420万〜2,000万円)です(OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度)。回答者数が最も多く、同社の年収イメージの中心にある職種です。

担当するのは民間企業向けの経営戦略、組織・人事、DX推進、サステナビリティ、M&Aアドバイザリーなどです。中堅企業から大企業までを顧客とし、MUFGの銀行・信託・証券と連携した案件もあります。

年収の幅が2,000万円まで広がっているのは、プリンシパルなど上位職の報酬が大きく伸びるためです。成果が売上として見えやすい職種である分、評価による差も出やすくなります。

研究員(政策研究)の年収

研究職の平均は862万円(回答者12人、年収の幅500万〜1,600万円)です(OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度)。官公庁や自治体からの調査研究の受託、政策提言を担う職種です。

東京・名古屋・大阪の3本部体制で、経済・産業政策、社会・労働・教育政策、環境・エネルギー、まちづくり、自治体経営など扱う分野は多岐にわたります。

官公庁案件は年度末に納期が集中しやすく、時間外勤務手当の対象となる社員は繁忙期に年収が上乗せされます。コンサルタント職より上限は低めですが、専門分野の第一人者として指名されるようになると年収も伸びます。

役職グレード別の年収レンジ

役職ごとの年収レンジについては、転職メディアが次のような目安を示しています(キャリアアップステージ 三菱UFJリサーチの年収)。公式の賃金表ではなく、口コミや求人情報をもとにした推計です。

コンサルタント職の役職年収目安研究職の役職年収目安
ビジネスアナリスト500万〜550万円準研究員450万〜500万円
アソシエイト600万〜650万円研究員700万〜750万円
コンサルタント800万〜850万円副主任研究員900万〜950万円
マネージャー1,050万〜1,100万円主任研究員1,100万〜1,150万円
シニアマネージャー1,400万〜1,450万円――
プリンシパル1,500万円〜――

どちらの職種も、1,000万円を超えるのはマネージャー・主任研究員クラスからです。非管理職のうちは800万円台が一つの天井になり、昇格が年収を動かす最大のイベントになります。

ワンポイントアドバイス
応募前に部門と職種を決めておく

同社の新卒採用は部門別で、入社後の配属先は選考を受けた部門になります。コンサルタント職と研究員では年収の上限も評価の軸も異なります。年収を重視するなら、平均値ではなく志望する職種の役職別レンジで将来の年収を試算してから応募先を決めてください。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

コンサルタントと研究員は同じ会社でも別の職業といっていいくらい中身が違います。年収だけでなく、民間企業と官公庁のどちらを相手にしたいかで選ぶと、入社後のミスマッチが少なくなりますよ。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収をシンクタンク3社と比較

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収を業界内で位置づけるため、同じシンクタンク系の3社と比べます。上場している野村総合研究所と三菱総合研究所は有価証券報告書の数字、非上場の日本総合研究所は口コミ集計の数字です。

基準が異なる数字が混ざるため、厳密な比較ではなく「おおよその年収帯」をつかむ目的で見てください。

企業名平均年収平均年齢データの種類
野村総合研究所1,332万円39.7歳有価証券報告書(2026年3月期)
三菱総合研究所1,081万円40.4歳有価証券報告書(2025年9月期)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング826万〜868万円34〜38歳口コミ集計(非上場)
日本総合研究所700万円31歳口コミ集計(非上場)

出典はIR BANK 野村総合研究所 平均年収、IR BANK 三菱総合研究所 平均年収、OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度、エン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与、OpenWork 日本総合研究所 年収・給与制度です。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは上場2社を下回り、同じメガバンク系の日本総合研究所を上回る位置にあります。

野村総合研究所の年収

野村総合研究所の公式サイト
出典 野村総合研究所公式サイト

野村総合研究所の平均年収は1,332万円です(2026年3月期、平均年齢39.7歳、従業員7,982名)。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの推定値とは460万円以上の差があります(IR BANK 野村総合研究所 平均年収)。

野村総合研究所はコンサルティングに加えて金融機関向けのITソリューションが売上の大半を占め、従業員数も約5倍です。2014年3月期の1,091万円から12年で241万円伸びており、国内のシンクタンク・コンサル系で最も高い水準にあります。

事業構造がITサービス中心で、1人あたりの売上規模が大きいことが年収差の主因です。コンサル・研究職同士で比べると、差は全社平均ほど大きくない可能性があります。

三菱総合研究所の年収

三菱総合研究所の公式サイト
出典 三菱総合研究所公式サイト

三菱総合研究所の平均年収は1,081万円です(2025年9月期、平均年齢40.4歳、従業員1,217名)。三菱UFJリサーチ&コンサルティングとの差は約210万〜250万円です(IR BANK 三菱総合研究所 平均年収)。

官公庁向けの政策研究と民間向けコンサルティングという事業の組み合わせは三菱UFJリサーチ&コンサルティングとよく似ています。ただし三菱総合研究所は三菱グループ系、三菱UFJリサーチ&コンサルティングはMUFG系で、資本関係は別の会社です。

平均年齢が三菱UFJリサーチ&コンサルティングの口コミ回答者より2〜6歳高いことも、差の一部を説明します。同じ40歳前後で比べれば差は縮まると考えられます。

日本総合研究所の年収

日本総合研究所の公式サイト
出典 日本総合研究所公式サイト

日本総合研究所の平均年収は、口コミ集計で700万円です(回答者399人、平均年齢31歳)。三菱UFJリサーチ&コンサルティングより130万〜170万円低い水準です(OpenWork 日本総合研究所 年収・給与制度)。

日本総合研究所はSMBCグループのシンクタンクで、グループのシステム開発を担う部門の社員が多く、回答者の中心もシステム系です。コンサルタント職に限ると平均は1,151万円で、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのコンサルタント職905万円を上回ります。

全社平均だけで比べると結論を誤りやすい好例です。同じメガバンク系シンクタンクでも、職種構成が違えば平均年収の意味も変わります。

ワンポイントアドバイス
比較は職種と年齢をそろえる

シンクタンク各社は、IT部門の比率や社員の平均年齢が大きく異なります。全社平均の差をそのまま自分の年収差と考えず、コンサルタント同士、研究員同士、同じ年代同士で比べてください。そうすると、転職で上がる幅の現実的な見通しが立ちます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

上場しているシンクタンクと比べると見劣りするように見えますが、平均年齢も職種構成も違います。転職先の候補に挙げるときは、自分の職種の年収レンジで比べるのがおすすめです。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収に関する口コミ・評判

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収に関する口コミ

口コミサイトの集計では、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は826万〜868万円で、エン カイシャの評判ではコンサル・シンクタンク業界の平均533万円を大きく上回っています(エン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与)。

金額の水準そのものに対する不満は少なく、声が集まっているのは給与の中身です。賞与の比率、評価制度、手当の3点に分けて整理します。

賞与比率が高い給与構造

最も多いのは、年収に占める賞与の割合が大きいという指摘です(OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度)。基本給が抑えめで、業績と個人評価に応じた賞与で年収が大きく動く設計です。

会社の業績が5期連続の増収増益で推移している局面では、この構造は年収を押し上げる方向に働きます。反対に業績が落ちた年は、基本給中心の会社より下振れしやすくなります。

月給だけで転職前の会社と比べると、実際の年収より低く見積もってしまう点にも注意が必要です。

評価制度と昇格の仕組み

評価は定性評価と定量評価を組み合わせた制度で、職位ごとに階層が設けられています(OpenWork 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年収・給与制度)。新卒入社と中途入社では昇格の道筋が異なるという声もあります。

定量面ではプロジェクトの売上への貢献が賞与に、定性面では組織やプロジェクトへの貢献が昇格に影響するとされます。以前より部門全体の数値達成が前提になってきたという声もあり、個人の成果だけで年収が決まる仕組みではありません。

評価者の主観が入る定性面は、上司との相性に左右されるという不満も見られます。

住宅補助など手当の評価

手当は、時間外勤務手当、在宅勤務手当、家賃補助または住居手当などが用意されています(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 新卒採用 募集要項)。一定の資格者には裁量労働制が適用されます。

福利厚生には企業型確定拠出年金、財形貯蓄の利子補給、書籍購入を支援するリベラルアーツ投資支援制度、自己投資支援制度などもあります。額面の年収には表れない実質的な収入として効いてきます。

住宅関連の補助は、特に若手の可処分所得を押し上げます。額面の年収だけでなく、住居費の負担まで含めた総額で他社と比べると評価が変わる項目です。

ワンポイントアドバイス
オファーは内訳まで開示してもらう

賞与比率が高い会社では、提示年収のうち賞与がどれだけを占めるかで安定度が変わります。基本給、賞与の想定額、裁量労働制の適用有無、住宅補助の金額を分けて出してもらうと、前職との比較が正確になります。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングで年収を上げる方法

三菱UFJリサーチ&コンサルティングで年収を上げる方法

三菱UFJリサーチ&コンサルティングで年収を上げる道は3つあります。社内でマネージャーに昇格する、指名される専門領域をつくる、外部へ転職するという選択です。

最も効果が大きいのはマネージャー昇格です。口コミ集計の平均から見ても、1,000万円を超えるかどうかは昇格の有無でほぼ決まります。

マネージャーへの昇格

役職別の目安では、コンサルタントの800万〜850万円からマネージャーの1,050万〜1,100万円へ、昇格1回で約250万円上がる計算です(キャリアアップステージ 三菱UFJリサーチの年収)。年代別でも30代後半の平均が946万円に跳ねており、この昇格の影響が表れています。

昇格には、プロジェクトを任され、売上と顧客からの評価を両立させた実績が必要です。定量目標を上回る成果を出すことが賞与にも昇格にも効きます。

30代前半のうちに、プロジェクトマネジメントの経験を意識的に取りにいくことが、年収カーブを押し上げる近道です。

専門領域の確立

シンクタンク・コンサルティングファームでは、特定分野で名前が知られた人に案件が集まります。講演、寄稿、書籍の執筆など対外発信の機会が多い会社で、専門性が評価に直結しやすい環境です。

人的資本経営、サステナビリティ、DX、M&Aなど需要が伸びている領域で実績を積むと、社内外から指名される存在になり、案件の規模も大きくなるという好循環が生まれます。

研究員であれば、官公庁の委員会や研究会での実績が評価の材料になります。専門分野の第一人者として主任研究員に上がれば、1,100万円台が視野に入ります。

転職による年収アップ

社内での昇格が見通せない場合、転職が選択肢になります。野村総合研究所1,332万円、三菱総合研究所1,081万円といった上場シンクタンクは、全社平均で200万円以上上回ります。

また、外資系や独立系の戦略コンサルティングファームでは、同じ役職でも数百万円高い提示が出るケースがあります。MUFGの顧客基盤で中堅企業の案件を幅広く経験した人材は、事業会社の経営企画職からの評価も高めです。

一方で、三菱UFJリサーチ&コンサルティングは賞与比率が高く福利厚生も手厚いため、提示年収の額面だけで比べると判断を誤ります。基本給、賞与、手当を分けて比較することが欠かせません。

自分の経験がいくらで評価されるかを知るには、コンサル・シンクタンクの求人を多く扱う転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて市場価値を確認し、社内に残るか外に出るかを同じ物差しで判断できます。

ワンポイントアドバイス
在籍中に市場価値を測っておく

転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、残る場合も転職する場合も判断材料が増えます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

シンクタンクで積んだ調査力と提案力は、コンサルファームにも事業会社にも持ち運べるスキルです。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内でのキャリアの選び方も変わりますよ。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収に関するよくある質問

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料と口コミ集計をもとにしています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの初任給はいくらですか

2027年度新卒採用の募集要項では、学部卒が月給306,700円、修士了が月給330,700円、博士了が月給339,700円です。いずれもライフプラン支援金を含む金額で、コンサルタント職と研究員で共通です(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 新卒採用 募集要項)。

賞与は年2回、給与改定は年1回です。勤務時間は9時から17時30分で、一定の資格者には裁量労働制が適用されます。

学部卒で月30万円台という初任給は、国内のシンクタンク・コンサルティングファームの中でも高い部類に入ります。

年収1,000万円に届くのは何歳ごろですか

口コミ集計では、35〜39歳の平均が946万円で、最高年収は1,250万円です(エン カイシャの評判 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの年収・給与)。マネージャーに昇格すると1,000万円を超えるとされるため、早ければ30代半ばから後半が1,000万円到達の目安です。

ただし昇格のタイミングは評価次第で、40代でも700万円台にとどまる回答者もいます。年齢で自動的に届く金額ではない点に注意してください。

中途入社の場合は、入社時のグレードによってこの時期は前後します。

三菱UFJ銀行と比べて年収は高いですか

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは非上場で平均年収を開示していないため、三菱UFJ銀行と同じ基準の数字で比べることはできません。口コミ集計の推定値と公式の開示値を並べても、正確な比較にはなりません。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの社員には三菱UFJ銀行からの兼務出向者も含まれており(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 会社概要)、グループ内で人材の行き来がある会社です。

年収の水準よりも、仕事の中身と評価の仕組みで選ぶのが現実的です。銀行が融資や金融商品を軸にするのに対し、同社は調査・提案そのものが商品になるため、個人の専門性が年収に反映されやすい構造です。

ワンポイントアドバイス
数字の更新時期を押さえておく

非上場の同社は平均年収の公式発表がないため、口コミ集計の数字は回答が増えるたびに少しずつ変わります。初任給など公式情報は、毎年の新卒採用の募集要項で更新されます。転職活動中は、口コミの数字と最新の募集要項を合わせて確認するのが確実です。

まとめ

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの平均年収は、口コミ集計で約826万〜868万円です。非上場のため有価証券報告書はなく、公式の平均年間給与は公開されていません。

国内の正社員平均545万円と比べると約1.5〜1.6倍の水準です。ただし平均値はコンサルタント職の回答に強く引っ張られており、職種別ではコンサルタント職905万円、研究職862万円、企画・事務・管理系635万円と差があります。

年代別では30代後半に946万円へ大きく伸び、マネージャー昇格で1,000万円を超えるのが一般的な年収カーブです。2027年度の初任給は学部卒で月給306,700円と、以前より35,500円引き上げられています。

同業のシンクタンクと比べると、野村総合研究所1,332万円、三菱総合研究所1,081万円を下回り、日本総合研究所700万円を上回る位置にあります。

年収を上げる道は、マネージャーへの昇格、専門領域の確立、外部への転職の3つです。転職を検討する場合は、賞与や手当まで含めた総額で、同じ職種同士を比べてください。

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