東芝テックの営業がきつい理由は?年収・働き方の実態と転職先を解説

この記事のポイント
  • POSシステムと複合機という二正面の商材知識と評価制度への不満の声がきつさの中心
  • 有価証券報告書の平均年収は804.4万円だが、営業職の口コミ平均は573万円と開きがある
  • 残業は口コミ平均で月47.1時間と、同規模の法人営業と比べても短くない水準
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

東芝テックは「株式会社東芝」のグループ会社ですが、東証プライムに自社で上場する別法人です。この違いを知らずに口コミを読むと、数字を取り違えることがあるので注意してください。

目次

東芝テックの営業がきついと言われる理由

東芝テックの営業がきつい理由

東芝テックの営業がきついと言われる背景には、扱う商材の幅の広さ、顧客が小売店である特性、評価制度への納得感の低さの3つがあります。順に見ていきます。

POSシステムと複合機という二正面の商材

東芝テックの事業は大きく、量販店やコンビニ向けのPOS・店舗システムを扱うリテールソリューションと、一般企業向けに複合機やオフィス機器を提案するワークプレイスソリューションに分かれます。

配属される部門によって提案する商材はある程度絞られますが、どちらの領域でも機器の仕組みからソフトウェア連携まで理解したうえで提案する必要があり、覚える範囲は決して狭くありません。

同じ「法人営業」という括りでも、什器を扱う商材と情報機器を扱う商材では提案の組み立て方が異なります。異動でセグメントが変わると、またゼロから商材知識を積み直す場面も出てきます。

小売店対応で休日にも連絡が入ることがある

キャリコネに寄せられた口コミでは、顧客が小売店であるため休みの日でも電話対応が発生するという声があります(キャリコネの口コミ)。

一方で同じ口コミには、外勤の場合は有給休暇を取得しやすいという声もあり、担当エリアやチームの体制によって負担の感じ方には差があるようです。

小売店は年中無休で営業していることが多く、レジやPOS端末のトラブルは営業時間中にしか発生しません。担当が店舗対応を兼ねる場合、オフィス向け営業とは異なる緊張感が生まれます。

月次のノルマ管理が厳しいという口コミ

キャリコネの口コミでは、月次の報告で目標未達が続くと厳しい指摘を受けるという投稿があります。残業の増加を課題として挙げる声も複数見られます(キャリコネの口コミ)。

  • 月単位で数字の進捗を報告する運用になっている
  • 未達が続くと上司からの指摘が厳しくなるとの声がある
  • ノルマの高さと残業の増加をセットで挙げる投稿がある

四半期や半期ではなく月単位で数字が締まる運用は、挽回の時間が短い分だけプレッシャーを感じやすい設計です。

評価制度への納得感の低さ

人事部門の社員による口コミでは、評価制度の基準が不透明で、上司に気に入られているかどうかが評価に影響しているように見えるという指摘があります。

OneCareerの集計でも評価制度の納得度は2.6(5点満点)にとどまっており、福利厚生の充実度4.5と比べると評価の仕組みへの不満が相対的に大きいことがうかがえます(回答者ベースの集計)。

事業の将来性への不安という声

口コミの中には、主力商品であるPOSシステムの将来性に懸念を感じたという20代の法人営業経験者の声があります。小売店向けのハードウェア販売という事業の性質上、市場の伸びしろを不安視する見方が一定数あるようです。

有価証券報告書の従業員数の推移を見ると、提出会社(単体)の従業員数は2024年3月期の3,422名から2026年3月期には2,894名まで減少しています。2年間でおよそ15%の減少にあたり、事業構造の見直しが進んでいることがうかがえます(有価証券報告書)。

過去には2020年7月から9月にかけて国内従業員向けの早期退職優遇制度が実施され、465名がこの制度に応じました。海外グループを含めると同年9月末までに708名が退職し、特別損失として66億円を計上しています。すでに5年以上前の出来事ですが、同様の構造改革が今後も起こりうる会社だと理解しておくことは無駄になりません。

ワンポイントアドバイス
きつさの正体を分解して考える

同じ「きつい」でも、商材が覚えにくいのか、評価が不透明なのか、休日対応が負担なのかで打ち手は変わります。東芝テックの場合は評価制度への不満の声が目立つため、面談で評価基準を具体的に確認することが対処の第一歩になります。

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