はじめまして。
「すべての若者がキャリアを通じて熱狂できる人生」を目指す、FOCUS AGENTの東田(ひがしだ)です。
未経験の転職といっても、実態は3種類あります。同じ業界で職種だけを変える職種未経験、同じ職種のまま業界を変える業界未経験、そして両方を同時に変える完全未経験です。この3つは通過率も年収の動きもまったく違います。
たとえばdoda求人検索の公開求人を条件で絞ると、職種未経験歓迎は64,874件、業種未経験歓迎は83,856件でした(2026年9月25日確認)。同じ求人群のなかでも、業種を変えるほうが職種を変えるより約1.9万件多く残ります。
この記事では、自分がどの未経験にあたるかを整理したうえで、10社の転職エージェントを3タイプに分けて紹介します。求人数や未経験求人の件数は、すべて各社の公式サイトで実際に数えた値だけを載せました。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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| エージェント | 求人数 | 詳細 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
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リクルートエージェント |
公開求人数76万件超 | 業界最大級の求人数。未経験からハイクラスまで幅広く対応する、まず登録したい定番エージェント。 | 無料登録 |
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マスメディアン |
業界特化求人5,000件超 | 広告・Web・マスコミ業界に特化。業界出身アドバイザーが対応し、年収800万円以上の求人も約4割。 | 無料登録 |
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ランスタッド |
保有求人数推定2万件超 | 外資系・グローバル企業に強い世界最大級の人材会社。求人の8割が非公開で、年収800万円以上が中心。 | 無料登録 |
| エージェント | 評価 | クチコミ | 公式サイト |
|---|---|---|---|
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リクルートエージェント |
特におすすめ |
・とにかく求人の量がすごく、希望条件に近い案件を次々紹介してもらえた。 ・書類添削や面接対策が丁寧で、初めての転職でも安心して進められた。 |
無料登録 |
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キャリアチケット転職エージェント |
特におすすめ |
・20代向けという安心感があり、将来を見据えたキャリア提案をしてもらえた。 ・面談が丁寧で、IT・コンサルなど成長業界への転職を一緒に考えてくれた。 |
無料登録 |
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ランスタッド |
おすすめ |
・外資系企業の求人に強く、年収交渉までしっかりサポートしてもらえた。 ・対応のスピードが速く、テンポよくスムーズに選考を進められた。 |
無料登録 |
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転職エージェントは...
未経験の転職で難易度を分ける3つのタイプ

未経験の転職で最初にやることは、求人を探すことではありません。自分が「何の未経験なのか」を言語化することです。
業界知識と職務スキルのうち、どちらが手元に残るかで、企業から見た採用の理由が変わります。ここが曖昧なまま動くと、エージェントの提案も的外れになります。
職種未経験と業界未経験の違い
職種未経験は、業界に残ったまま職種を変える動き方です。たとえば人材業界の営業から人材業界の採用担当へ移る場合が当てはまります。商習慣や顧客の課題を知っているぶん、入社後の立ち上がりが早いと見なされます。
業界未経験は、職種を保ったまま業界を移る動き方です。メーカーの経理から医療系企業の経理へ移るような転職で、職務スキルがそのまま評価されるため年収を維持しやすいという特徴があります。
求人の数でも違いが出ます。dodaの公開求人287,153件を条件で絞ると、職種未経験歓迎は64,874件で全体の約22.6%、業種未経験歓迎は83,856件で約29.2%でした。
| 求人の条件 | 件数 | 公開求人287,153件に占める割合 |
|---|---|---|
| 職種未経験歓迎 | 64,874件 | 約22.6% |
| 業種未経験歓迎 | 83,856件 | 約29.2% |
| 公開求人の総数 | 287,153件 | 100% |
出典 doda求人検索(2026年9月25日に絞り込み条件の表示件数を確認、公開求人数は2026年9月24日更新分)
この差は、企業が何を買っているかの違いです。職種は変えにくく、業界は移しやすい、というのが求人側から見た現実になります。
完全未経験の難易度
完全未経験は、業界も職種も同時に変える動き方です。飲食店のホールからIT企業の営業へ、という移り方が典型になります。
このタイプだけは、前職の実績が直接の評価材料になりません。企業は実績ではなく、伸びしろと定着の見込みに対してお金を払っています。
そのため求人の側にも条件が付きます。年齢の上限が設けられていたり、研修体制を持つ企業に限られていたり、入社時の年収が現職を下回ったりします。ここを「未経験でも余裕」と説明する記事は、採用側の事情を省略しています。
未経験転職と年齢の掛け算
未経験の難易度は、年齢と掛け算になります。厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、令和6年の転職入職率は男性が25〜29歳の15.1%をピークに35〜39歳で7.9%まで下がり、女性も25〜29歳の16.8%から35〜39歳で10.5%へ下がります。
入口そのものが狭くなるなかで、さらに未経験という条件を足すことになります。とくに完全未経験は、30代後半以降で求人の母数が急に薄くなります。
一方で賃金の動きは年齢だけでは決まりません。同じ調査では、転職で賃金が増加した人の割合は20〜24歳で50.5%、30〜34歳で46.1%、35〜39歳で45.5%と、30代でも半数近くが上がっています。
| 年齢階級 | 賃金が増加 | 賃金が減少 | 増加−減少の差 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 50.5% | 16.8% | +33.7ポイント |
| 25〜29歳 | 46.3% | 29.2% | +17.1ポイント |
| 30〜34歳 | 46.1% | 24.2% | +21.9ポイント |
| 35〜39歳 | 45.5% | 24.3% | +21.2ポイント |
| 全年齢計 | 40.5% | 29.4% | +11.1ポイント |
出典 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」(表6 転職入職者の賃金変動状況別割合)
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起年齢が上がるほど不利、と一括りにされがちですが、正確には「完全未経験だけが年齢の影響を強く受ける」です。職種か業界のどちらかを残せる人は、30代後半でも十分に戦えます。まずどちらを残すかを決めてください。
面談の冒頭で「業界は同じで職種を変えたい」と言えるかどうかで、提案の質が変わります。職種名だけを伝えると、担当者はあなたを完全未経験として扱い、紹介される求人が一気に狭くなります。
未経験におすすめの転職エージェント10社の比較
ここからは、未経験の転職で使える10社を比較します。求人数と未経験求人の件数は、各社の公式サイトで2026年9月25日に表示された値をそのまま記載しました。
数字の意味は各社で異なります。採用予定人数を求人数として数える会社もあれば、掲載中のポジション数を出す会社もあるため、会社をまたいだ単純な大小比較には向きません。
求人数と未経験求人の件数の比較
まず母数を見ます。総合型は求人の絶対数が多く、特化型は数が少ない代わりに未経験枠の密度が高い構造です。
| エージェント | 公式サイトで確認した求人数(2026年9月25日確認) | 未経験求人の状況 |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | 公開約80万件/非公開約29万件(2026年3月31日時点、求人数は採用予定人数) | 業界未経験歓迎のアイコン付き求人を多数掲載 |
| doda | 公開求人287,153件(2026年9月24日更新) | 職種未経験歓迎64,874件/業種未経験歓迎83,856件 |
| マイナビエージェント | 公開求人153,663件(公開企業16,437件) | 業界未経験歓迎60,529件(公開求人の約39.4%) |
| ワークポート | 求人情報一覧137,534件 | 未経験可の絞り込みを標準で用意 |
| マスメディアン | 未経験OKの求人1,021件 | 広告・マーケ・クリエイティブ領域に限定 |
| パソナキャリア | 公開求人情報総数53,296件(9月25日更新、新着5,096件) | 管理部門など職種を残した業界移動に強み |
| ハタラクティブ | 求人一覧6,465件 | 掲載求人が未経験OK中心で構成 |
| マイナビジョブ20’s | 求人はすべて20代対象 | 未経験OK求人が76%以上 |
| UZUZ | 就業サポート63,110人(2024年5月現在) | 既卒・第二新卒・フリーター向けの未経験求人が中心 |
| DYM就職 | 未経験者向けの専用求人を保有 | 面談実績7万人以上(2017年5月〜2026年3月) |
出典 リクルートエージェント求人検索/doda求人検索/マイナビ転職AGENT業界未経験歓迎の求人検索/ワークポート求人情報一覧/マスメディアン未経験OK求人検索/パソナキャリア公式サイト/ハタラクティブ求人一覧/マイナビジョブ20’s公式サイト/UZUZ公式サイト/DYM就職公式サイト(いずれも2026年9月25日に確認)
対象者とサポート内容の比較
次に、誰を対象にしたサービスかを並べます。未経験の転職では求人数よりも対象年齢と就業状況が合っているかのほうが結果に直結します。
| エージェント | 向いている未経験のタイプ | 対象の目安 | 公開されている実績 |
|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | 職種未経験 | 全年代 | 転職決定数No.1を公式に掲示 |
| doda | 職種未経験 | 全年代 | 求人検索とエージェントを1登録で併用 |
| マイナビエージェント | 職種未経験 | 20代後半〜30代 | 業界未経験歓迎が公開求人の約39.4% |
| ワークポート | 業界未経験 | 20代〜30代 | 転職支援人数100万人(2025年8月1日時点) |
| マスメディアン | 業界未経験 | 20代〜40代 | 未経験OK求人1,021件 |
| パソナキャリア | 業界未経験 | 30代〜40代 | 年収アップ率61.7%、取引実績企業30,000社以上 |
| ハタラクティブ | 完全未経験 | 20代中心 | 26万人以上をサポート、内定率80%、定着率92% |
| マイナビジョブ20’s | 完全未経験 | 20代 | 定着率94.6%、利用者数64万人 |
| UZUZ | 完全未経験 | 20代 | 入社3か月後の定着率96% |
| DYM就職 | 完全未経験 | 20代〜30代 | サービス満足度90%(2025年10月〜2026年3月) |
出典 ワークポート公式サイト/パソナキャリア公式サイト/ハタラクティブ公式サイト/マイナビジョブ20’s公式サイト/DYM就職公式サイト(いずれも2026年9月25日に各社公式サイトで確認)
表を横に見ると、完全未経験向けの3社が揃って定着率を公表している点に気づきます。実績の出し方そのものが、そのエージェントが何で評価されたいかを示しています。
求人数の多さを比べる前に、その数字が「採用予定人数」か「掲載ポジション数」かを見てください。リクルートエージェントは前者、doda・マイナビエージェントは後者に近い数え方で、桁がそのまま実力差ではありません。
職種未経験におすすめの転職エージェント3選


業界を変えずに職種だけを変える場合、勝ち筋は「社内異動に近い転職」をどれだけ見つけられるかにあります。同じ業界のなかで職種の壁だけを越える求人は、求人票に未経験歓迎と書かれていないことも多いのが実情です。
そのため、まずは求人の母数が大きい総合型から当たります。担当者に業界を固定して伝えると、候補が一気に絞り込まれます。
1. リクルートエージェント 求人の母数で職種未経験枠を掘る


公式サイトの求人検索では、公開求人が約80万件、非公開求人が約29万件と表示されています(2026年3月31日時点、求人数は採用予定人数)。求人一覧には業界未経験歓迎のアイコンが付いた求人が並び、職種を変える求人もこのなかに含まれます。
職種未経験の場合、母数の大きさがそのまま選択肢の広さになります。同じ業界で別の職種を狙うなら、最初に登録して市場の反応を見る土台に向いています。
- 特徴
業界別の専任体制があり、担当アドバイザーからの紹介と企業からのスカウトを同時に受け取れます。求人票に出ていない職種転換の枠を、担当者経由で確認できる場合があります。 - こんな方におすすめ
いまの業界に残りたいが、職種だけを変えたい方。まず自分にどんな求人が届くかを知りたい方。 - 東田のワンポイントアドバイス
初回面談では「業界は変えません」と先に宣言してください。業界を固定すると、担当者は職種転換の可否を企業に確認しやすくなります。
2. doda 職種未経験と業種未経験を数で比べられる


公開求人は287,153件(2026年9月24日更新)です。絞り込み条件に職種未経験歓迎と業種未経験歓迎が別々に用意されており、自分の狙いがどちらなのかを件数で確かめられます。
2026年9月25日時点では、職種未経験歓迎が64,874件、業種未経験歓迎が83,856件でした。紹介を待つ間も自分で検索できるため、担当者の提案が市場の相場と合っているかを同じ画面で照合できます。
- 特徴
求人サイトとエージェントサービスを1つの登録で併用できます。職種と業種の未経験条件を分けて検索できる点は、他社にはあまりない作りです。 - こんな方におすすめ
職種未経験と業界未経験のどちらで動くべきか、まだ決めきれていない方。 - 東田のワンポイントアドバイス
希望職種で2つの条件を切り替えて件数を見比べてください。件数が極端に少ないほうは、その職種では現実的でない動き方だと判断できます。
3. マイナビエージェント 業界未経験歓迎が公開求人の約4割


公開求人は153,663件、公開企業は16,437件です。このうち業界未経験歓迎で絞り込むと60,529件が該当し、公開求人の約39.4%を占めます(2026年9月25日確認)。
中小・中堅企業の求人が多く、大手ほど職種の線引きが厳密でない会社も含まれます。職種の境界がゆるい会社ほど、職種未経験でも採用の判断が柔らかくなります。
- 特徴
書類添削と面接対策に時間をかける運用で、20代後半から30代の利用が中心です。求人特集ページから未経験歓迎の求人を直接たどれます。 - こんな方におすすめ
大手だけでなく中堅企業も含めて、職種転換の可能性を広げたい方。 - 東田のワンポイントアドバイス
職種を変える理由を「興味がある」で止めないでください。前職のどの作業が新しい職種と地続きなのかを、1つだけ具体的に挙げると通りやすくなります。



職種未経験は、実は最も見落とされている選択肢です。同じ業界にいるという事実は、書類の段階で相当に効きます。転職サイトで検索する前に、いまの業界で自分がやりたい職種の求人があるかを見てください。
職種未経験歓迎と書かれていなくても、同業界からの応募なら検討する企業は珍しくありません。気になる求人があれば、応募可否を担当者から企業へ確認してもらうだけで候補が増えます。
業界未経験におすすめの転職エージェント3選


職種を残して業界を変える場合、評価されるのは職務スキルです。年収を落とさずに環境だけを変えられる可能性が最も高いタイプでもあります。
ここでは、異業種への転職支援を前提に設計された会社と、職種に特化して業界横断で求人を持つ会社を選びました。
4. ワークポート 異業種転職を前提にした支援設計


求人情報一覧は137,534件で、検索条件に未経験可が標準で用意されています。公式サイトには転職支援人数100万人(2025年8月1日時点)と掲示されています。
もともと異業種からの転職支援を主力にしてきた会社のため、担当者が「業界を移す」という相談に慣れています。職種を保ったまま業界だけを変えたい場合、話が早く進みます。
- 特徴
担当者が求人紹介の量を出すタイプで、初回面談から具体的な求人で話が進みます。専用の求人管理ツールで応募状況を自分で追えます。 - こんな方におすすめ
いまの職種のまま、成長している業界へ移りたい方。 - 東田のワンポイントアドバイス
提案の量が多いぶん、判断軸を先に決めておくと消耗しません。業界を変える目的を1つに絞って伝えてください。
5. マスメディアン 広告・マーケ領域に絞った未経験枠


求人検索の未経験OKカテゴリには1,021件が掲載されています(2026年9月25日確認)。宣伝会議グループの人脈を背景に、広告・マーケティング・クリエイティブ領域に特化しています。
事業会社でマーケティングに近い仕事をしていた方が、支援側の会社へ移るような動きに向いています。領域を絞っているぶん、求人票に出てこない背景事情まで担当者が把握しています。
- 特徴
広告会社・事業会社のマーケティング部門・制作会社を横断して求人を持ちます。未経験OKの求人を独立したカテゴリとして公開しています。 - こんな方におすすめ
職種の方向性はマーケティングや広告と決まっていて、業界側を変えたい方。 - 東田のワンポイントアドバイス
この領域は成果物で語れると強いです。関わった施策の数字を、担当範囲を正直に添えて出してください。
6. パソナキャリア 管理部門の経験で業界を移る


公開求人情報総数は53,296件(2026年9月25日更新、新着5,096件)です。公式サイトには年収アップ率61.7%、取引実績企業30,000社以上、累計転職支援実績59万人と掲示されています。
経理・人事・法務といった管理部門は、業界が変わっても仕事の骨格が変わりません。職種の汎用性が高い人ほど、業界未経験のハードルは実質的に低くなります。
- 特徴
管理部門とハイクラスの支援に強く、条件交渉を担当者が担います。30代以降で年収を落とさずに業界を変えたい場合の選択肢になります。 - こんな方におすすめ
管理部門や専門職の経験があり、業界だけを変えたい30代から40代の方。 - 東田のワンポイントアドバイス
業界が変わると使う会計基準や規制が変わります。面接では「前職の型をどう持ち込み、どこを学び直すか」をセットで話すと安心されます。



業界未経験は、未経験のなかで最も年収を守りやすいタイプです。求人票に業界経験必須と書かれていても、職種の実績が強ければ通ることがあります。書類で落ちる前に、担当者に打診してもらってください。
志望業界のすべてを調べる必要はありません。応募する企業と、その競合2社の違いを説明できれば面接は成立します。範囲を広げすぎると準備が終わらなくなります。
完全未経験におすすめの転職エージェント4選


業界も職種も変える場合、紹介される求人そのものが未経験前提で構成されているサービスを選びます。総合型に登録しても、完全未経験で応募できる求人にたどり着けないことがあるためです。
ただし、支援が手厚いサービスほど対象年齢は狭くなります。以下の4社は20代を中心に据えており、登録前に対象条件を確認してください。
7. ハタラクティブ 未経験から正社員への求人で構成


求人一覧は6,465件で、掲載求人が未経験OK中心に構成されています。公式サイトには26万人以上をサポート、内定率80%、定着率92%と掲示されています(2026年9月25日確認)。
フリーター・既卒・第二新卒を含む若手の正社員就職を主力にしており、職務経歴がほとんどない状態からでも面談が成立します。
- 特徴
求人の検索画面が未経験OKを前提に作られており、経歴に自信がない状態でも応募先が残ります。書類作成の支援から入ります。 - こんな方におすすめ
正社員経験が浅い、または非正規から正社員を目指す20代の方。 - 東田のワンポイントアドバイス
紹介求人は営業・販売・施工管理などに寄る傾向があります。職種の幅を確かめてから、希望職種を面談で明確に伝えてください。
8. マイナビジョブ20’s 求人の76%以上が未経験OK


公式サイトには未経験OK求人が76%以上、定着率94.6%、利用者数64万人と掲示されています(定着率は2024年10月1日から2025年9月30日に入社した方の入社3か月時点の数値)。
求人がすべて20代向けに絞られているため、検索しても年齢で弾かれる求人が出てこないという利点があります。適性診断を起点にした面談も特徴です。
- 特徴
全求人が20代対象で、登録者の77%以上が25歳以下です。適性診断の結果をもとに、向いている職種を一緒に探す進め方になります。 - こんな方におすすめ
やりたい職種がまだ定まっておらず、適性から考えたい20代の方。 - 東田のワンポイントアドバイス
適性診断の結果は面接でも使えます。診断で出た強みと、実際の行動を1つ結びつけて話すと説得力が出ます。
9. UZUZ 入社3か月後の定着率96%


公式サイトには就業サポート人数63,110人(2024年5月現在)、入社3か月後の定着率96%と掲示されています。内定率より定着率を重視する方針を明示しているサービスです。
面談に時間をかけるオーダーメイド型の支援で、内定の数より入社後に続くかどうかを基準に求人を絞ります。完全未経験で方向性から迷っている場合に向いています。
- 特徴
既卒・第二新卒・フリーター向けの就業サポートに加え、ITスクールや企業向け研修も運営しています。就業前に学ぶ選択肢を持てます。 - こんな方におすすめ
短期間で決めることより、入社後に続く会社を選びたい20代の方。 - 東田のワンポイントアドバイス
定着率を重視する方針は、裏を返すと求人を絞るということです。急いで決めたい場合は、別の会社と併用して速度を補ってください。
10. DYM就職 未経験者向けの専用求人と早い紹介


公式サイトには面談実績7万人以上(2017年5月から2026年3月の実績)、サービス満足度90%(2025年10月から2026年3月の利用者満足度)と掲示されています。未経験者専用の求人を保有する点を前面に出しています。
上場企業からベンチャーまで幅広く扱い、個別カウンセリングから選考までの進行が速い構成です。離職中で早く決めたい場合に相性が良いサービスになります。
- 特徴
未経験歓迎の求人を専用枠として持ち、カウンセリングから企業紹介までを短い期間で進めます。既卒・第二新卒・フリーターも対象です。 - こんな方におすすめ
離職期間が延びており、まず正社員として働き始めたい20代から30代の方。 - 東田のワンポイントアドバイス
進行が速いぶん、条件の確認は自分で止めてください。給与・残業・配属先の3点は、内定承諾の前に必ず書面で確かめます。



完全未経験の場合、最初の1社で理想を全部満たそうとすると決まりません。まず入り口として通る会社を確保し、2年後に職種未経験や業界未経験の立場で動き直す、という二段構えが現実的です。
完全未経験向けのサービスは20代を対象にしている場合が多く、30代後半で登録しても紹介求人が出ないことがあります。申し込みフォームの就業状況と年齢の選択肢を、登録前に見てください。
未経験の転職エージェントの選び方


選び方の基準は、求人数の多さではありません。自分の未経験タイプに合った求人を、どれだけ持っているかです。
同じ「未経験歓迎」でも、職種未経験を指すのか完全未経験まで含むのかは会社によって違います。ここを確認しないまま登録すると、紹介ゼロのまま時間が過ぎます。
未経験求人の比率の確認
公開求人の総数と、未経験条件で絞った件数の両方を見ます。dodaなら職種未経験歓迎64,874件、マイナビエージェントなら業界未経験歓迎60,529件のように、絞り込み後の件数は登録前でも自分で数えられます。
総数だけが大きくて未経験件数が出てこない場合、そのサービスは経験者採用が主戦場です。登録が無駄になるわけではありませんが、期待値は下げておきます。
未経験の種類との相性
職種未経験なら総合型の母数、業界未経験なら職種特化型の専門性、完全未経験なら未経験特化型の求人構成が効きます。
この対応を外すと、面談で「ご経歴だと難しい」と言われて終わります。断られたのではなく、そのサービスの在庫にあなた向けの求人がなかっただけ、という場合が少なくありません。
総合型と特化型の組み合わせ
登録は2社から3社が目安です。総合型を1社置いて相場を測り、特化型を1社から2社足して深さを補います。
- 職種未経験の方
総合型2社(リクルートエージェント・doda)に、中堅企業に強いマイナビエージェントを足す形 - 業界未経験の方
異業種支援のワークポートに、職種特化のマスメディアンやパソナキャリアを重ねる形 - 完全未経験の方
未経験特化のハタラクティブやマイナビジョブ20’sを主軸に、進行の速いDYM就職を併用する形
共通するのは、性格の違うサービスを混ぜることです。同じ型を3社並べても、届く求人はほとんど重なります。
初回面談での担当者の見極め
未経験の転職で担当者を見極める基準は、話の丁寧さではありません。難しい箇所を難しいと言ってくれるかです。
年齢や経歴に対して通過率が下がる事実を伝えたうえで、代わりの道筋を示す担当者は信頼できます。反対に、最初から「未経験でも大丈夫です」しか言わない担当者は、求人を出す前の会話を省略しています。



面談で違和感があれば、担当者の変更は遠慮なく申し出てください。合わない担当者と進めるより、変更を伝えるほうが結果的に早く決まります。
登録から1週間で届いた求人の中身を見れば、そのサービスが自分の未経験タイプに合っているかは判断できます。合わなければ、無理に続けず別の型のサービスへ切り替えてください。
未経験の転職でエージェントを使いこなすコツ


未経験の選考で問われるのは、熱意ではありません。前職で身につけた力のうち、次の仕事へ移せるものがあるかです。
この翻訳作業を担当者に丸投げすると、志望動機が「興味があります」で止まります。自分の側でも材料を用意しておきます。
経験の棚卸しの仕方
職種名で考えず、実際にやっていた動作で書き出します。「店長」ではなく「20人のシフトを組み、月次の人件費を予算内に収めていた」と書けば、管理部門でも営業企画でも通じる材料になります。
厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、転職入職者が前職を辞めた理由のうち「能力・個性・資格を生かせなかった」は男性3.8%、女性3.7%でした。生かせなかったと感じた力こそ、棚卸しで拾い直す対象です。
志望動機の組み立て方
未経験の志望動機は、憧れから入ると弱くなります。前職で扱っていた課題と、応募先が抱える課題の重なりを1つ示すほうが通ります。
同じ調査では「仕事の内容に興味を持てなかった」を理由に挙げた人は男性4.4%、女性3.6%でした。興味の有無は動機として一般的ですが、それだけでは採用側の判断材料になりません。
年収が下がる場合の考え方
完全未経験では、入社時の年収が下がる場合があります。ここで見るのは初年度の金額ではなく、何年でいまの水準に戻せるかです。
等級制度や昇給の実績を担当者経由で確認し、戻すまでの期間を数字で置きます。提示された金額だけで判断すると、2年後に同じ悩みを繰り返します。
| 未経験のタイプ | 入社時の年収の傾向 | 交渉の材料 |
|---|---|---|
| 職種未経験 | おおむね維持、下がっても小幅 | 業界知識と社内人脈の即戦力性 |
| 業界未経験 | 維持から上積みも狙える | 職務スキルの再現性と実績の数字 |
| 完全未経験 | 下がる場合がある | 定着の見込みと学習の速さ |
この3行の違いは、企業が何に対して払っているかの違いです。自分がどの列にいるかを把握したうえで、交渉の材料を選んでください。



年収が一時的に下がること自体は、必ずしも失敗ではありません。問題は、戻す道筋を確認しないまま入社することです。等級と昇給の条件は、内定前に必ず聞いてください。
一度、職種名や会社名を伏せて業務内容だけを書き出してください。そこに残った動作が、未経験の職種へ持ち込める力です。書類の自己PRは、その動作から組み立てます。
未経験の転職エージェントに関するよくある質問
未経験の転職でよく届く質問を4つにまとめました。いずれも面談前に押さえておくと、初回の会話が早く進みます。
未経験の転職エージェントは何社登録すべきですか
2社から3社が目安です。総合型を1社置いて求人の相場を測り、自分の未経験タイプに合う特化型を1社から2社足す形になります。
4社以上に増やすと、日程調整と連絡の管理だけで時間が消えます。とくに在職中は、面談のたびに有給や昼休みを使うことになるため、数を絞ったほうが結果的に早く決まります。
登録後1週間で届いた求人を見て、合わないと感じたサービスは畳んでください。数を維持するより、合う2社に集中するほうが通過率は上がります。
30代から未経験の転職は可能ですか
職種未経験と業界未経験なら十分に可能です。厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、転職で賃金が増加した人の割合は30〜34歳で46.1%、35〜39歳で45.5%と全年齢平均の40.5%を上回っています。
一方で完全未経験は、30代後半から求人の母数が薄くなります。未経験特化型のサービスは対象を20代に絞っている場合が多く、登録しても紹介が出ないことがあります。
30代で未経験に挑むなら、業界か職種のどちらかを残す設計にしてください。両方を同時に変える必要が本当にあるかを、先に検討する価値があります。
未経験歓迎の求人は本当に未経験でも通りますか
求人票の未経験歓迎は、多くの場合「その職種の経験は問わない」という意味です。業界経験や社会人経験までを不問にしているとは限りません。
dodaのように職種未経験歓迎と業種未経験歓迎を分けて検索できるサービスなら、どちらを指しているかを件数で確かめられます。表記が1種類しかないサービスでは、担当者に定義を聞いてください。
確認せずに応募を重ねると、書類選考で落ち続ける原因が分からないまま消耗します。定義の確認は、最初の面談で必ず済ませます。
転職エージェントは未経験でも無料で使えますか
無料で使えます。転職エージェントは採用が決まった企業から成功報酬を受け取る仕組みのため、求職者の側に費用は発生しません。
ただし無料であることと、誰でも紹介を受けられることは別です。サービスごとに対象年齢や就業状況の条件があり、条件に合わない場合は求人の紹介まで進まないことがあります。
登録前に、対象者の記載を確認してください。20代限定のサービスに30代で登録しても、面談の時間を使うだけで終わる場合があります。
未経験の面談では、職務経歴の確認だけで時間が終わりがちです。事前に「業界を残すか職種を残すか」を決めておくと、残り時間を求人の話に使えます。
まとめ|未経験の転職エージェントは「何の未経験か」で選ぶ
未経験の転職は、職種未経験・業界未経験・完全未経験の3つで難易度がまったく違います。同じ求人群でも、dodaでは職種未経験歓迎が64,874件、業種未経験歓迎が83,856件と、条件の違いだけで約1.9万件の差が出ます。
職種を変えるなら総合型の母数、業界を変えるなら職種特化型の専門性、両方を変えるなら未経験特化型の求人構成が効きます。登録は2社から3社に絞り、性格の違うサービスを混ぜてください。
年齢との掛け算も正直に見ておきます。完全未経験だけは30代後半から求人が薄くなる一方、職種か業界のどちらかを残せる人は30代でも賃金が上がる転職になり得ます。
まずは自分の未経験の種類を1行で言えるようにするところから始めてください。そこが決まれば、どのエージェントに登録すべきかは自動的に決まります。









