- 令和7年度試験の合格率は14.5%、受験者50,163人中7,292人が合格
- 登録会員数は個人55,877人(令和8年10月時点)と年々増加している
- 平均年収591万円に対し年間売上500万円未満の開業者が大多数という実態がある
※タブ切り替えできます
| エージェント | 求人数 | 詳細 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント |
公開求人数76万件超 | 業界最大級の求人数。未経験からハイクラスまで幅広く対応する、まず登録したい定番エージェント。 | 無料登録 |
|
マスメディアン |
業界特化求人5,000件超 | 広告・Web・マスコミ業界に特化。業界出身アドバイザーが対応し、年収800万円以上の求人も約4割。 | 無料登録 |
|
ランスタッド |
保有求人数推定2万件超 | 外資系・グローバル企業に強い世界最大級の人材会社。求人の8割が非公開で、年収800万円以上が中心。 | 無料登録 |
| エージェント | 評価 | クチコミ | 公式サイト |
|---|---|---|---|
|
リクルートエージェント |
特におすすめ |
・とにかく求人の量がすごく、希望条件に近い案件を次々紹介してもらえた。 ・書類添削や面接対策が丁寧で、初めての転職でも安心して進められた。 |
無料登録 |
|
キャリアチケット転職エージェント |
特におすすめ |
・20代向けという安心感があり、将来を見据えたキャリア提案をしてもらえた。 ・面談が丁寧で、IT・コンサルなど成長業界への転職を一緒に考えてくれた。 |
無料登録 |
|
ランスタッド |
おすすめ |
・外資系企業の求人に強く、年収交渉までしっかりサポートしてもらえた。 ・対応のスピードが速く、テンポよくスムーズに選考を進められた。 |
無料登録 |
行政書士はやめとけと言われる理由

「行政書士 やめとけ」と検索すると否定的な意見が目立ちますが、理由を分解すると独立開業が前提になりやすい資格制度そのものの構造、合格しても案件を取れるとは限らない現実、スポット業務中心で収入が波打ちやすい点の3つに集約されます。
どれも噂話ではなく、試験制度の仕組みや公的な統計データに裏付けられた指摘です。まずは「なぜそう言われるのか」を具体的な数字で確認していきます。
独立開業が前提で食えない人も多いという構造
行政書士には他の士業と違って企業内で行政書士として雇用される求人がほとんど存在しません。弁護士や税理士であれば企業の法務部・経理部で専門職として雇用される道がありますが、行政書士資格を社内で活かせる求人はごく限られています。
そのため資格を取った人の大半は、勤務経験を積まないまま独立開業するか、他の仕事をしながら副業的に活動するかの二択を迫られやすくなります。独立がゴールではなく前提になっている点が、他の資格と大きく異なる部分です。
独立開業という働き方自体は自由度が高い反面、営業活動・経理処理・顧客対応のすべてを自分でこなす必要があります。資格の難易度とは別に、個人事業主として事務所を経営する力が問われる点が「やめとけ」と言われる根本的な理由になっています。
合格しても仕事が取れるとは限らない現実
行政書士は独占業務の種類が1万種類以上あるとされる一方で、1件あたりの単価は数万円程度の定型業務が多く、継続的な顧問契約につながりにくい性質があります。登録さえすれば仕事が自動的に舞い込む資格ではありません。
開業直後は知名度も実績もないため、既存の行政書士事務所や他士業からの紹介に頼らざるを得ない期間が続くことが多いとされています。この「仕事が取れるまでの空白期間」をどう乗り切るかが、開業後に最初に直面する課題です。
株式会社CAREER FOCUS/東田尚起行政書士は「資格を取ること」と「仕事として成立させること」の間に距離がある資格です。学習を始める前に、開業後の営業戦略までイメージしておくと心構えが変わります。
スポット業務中心で収入が不安定になりやすい
許認可申請や契約書作成の多くは一度きりの依頼で終わることが多く、社労士の労務顧問や税理士の記帳代行のような毎月収入が入る顧問契約を結びにくい業務構成になっています。
案件が重なる月とまったくない月の差が大きくなりやすく、個人事業主として収入の波を資金繰りでカバーする工夫が欠かせません。これは試験の難易度とは別次元の、開業後に初めて実感する課題です。
- 相続関連の遺産分割協議書作成や許認可申請などスポット業務が中心
- 顧問契約につながりやすいのは会社設立後の継続的な許認可管理など一部に限られる
- 繁忙期と閑散期の差が大きく、年間を通じた資金計画が必要
スポット業務中心という特性を理解したうえで、どの分野であれば顧問契約化しやすいかを見極めることが、収入を安定させる第一歩になります。
試験の合格率自体は突出して低いわけではない
一般財団法人行政書士試験研究センターの発表によると、令和7年度試験の合格率は14.5%(受験者50,163人中7,292人が合格)でした。直近の令和5年度は14.0%、令和6年度は12.9%と、ここ数年はおおむね10%台前半から半ばで推移しています。
司法書士(3〜5%程度)や公認会計士(7〜10%程度)といった難関資格と比べれば、合格率自体は極端に低いわけではありません。「やめとけ」と言われる主な要因は、試験の難しさよりも合格後の働き方の構造にあるという見方が妥当です。
裏を返せば、試験対策さえ計画的にこなせば合格自体は十分に狙える水準であり、問題は合格した後にどう仕事を作るかという、試験勉強とはまったく別の力量にかかっているといえます。
許認可申請を1回受けて終わりにせず、更新手続きや関連する別の許認可の相談につなげる動線を用意しておくと、スポット業務でも再依頼が生まれやすくなります。
行政書士と他士業の業務範囲の違い


「行政書士 やめとけ」と言われる背景には、独占業務の範囲が他の士業より限定的だと誤解されていることも影響しています。実際にどこまでの業務ができて、どこからが他士業の領域なのかを正しく理解しておくことが、現実的なキャリア判断につながります。
行政書士の独占業務は、官公署(国や地方公共団体の役所)に提出する許認可申請書類や、権利義務・事実証明に関する書類の作成と、それに付随する官公署への提出手続きの代理です。この範囲を超える業務は、他の士業の独占業務に触れてしまいます。
弁護士との違い 紛争性のある代理はできない
行政書士は当事者間に争いがある案件の交渉や代理人としての法律相談を行うことができません。契約書の作成そのものは可能ですが、相手方との交渉や訴訟に発展した場合の代理は弁護士の独占業務です。
遺産分割協議書の作成支援でも、相続人の間で意見が対立している場合は行政書士が中立の立場で代理交渉することはできず、弁護士へ引き継ぐ判断が必要になります。この線引きを理解していないと、業務範囲を超えた対応をしてしまうおそれがあります。
司法書士との違い 不動産登記や商業登記はできない
不動産登記や会社の商業登記は司法書士の独占業務であり、行政書士は扱えません。会社設立の場面では、行政書士が定款作成や許認可申請を担当し、設立登記そのものは司法書士が担当するという役割分担が一般的です。
会社設立支援を事業の柱にする行政書士は、司法書士と提携して登記部分を紹介し合う形で業務を完結させているケースが多く見られます。単独で全工程を完結できない点は、業務設計のうえで押さえておくべき違いです。
税理士・社労士との違い 税務と労務の手続きは対象外
税務代理・税務書類の作成・税務相談は税理士の独占業務、社会保険の届出や労働保険の手続き、就業規則の作成指導は社会保険労務士の独占業務であり、いずれも行政書士は扱うことができません。
会社設立後の経理や社会保険の手続きまで一括で相談したいという顧客のニーズに応えるには、税理士・社労士とのネットワークを持っておく必要があります。他士業との連携体制を作れるかどうかが、業務の幅を左右する実務上のポイントです。



行政書士は「何でもできる資格」ではなく「官公署への提出書類作成の専門家」です。他士業との境界線を正確に理解しておくことが、顧客からの信頼にも直結します。
行政書士にしかできない独占業務の広さ
一方で行政書士の独占業務は、建設業許可・飲食店営業許可・産業廃棄物処理業許可・外国人の在留資格申請・自動車登録・農地転用許可など官公署に提出する書類の種類が極めて多いという強みがあります。
他士業が扱えない分野を幅広くカバーできる点は、専門分野を絞り込んで特化すれば十分な需要を見込める理由にもなります。業務範囲の限定性は裏を返せば、特定分野での専門性を打ち出しやすいという側面も持っています。
開業前から司法書士・税理士・社労士と相互紹介できる関係を作っておくと、業務範囲の壁を顧客満足度の低下につなげずに済みます。
行政書士の年収と将来性の実態


厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、行政書士の平均年収は591万円とされています。ただしこの数字をそのまま実態として受け取ると、開業者の収入イメージとずれてしまう可能性があります。
平均値と中央値、そして開業者の売上実態という3つの異なる角度から数字を見ていくと、より現実的な年収イメージに近づきます。
job tagの平均年収591万円が持つ注意点
job tagの591万円という数字は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を加工して算出された参考値です。同調査には行政書士という職種区分そのものが存在せず、「他に分類されない専門的職業従事者」という代理カテゴリの数字が使われている点に注意が必要です。
つまり591万円は行政書士単独の公式統計ではなく、近い職種群の数字を参考値として示したものです。解説サイトの多くは、行政書士の年収の中央値は400万円台とされていると紹介しており、平均値と実感値の間には開きがあります。
開業者の年間売上は500万円未満が大多数
日本行政書士会連合会が実施した実態調査によると、回答した開業者のうち年間売上高500万円未満と回答した人が最も多く、全体の7割以上を占めたとされています。年間売上1,000万円以上と回答した人は1割程度にとどまっています。
ここでいう売上は経費を差し引く前の金額のため、実際の手取り収入はさらに少なくなります。事務所の家賃や通信費、広告費などの経費を差し引くと、個人の所得として手元に残る金額は売上よりかなり低くなる点も踏まえておく必要があります。
| 年間売上の区分 | 開業者に占める割合の傾向 |
|---|---|
| 500万円未満 | 最も多い層(7割前後) |
| 500万円以上1,000万円未満 | 1割程度 |
| 1,000万円以上 | 1割程度 |
平均年収591万円という数字だけを見て開業を決めると、多数派である500万円未満という実態とのギャップに戸惑うことになります。収入計画は平均値ではなく、分布の中心がどこにあるかを基準に立てるほうが現実的です。



年収の数字は出典によって大きく異なります。job tagの数字は目安として参考にしつつ、開業者の実態調査にも目を通しておくと、思っていた収入と現実のギャップを事前に減らせます。
勤務行政書士と独立開業の収入の違い
行政書士事務所や他士業事務所に補助者・勤務行政書士として雇用される場合は、一般的な会社員と同じように月給制で収入が安定しやすい一方、給与水準は決して高くないケースが多いとされています。
独立開業は軌道に乗れば勤務時代を大きく上回る収入も見込める一方、軌道に乗るまでの数年間は収入が不安定になりやすいという両面があります。どちらの働き方を選ぶかは、安定性を取るか将来の上振れを取るかという価値観の問題でもあります。
行政書士の将来性とAI・デジタル化の影響
定型的な書類作成業務はAIや行政手続きのオンライン化によって一部が自動化されていく可能性があるという指摘があります。実際に一部の許認可手続きでは電子申請の導入が進んでいます。
一方で、外国人の在留資格申請や建設業許可のように、個別の事情を踏まえた書類作成や申請戦略の組み立てが必要な業務は、単純な自動化が難しい分野だとされています。定型業務への依存度を下げ、相談対応や申請戦略の提案に強みを持つことが、将来性を見据えた差別化につながります。
建設業・外国人在留資格・相続など、自分が強みを持てる分野を早期に絞り込むと、価格競争に巻き込まれにくくなり、紹介による再依頼も生まれやすくなります。
行政書士に向いていない人・向いている人の特徴


行政書士は資格取得後の営業力と専門分野の絞り込み方次第で評価が変わる資格です。向き不向きを把握しないまま開業すると、独立直後の空白期間で挫折しやすくなります。
ここまで見てきた独立前提の構造や収入の実態を踏まえたうえで、自分の性格や働き方の希望が行政書士というキャリアとどの程度合っているかを見極めることが重要です。
行政書士に向いていない人の特徴
資格さえ取れば自動的に仕事が来ると考えている人は、営業活動が不可欠な独立開業の現実とのギャップに戸惑いやすい傾向があります。待っているだけでは依頼は増えません。
スポット業務中心で収入が波打つ働き方を受け入れられない人、人脈作りや営業活動そのものに強い苦手意識がある人も、開業後に苦労しやすいタイプです。
- 営業活動や人脈作りを避け、待ちの姿勢になりがちな人
- 資格取得そのものがゴールになっている人
- 収入が月によって変動することに強いストレスを感じる人



資格は「取ること」より「取った後にどう営業し、どの分野で勝負するか」で価値が決まります。開業前に、最初の半年間どうやって案件を得るかを具体的に考えておくと安心です。
行政書士に向いている人の特徴
建設業・外国人在留資格・相続・会社設立など、特定の分野に専門性を絞り込みたい人や、自分のペースで事務所を経営したい人は行政書士との相性が良い傾向があります。
地道な書類作成や官公署とのやり取りを丁寧にこなせる人、顧客との信頼関係を時間をかけて築くことにやりがいを感じる人も、この仕事に向いているタイプです。税理士や社労士、司法書士など他士業との連携を前向きに考えられる人は、業務範囲の限定性を弱点ではなく強みに変えやすくなります。
どちらのタイプに近いかを事前に把握しておくと、開業後の営業戦略や専門分野の選び方にも役立ちます。向いていないと感じた項目があっても、それだけで諦める必要はなく、勤務経験を積んでから独立する、他士業と組むなど工夫の余地は十分にあります。
性格面の向き不向きだけでなく、開業資金をどれだけ用意できるか、家族の理解を得られるかといった環境面の条件も、挑戦するかどうかを判断する材料になります。
「何でも相談できる行政書士」より「外国人雇用に強い行政書士」のように専門を明確にしたほうが、紹介や検索での問い合わせにつながりやすくなります。
実務未経験で行政書士として独立する場合の対策と懸念点


行政書士は試験合格後にそのまま登録すれば独立開業できる資格です。司法修習のような実務研修が義務付けられていないため、実務経験がまったくない状態で開業する人も少なくありません。この点は他の難関士業と比べた際の大きな特徴です。
受験資格に学歴・年齢・国籍の制限がなく誰でも挑戦できる間口の広さがある一方、合格してすぐ独立するルートにはそれ特有の懸念点があります。
実務未経験での独立で直面しやすい懸念点
書式や法令知識を試験で学んでいても、実際の申請実務で必要になる添付書類の集め方や役所ごとの運用の違いは、働きながら覚えていくしかない部分が多くあります。最初の案件で想定外の差し戻しや追加書類の指摘を受け、対応に時間がかかるケースも珍しくありません。
顧客との料金交渉や見積もりの出し方、業務範囲を超える相談を受けた際に他士業へどう引き継ぐかといった実務の勘所も、経験を積むことでしか身につきにくい部分です。知識はあっても実務対応力が不足している状態でのスタートは、顧客対応で苦労しやすい傾向があります。
未経験の不安を減らす事前準備
合格後すぐに独立するのではなく、行政書士事務所や他士業事務所で補助者として数年勤務してから開業するという選択肢があります。実際の申請書類の作成補助や顧客対応を経験してから独立すると、最初の案件での失敗を減らせます。
各都道府県の行政書士会が実施する新人研修や、専門分野ごとの実務講座に参加することも、未経験からの不安を補う方法の1つです。先輩行政書士とのつながりを作っておくと、対応に迷う案件が出たときに相談できる体制を整えられます。
- 行政書士事務所・他士業事務所での補助者経験を数年積んでから独立する
- 行政書士会の新人研修や専門分野別の実務講座に参加する
- 先輩行政書士に相談できるネットワークを開業前から作っておく



実務未経験での即独立は制度上可能ですが、最初の数件は想定外の対応に追われやすいものです。補助者経験という助走期間を挟むだけでも、開業後の負担はかなり軽くなります。
行政書士以外の代替キャリアという選択肢
行政書士の知識は独立開業だけでなく企業の法務・総務部門や不動産会社、建設会社の許認可担当としても活かせます。資格を持ったまま会社員として働き、実務経験と人脈を積んでから独立を検討するという道も現実的な選択肢です。
司法書士・社労士・宅地建物取引士などとのダブルライセンスを取得し、業務範囲を広げてから独立するキャリアを選ぶ人もいます。独立だけが唯一の活かし方ではないという視点を持っておくと、資格取得後の選択肢が広がります。
企業内での資格活用や他士業とのダブルライセンスなど、独立以外の道も含めて検討すると、未経験からのプレッシャーを和らげられます。
行政書士に関するよくある質問
行政書士を目指すうえでよく寄せられる質問をまとめました。学習や開業準備を始める前の疑問を解消しておくことで、途中で迷う時間を減らせます。
制度や統計は見直しが行われることもあるため、学習を始めた後も試験実施団体や日本行政書士会連合会の最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
行政書士試験に受験資格はありますか
行政書士試験には学歴・年齢・国籍による制限が一切なく、誰でも受験できます。この間口の広さが、毎年5万人前後という多くの受験者を集める理由の1つになっています。
行政書士は独学でも合格できますか
独学で合格する人も一定数いますが、出題範囲が民法・行政法・会社法など広く、法律初学者には情報収集に時間がかかりやすいとされています。働きながら受験する社会人の多くは、通信講座や予備校を併用して学習を進めています。
行政書士と宅地建物取引士はどちらが難しいですか
行政書士試験の合格率はおおむね10%台前半から半ばで推移しており、宅地建物取引士試験の合格率(例年15〜17%程度)と比べるとやや難易度が高い水準にあります。出題範囲も行政書士のほうが法律科目を中心に広く設定されています。
行政書士は就職に有利になりますか
企業内で行政書士として直接雇用される求人は限られますが、法務・総務・不動産・建設業界などで資格を評価されるケースはあります。資格単体で就職が有利になるというより、業界知識や実務経験と組み合わせて評価されることが多いとされています。
行政書士とダブルライセンスで人気の組み合わせは何ですか
宅地建物取引士・社会保険労務士・司法書士との組み合わせがよく挙げられます。不動産関連業務であれば宅建士、会社設立から労務まで一括対応したい場合は社労士、登記まで含めた総合サービスを目指す場合は司法書士との連携が代表的な例です。
学歴や年齢に関わらず挑戦できる試験のため、キャリアチェンジを考えている人は早めに情報収集と学習計画の立案を始めると、独立後の準備期間も含めて計画的に進められます。
まとめ
「行政書士はやめとけ」という意見は、就職先がほぼ存在せず独立開業が前提になる資格制度の構造、スポット業務中心で収入が波打ちやすい実態、そして実務未経験のまま開業する人が多いという3つの事情に基づいています。どれも誇張ではなく、公的な統計や制度の仕組みに裏付けられた指摘です。
一般財団法人行政書士試験研究センターの発表によると、令和7年度試験の合格率は14.5%、日本行政書士会連合会の会員数は令和8年10月時点で個人55,877人と、長期的には増加が続いています。試験制度自体が急に縮小する兆候は見られません。
年収の実態を見ると、job tagの平均591万円という数字の一方で、開業者の年間売上は500万円未満が大多数を占めるという調査結果があります。平均値と実感値のギャップを理解したうえで、収入計画を立てることが重要です。
他士業との業務範囲の違いを正しく理解し、専門分野を絞り込んで他士業と連携する体制を作れれば、業務範囲の限定性は弱点ではなく専門性の強みに変わります。実務未経験での独立に不安がある場合は、補助者経験や企業内での資格活用という選択肢もあります。
「やめとけ」という言葉だけで判断するのではなく、独立開業が前提になる構造や収入の実態を踏まえたうえで、自分がどの分野でどう働きたいのかを具体的にイメージしてから学習を始めるかどうかを決めることが、遠回りをしない一番の近道です。
出典・参考情報
- 一般財団法人行政書士試験研究センター「試験結果の分析」(令和7年度)
- 日本行政書士会連合会「行政書士会員数」(都道府県別会員数)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「行政書士」
- アガルートアカデミー「行政書士はやめとけと言われる理由」
- コトラ「行政書士やめとけの真実に迫る」
関連記事:転職エージェントはやめとけ?「見捨てられる」その評判、デメリットと裏側をプロが徹底解剖!
関連記事:【暴露】転職サイトおすすめ完全ガイド|<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
関連記事:【暴露】転職エージェントおすすめ完全ガイド<評判・口コミ>2026年最新版で徹底比較
FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









