イトーキの平均年収は757万円です(2025年12月期 有価証券報告書)。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は13.4年、単体の従業員数は2,491名です。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限ると545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。イトーキの水準は正社員平均を約210万円上回ります。
ただし757万円は全社平均で、口コミ集計では開発職と事務職の間に130万円以上の差があります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、年代別・職種別の実態、オフィス家具大手との比較、年収を上げる道筋を整理します。
FOCUS AGENT:東田 尚起

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起イトーキはオフィス家具の会社という印象が強いですが、いまはオフィス空間の設計からデータ活用まで手がける提案型の会社に変わりつつあります。年収もここ数年で大きく動いているので、古い数字のまま判断しないよう注意してくださいね。
イトーキの平均年収は757万円|有価証券報告書の最新データ


イトーキの直近の平均年収は757万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢42.5歳、平均勤続年数13.4年、従業員2,491名)。有価証券報告書はイトーキ IR資料室から確認でき、経年の数字はIR BANK イトーキ 平均年収の推移にまとまっています。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。連結の従業員4,164名のうち、イトーキ本体に雇用されている社員の数字だと考えると実態に近づきます。
前年からの伸びは51万円で、少なくとも2013年12月期以降では最も高い水準です。
直近5年の平均年収推移
イトーキの平均年収は、2021年12月期の644万円から2025年12月期の757万円まで、4年で113万円増えています。一度だけ前年を下回った年があり、単調な右肩上がりではありません。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 644万円 | 42.6歳 | 2,012名 |
| 2022年12月期 | 692万円 | 43.1歳 | 1,996名 |
| 2023年12月期 | 719万円 | 42.7歳 | 2,153名 |
| 2024年12月期 | 705万円 | 42.8歳 | 2,427名 |
| 2025年12月期 | 757万円 | 42.5歳 | 2,491名 |
出典はIR BANK イトーキ 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
2013年12月期の589万円から見ると、12年で168万円の上昇です。そのうち113万円分がこの4年間に集中していることから、近年の業績拡大が給与に反映され始めたと読み取れます。
2024年に下がり2025年に急伸した理由
2024年12月期は前年から13万円下がりました。同じ年に従業員数は274名増え、平均勤続年数は15.3年から13.8年へ短くなっています。
採用を大きく増やすと、入社間もない社員の比率が上がり平均年収は押し下げられます。給与水準の引き下げではなく、社員構成の変化による下落と見るのが自然です。
2025年12月期は一転して51万円の増加でした。売上高は1,536億円で前期比11.0%増、営業利益は136億円で35.8%増と、3期連続で過去最高益を更新しています(ログミーFinance イトーキ 2025年12月期決算説明)。
イトーキの賞与は年3回で、そのうち1回は3月に支給される業績評価分です。利益が伸びた年は賞与を通じて平均年収が押し上がりやすい構造になっています。
イトーキの企業情報と事業の特徴


イトーキは1890年創業、東京都中央区日本橋に本社を置く東証プライム上場企業です(証券コード7972)。資本金は73億5,100万円、連結従業員は4,164名です(イトーキ 会社概要)。
事業はオフィス家具の製造販売にとどまらず、オフィス空間の設計・デザイン、研究施設や物流施設、公共施設向けの設備機器まで広がっています。新卒採用でも空間デザインやワークスタイルコンサルタント、物流システムの機構設計など21職種を募集しています。
中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」では、最終年度の2026年12月期に売上高1,675億円、営業利益160億円、ROE18.5%を掲げています(イトーキ 中期経営計画)。家具を売る会社から働き方を提案する会社への転換が、利益率と給与の底上げにつながっています。
有価証券報告書の757万円はイトーキ単体の従業員が対象です。連結の4,164名にはグループ会社の社員も含まれ、給与水準は会社ごとに異なります。グループ会社の求人を見るときは、本体の平均年収をそのまま当てはめないようにしてください。
イトーキの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳が記載されません。そのため年代別の数字は、口コミサイトに寄せられた回答の集計値を目安として使います。
以下はエン カイシャの評判 イトーキの年収・給与に寄せられた76人分の回答の集計です。回答者の平均年齢は36.0歳と有価証券報告書の42.5歳より若く、全体の平均も531万円と低めに出る点を前提に見てください。
| 年代 | 平均年収 | 最高年収 | 回答者数 |
|---|---|---|---|
| 25〜29歳 | 421万円 | 500万円 | 17人 |
| 30〜34歳 | 502万円 | 870万円 | 17人 |
| 35〜39歳 | 421万円 | 590万円 | 8人 |
| 40〜44歳 | 569万円 | 900万円 | 9人 |
| 45〜49歳 | 675万円 | 800万円 | 8人 |
35〜39歳が20代後半と同じ421万円になっているのは、回答者が8人と少なく個別の事情が平均に強く出ているためと考えられます。年代ごとの傾向は、人数の多い20代と30代前半を中心に読むのが安全です。
20代・30代の年収
20代後半の平均は421万円です。全社平均の757万円とは大きな開きがあり、入社直後から高年収というより、年次と評価を重ねて上がっていく給与カーブだとわかります。
初任給は2027年3月卒業予定者で学部卒が月給27万円、修士了が月給28万4,000円、高専卒が月給25万7,000円です(イトーキ 新卒採用 募集要項)。学部卒で月27万円という初任給は、メーカーの中でも高い部類に入ります。
30代前半になると平均502万円、最高870万円と幅が一気に広がります。主任クラスへの昇格や営業成績による評価差が、この年代から年収に表れ始めます。
40代・50代の年収
40代前半の平均は569万円、40代後半は675万円です。口コミの集計では40代後半から全社平均に近づいていく形になります。
有価証券報告書の平均年齢42.5歳で757万円という数字と比べると、口コミの40代の数字は低めです。口コミは回答時点が2015年から2026年まで幅があり、給与が上がる前の古い回答も含まれているためです。
設計職で在籍21年以上の社員が年収900万円(月給56万円、賞与225万円)という回答もあります(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。管理職やベテランの専門職になると900万円前後に届くと考えてよいでしょう。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。実際に受け取る手取りは、社会保険料と所得税・住民税を差し引いた金額になります。
目安として、年収500万円なら手取りは390万円から400万円程度、年収750万円なら手取りは560万円から580万円程度です。額面が増えるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかになります。
イトーキには世帯主や扶養家族向けの生活手当と、東京地区の若年層社員向けの住宅手当補正があります(イトーキ 新卒採用 募集要項)。家賃負担の大きい若手ほど、額面の差以上に手元に残る金額が変わります。
口コミサイトの年代別年収は、数年前の回答も含んだ平均値です。イトーキは2022年以降に平均年収が100万円以上伸びているため、古い回答が混ざるほど実態より低く出ます。数字を見るときは回答年の新しいものを優先して読んでください。
イトーキの職種別・役職別の年収の違い


職種による差ははっきりしています。口コミ集計では開発職543万円、営業職505万円、デザイナー461万円、事務職410万円で、最も高い開発職と事務職の間には133万円の開きがあります(OpenWork イトーキ 年収・給与制度)。
この集計は正社員120名の回答で、回答者の平均年齢は33歳です。全体平均は508万円で、業界平均の488万円を20万円上回ります。
若手中心の集計なので金額そのものより、職種間の差の大きさに注目すると実態がつかみやすくなります。
営業職の年収傾向
営業職の平均は505万円ですが、回答の幅は300万円から1,000万円までと最も広くなっています。担当する顧客の規模や案件の大きさによって、評価と賞与に大きな差が出る職種です。
イトーキの営業はオフィス家具を単品で売るより、オフィス移転や改装のプロジェクト全体を提案する形が中心です。近年は営業職向けのインセンティブ制度を強化しているという口コミもあります(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。
大型のオフィスプロジェクトを継続的に受注できる営業は、20代から30代でも平均を大きく上回る年収に届きます。
技術・設計職の年収傾向
開発職の平均は543万円で、職種別では最も高い水準です。別の口コミ集計でも電気・電子・機械系エンジニアが583万円と、全体平均の531万円を上回っています(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。
新卒採用では機械設計、生産技術、回路設計、ソフトウェア開発、物流システムの機構設計など技術系だけで7職種を募集しています。家具だけでなく自動倉庫や展示ケースなど設備機器の開発も担うため、専門性の幅が広い点が特徴です。
一方で建築・土木系エンジニアは458万円と低めです。同じ技術系でも、担当する領域によって年収帯が分かれています。
管理部門・デザイナーの年収傾向
事務職の平均は410万円、デザイナーは461万円です。いずれも全体平均を下回り、職種別では下位に位置します。
ただし企画・事務・管理系をまとめた別の集計では598万円と、全体平均を上回る数字も出ています(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。一般事務と、経理・法務・人事などの専門職では年収帯が異なると考えるとずれが少なくなります。
空間デザイナーは経験年数とともに大型案件を任されるようになり、実績次第で年収が伸びる職種です。
役職と2024年の人事制度改定
イトーキは役職別の年収を公表していません。口コミでは年3回の賞与の一部が個人業績に連動し、同じランクの社員との相対評価で決まるという声が多く見られます。
2024年度には人事制度が大きく変更され、年功的な昇給から、力量や成果を評価する仕組みへの転換が進んでいるとされます(OpenWork イトーキ 年収・給与制度)。資格手当や職位に応じた手当も設けられています。
制度変更の影響で、同じ年代でも評価によって年収差が広がりやすくなっています。管理職に上がるかどうかが、900万円台に届くかどうかの分かれ目です。
イトーキは職種によって口コミの平均年収に100万円以上の差があります。中途採用の面談では基本給だけでなく、年3回の賞与の見込み額と評価分の割合まで確認すると、入社後の年収を具体的に見積もれます。



同じイトーキでも、営業と事務、開発とデザイナーでは年収の伸び方がかなり違います。平均年収だけで応募先を判断せず、自分が就く職種の数字で考えるのがおすすめです。
イトーキの年収をオフィス家具大手3社と比較
イトーキの年収を正しく評価するには、同じオフィス家具・オフィス空間づくりを手がける会社と並べるのが近道です。事業の構造が似ているため、給与水準の差がそのまま比べやすくなります。
ここではオカムラ、コクヨ、内田洋行の3社と比較します。いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|
| オカムラ | 852万円 | 42.1歳 | 4,494名 | 2026年3月期 |
| コクヨ | 786万円 | 41.5歳 | 2,346名 | 2025年12月期 |
| 内田洋行 | 778万円 | 40.6歳 | 1,113名 | 2025年7月期 |
| イトーキ | 757万円 | 42.5歳 | 2,491名 | 2025年12月期 |
出典はIR BANK オカムラ、IR BANK コクヨ、IR BANK 内田洋行、IR BANK イトーキ 平均年収の推移です。イトーキは4社の中で最も低いものの、2位のコクヨとの差は29万円にとどまります。
オカムラの年収


オカムラの平均年収は852万円です(2026年3月期、平均年齢42.1歳、従業員4,494名)。イトーキとの差は95万円で、4社の中では最も高い水準です。
オカムラは2024年3月期の737万円から2年で115万円上がっています(IR BANK オカムラ)。オフィス家具の最大手として、店舗什器や物流システムまで事業の幅が広く、従業員数もイトーキの約1.8倍です。
同じ提案型のオフィスづくりで競合する相手のため、イトーキからの転職先としても、逆にオカムラからの転職先としても比較されやすい関係にあります。
コクヨの年収


コクヨの平均年収は786万円です(2025年12月期、平均年齢41.5歳、従業員2,346名)。イトーキとの差は29万円で、従業員数もほぼ同規模です。
コクヨは2021年12月期の737万円から4年で49万円の上昇でした(IR BANK コクヨ)。同じ期間にイトーキは113万円伸びており、伸び率ではイトーキがコクヨを大きく上回っていることがわかります。
コクヨは文具・事務用品の通販事業も持ち、事業の柱がイトーキより分散しています。この差が年収の安定度と伸び方の違いに表れています。
内田洋行の年収


内田洋行の平均年収は778万円です(2025年7月期、平均年齢40.6歳、従業員1,113名)。イトーキとの差は21万円で、平均年齢はイトーキより約2歳若くなっています。
内田洋行はオフィス関連に加えて、教育機関向けのICT事業や情報システム事業を持つ会社です。平均年収は2021年7月期の776万円から大きくは動いておらず、直近は750万円から780万円の範囲で推移しています(IR BANK 内田洋行)。
単体の従業員数はイトーキの半分以下です。規模が小さいぶん、1人あたりの給与水準は高めに出やすい面があります。
平均年収の順位だけ見るとイトーキは4社で最下位ですが、直近4年の伸びは113万円と大きく、差は縮まっています。転職先を比べるときは、現在の金額だけでなく直近数年の伸び方と業績の勢いも合わせて確認すると判断を誤りにくくなります。
イトーキの年収は国内平均と比べてどのレベルか
オフィス家具大手の中では最下位でも、国内の給与水準全体と比べるとイトーキは明確に高い位置にあります。基準の取り方で評価が変わる点を押さえておきましょう。
主な比較対象を並べると次のとおりです。
- 給与所得者全体の平均 478万円(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)
- 正社員の平均 545万円(同上)
- 口コミ集計の業界平均 488万円(OpenWork イトーキ 年収・給与制度)
- イトーキの平均年収 757万円(2025年12月期 有価証券報告書)
どの基準で比べても、イトーキは平均を200万円以上上回ります。
国税庁の平均給与との差
国税庁の統計では、正社員の平均給与は545万円です。イトーキの757万円はその約1.4倍にあたり、差額は約210万円になります。
国税庁の統計は非正規や短時間勤務の人も含む全体の平均で、正社員に限っても業種や企業規模がばらばらです。平均年齢や勤続年数が異なるため、単純な比較には限界があります。
それでも200万円を超える差は、年齢構成の違いだけでは説明しきれない大きさです。
業界平均との差
口コミサイトの集計では、イトーキの平均は508万円で、同じ業界に分類される企業の平均488万円を20万円上回っています(OpenWork イトーキ 年収・給与制度)。
別の口コミサイトでも、不動産・建設住宅・インテリア業界の平均439万円に対し、イトーキは531万円で業界内17位です(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。業界の中では上位グループに入るものの、突出して高いわけではありません。
口コミ集計は回答者の年齢や職種の偏りを受けやすく、業界内順位は目安にとどまります。有価証券報告書ベースで見ると、イトーキとオフィス家具大手3社との差は21万円から95万円の範囲に収まります。
年収が高いか低いかは、何と比べるかで結論が変わります。国内平均と比べれば高く、オフィス家具大手と比べれば4社中4位です。今の年収が適正か判断するときは、同じ業界の同じ職種を基準にするのが最も実用的です。
イトーキの年収に関する口コミ・評判


口コミサイトの集計では、イトーキの平均年収は508万円(正社員120名、平均年齢33歳)と531万円(76人、平均年齢36.0歳)です(OpenWork イトーキ 年収・給与制度、エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。
有価証券報告書の757万円より200万円以上低い数字ですが、これは回答者の平均年齢が10歳近く若いことが主因です。
金額より、給与の中身や制度に関する声のほうに特徴があります。
年3回の賞与と給与構造
イトーキの賞与は年3回で、7月と12月に加えて3月に業績評価分が支給されます(イトーキ 新卒採用 募集要項)。口コミでは年間で4か月分前後という声が見られます。
賞与は固定分と評価分で構成され、評価分の割合によって同じ等級でも年収に差が出るという指摘があります(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。業績が好調だった2025年12月期のような年は、3月の業績評価分が年収を押し上げます。
反対に、業績が伸びない年は賞与が抑えられ、年収が下振れしやすい構造でもあります。
評価制度と昇給に対する声
年功序列の傾向が強かったものの、成果を評価する仕組みに移りつつあるという声が多く見られます。四半期ごとの評価シート提出や360度評価が取り入れられているとの口コミもあります。
昇格については、部署ごとの推薦枠が限られ、相対評価のため競争が厳しいという指摘があります(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。上位評価を取り続けることが、早期の昇格と年収アップの条件になります。
エンゲージメント調査のスコアが2025年12月期に81.9%と高い水準にあることから、制度の変化に対して社員の受け止めは比較的前向きだと考えられます。
福利厚生と実質的な手取り
諸手当として、通勤手当の全額支給、世帯主や扶養家族向けの生活手当、東京地区の若年層社員向けの住宅手当補正が設けられています(イトーキ 新卒採用 募集要項)。
年間休日は本社・営業拠点で125日、生産拠点で130日です。休日の多さと手当を含めると、額面以上に待遇がよいと感じる社員が多いのも特徴です。
額面年収だけで他社と比べると、こうした手当や休日の差が見えなくなります。
年3回賞与のある会社では、提示年収のうち賞与の見込み額と評価分の比率が大きな意味を持ちます。基本給、賞与見込み、手当を分けて出してもらうと、業績が落ちた年にどこまで下がるかも読めるようになります。



口コミの年収は若手の回答が多く、どうしても低めに出ます。有価証券報告書の数字と口コミの数字、両方を見たうえで自分の年代と職種に近い回答を探すのが賢い読み方ですよ。
イトーキで年収を上げる方法


イトーキで年収を上げる道は3つあります。社内での昇格、中期経営計画で伸ばす事業に関わること、外部への転職です。
業績が伸びている今は、社内に残って評価を積む選択も十分に合理的です。まず社内でどこまで上がれるかを見極めるのが先になります。
社内での昇格と評価の積み上げ
2024年度の人事制度改定で、評価は同じランクの社員との相対評価になりました。年功で自動的に上がる部分は小さくなり、評価と昇格のタイミングで年収が動きます。
口コミ集計の40代後半の平均675万円と、設計職ベテランの900万円という回答の差を見ると、管理職やそれに近い専門職に上がれるかどうかが200万円以上の差を生みます。
営業なら受注額と大型案件の実績、技術職なら開発した製品の成果など、数値で示せる実績を積むことが昇格の条件です。
成長事業に関わるポジション
中期経営計画では、最終年度の2026年12月期に売上高1,675億円、営業利益160億円を目標にしています(イトーキ 中期経営計画)。2025年12月期の実績は売上高1,536億円、営業利益136億円で、目標の前倒し達成が見えている状況です。
伸びているのは、家具単品の販売より、オフィス全体の設計や働き方の提案を含むプロジェクト型の案件です。ワークスタイルコンサルタントやプロジェクトマネージャーのような提案型の職種は、今後さらに重要度が上がります。
社内公募や異動の機会があれば、こうした成長領域に手を挙げることが年収を上げる近道になります。
転職によるキャリアアップ
社内での昇格が見通せない場合は、転職が選択肢になります。同業ではオカムラが852万円と、イトーキを95万円上回る水準です。
オフィスづくりの提案経験や空間デザイン、設備機器の設計経験は、オフィス家具メーカーだけでなく、不動産デベロッパーのオフィス事業やワークプレイス領域のコンサルティング会社でも評価されます。
経験をそのまま持ち込める転職先を選ぶほうが、年収の維持と上積みの両方を狙えます。業界をまたぐ場合は、提示年収の内訳まで比べることが欠かせません。
提示年収の相場を知るには、同じ領域の求人をまとめて比較できる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人も含めて現在の市場価値を確かめてから、社内に残るか外に出るかを判断する順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。



イトーキは今まさに業績と年収が伸びている会社です。辞めるか残るかを急いで決めるより、まず自分の経験が社外でいくらで評価されるのかを確かめておくと、社内での交渉にも使えますよ。
イトーキの年収に関するよくある質問
イトーキの年収について、よく検索される疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料と口コミ集計をもとにしています。
イトーキの初任給はいくらですか
2027年3月卒業予定者の初任給は、学部卒が月給27万円、修士了が月給28万4,000円、高専卒が月給25万7,000円です(イトーキ 新卒採用 募集要項)。
昇給は年1回4月、賞与は年3回(7月・12月と3月の業績評価分)です。勤務時間は本社・営業拠点で9時から17時45分、年間休日は本社・営業拠点で125日です。
学部卒で月27万円という初任給は、オフィス家具業界だけでなく製造業全体でも高い水準に入ります。
イトーキのボーナスは年何回ですか
イトーキの賞与は年3回です。7月と12月の通常賞与に加え、3月に業績評価分が支給されます(イトーキ 新卒採用 募集要項)。
口コミでは年間で4か月分前後という声があり、固定分と評価分で構成されているとされます(エン カイシャの評判 イトーキの年収・給与)。評価分があるため、同じ等級でも個人の評価によって支給額が変わります。
業績連動の要素が大きいため、過去最高益が続く現在は賞与も増えやすい局面にあります。
イトーキの平均年収は今後も上がりますか
直近4年で平均年収は644万円から757万円へと113万円上がりました。2024年12月期に一度下がったものの、社員構成の変化による一時的なものでした。
2026年12月期は売上高1,675億円、営業利益160億円の増収増益を見込んでいます(ログミーFinance イトーキ 2025年12月期決算説明)。業績連動の賞与を通じて、平均年収にも反映される余地があります。
ただし採用を増やす局面では、若手の比率が上がって平均年収が伸び悩む年もあります。平均値の上下だけでなく、業績と採用人数をあわせて見るのが確実です。
イトーキは12月決算のため、有価証券報告書は毎年3月下旬に提出されます。転職活動中に年収を確認するなら、IR資料室で最新版を見るのが最も確実です。転職サイトや口コミの数字は更新が遅れていることがあります。
まとめ
イトーキの平均年収は757万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢42.5歳、平均勤続年数13.4年)。国内の正社員平均545万円を約210万円上回ります。
直近4年で113万円伸びており、2025年12月期は前年から51万円の増加でした。3期連続の過去最高益と、年3回の賞与の業績評価分がこの伸びを支えています。
口コミ集計では開発職543万円、営業職505万円、デザイナー461万円、事務職410万円と、職種によって130万円以上の差があります。2024年の人事制度改定で、評価による差はさらに開きやすくなっています。
オフィス家具大手と比べると、オカムラ852万円、コクヨ786万円、内田洋行778万円に対してイトーキは4位です。ただし伸び率では上回っており、差は縮まりつつあります。
年収を上げる道は、社内での昇格、提案型の成長事業への関与、同業や周辺業界への転職の3つです。転職を考える場合は、全社平均ではなく同じ職種同士で比べ、提示年収の内訳まで確認してください。









