マネジメントソリューションズの平均年収は702万円です(2025年12月期 有価証券報告書、IR BANK マネジメントソリューションズ)。平均年齢は37.4歳、平均勤続年数は2.7年、従業員数は1,369名となっています。
国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。702万円は給与所得者全体の約1.5倍、正社員平均の約1.3倍にあたります。
ただし702万円は単体の全従業員を平均した数字です。口コミサイトの集計では578万円と100万円以上低く、年代や職種によっても幅があります。この記事では有価証券報告書の数字を起点に、年代別・職種別の実態、同業コンサル3社との比較、年収を上げる道筋を整理します。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起マネジメントソリューションズは、プロジェクトマネジメントの支援に特化したPMO専門のコンサルティング会社です。総合系や戦略系ファームの年収表とそのまま比べると判断を誤りやすいので、まずは社員構成の違いから押さえておくのがおすすめですよ。
マネジメントソリューションズの平均年収は702万円|有価証券報告書の最新データ


マネジメントソリューションズの直近の平均年収は702万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢37.4歳、平均勤続年数2.7年、従業員1,369名。IR BANK マネジメントソリューションズ)。同社は東証プライム市場に上場しており(MSOL IR情報 株式情報)、有価証券報告書で平均年収が公開されています。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。グループ会社の社員や海外子会社の社員は含まれません。
まず過去の推移から、702万円がどの位置にある数字なのかを確認します。
直近の平均年収推移
平均年収は2018年4月期の690万円から2025年12月期の702万円まで、7年あまりで12万円しか増えていません。最高は2019年10月期の741万円で、おおむね700万円前後の狭い範囲に収まっています。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4月期 | 690万円 | 37.9歳 | 2.5年 | 170名 |
| 2018年10月期 | 715万円 | 37.0歳 | 2.8年 | 170名 |
| 2019年10月期 | 741万円 | 37.0歳 | 2.8年 | 241名 |
| 2020年10月期 | 708万円 | 37.1歳 | 2.8年 | 337名 |
| 2021年10月期 | 717万円 | 37.1歳 | 2.5年 | 472名 |
| 2022年10月期 | 704万円 | 38.8歳 | 2.1年 | 786名 |
| 2023年10月期 | 725万円 | 38.5歳 | 2.3年 | 989名 |
| 2024年12月期 | 698万円 | 37.7歳 | 2.5年 | 1,173名 |
| 2025年12月期 | 702万円 | 37.4歳 | 2.7年 | 1,369名 |
出典はIR BANK マネジメントソリューションズ(有価証券報告書の記載値を集計)です。2024年12月期から決算期が10月から12月に変わっています。
社員数が約8倍でも水準が変わらない理由
従業員数は2018年4月期の170名から2025年12月期の1,369名へ、約8倍に増えました。それでも平均年収は700万円前後で横ばいです。採用を急拡大しても給与水準を大きく動かさない運用を続けてきたことの表れと読み取れます。
平均勤続年数は2.1年から2.8年の範囲にとどまります。最も短い2.1年の2022年10月期は、従業員が472名から786名へ314名増えた時期にあたり、新規入社者の急増が平均を押し下げました。
勤続3年に届かない構成は、年功で積み上がった賃金が平均を押し上げるタイプの会社とは対照的です。702万円は、中途入社者の入社時点の給与水準を色濃く反映した数字と見るのが妥当です。
マネジメントソリューションズの企業情報と事業内容


マネジメントソリューションズ(略称MSOL)は2005年7月設立、東京都港区赤坂のミッドタウン・タワー29階に本社を置くプロジェクトマネジメント支援の専門会社です。事業内容はマネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、マネジメントトレーニングの3つです(MSOL 会社概要)。
グループ社員数は2026年6月末時点で1,831名です。有価証券報告書の1,369名は2025年12月期の単体の数字のため、MSOL Digitalなどのグループ会社や海外拠点の社員は平均年収の対象外になります(MSOL 会社概要)。
提供サービスの中心はPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)支援です。企業の大規模プロジェクトに参画して進捗管理や課題解決の推進を担う仕事で、自社のプロジェクトマネジメントプラットフォーム「PROEVER」も展開しています。
有価証券報告書の702万円はMSOL単体の従業員が対象です。グループ全体の社員数とは範囲が異なるため、求人票の年収を見るときは、募集しているのがMSOL本体なのかグループ会社なのかを先に確認してください。比較の前提がそろっていないと判断を誤ります。
マネジメントソリューションズの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳が記載されません。そのため年代別の数字は、口コミサイトの集計と推計サイトの算出値から組み立てた目安になります。
回答数が限られるため、金額の細かな増減よりも、どの年代でどの水準に届くかという大枠を見てください。
| 年代 | 口コミ集計 | 推計値 |
|---|---|---|
| 24歳以下 | 516万円 | 記載なし |
| 25〜29歳 | 536万円 | 記載なし |
| 30〜34歳 | 814万円 | 593万円(30歳時点) |
| 35〜39歳 | 630万円 | 709万円(35歳時点) |
| 40代 | 記載なし | 796万円(40歳時点) |
| 50歳以上 | 983万円 | 記載なし |
口コミ集計はワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与、推計値はよりそい転職 マネジメントソリューションズの年収です。口コミの30〜34歳が814万円、35〜39歳が630万円と逆転しているのは、回答者が少なく外れ値の影響を受けているためと考えられます。
20代の年収
口コミ集計では24歳以下が516万円、25〜29歳が536万円です。国内の給与所得者の平均給与478万円(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)を上回っており、20代の時点で全国平均より高い水準にあります。
平均勤続年数が2.7年と短く、他社経験を持つ中途入社者が平均を押し下げていると考えられます。20代の数字は、新卒入社者と若手の中途入社者が混在したものです。
30代の年収
推計サイトでは30歳が593万円、35歳が709万円で、5年間で116万円増える計算です。口コミ集計でも30代前半は814万円に達しています。30代のうちに全社平均の702万円へ届くという点が、2つの数字に共通する読み取りです。
有価証券報告書の平均年齢37.4歳は、この30代後半の層に重なります。つまり702万円は、30代後半の中核社員の水準にほぼ対応した数字だといえます。
40代以降の年収
推計では40歳が796万円、口コミ集計では50歳以上が983万円です。30代後半から40代にかけての伸びは緩やかで、50歳以上で一段上がる形になっています。
平均年齢が37.4歳と若く、40代以降の社員は相対的に少ない構成です。この年代の数字は回答者の人数が少なく、役職の違いが強く出やすいため、あくまで参考値として扱ってください。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。実際に受け取る手取りは、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの金額になります。
目安として、年収700万円の手取りは530万円から560万円程度です。推計サイトも709万円の手取りを約550万円としており、おおむね同じ水準です。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面より緩やかになります。
年代別の数字は少数の口コミや統計モデルによる推計で、個人の実額とは幅があります。転職で比較するときはこの表を目安にしつつ、オファー面談で基本給・賞与・残業代の内訳を確認してください。額面が同じでも、内訳で手取りと働き方が変わります。
マネジメントソリューションズの職種別・役職別の年収の違い


職種別の年収は有価証券報告書には出ません。口コミ集計ではコンサルタント・士業が571万円、IT・ゲーム・デザインが510万円、経営企画・事業企画が1,200万円と、職種によって約690万円の幅があります(ワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与)。
ただしこれは全体で8件の回答を職種に分けた数字で、1職種あたりの件数はごくわずかです。経営企画の1,200万円は、少数の高額回答に引っ張られた値と見るのが安全です。
MSOLは職種別の給与テーブルを公開していません。そこで、公式に公開されている職種の構成を軸に整理します。
PMO職種の構成
MSOLのPM事業は5つの職種に分かれています(MSOL 採用情報(MSOLのPMO))。事務局型から参謀型まで、プロジェクトに関わる深さの違いで区分されています。
- PJA(プロジェクトアドミニストレーター)は事務局型PMOで、体制図やスケジュールの更新、会議の運営、ドキュメント管理を担当
- PJC(プロジェクトコントローラー)は管理定着型PMOで、管理プロセスの策定と定着、課題解決の推進、会議のファシリテーションを担当
- PMA(プロジェクトマネジメントアナリスト)は推進型PMOで、PMの相談役として計画の推進、可視化、分析、レポート作成を担当
- PMC(プロジェクトマネジメントコンサルタント)は参謀型PMOで、将来を見越した計画、経営層向けレポート、組織課題の解決を担当
- AM(アカウントマネージャー)はお客様ごとの役割の合意形成、支援体制の組成、支援全体の品質管理を担当
担う範囲が広がるほど求められる判断力は高くなります。上位の役割ほど年収が上がると考えるのが自然ですが、職種ごとの具体的な金額は公開されていません。
口コミに見る職種別の年収
口コミ集計では年収の範囲が360万円から1,200万円と広く、平均は578万円です。月の基本給は平均44万円、残業代は月9万円とされ、賞与は年13万円にとどまります(ワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与)。
ただし基本給44万円を12か月分にすると528万円で、残業代を加えると平均年収の578万円を超えます。内訳を足し合わせても合計が合わず、回答者ごとの記入のばらつきが大きいデータだとわかります。
そのため、この内訳は「基本給と残業代で構成され、賞与の比重が小さい」という大まかな傾向としてだけ読んでください。
管理職・マネージャー層の年収
役職別の金額は、公開データでも口コミでも、金額を示せるだけの件数が確認できませんでした。そのため架空の数字は載せません。
有価証券報告書の平均年齢が37.4歳であることを踏まえると、700万円を超える層は役割が上位の社員が引き上げていると考えられます。管理職やリーダー層を目指す場合は、面接で等級ごとの年収レンジを直接確認するのが確実です。
確認する項目は、等級の数、昇格の評価基準、各等級の年収レンジ、賞与の算定方法の4点です。オファー面談で尋ねれば、公開情報では得られない数字に近づけます。
PMOという同じ名称でも、事務局型と参謀型では求められる役割が大きく異なります。他社のPMO求人と比べるときは、募集職種が事務局業務中心なのか、経営層への提言まで担うのかを確認してください。役割の範囲が同じ求人同士で比べないと、年収差の意味を読み違えます。



PMOは名前が同じでも、会社によって担当範囲がかなり違います。提示年収だけを見て比べるより、どの職種で、どこまで任されるのかを先に確認しておくと、入社後のギャップを減らせますよ。
マネジメントソリューションズの年収を同業コンサル3社と比較


マネジメントソリューションズの702万円を評価するには、同じコンサルティング領域の上場企業と並べる必要があります。ここではベイカレント、フロンティア・マネジメント、リブ・コンサルティングの3社と比較します。
いずれも有価証券報告書を提出している上場企業で、同じ基準の数字を並べられます。ただし事業モデルや社員の年齢構成は大きく異なります。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|---|
| マネジメントソリューションズ | 702万円 | 37.4歳 | 2.7年 | 1,369名 | 2025年12月期 |
| ベイカレント | 1,331万円 | 31.3歳 | 3.8年 | 866名 | 2026年2月期 |
| フロンティア・マネジメント | 1,170万円 | 37.2歳 | 3.2年 | 327名 | 2025年12月期 |
| リブ・コンサルティング | 568万円 | 43歳 | 16年 | 545名 | 2025年12月期 |
出典はIR BANK マネジメントソリューションズ、IR BANK ベイカレント、IR BANK フロンティア・マネジメント、IR BANK リブ・コンサルティングです。MSOLは4社中3位で、1位のベイカレントとは629万円、4位のリブ・コンサルティングとは134万円の差があります。
ベイカレントの年収


ベイカレントの平均年収は1,331万円です(2026年2月期、平均年齢31.3歳、従業員866名。IR BANK ベイカレント)。MSOLとの差は629万円で、平均年齢はMSOLより6.1歳若いにもかかわらず上回っています。
注意したいのは従業員数の推移です。2024年2月期の4,321名から2025年2月期は593名へと大きく変動しており、集計範囲が変わっています。過去の推移との単純比較は避け、直近期の水準として見るのが安全です。
フロンティア・マネジメントの年収


フロンティア・マネジメントの平均年収は1,170万円です(2025年12月期、平均年齢37.2歳、従業員327名。IR BANK フロンティア・マネジメント)。平均年齢はMSOLとほぼ同じで、年収差は468万円あります。
従業員数は327名とMSOLの4分の1程度で、少数精鋭型です。同じ年齢構成でも、事業の単価と社員1人あたりの収益の違いが年収に表れていると考えられます。直近は2024年12月期の1,209万円から38万円下がっています。
リブ・コンサルティングの年収


リブ・コンサルティングの平均年収は568万円です(2025年12月期、平均年齢43歳、平均勤続年数16年、従業員545名。IR BANK リブ・コンサルティング)。MSOLより134万円低く、4社の中で最も低い水準です。
平均年齢は5.6歳高く、平均勤続年数は16年と長期在籍者が多い構成です。年齢と勤続が上でも年収はMSOLを下回る点から、コンサル系の年収は年功より事業モデルで決まる面が強いとわかります。
4社を並べると、1,000万円を超える2社、700万円前後のMSOL、500万円台のリブ・コンサルティングという3つの層に分かれます。
平均年収だけを並べると、若手中心の会社と長期在籍者中心の会社を同じ物差しで測ってしまいます。MSOLは平均勤続2.7年、リブ・コンサルティングは16年と構成が違います。転職先を比べるときは、自分と同じ年齢・経験の社員がいくらもらっているかを基準にしてください。



同業3社を並べると、年収の水準は事業モデルでかなり分かれます。MSOLの700万円台は、PMO専業の中途採用中心という構成を踏まえると、決して低い数字ではありません。比べる相手を選ぶことが大切ですよ。
マネジメントソリューションズの年収に関する口コミ・評判


口コミ集計では、マネジメントソリューションズの平均年収は578万円で、年収の範囲は360万円から1,200万円です(ワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与、年収・給与のクチコミ8件)。有価証券報告書の702万円とは124万円の差があります。
同ページには、クチコミ件数が少ないため情報が偏っている可能性があるとの注記があります。クチコミ全体でも23件で、8件の年収回答から実態を断定するのは難しい状況です。
有価証券報告書と口コミの差が出る理由
差が生まれる背景には、集計方法の違いがあります。有価証券報告書は全従業員の賞与と基準外賃金を含む平均で、口コミは自発的に投稿した一部の人の回答だからです。
- 回答者の層の違いとして、口コミは入社年次の浅い層や退職者が中心になりやすい
- 母数の違いとして、有価証券報告書は1,369名が対象で、口コミは8件のみ
- 集計範囲の違いとして、有価証券報告書は賞与と基準外賃金を含む実支給額を平均している
3つに共通するのは、口コミの数字が実態の一部を切り取ったものにすぎないという点です。
基本給と残業代が中心の給与構成
口コミ集計では月の基本給が平均44万円、残業代が月9万円とされ、賞与は年13万円と小さい構成です(ワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与)。賞与の変動より毎月の給与で年収が決まるタイプの会社だとうかがえます。
先に触れたとおり、この内訳は合計が平均年収と一致しません。構成比の傾向としてのみ読み、金額そのものは有価証券報告書を優先してください。
推計サイトの数字との照合
推計サイトでは35歳時点の年収が709万円とされ(よりそい転職 マネジメントソリューションズの年収)、有価証券報告書の702万円とほぼ重なります。平均年齢37.4歳の社員の水準と、有価証券報告書の平均が整合しているとわかります。
つまり、公式の702万円は30代後半の社員にとって実態に近い数字と見てよさそうです。口コミの578万円は、若手の回答が多く含まれた低めの値と整理できます。
口コミサイトの平均年収は、回答数が数件の段階では大きく偏ります。数字を見るときは必ず回答件数と回答者の年齢層を確認してください。件数が10件に満たない場合は、有価証券報告書の数字を軸にして、口コミは補助情報として扱うのが安全です。



口コミの数字が低く出たとしても、それだけで年収が低い会社だと判断するのは早いです。有価証券報告書の平均と照らして、どちらの数字が自分の年齢や職種に近いかを見ておくと、納得して比較できますよ。
マネジメントソリューションズで年収を上げる方法


平均年収が700万円前後で横ばいの会社では、平均に任せるだけで年収が上がる保証はありません。年収を上げる道は、社内で役割を広げる、専門性を掛け合わせる、外部の提示額と比べるという3つです。
順番として現実的なのは、まず社内で役割を広げる道です。その上で、市場での自分の価値を確認する流れが合理的です。
社内での役割拡大
MSOLは職種を事務局型から参謀型まで5つに分け、採用サイトではキャリアに対する考え方や評価・研修制度を公開しています(MSOL 採用情報(MSOLのPMO))。上位の役割に移るほど、年収を動かす余地が広がると考えられます。
役割を広げるには、実績を第三者に説明できる形で残すことが前提になります。次の3点を意識しておくと、評価面談や昇格の場面で材料になります。
- 担当したプロジェクトの規模(予算、関与した部門数、期間)を数字で記録する
- 管理プロセスの策定や定着で、自分が改善した点と結果をまとめる
- PMP(PMI認定のプロジェクトマネジメント資格)など、客観的に示せる資格を取得する
この3つに共通するのは、実績を数字と証拠で残すという点です。口頭の頑張りより、記録のほうが評価の場で効きます。
専門性の掛け合わせ
MSOLはグローバル人財の採用に力を入れており、グループにはデジタル領域のMSOL Digitalも抱えています(MSOL 会社概要、MSOL 採用情報(MSOLのPMO))。PMOの経験に、特定の業界知識や語学、デジタルの知見を掛け合わせると希少性が高まります。
たとえば製造業のPMO経験に英語力を加えれば、グローバルプロジェクトの担当候補になります。金融やITの業界知識があれば、その領域の大型案件で任される範囲が広がります。
掛け合わせる相手は、自分がすでに持っている経験から選ぶのが近道です。ゼロから新しい領域を学ぶより、既存の強みに1つ足すほうが短期間で成果になります。
転職による年収アップ
社内で役割拡大の見通しが立たない場合は、転職が選択肢になります。同業のフロンティア・マネジメントは1,170万円、ベイカレントは1,331万円と、平均年収で460万円以上の差があります。
ただしこの差は事業モデルや年齢構成の違いを含み、そのまま個人の年収差になるとは限りません。自分と同じ職種・年次の提示額で比べることが前提です。MSOLにはリファラル採用やアルムナイ採用の制度もあり、外に出て戻るという選択肢もあります。
提示年収の相場を知るには、同じ領域の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。社内での年収交渉にも使える情報です。



PMOの経験は、業界を問わず評価されやすい汎用性の高いスキルです。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内での交渉にも使えますよ。
マネジメントソリューションズの年収に関するよくある質問
マネジメントソリューションズの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料をもとにしています。
マネジメントソリューションズの平均年収は何歳時点の数字ですか
有価証券報告書の702万円は、2025年12月期の単体従業員の平均で、平均年齢は37.4歳、平均勤続年数は2.7年です(IR BANK マネジメントソリューションズ)。つまり30代後半の社員を中心とした水準です。
20代や50代以上の年収は、この数字とは別に見る必要があります。年代別の目安は口コミ集計と推計サイトに頼ることになるため、回答件数が少ない点に注意してください。
マネジメントソリューションズは年収が高い会社ですか
国内の給与所得者の平均給与478万円、正社員の平均545万円(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)と比べると、702万円は明確に高い水準です。それぞれ約1.5倍、約1.3倍にあたります。
一方で、同業のベイカレントの1,331万円やフロンティア・マネジメントの1,170万円には届きません。全国平均と比べれば高く、コンサル業界の上位層と比べれば中位という位置づけです。
マネジメントソリューションズの平均年収は今後上がりますか
確認できる範囲では、2018年4月期の690万円から2025年12月期の702万円まで、12万円の増加にとどまります。社員数が約8倍に増えても水準が変わらなかったため、今後も急に伸びるとは言い切れません。
最新の数字は、毎年3月ごろに提出される有価証券報告書で確認できます。転職活動中に年収を調べるなら、IR情報の最新版を見るのが最も確実です。
マネジメントソリューションズの決算期は12月で、有価証券報告書は翌年3月ごろに提出されます。直近の2025年12月期分は2026年3月に提出されました。転職サイトの数字は更新が遅れることがあるため、年収を確認するなら公式のIR情報で最新版を見てください。
まとめ
マネジメントソリューションズの平均年収は702万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢37.4歳、平均勤続年数2.7年)。国内の正社員平均545万円の約1.3倍にあたります。
ただし平均年収は2018年4月期の690万円からほぼ横ばいで、社員数が約8倍になっても水準は変わっていません。口コミ集計では578万円と低く出ますが、回答は8件のみで参考値にとどまります。
年代別では、30代のうちに全社平均の702万円へ届く目安です。職種別と役職別の確かな数字は公開されておらず、等級ごとの年収レンジは面接で確認するのが確実です。
同業と比べると、ベイカレント1,331万円、フロンティア・マネジメント1,170万円には届かず、リブ・コンサルティング568万円は上回ります。年齢構成と事業モデルの違いを踏まえて比べる必要があります。
年収を上げる道は、社内での役割拡大、専門性の掛け合わせ、転職による比較の3つです。まず実績を数字で残し、市場での自分の価値を確認した上で、社内に残るか外に出るかを決めてください。
出典・参考情報
本文で言及した数値や情報の出典を、一覧でまとめます。
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- IR BANK マネジメントソリューションズ
- ワンキャリアPlus マネジメントソリューションズ 年収・給与
- よりそい転職 マネジメントソリューションズの年収
- MSOL 会社概要
- MSOL 採用情報(MSOLのPMO)
- MSOL IR情報 株式情報
- IR BANK ベイカレント
- IR BANK フロンティア・マネジメント
- IR BANK リブ・コンサルティング
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









