整体師はやめとけ?やめとけと言われる理由と年収・柔道整復師との違いを解説

整体師はやめとけと言われる理由のアイキャッチ

整体師は、国が定めた国家資格を持たずに名乗れる職業です。手技で体の不調をやわらげる仕事でありながら、専門学校や口コミサイトでは「整体師はやめとけ」という声も見かけます。

この記事では、整体師が「やめとけ」と言われる具体的な理由を、国民生活センターの調査データや求人サイトの給料データなどの一次情報とあわせて整理します。国家資格を持つ柔道整復師・鍼灸師との違いや、向いている人の特徴、挑戦する場合に押さえておきたい対策もあわせて解説します。資格取得を検討している人はもちろん、すでに整体師として働いていて今後のキャリアに迷っている人にも参考になる内容です。

この記事のポイント
  • 整体師に国家資格はなく無資格・未経験でも就業・開業できる
  • 正職員の年収は求人データで総平均414万9,978円、国家資格保有者より幅が広い
  • 国民生活センターには整体等の危害相談が約5年で825件寄せられている
解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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目次

整体師がやめとけと言われる理由

整体師が「やめとけ」と言われる背景には、国家資格がなく誰でも名乗れる業界構造・保険が使えない収入の不安定さ・施術所間の労働環境の差という3つの要因が重なっています。資格そのものの価値よりも、業界全体の仕組みが不透明なまま広がっている点が特徴です。

ここでは、無資格・未経験でもなれてしまう業界構造、施術が保険適用外であることの収入面への影響、施術所によって労働環境が大きく異なる実態という3つの角度から理由を整理します。

整体師がやめとけと言われる理由

無資格・未経験でもなれてしまう業界構造

整体師には国家資格や統一された国家試験が存在しません。あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師は厚生労働大臣が認定した養成施設で3年以上学び国家試験に合格しなければ業として行えませんが、整体師は民間資格すら取得せずに働き始めることができます。

民間スクールの受講期間も、数十時間で修了するeラーニングから2年間通学する専門学校まで幅があり、受講料も数万円から100万円程度までばらつきがあるとされています。学ぶ内容や修了条件がスクールによって異なるため、同じ「整体師」という肩書きでも技術水準に差が出やすい構造になっています。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

同じ「整体師」という名乗りでも、学んだ期間や内容は人によってまったく違います。応募先を選ぶときは、肩書きだけでなく実際に受けた研修内容を具体的に聞いておくと安心です。

開業のしやすさも整体師特有の事情です。整体師が施術所を開くために必要な実務経験や資格はなく、開業届を提出すれば誰でも開業できます。手軽に挑戦できる反面、未経験のまま独立するのは難しいとされ、まずは施術所に勤務して経験を積んだうえで独立する人が多いとされています。資格試験という共通のふるいがないぶん、開業後に技術力や経営力の差がそのまま売上の差につながりやすい業界ともいえます。

施術が保険適用外で収入が不安定になりやすい

整体師の施術は全額自己負担(保険適用外)です。柔道整復師の施術は急性・亜急性の外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫であれば療養費として健康保険を使える場合がありますが、整体にはこの仕組みがありません。

保険を使えない分、客単価は施術所が自由に設定でき、回数券や物販の販売成績が給料に直結する職場も少なくありません。技術を磨いても集客力や販売力がなければ収入が伸びにくく、施術そのものより営業的な業務の比重が大きくなることが、仕事内容とのギャップにつながりやすい要因です。

施術所によって労働環境の差が大きい

  • 個人経営の施術所が多く、評価や給与の決め方が店によってまったく違う
  • 深夜営業の店ではシフト制で勤務時間が不規則になりやすい
  • 研修制度や指導体制が整っていない施術所も少なくない
  • 独立開業のハードルが低いぶん競合が多く、集客に苦労する店もある

このように、資格制度がないことがそのまま労働環境のばらつきにつながっている点が、整体師という仕事の特徴です。同じ「整体師」という肩書きでも、施術所選びによって働きやすさが大きく変わります。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

求人票だけでは研修制度や評価の仕組みが見えにくい業界です。面接や職場見学の際に、未経験者への指導体制や歩合給の条件を具体的に確認しておくことをおすすめします。

ワンポイントアドバイス
施術所見学で研修体制を確認する

整体師は統一された研修基準がないため、求人票の文言だけで判断せず、実際の職場見学や体験入店を通じて指導体制やスタッフの関係性を確認しておくと、入職後のギャップを減らせます。

自分に合った整体師求人を探すなら

施術所によって研修体制や待遇が大きく変わる仕事だからこそ、転職エージェントを使って複数の求人を比較しておくと判断材料が増えます。

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