東急エージェンシーの平均年収は約680万円|年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

東急エージェンシーの年収

東急エージェンシーの平均年収は約680万円です(口コミ集計の推計値、回答者の平均年齢34歳)。東急エージェンシーは非上場のため有価証券報告書が公開されておらず、公式の平均年間給与は確認できません。

国内の給与所得者の平均給与は478万円、正社員に限っても545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。東急エージェンシーの水準は正社員平均のおよそ1.2倍にあたります。

ただし約680万円はあくまで全社の目安です。企画職とメディア職では130万円前後、課長級と若手では数百万円の差が生まれており、若手のうちは残業代が年収を押し上げる構造もあります。この記事では口コミ集計と採用情報を起点に、年代別・職種別の実態と、広告業界6位の総合広告会社で年収を上げる道筋を整理します。

解説者

FOCUS AGENT:東田 尚起

FOCUS AGENT なおき

株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。

自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。

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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

東急エージェンシーは非上場なので、ネット上の「平均年収」はどれも口コミの集計値です。数字そのものより、どのサイトの何人の回答なのかをセットで見るのが、実態に近づく近道ですよ。

目次

東急エージェンシーの平均年収は約680万円|非上場のため口コミベースの推計値

東急エージェンシーの平均年収の全体像

東急エージェンシーの平均年収は、口コミサイトの集計で679万円から685万円の範囲にあります。有価証券報告書に相当する公式の数字は存在しないため、本記事では約680万円を全社の目安として扱います。

非上場企業の年収を調べるときに大切なのは、数字の出どころを揃えることです。回答者の人数や平均年齢が違えば、同じ会社でも数字はずれます。

まず主要な口コミサイトの集計値を並べ、次に親会社である東急の公式データとの関係を確認します。

口コミ3サイトの集計値

OpenWorkでは正社員110人の回答をもとに平均年収685万円、年収範囲は380万円から1,200万円、回答者の平均年齢は34歳です(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。広告代理店・PR・SP・デザイン業界の平均573万円を112万円上回っています。

エン カイシャの評判では60人の回答で平均679万円です(エン カイシャの評判 東急エージェンシー 年収・給与)。同サイトが分類する広告・マスコミ業界の平均485万円と比べると、およそ190万円高い水準にあります。

調査元平均年収回答者数回答者の平均年齢
OpenWork685万円110人34歳
エン カイシャの評判679万円60人記載なし
国内の正社員平均(国税庁)545万円全国統計全年齢

出典はOpenWork 東急エージェンシー、エン カイシャの評判 東急エージェンシー、国税庁 民間給与実態統計調査です。2つの口コミサイトの差は6万円にとどまり、680万円前後という水準は複数のデータで裏付けられていると見てよい状態です。

注意したいのは回答者の平均年齢が34歳と若い点です。40代以上の社員が多く回答すれば、平均はもう少し上振れする可能性があります。

親会社 東急の有価証券報告書との関係

東急エージェンシーは東急株式会社が85.9%の株式を持つ連結子会社です(Wikipedia 東急エージェンシー)。親会社の東急は東証プライム上場企業で、有価証券報告書を毎年公開しています。

東急の平均年収は903万円です(2026年3月期、平均年齢42.9歳、従業員1,551名、IR BANK 東急 平均年収の推移)。5年前の745万円から158万円伸びており、鉄道・不動産を軸にした親会社の給与水準は子会社より220万円ほど高い計算です。

ただしこの903万円は東急本体の従業員だけの数字で、東急エージェンシーの社員は含まれていません。「東急グループだから年収900万円」と考えると実態とずれるため、グループの名前ではなく会社単体の数字で判断する必要があります。

東急エージェンシーの企業情報と事業内容

東急エージェンシーの公式サイト
出典 東急エージェンシー公式サイト

東急エージェンシーは1961年に東急グループの広告会社として設立され、東京都港区西新橋の日比谷フォートタワーに本社を置いています。従業員数は1,131名(2026年3月31日現在)、売上高は928億4,400万円(2025年度実績)です(東急エージェンシー 会社概要)。

事業は各種広告の代理業務を中心に、広告の企画・制作、市場調査、展覧会・催事の企画、地域開発の企画まで広がっています。中でも東急線を中心とした交通広告・屋外広告(OOH)とイベント・プロモーション領域が強みで、日本の広告業界では第6位の規模とされています。

親会社の東急グループ案件が安定した売上基盤になる一方で、電通・博報堂のような全国規模のマスメディア取引量では差があります。この事業構造が、後述する年収水準の位置づけにそのまま表れています。

ワンポイントアドバイス
口コミの平均年収は回答者の年齢を必ず見る

非上場企業の年収を調べるときは、平均額だけでなく回答者の平均年齢を確認してください。東急エージェンシーの口コミは平均34歳の回答が中心なので、40代の想定年収を知りたい場合は年代別の内訳を別途見る必要があります。転職サイトごとに数字が違う理由の大半は、この回答者構成の差です。

東急エージェンシーの年代別の年収推移

東急エージェンシーの年代別の年収目安

東急エージェンシーの年代別年収は、20代後半の544万円から50代前半の866万円まで、およそ320万円の幅があります。数字はエン カイシャの評判に投稿された60人の回答をもとにした集計値です(エン カイシャの評判 東急エージェンシー 年収・給与)。

以下の表は年代ごとの平均額をまとめたものです。回答数が限られる年代もあるため、目安として見てください。

年代平均年収位置づけ
25〜29歳544万円残業代込みで同世代平均を大きく上回る
30〜34歳609万円主任クラスへの昇格が始まる
35〜39歳642万円伸びが鈍り、評価差が広がる
40〜44歳727万円課長級への登用で差が開く
45〜49歳747万円管理職と非管理職の分岐点
50〜54歳866万円生涯で最も年収が高い時期
55〜59歳770万円役職定年で減少する

出典はエン カイシャの評判 東急エージェンシー 年収・給与です。20代から50代前半まで右肩上がりですが、30代後半の伸びが33万円と小さく、40代前半で85万円と再び大きく跳ねるのが特徴です。

20代・30代の年収

20代後半の平均は544万円です。2027年度新卒採用の募集要項では初任給が月給25万7,000円、賞与は年2回(7月・12月)に加えて決算賞与が支給される場合があります(東急エージェンシー 2027年採用サイト 募集要項)。

初任給から単純に計算すると1年目の年収は350万円前後ですが、口コミでは若手のうちは残業代が青天井に近い形でつくという声が複数あります(就活会議 東急エージェンシー 年収の口コミ)。基本給に対して残業代の比率が高いため、20代の年収は働いた時間に比例して伸びる構造です。

30代に入ると609万円、30代後半で642万円と伸びが緩やかになります。主任クラスに上がると残業代の扱いが変わる一方で基本給の上昇が追いつかず、額面が横ばいに感じられる時期です。

40代・50代の年収

40代前半の平均は727万円で、全社の目安である約680万円をここで初めて上回ります。40代後半は747万円、50代前半は866万円と、年代の中で最も高い水準に到達します。

この年代の差を決めるのは管理職登用です。口コミでは課長クラスで1,000万円超、部長職で1,200万円程度という水準が語られており、OpenWorkの年収範囲の上限1,200万円もこの層に対応しています(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。

55歳以降は770万円へ下がります。役職定年に伴い管理職手当が外れるためで、50代前半をピークとした山型のカーブは国内の大手企業に共通する動きです。

額面年収と手取りの差

表の金額はすべて額面です。社会保険料と所得税・住民税が引かれた後の手取りは、額面のおよそ75%から80%になります。

目安として、年収544万円なら手取りは420万円から440万円程度、年収680万円なら520万円から540万円程度、年収866万円なら640万円から670万円程度です。額面が上がるほど税率も上がるため、手取りの伸びは額面より緩やかになります。

東急エージェンシーは残業代の比率が高い給与構造のため、月ごとの手取りが残業時間によって変動しやすい点も押さえておきたいところです。

ワンポイントアドバイス
年代別の数字は残業時間で上下する

東急エージェンシーの20代・30代の年収は残業代の影響が大きく、同じ年次でも配属部署の忙しさで50万円以上の差が出ることがあります。転職時のオファー面談では、提示年収に含まれる想定残業時間と、残業代が固定なのか実績払いなのかを必ず確認してください。

東急エージェンシーの職種別・役職別の年収の違い

東急エージェンシーの職種別・役職別の年収差

職種による差は明確です。OpenWorkの集計では、企画職766万円、営業職681万円、プランナー職650万円、メディア職637万円と、最も高い職種と低い職種で129万円の開きがあります(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。

エン カイシャの評判の職種別集計でも傾向は同じで、クリエイティブ系759万円、営業系672万円、企画・事務・管理系628万円です(エン カイシャの評判 東急エージェンシー 年収・給与)。専門性の高い企画・クリエイティブ職が上位に来る構図は2つのサイトで一致しています。

全社の目安である約680万円は、人数の多い営業職の水準とほぼ重なります。営業職以外を目指す場合は、職種ごとの数字で想定年収を組み立てる必要があります。

企画・クリエイティブ職の年収傾向

企画職の766万円は社内で最も高い水準です。マーケティング戦略やプロモーションの設計を担い、クライアントへの提案の中核を作る職種のため、実績が評価に反映されやすい構造になっています。

クリエイティブ職も759万円と高く、平均年齢が40.6歳とやや高めです(エン カイシャの評判 東急エージェンシー 年収・給与)。経験年数とともに専門性が積み上がり、年収が伸び続けやすい職種だと読み取れます。

2027年度の新卒採用でも、ビジネスイノベーション、データスペシャリスト、クリエイティブ、空間クリエイションの4職種を分けて募集しています。入口の段階から専門コースが用意されている点は、企画・クリエイティブ職を目指す人にとって有利な材料です。

営業職・メディア職の年収傾向

営業職の平均は681万円で、年収範囲は380万円から1,000万円です。人数が最も多い職種で、全社平均をほぼそのまま表しています。就活会議の集計でも営業職の平均は644万円とされ、10年目の新卒社員で600万円前後という声があります(就活会議 東急エージェンシー 年収の口コミ)。

メディア職は637万円と、社内では最も低い水準です。媒体の買い付けや枠の管理を担う職種で、担当媒体の予算規模が年収に直結しにくいため、企画職ほどの上振れが起きにくい構造にあります。

ただし東急エージェンシーの強みである交通広告・OOHはメディア職の領域です。東急線の駅・車両広告を扱う専門性は他社にない資産で、後述する転職市場でも評価されやすい経験になります。

役職別の年収と残業代の構造

役職別の目安は、課長クラスで1,000万円超、部長職で1,200万円程度、本部長・役員クラスでさらに上という水準です。口コミでは役職がつくまで残業代が支給され、役職がついた時点で残業代がなくなるという制度が繰り返し語られています(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。

この構造のため、主任から課長に上がる直前の年収と、課長になった直後の年収が逆転するケースがあります。残業の多い若手が課長級に近い額面を得る一方で、昇格直後は手当の付け替えで伸び悩む形です。

月給の内訳は基本給と調整手当が中心で、住宅手当のような固定手当は限られます。基本給の水準そのものは電通・博報堂より低いという声が多く、年収の差は賞与と残業代で埋めている構図です。

ワンポイントアドバイス
職種を選ぶ前に残業代の扱いを確認する

東急エージェンシーでは役職がつくまで残業代が実績払いされるため、若手の年収は担当部署の忙しさで大きく変わります。求人票の想定年収を見るときは、基本給と残業代を分けて確認し、残業が減ったときにいくら残るのかを計算しておくと入社後のずれを防げます。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

約680万円という平均だけを見て応募すると、メディア職や若手の想定年収とのギャップに驚く方が多いです。職種別の数字と残業代の扱いまで含めて、自分の場合の想定年収を先に計算しておきましょう。

東急エージェンシーの年収を広告代理店3社と比較

東急エージェンシーを電通・博報堂と比べると、年収が見劣りする結論になりがちです。取扱高の規模が違うため、まずは業界の中での位置づけを複数の会社と並べて確認します。

ここでは博報堂、ADKホールディングス、朝日広告社の3社と比較します。口コミの集計値はいずれもOpenWorkの数字で揃え、博報堂だけは有価証券報告書に記載された公式の平均年間給与も併記します。

企業名平均年収(OpenWork)回答者数回答者の平均年齢上場区分
東急エージェンシー685万円110人34歳非上場(東急の子会社)
博報堂1,007万円353人34歳非上場(博報堂DYHDの子会社)
ADKホールディングス674万円23人37歳非上場
朝日広告社685万円47人37歳非上場

出典はOpenWork 東急エージェンシー、OpenWork 博報堂、OpenWork ADKホールディングス、OpenWork 朝日広告社です。博報堂だけが突出し、残りの3社は670万円から690万円の狭い帯に収まっているのがわかります。

博報堂の年収

博報堂の公式サイト
出典 博報堂公式サイト

博報堂のOpenWork集計は1,007万円で、東急エージェンシーとの差は322万円です。回答者の平均年齢は34歳と東急エージェンシーと同じで、年齢構成の違いでは説明できない差になっています(OpenWork 博報堂 年収・給与制度)。

公式の数字も確認できます。親会社の博報堂DYホールディングスの有価証券報告書では、博報堂単体の平均年間給与が1,099万円(従業員4,580名)と記載されています。持株会社本体の平均は1,168万円(2026年3月期、144名)です(IR BANK 博報堂DYホールディングス 平均年収の推移)。

差の背景にあるのは取扱高の規模です。全国規模のテレビ・デジタル広告を扱う博報堂と、東急沿線の交通広告に強みを持つ東急エージェンシーでは、1人あたりの売上に大きな開きがあります。

ADKホールディングスの年収

ADKホールディングスの公式サイト
出典 ADKホールディングス公式サイト

ADKホールディングスのOpenWork集計は674万円で、年収範囲は400万円から1,050万円です。回答者は23人と少なく、営業職に限ると693万円という数字が出ています(OpenWork ADKホールディングス 年収・給与制度)。

ADKは業界3位の総合広告会社で、2018年に上場を廃止して投資ファンドの傘下に入りました。かつては有価証券報告書で平均年収を公開していましたが、現在は東急エージェンシーと同じく口コミベースでしか確認できません。

東急エージェンシーとの差は11万円で、業界3位と6位の間で年収差はほとんどない状態です。マス広告の取扱高では上回るADKが、年収で並ばれている点は東急エージェンシーの評価材料になります。

朝日広告社の年収

朝日広告社の公式サイト
出典 朝日広告社公式サイト

朝日広告社のOpenWork集計は685万円で、東急エージェンシーと同額です。年収範囲は400万円から1,210万円、営業職の平均は704万円です(OpenWork 朝日広告社 年収・給与制度)。

朝日広告社は朝日新聞社グループの総合広告会社で、新聞社系という出自を持ちます。鉄道会社系の東急エージェンシーとは背景が異なりますが、大手メディア・インフラ企業のグループ会社という点は共通しています。

両社を並べると、親会社の安定した案件を持つ中堅広告会社の年収は680万円台に落ち着くという構図が見えてきます。東急エージェンシーの水準は、業界の中堅上位として標準的なものです。

ワンポイントアドバイス
比較の物差しは口コミ同士で揃える

非上場の広告会社を比べるときは、有価証券報告書の数字と口コミの数字を混ぜないでください。博報堂の1,099万円は公式値、東急エージェンシーの685万円は口コミ値で、対象者の範囲も年齢構成も異なります。同じサイトの同じ指標で並べたうえで、回答者数が少ない会社の数字は幅を持って読むのが安全です。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

4社を並べると、博報堂を除いた中堅3社はほぼ横並びです。転職先を選ぶときは平均額の小さな差より、自分の職種の年収帯と残業代の扱いがどう違うかを見た方が判断を誤りませんよ。

東急エージェンシーの年収に関する口コミ・評判

口コミサイトでは、金額の水準そのものより給与の構造に関する声が目立ちます。OpenWorkの年収・給与制度には176件の投稿があり、残業代・賞与・評価制度の3つが繰り返し話題になっています(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。

肯定的な声と否定的な声を両方並べたうえで、実感値と平均額がずれる理由を整理します。

残業代で稼ぐ構造への評価

最も多いのは残業代に関する声です。法律上限まで残業代が支給されるという評価がある一方で、若手層は残業代で稼ぐ傾向が強く、残業が減ると年収も下がるという指摘が複数あります。

過去には残業代が青天井だったものの、現在は上限が設けられているという報告もあります(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。就活会議の口コミでも、残業55時間で「労働時間の割には安い」という声と、残業代が基本給を超える水準でつくという声が並んでいます(就活会議 東急エージェンシー 年収の口コミ)。

残業代で稼ぐ構造は、働き方改革で残業が抑えられると年収が目減りする方向に働きます。会社側は2027年度採用から週3日・週4日勤務や完全リモートを選べる勤務コース制度を打ち出しており、時間で稼ぐモデルからの転換が進んでいる段階です。

賞与と評価制度への評価

賞与については、他の代理店と比べて賞与と基本給の水準は良好だという評価があります。年2回の定期賞与に決算賞与が加わる年は実質3回の支給になり、支給月数は業績によって変動するという声があります(OpenWork 東急エージェンシー 年収・給与制度)。

一方で評価制度には厳しい声が目立ちます。評価基準が曖昧で給与が上がりにくいという指摘が複数あり、評価の透明性が課題として挙げられています。基本給が電通・博報堂より低いという声も、この不満と結びついています。

業界平均を100万円以上上回る水準そのものに否定的な評価はほとんどありません。不満の中心は「いくらもらえるか」ではなく「どうすれば上がるかが見えにくい」という点にあります。

ワンポイントアドバイス
オファー額は内訳まで開示してもらう

残業代の比率が高い会社では、提示年収の内訳が交渉材料になります。基本給、賞与の想定月数、残業代の計算方法、決算賞与の直近実績を分けて出してもらうと、同じ提示額でも実際の手取りや残業が減ったときの着地が読めるようになります。

東急エージェンシーで年収を上げる方法

東急エージェンシーで年収を上げる3つの道

東急エージェンシーで年収を上げる道は3つあります。社内で役職を上げる、交通広告やデジタル領域の専門性を磨く、外部へ転職するという選択です。

順番として現実的なのは社内での昇格です。課長クラスで1,000万円超という水準は、同規模の広告会社へ転職して同等の額を取るより到達しやすい目標になります。

社内での昇格と評価対策

東急エージェンシーの給与は役職と連動して段階的に動きます。非管理職の年収は残業代込みで700万円台が上限に近く、課長級に上がれるかどうかが1,000万円の壁です。

評価基準が曖昧だという声が多い会社では、数字で示せる実績を自分から可視化することが昇格の近道になります。営業なら担当クライアントの取扱高の伸び、企画なら受注につながった提案の件数と規模が材料です。

新卒採用の実績は2023年33名、2024年42名、2025年46名と拡大しています。若手の採用が増えている時期は中間管理職のポストも増える傾向にあり、昇格の機会は以前より広がっています。

交通広告・デジタル領域の専門性

東急エージェンシーの強みは東急線を中心とした交通広告・OOHです。駅や車両、屋外ビジョンを組み合わせたプロモーションの設計経験は、他の広告会社では積みにくい専門性になります。

2027年度採用でデータスペシャリスト職を新設している点からも、デジタル・データ領域の人材を増やす方針が読み取れます。OOHとデジタルの掛け合わせで成果を出せる人材は社内で希少で、企画職の年収帯である766万円前後に近づきやすい立場です。

親会社の東急グループが進める渋谷再開発や沿線のまちづくり案件も、東急エージェンシーだけが深く関われる領域です。グループ案件で実績を作り、外部クライアントに横展開する流れが、社内評価と市場価値の両方を押し上げます。

転職によるキャリアアップ

社内での昇格が見通せない場合、転職が選択肢になります。博報堂の1,099万円をはじめ、大手広告会社は全社平均で東急エージェンシーを300万円以上上回ります。

ただし大手広告会社の中途採用は枠が限られ、全社平均の差がそのまま提示年収に反映されるとは限りません。現実的な比較は同じ職種同士で行う必要があります。

交通広告・OOHの専門性は、鉄道会社や商業施設のマーケティング部門、デジタルサイネージ事業者、事業会社の宣伝部でも評価されます。広告会社の外に出ることで年収と労働時間の両方を改善するルートは、東急エージェンシー出身者に多い転職パターンです。

提示年収の相場を知るには、広告・マーケティング領域の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人を含めて市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。

ワンポイントアドバイス
在籍中に市場価値を測っておく

転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。交通広告の経験は面談で具体的な案件名とともに伝えると評価されやすくなります。

株式会社CAREER FOCUS/東田尚起

交通広告やOOHの経験は、外から見ると狭く見えて実は強い武器になります。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内での交渉にも使えますよ。

東急エージェンシーの年収に関するよくある質問

東急エージェンシーの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開されている採用情報と口コミ集計をもとにしています。

東急エージェンシーの初任給はいくらですか

2027年度新卒採用の募集要項では、大学卒・大学院卒ともに月給25万7,000円です。賞与は年2回(7月・12月)で、業績によって決算賞与が加わる場合があります(東急エージェンシー 2027年採用サイト 募集要項)。

勤務時間は9時30分から17時30分の実働7時間で、フレックスタイム制が適用されます。超過勤務手当は別途支給され、通勤費は全額支給です。

月給25万7,000円は広告業界の新卒としては標準的な水準です。実働7時間という所定労働時間の短さは、残業代の計算単価を押し上げる方向に働きます。

東急エージェンシーの年収は非上場でも信頼できる数字がありますか

有価証券報告書のような公式の平均年収はありません。信頼度の高い順に並べると、採用ページの初任給と賞与回数、次にOpenWorkやエン カイシャの評判のような回答者数の多い口コミ集計、最後に個人の投稿になります。

OpenWorkの110人とエン カイシャの評判の60人という2つの集計が679万円から685万円で一致しているため、約680万円という目安の信頼性は比較的高いといえます。

一方で年代別や職種別の数字は回答数が少なく、幅を持って読む必要があります。特に50代以上の数字は数人の回答で決まっていることがあります。

東急エージェンシーの中途採用の年収はいくらですか

キャリア採用の募集要項では、給与は「キャリア・能力を考慮の上、当社規定による」とされ、具体的な金額は公開されていません(東急エージェンシー キャリア採用 募集要項)。雇用形態は1年間の有期雇用契約で、正社員登用制度があります。

転職サイトに掲載される求人では、広告・メディアの法人営業やWebマーケティングで500万円から1,000万円という幅が示されることが多く、経験と職種によって提示額が大きく変わります。

契約社員からのスタートになる点は、他の広告会社と比べて注意が必要な条件です。正社員登用の基準と時期は、選考の段階で確認しておくことをおすすめします。

ワンポイントアドバイス
採用サイトの募集要項は年度ごとに更新される

東急エージェンシーの新卒採用サイトは年度ごとに切り替わり、初任給や職種区分が変わることがあります。転職活動中に条件を確認するなら、公式サイトの採用情報ページで最新版を見るのが確実です。転職サイトの数字は更新が遅れていることがあります。

まとめ

東急エージェンシーの平均年収は約680万円です(OpenWork685万円、エン カイシャの評判679万円、回答者の平均年齢34歳)。非上場のため有価証券報告書はなく、口コミ集計の推計値である点を前提に読む必要があります。

国内の正社員平均545万円の1.2倍、広告業界の平均を100万円以上上回る水準です。親会社の東急は有価証券報告書で903万円ですが、子会社の東急エージェンシーには当てはまりません。

年代別では20代後半544万円から50代前半866万円まで伸び、職種別では企画職766万円、営業職681万円、メディア職637万円と129万円の差があります。若手は残業代の比率が高く、課長級で1,000万円超に届きます。

同業比較では博報堂1,007万円が突出する一方、ADKホールディングス674万円、朝日広告社685万円と中堅3社はほぼ横並びです。業界6位の東急エージェンシーは、中堅上位として標準的な水準にあります。

年収を上げる道は、社内での昇格、交通広告・デジタル領域の専門性、外部への転職の3つです。評価基準が見えにくいという声が多い会社だからこそ、数字で示せる実績を自分から可視化することが近道になります。

転職を検討する場合は、全社平均ではなく同職種同士で比較してください。交通広告・OOHの専門性を持ち込める転職先を選べば、経験を捨てずに年収を上げる余地が生まれます。

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