アデカの平均年収は795万円|年代別・化学メーカー比較と年収を上げる方法を解説

この記事のポイント
  • アデカの平均年収は795万円で、平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は17.1年です。
  • 国内の給与所得者の平均給与478万円の約1.7倍にあたる水準です。
  • 化学メーカー3社(843〜865万円)より48〜70万円低い位置にあります。
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アデカは樹脂添加剤や半導体材料、食品用の油脂まで手がける化学メーカーです。年収を調べるときは、国内平均と並べるだけでなく、同じ機能化学の会社と並べて見ると位置づけがつかみやすくなりますよ。

目次

アデカの平均年収は795万円|有価証券報告書の最新データ

アデカの平均年収の全体像

アデカの直近の平均年収は795万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢40.2歳、平均勤続年数17.1年、単体の従業員1,827名)。経年の数字はIR BANK ADEKA 平均年収の推移にまとまっています。

国内の給与所得者の平均給与は478万円で、正社員に限ると545万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。アデカの795万円は国内平均の約1.7倍、正社員平均の約1.5倍にあたります。

有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。連結で5,434名いる従業員のうち、アデカ本体で雇用されている1,827名の数字だと考えるとずれが少なくなります。

まず直近5年の推移から、795万円がどの位置にある数字なのかを確認します。

直近5年の平均年収推移

アデカの平均年収は、2022年3月期の715万円から2026年3月期の795万円まで、5年間で80万円増えました。2024年3月期に一度だけ4万円ほど下がっていますが、全体としては右肩上がりです。

決算期平均年収平均年齢平均勤続年数従業員数
2022年3月期715万円38.9歳16.0年1,808名
2023年3月期722万円39.6歳16.5年1,796名
2024年3月期718万円39.9歳16.8年1,815名
2025年3月期781万円40.2歳17.1年1,810名
2026年3月期795万円40.2歳17.1年1,827名

出典はIR BANK ADEKA 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。

さらにさかのぼると、2014年3月期は677万円でした。12年間で118万円増えた計算になります。2019年3月期から2021年3月期までは701万円前後でほぼ横ばいで、伸びが加速したのは2022年3月期以降です。

2025年3月期に62万円上がった背景

数字の動きで最も目立つのは、2025年3月期の781万円です。前期の718万円から62万円、率にして約8.6%の増加でした。

同じ期の連結売上高は4,071億円で、前期比の伸びは1.84%にとどまります(IR BANK ADEKA 業績)。売上の伸びだけでは説明がつかないため、給与水準の引き上げや賞与の増額が反映されたと考えるのが自然です。有価証券報告書から賞与と月例給与の内訳までは読み取れないので、断定はできません。

その翌期の2026年3月期は、さらに13万円増えて795万円でした。いったん上がった水準がそのまま定着し、もう一段上乗せされた形です。平均年齢は40.2歳で横ばいのため、年齢構成の変化による押し上げではないと読み取れます。

つまり直近2年の上昇は、社員が高齢化したからではなく、1人あたりの支給額が実際に増えたことの表れです。

アデカの企業情報と事業内容

アデカの公式サイト
出典 アデカ公式サイト

アデカの正式名称は株式会社ADEKA(旧社名は旭電化工業)で、東京都荒川区に本社を置く東証プライム上場の化学メーカーです(証券コード4401)。設立は1917年、資本金は230億4,814万円で、グループは20カ国・地域の57社で構成されています(ADEKA 企業概要)。

事業の柱は化学品と食品です。化学品は樹脂添加剤、半導体材料、環境材料などのファインケミカルで、食品はマーガリンやショートニング、ホイップクリーム、プラントベースフードなどを手がけます(ADEKA 事業内容)。

2026年3月期の連結売上高は4,165億円で、2027年3月期は4,620億円(前期比10.9%増)を予想しています(IR BANK ADEKA 業績)。半導体材料など成長分野を抱える一方、食品という景気に左右されにくい事業も持つ構成が、安定した給与水準を支えていると考えられます。

なお「アデカ」という名称の会社は、ここで扱うADEKA(証券コード4401)のほかにも存在します。この記事の数字はすべて、東証プライムに上場する株式会社ADEKAのものです。

ワンポイントアドバイス
平均年収は単体の数字だと押さえる

有価証券報告書の795万円はアデカ単体の従業員1,827名が対象です。連結の5,434名には海外や国内のグループ会社の社員も含まれ、そちらは各社の給与体系で決まります。求人票の提示年収と比べるときは、どの範囲の数字なのかを先に確認しておくと判断を誤りません。

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