- ブリヂストンの平均年収は771万円(2025年12月期、平均年齢42.1歳)です。
- 国内の給与所得者の平均478万円の約1.6倍で、国内ゴム大手3社を上回ります。
- 職種別は企画・管理系806万円、技術系603万円と、口コミ集計では差があります。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起ブリヂストンは世界3大タイヤメーカーの一角ですが、有価証券報告書の年収は日本国内の単体社員だけの数字です。全社平均だけで判断せず、職種ごとの水準と同業他社の伸び方まで見ておくと、実態に近づきますよ。
ブリヂストンの平均年収は771万円|有価証券報告書の最新データ


ブリヂストンの直近の平均年収は771万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢42.1歳、平均勤続年数15.8年、従業員13,934名)。国内の給与所得者の平均給与478万円(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)と比べると、約1.6倍にあたります。
有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、単体の従業員だけを対象にした金額です。連結の従業員数は約12万人ですが、この771万円はそのうち日本のブリヂストン本体で働く約1.4万人の数字になります。
なお、社名の正式表記は「ブリヂストン」です。検索では「ブリジストン」と入力されることも多いため、本記事では同じ会社の年収として扱います。
まず過去7年の推移から、771万円がどの位置にある数字なのかを確認します。
直近7年の平均年収推移
ブリヂストンの平均年収は、2019年12月期の728万円から2025年12月期の771万円まで、7年間で43万円増えています。ただし2020年12月期は685万円まで下がっており、一本調子の上昇ではありません。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月期 | 728万円 | 40.0歳 | 14.0年 | 14,567名 |
| 2020年12月期 | 685万円 | 40.4歳 | 14.3年 | 14,858名 |
| 2021年12月期 | 730万円 | 41.0歳 | 14.9年 | 14,745名 |
| 2022年12月期 | 748万円 | 41.5歳 | 15.2年 | 13,903名 |
| 2023年12月期 | 748万円 | 41.6歳 | 15.2年 | 14,106名 |
| 2024年12月期 | 755万円 | 41.9歳 | 15.5年 | 14,207名 |
| 2025年12月期 | 771万円 | 42.1歳 | 15.8年 | 13,934名 |
出典はIR BANK ブリヂストン 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
2013年12月期の638万円と比べると、12年間で133万円の上昇です。直近3年は748万円、755万円、771万円と毎年上がっている点が特徴で、平均勤続年数も15.2年から15.8年へ延びています。
2020年に685万円まで下がった理由
2020年12月期は前期から43万円下がり、685万円になりました。従業員数は14,567名から14,858名へ増えていて、人員が減って平均が動いたわけではありません。
この年は新型コロナウイルスの影響で自動車の生産や販売が落ち込んだ時期にあたります。業績に連動する賞与や残業代が減ったことが、平均年収を押し下げたとみられます。有価証券報告書の数字には賞与と基準外賃金が含まれるため、外部環境の影響を受けやすい構造です。
翌2021年12月期には730万円へ戻り、そこから5期連続で前期を上回る、または横ばいを維持しています。落ち込みは一時的で、給与水準そのものが切り下げられたものではないと読み取れます。
一方で2025年12月期の営業利益は前期比14.0%減でしたが、平均年収は16万円増えました。利益の増減がそのまま翌期の平均年収に反映されるわけではなく、基本給の積み上げが効いていると考えられます。
ブリヂストンの企業情報とタイヤ事業


ブリヂストンは1931年に設立された東京都中央区京橋に本社を置く東証プライム上場企業(証券コード5108)です。事業はタイヤ、化工品、運動用品に分かれ、フランスのミシュラン、アメリカのグッドイヤーとともに世界3大タイヤメーカーの一角とされています(Wikipedia ブリヂストン)。
2025年12月期の連結業績は、売上収益が4兆4,294億円、調整後営業利益が4,937億円(前期比2.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が3,171億円(前期比11.3%増)です(ブリヂストン 2025年12月期 決算短信)。売上収益は前期とほぼ横ばいでも、利益は高水準を維持しています。
この規模の企業で、本体の平均年収が770万円台に収まっている点には注意が必要です。海外に多くの従業員を抱える連結ベースの人員構成と、有価証券報告書の対象である単体は別物だからです。
ブリヂストンの連結従業員数は12万人規模ですが、771万円の対象は約1.4万人の単体社員です。海外拠点やグループ会社の給与水準とは別の数字なので、応募する職種の勤務先がどの法人かを求人票で確認してください。
ブリヂストンの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳は記載されません。そのため年代別の数字は、口コミサイトの回答者データをもとにした目安として読む必要があります。
エンゲージ 会社の評判(2025年1月時点)の集計では、25〜29歳の平均が537万円、45〜49歳の平均が987万円です。5歳刻みで見ると、年代が上がるたびに平均が着実に積み上がる構造になっています。
| 年齢 | 平均年収 | 最高年収 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 537万円 | 750万円 |
| 30〜34歳 | 606万円 | 850万円 |
| 35〜39歳 | 730万円 | 1,000万円 |
| 40〜44歳 | 829万円 | 1,550万円 |
| 45〜49歳 | 987万円 | 2,000万円 |
出典はAXXIS ブリヂストンの年収記事に掲載された、エンゲージ 会社の評判の年代別集計です。
最高年収は45〜49歳で2,000万円と高く、同じ年代でも平均との差が大きいことがわかります。等級や役職による差が、年代が上がるほど開いていくためです。
20代・30代の年収
20代後半の平均537万円は、国内の給与所得者の平均478万円を上回る水準です。2025年4月入社の初任給は大学卒264,200円、修士修了295,000円で、事務職と技術職で差はないとされています(AXXIS ブリヂストンの年収)。
30代前半の平均は606万円、後半は730万円です。30代の5年間で124万円上がっており、全年代の中でも伸びが大きい時期といえます。
総合職の目安をまとめた別の推計では、30歳で650〜700万円、35歳で750〜800万円とされています(タレントスクエア ブリヂストンの年収)。この推計は口コミ集計より高めで、評価が高く順調に昇格した場合の数字と考えるのが妥当です。
40代・50代の年収
40代前半の平均は829万円で、全社平均の771万円を上回ります。40代後半は987万円と、平均が1,000万円に迫ります。
前述のタレントスクエアの推計では、45歳で1,000万円以上、50歳で1,100万円以上とされています。ただしどちらも評価と昇格が前提で、全員が到達する数字ではありません。
全社平均の771万円が平均年齢42.1歳の数字であることを考えると、40代前半で平均並み、後半から平均を超えるという年収カーブだと整理できます。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。実際に口座に入る金額は、社会保険料と所得税・住民税が引かれたあとの手取りになります。
目安として、年収771万円の手取りは570万円前後、月あたり約48万円とされています(タレントスクエア ブリヂストンの年収)。額面が上がるほど税率が上がるため、手取りの伸びは額面の伸びより緩やかです。
賞与は年2回で、基本給の5〜6か月分程度とする推計もあります。賞与の比率が高いほど、業績による年収の振れ幅も大きくなります。
年代別の数字は回答者の集計や推計で、個人の実額とは幅があります。転職で年収を比較するときは、この表を目安にしつつ、オファー面談で基本給と賞与の内訳、残業代の扱いまで確認してください。額面が同じでも手取りは変わります。
ブリヂストンの職種別・等級別の年収の違い


同じブリヂストンでも、職種によって年収は大きく変わります。口コミ集計では企画・事務・管理系が806万円、営業系が798万円、医薬・化学・素材・食品系の専門職が603万円で、最大226万円の開きがあります。
全社平均の771万円に対し、技術系の職種は平均を下回る結果です。平均年収だけを見て想定年収を組み立てると、実態との差に戸惑うことになります。
職種別の年収傾向
エンゲージ 会社の評判(2025年1月時点)の職種別集計は、次のとおりです。
| 職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 営業系 | 798万円 | 37.6歳 |
| 企画・事務・管理系 | 806万円 | 38.5歳 |
| 電気・電子・機械系エンジニア | 667万円 | 34.5歳 |
| 医薬・化学・素材・食品系専門職 | 603万円 | 33.8歳 |
| その他 | 580万円 | 33.8歳 |
出典はAXXIS ブリヂストンの年収記事に掲載された、エンゲージ 会社の評判の職種別集計です。
注目したいのは平均年齢の差です。営業系と企画・管理系は37〜38歳台、技術系は33〜34歳台と、回答者の年齢層が約4歳違うため、年収差のすべてが職種の違いとはいえません。
それでも企画・管理系の806万円と技術系の603万円は、年齢差だけでは説明しきれない水準です。技術系は若手の回答が多く、今後の昇給で差が縮まる可能性があります。
総合職の等級別の年収目安
総合職の等級別の年収は、公式には開示されていません。以下はタレントスクエアが推計として掲載している目安で、有価証券報告書の数値ではない点に注意してください。
| 等級・役職 | 目安の経験年数 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 5級(大卒のみ) | 1〜2年目 | 400〜500万円 |
| 4級 | 3〜5年目 | 500〜600万円 |
| 3級 | 6〜8年目 | 600〜800万円 |
| 上級職(主任クラス) | 9〜14年目 | 800〜1,100万円 |
| 課長 | 15年目以降 | 1,100〜1,200万円 |
| 部長 | 20年目以降 | 1,200万円以上 |
出典はタレントスクエア ブリヂストンの年収記事の推計値です。
課長への昇格で年収が1,100万円台に乗るという見立てです。主任クラスから課長までの昇格が、年収1,000万円の壁になるといえます。
なお同記事は課長の年収を本文で1,000〜1,200万円、表で1,100〜1,200万円と書いており、記事内でも幅があります。この範囲は上限と下限の目安として捉えるのが安全です。
工場勤務や高卒の年収
工場勤務や高卒採用の社員は、総合職とは別の給与テーブルで運用されるとされています。タレントスクエアの推計では、昇格の上限はおおむね3級で、年収は600〜800万円が目安です。
有価証券報告書の平均年収771万円には、こうした工場の社員も含まれます。総合職の等級別の目安と合わせて見ると、全社平均がどの層の数字なのかがつかみやすくなります。
生産や品質管理の現場職は、残業や交代勤務の手当が年収に反映されやすい点も特徴です。募集要項では、基本給とは別に手当がどう付くかを確認してください。
同じ総合職でも、企画・管理系と技術系では口コミ集計で200万円前後の差が出ています。面談では全社平均ではなく、応募職種の等級別の想定年収と、賞与や手当を含めた内訳を具体的に確認してください。



ブリヂストンの年収を調べるときは、等級と職種のどちらで見ているのかを揃えるのが大事です。企画と技術では年齢層も違うので、同じ年齢の人同士で比べる視点を持つと、数字に振り回されにくくなりますよ。
ブリヂストンの年収を国内ゴム大手3社と比較
ブリヂストンの771万円が高いのか低いのかは、同じタイヤ・ゴム業界の会社と並べると判断しやすくなります。事業の構造が近い住友ゴム工業、横浜ゴム、TOYO TIREの3社と比較します。
いずれも有価証券報告書を提出しており、同じ基準の数字で並べられます。決算期は4社とも2025年12月期です。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 | ブリヂストンとの差 |
|---|---|---|---|---|
| ブリヂストン | 771万円 | 42.1歳 | 13,934名 | ― |
| 横浜ゴム | 692万円 | 41.1歳 | 5,559名 | 79万円 |
| TOYO TIRE | 688万円 | 40.8歳 | 3,766名 | 83万円 |
| 住友ゴム工業 | 667万円 | 40.2歳 | 7,675名 | 104万円 |
出典はIR BANK ブリヂストン、IR BANK 横浜ゴム、IR BANK TOYO TIRE、IR BANK 住友ゴム工業です(いずれも有価証券報告書の記載値)。ブリヂストンは3社すべてを上回り、最も近い横浜ゴムとの差は79万円です。
ただし差は縮まりつつあります。2023年12月期は横浜ゴム641万円、TOYO TIRE 642万円、住友ゴム633万円で、ブリヂストンは748万円でした。2年間で横浜ゴムとの差は107万円から79万円へ縮小しています。
横浜ゴムの年収


横浜ゴムの平均年収は692万円です(2025年12月期、平均年齢41.1歳、従業員5,559名)。ブリヂストンとの差は79万円で、3社の中では最も近い水準にあります。
2023年12月期の641万円から2年で51万円増えており、ブリヂストンの同期間の伸び23万円を大きく上回るペースです(IR BANK 横浜ゴム)。2024年12月期が前期比23万円増、2025年12月期が28万円増と、2年続けて大きく上がっています。
平均年齢は41.0歳から41.1歳とほぼ変わっていません。社員構成の変化ではなく、給与そのものの引き上げが主因とみられます。
TOYO TIREの年収


TOYO TIREの平均年収は688万円です(2025年12月期、平均年齢40.8歳、従業員3,766名)。ブリヂストンとの差は83万円です。
2023年12月期の642万円から46万円増えました。2025年12月期は前期比27万円増で、従業員数も3,672名から3,766名へ増えながら年収が上がっている点が特徴です(IR BANK TOYO TIRE)。
従業員が約3,800名と、ブリヂストン単体の4分の1程度の規模です。規模の小さい会社ほど、賃上げの影響が平均値に出やすい面があります。
住友ゴム工業の年収


住友ゴム工業の平均年収は667万円です(2025年12月期、平均年齢40.2歳、従業員7,675名)。ブリヂストンとの差は104万円で、3社の中で最も開いています。
2023年12月期の633万円から34万円増えており、2025年12月期は前期比20万円増でした。平均年齢は40.8歳から40.2歳へ0.6歳下がっていて、若返りながら年収が上がっている構図です(IR BANK 住友ゴム工業)。
ブリヂストンとの差には、平均年齢の2歳程度の違いも含まれています。同じ年齢で比べれば、差はもう少し小さくなる可能性があります。
ブリヂストンの平均年齢42.1歳に対し、住友ゴム工業は40.2歳、TOYO TIREは40.8歳です。年齢が上がるほど平均年収は高く出る傾向があるため、同業比較では平均年齢を必ず並べて見てください。
ブリヂストンの年収は自動車関連メーカーの中でどのレベルか
ブリヂストンはタイヤメーカーですが、転職市場では自動車部品メーカーや産業機械メーカーと並べて比較されることが多い会社です。そこで、自動車関連の大手メーカーとの位置関係も確認します。
ブリヂストンの771万円は、このグループの中では中位にあたります。上位との差は100万円前後です。
自動車部品大手との差
タレントスクエアの記事に掲載された、最新期の有価証券報告書ベースの比較は次のとおりです。
| 企業名 | 平均年収 |
|---|---|
| デンソー | 863万円 |
| 豊田自動織機 | 842万円 |
| トヨタ紡織 | 776万円 |
| ブリヂストン | 771万円 |
| 日本精工 | 764万円 |
| ジェイテクト | 753万円 |
| アイシン | 738万円 |
| 豊田合成 | 731万円 |
出典はタレントスクエア ブリヂストンの年収記事です。決算期は企業ごとに異なる可能性があるため、おおよその位置づけを知る目安として使ってください。
デンソーとは92万円、豊田自動織機とは71万円の差があります。一方でトヨタ紡織776万円とは5万円差で、ほぼ同水準です。
ゴム業界内での位置づけ
国内ゴム大手の中では最も高い一方、自動車部品の最上位層には届かないというのが、ブリヂストンの年収の立ち位置です。
転職でブリヂストンから他社へ移る場合も、逆に他社からブリヂストンへ移る場合も、比較対象は同じ職種の提示年収にします。全社平均の差がそのまま提示額の差になるとは限りません。
ブリヂストンへ転職を考える側から見ると、ゴム業界の同業からの移籍なら年収が上がる余地があり、自動車部品大手からの移籍では横ばいから下がるケースも想定されます。
年収差が生まれる背景
有価証券報告書の平均年収は、平均年齢や平均勤続年数、職種構成の影響を受けます。ブリヂストンの平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は15.8年です。
勤続年数が長く、年齢が高めの会社は、年功的な昇給が平均を押し上げやすくなります。逆に若手が多い会社は、同じ給与テーブルでも平均が低く出ます。
つまり、比較表の数字は給与水準の差と社員構成の差が混ざったものです。自分と同じ年齢・職種の層でいくらになるかを見る視点が欠かせません。



ブリヂストンの年収を同業や自動車部品大手と比べるときは、平均年齢と職種を揃えるのがコツです。気になる企業があれば、まず同じ年齢層の想定年収を調べてみてください。
転職活動で複数社のオファーを比べるときは、全社平均ではなく同じ年齢・職種の想定年収を並べてください。エージェントに依頼すると、非公開の実績値をもとに比較してもらえることがあります。
ブリヂストンの年収に関する口コミ・評判
公式の数字と、働く人の実感にはずれが生じます。ここでは有価証券報告書の771万円と、口コミ集計から読み取れる実感値を並べ、どこにずれがあるのかを整理します。
なお、ここで扱うのは集計値や個人の回答に基づく情報です。回答者の属性が偏っている可能性があり、断定的に受け取らないでください。
年収水準に対する評価
口コミ集計の年代別データを使って全体の平均を見ると、25〜49歳の層では537万円から987万円まで幅があります。有価証券報告書の771万円は、ちょうど35〜39歳の730万円と40〜44歳の829万円の間に位置します。
つまり平均年収は40歳前後の社員の水準に相当します。20代の実感値は平均を大きく下回り、40代後半になって平均を超えるという構造です。
国内の給与所得者の平均478万円と比べると、20代後半でも既に上回っています。年収水準そのものへの評価は高い会社だといえます。
昇進と昇給のスピード
エンゲージ 会社の評判には、20代男性(正社員)の口コミとして、院卒の場合は入社3年半で昇進し、基本給が約29.5万円になったという記載があります。32歳頃にさらに昇進すると、基本給は約34万円になるとされています(AXXIS ブリヂストンの年収)。
個人の回答ですが、数年ごとの昇格で基本給が段階的に上がる仕組みがうかがえます。一方で昇格のタイミングは評価と配属で変わるため、同期でも年収に差が出ることがあります。
年功だけで自動的に上がるタイプではなく、等級を上げることが年収を伸ばす中心になる会社です。昇格の基準を入社前に確認しておくと、入社後のギャップが小さくなります。
口コミ集計の平均は、回答者の年齢層が実際の社員構成と違うと数字がずれます。職種別データでも営業系の平均年齢は37.6歳、技術系は33.8歳でした。年齢層の違いを前提に、自分に近い層の数字を探してください。
ブリヂストンで年収を上げる方法


ブリヂストンで年収を上げる道は、社内での昇格、専門性を生かした職種選び、外部への転職の3つに整理できます。全社平均の771万円を超えるには、40歳前後で主任クラスから課長クラスへの昇格が分かれ目になります。
社内での昇格と等級の引き上げ
総合職の等級別の目安では、上級職(主任クラス)が800〜1,100万円、課長が1,100〜1,200万円とされています(タレントスクエア ブリヂストンの年収)。上級職から課長に上がる段階が、年収を一段引き上げる節目です。
口コミ集計でも、45〜49歳の最高年収は2,000万円と、同じ年代の平均987万円の約2倍に達する層がいます。年代が上がるほど、等級による年収差が広がる設計です。
昇格には数値で示せる実績が欠かせません。営業なら担当領域の成果、技術なら開発や改善の効果を、自分で言語化して上司に伝えておくことが材料になります。
職種と専門性の選択
職種別の集計では、企画・管理系が806万円、営業系が798万円、電気・電子・機械系エンジニアが667万円でした。同じ総合職でも、配属された職種で年収の水準が変わります。
技術系は若手の比率が高いため、昇格後に差が縮まる可能性があります。専門性の高い領域で評価されれば、職種の壁を超えて年収を伸ばせます。
社内公募や異動の機会があれば、自分の経験と合う職種に手を挙げる価値があります。海外拠点の多い企業のため、語学力と専門性を組み合わせると選べるポジションが広がります。
転職によるキャリアアップ
社内での昇格が見通せない場合は、転職が選択肢になります。自動車部品大手のデンソー863万円、豊田自動織機842万円は、全社平均でブリヂストンを70万円以上上回ります。
ただし全社平均の差がそのまま提示年収に反映されるとは限りません。現実的な比較は、同じ職種・同じ年齢層で行う必要があります。
タイヤやゴムの専門知識は、自動車部品メーカーや素材メーカーでも評価されます。専門性を持ち込める転職先を選ぶほうが、年収の維持と上積みの両方を狙えます。
提示年収の相場を知るには、同じ業界の求人を複数社分まとめて見られる転職エージェントの利用が早道です。現在の市場価値を確認してから、社内に残るか外に出るかを決める順番が合理的です。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収レンジがわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、どちらを選ぶにしても判断材料が増えます。



ブリヂストンのようにグローバルで事業を持つ会社は、専門性が評価される場面が多いです。転職を決める前でも、自分の経験がいくらで評価されるのかを一度確かめておくと、社内での交渉にも使えますよ。
ブリヂストンの年収に関するよくある質問
ブリヂストンの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料や集計記事をもとにしています。
ブリヂストンの初任給はいくらですか
2025年4月入社の総合職は、大学卒が月給264,200円、修士修了が295,000円、博士修了が329,100円です(諸手当を含まない金額、AXXIS ブリヂストンの年収)。事務職と技術職で差はないとされています。
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査による新卒平均の初任給は月額228,500円とされており(AXXIS ブリヂストンの年収に掲載)、大学卒の264,200円はそれを3万円以上上回る水準です。賞与が加わるため、初年度の年収は初任給の12か月分より大きくなります。
ブリヂストンで年収1,000万円に到達するのは何歳ですか
口コミ集計では、45〜49歳の平均が987万円で、最高は2,000万円です。タレントスクエアの推計では、評価が高く順調に昇格した場合、45歳で1,000万円以上になるとされています。
等級別では課長の1,100万円台が1,000万円を超える層にあたります。全員が到達できるわけではなく、40代後半での昇格が条件です。
平均で見れば40代後半に届く水準です。ただし年齢だけでなく、等級と評価で到達時期が変わります。
ブリヂストンの平均年収は今後も上がりますか
直近3年は748万円、755万円、771万円と上昇しており、平均勤続年数も延びています。ただし2020年12月期には685万円まで下がった年もあり、外部環境で振れる可能性があります。
同業の横浜ゴムやTOYO TIREは、直近2年で40万円以上上がっています。国内のタイヤ業界全体で賃上げが進んでいるため、ブリヂストンも水準を維持する動きが続くと考えられます。
2025年12月期は営業利益が減った年でも平均年収は上がっており、基本給の積み上げが効いています。
ブリヂストンの決算期は12月で、有価証券報告書は翌年3月に提出されます。転職活動中に年収を確認するなら、IR情報の有価証券報告書ページで最新版を見るのが最も確実です。転職サイトの数字は更新が遅れていることがあります。
まとめ
ブリヂストンの平均年収は771万円です(2025年12月期 有価証券報告書、平均年齢42.1歳、平均勤続年数15.8年)。国内の給与所得者の平均478万円の約1.6倍にあたる水準です。
ただし全社平均と個別の実態には差があります。口コミ集計では企画・管理系806万円、営業系798万円、技術系603〜667万円と、職種で最大226万円の開きがありました。
同じゴム業界で並べると、横浜ゴム692万円、TOYO TIRE 688万円、住友ゴム工業667万円で、ブリヂストンは3社すべてを上回ります。ただし2年間で横浜ゴムとの差が107万円から79万円へ縮まっており、同業の賃上げが進んでいます。
自動車部品大手と比べると、デンソー863万円や豊田自動織機842万円には届きません。ブリヂストンは中位にあたり、上位との差は100万円前後です。
年収を上げる道は、社内での等級の引き上げ、職種と専門性の選択、外部への転職の3つです。年代別の口コミ集計では45〜49歳で平均987万円まで上がるため、40代での昇格が分かれ目になります。
転職を検討する場合は、全社平均ではなく同じ職種・同じ年齢層で比較してください。専門知識を持ち込める転職先を選べば、経験を生かしながら年収を上げる余地が生まれます。
出典・参考情報
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- ブリヂストン 有価証券報告書
- IR BANK ブリヂストン 平均年収の推移
- IR BANK 横浜ゴム
- IR BANK TOYO TIRE
- IR BANK 住友ゴム工業
- ブリヂストン 2025年12月期 決算短信
- Wikipedia ブリヂストン
- AXXIS ブリヂストンの年収
- タレントスクエア ブリヂストンの年収
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









