- ブレインパッドの平均年収は761万円で、平均年齢は35.2歳です(2025年6月期 有報)。
- 富士通の完全子会社となり2026年3月に上場廃止、これが最後の有報の数字です。
- ABEJAやPKSHAなどAI企業の900万円台と比べると160万〜190万円低い水準です。
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株式会社CAREER FOCUS/東田尚起ブレインパッドは2026年3月に上場廃止となり、今後は有価証券報告書で平均年収を確認できなくなります。この記事では最後の公式データを軸に、求人票と口コミの数字で実態を補っていきますね。
ブレインパッドの平均年収は761万円|最後の有価証券報告書のデータ


ブレインパッドの平均年収は761万円です(2025年6月期 有価証券報告書、提出会社564名、平均年齢35.2歳、平均勤続年数4年1ヶ月)。前期の740万円から20万円増えています。
国内の給与所得者の平均給与は478万円です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。ブレインパッドはその約1.6倍にあたり、平均年齢35.2歳でこの水準に届いている点が特徴です。
有価証券報告書の平均年間給与は賞与と基準外賃金を含む額面で、連結子会社の社員は含みません。
直近5年の平均年収推移
ブレインパッドの平均年収は、2021年6月期の721万円から2025年6月期の761万円まで、4年で40万円増えました。2023年6月期に一度下がったものの、その後は2期連続で上昇しています。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数(単体) |
|---|---|---|---|
| 2021年6月期 | 721万円 | 35.1歳 | 427名 |
| 2022年6月期 | 747万円 | 34.8歳 | 503名 |
| 2023年6月期 | 726万円 | 35.2歳 | 577名 |
| 2024年6月期 | 740万円 | 35.0歳 | 528名 |
| 2025年6月期 | 761万円 | 35.2歳 | 564名 |
出典はIR BANK ブレインパッド 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。
2023年6月期は従業員が74名増えた年で、若手の大量採用が平均を押し下げたと読み取れます。翌期は49名減って平均が戻りました。人数の増減と平均年収が逆に動く傾向は、採用に積極的な成長企業でよく見られる形です。
さらに長く見ると、2014年6月期の581万円から11年で180万円上がっています。
富士通の完全子会社化と上場廃止
ブレインパッドは2026年3月17日に東証プライム市場で上場廃止となりました(日本取引所グループ 上場廃止等の決定)。富士通が1株2,706円で実施した株式公開買付けが2025年12月に成立し、完全子会社化の手続きが進んだためです(IT Leaders 富士通によるブレインパッドのTOB成立)。
年収を調べる立場で影響が大きいのは、2026年6月期以降の平均年収が有価証券報告書で公表されなくなることです。761万円は、公式に確認できる最後の数字になります。
報道によると、富士通は当面、ブレインパッドの商号とブランド、経営の独立性を維持する方針です。給与制度がすぐに富士通と同じになるわけではない点は押さえておきたいところです。
ブレインパッドの企業情報と事業内容


ブレインパッドは2004年3月に設立された、データ活用支援の専業企業です。2011年に東証マザーズへ上場し、その後プライム市場へ移りました。累計1,400社以上のデータ活用を支援しています(ブレインパッド 数字で見るブレインパッド)。
事業は、データサイエンティストやコンサルタントが顧客企業の分析とAI導入を支援するプロフェッショナルサービス事業と、CDP「Rtoaster」などを提供するプロダクト事業の2本柱です。単体564名のうち299名がプロフェッショナルサービス事業、95名がプロダクト事業に所属しています(EDINET DB ブレインパッド 有価証券報告書テキスト)。
2025年6月期の連結売上高は117億7,225万円、営業利益は15億7,500万円でした(ブレインパッド 2025年6月期 決算短信)。人がそのまま売上を生むコンサル型の収益構造のため、人材の単価が給与水準を左右します。
有価証券報告書の761万円はブレインパッド単体の564名が対象で、子会社の社員は含みません。さらに上場廃止で今後の更新は止まります。求人票の提示額と比べるときは、2025年6月期時点の単体平均であることを前提に置いてください。
ブレインパッドの年代別の年収目安


有価証券報告書には年代別の内訳が記載されていません。そのため年代別の数字は、口コミサイトの集計と求人票の年収レンジを組み合わせた目安になります。
口コミの回答数はいずれも少なく、数字は幅をもって読む必要がある点を先にお伝えしておきます。
| 年代 | 口コミ集計の平均 | 参考になる求人レンジ |
|---|---|---|
| 20代前半 | 526万円(〜24歳) | 第二新卒DS 450万〜550万円 |
| 20代後半 | 566万〜685万円 | データサイエンティスト 550万〜800万円 |
| 30代 | 685万〜780万円 | コンサルタント 700万〜1,300万円 |
| 40代以降 | 公開データなし | リードDS 800万〜1,300万円 |
出典はキャリコネ ブレインパッドの評判・口コミ、ワンキャリア転職 ブレインパッドの年収・給与、Green ブレインパッドの求人です。
20代の年収
20代の口コミ集計は、キャリコネで566万円、ワンキャリア転職では24歳以下が526万円、25歳から29歳が685万円です。国内の20代の平均と比べると、入社数年で大きく上回る水準です。
中途採用では、第二新卒向けのデータサイエンティスト求人が年収450万円から550万円で掲載されています(Green ブレインパッドの求人)。統計や数理系の専攻を活かせる人は、20代のうちから500万円台に届く設計です。
新卒はアナリティクスコンサルティング、エンジニア、ビジネスの各コースに分かれて採用され、配属前に3カ月の研修を受けます(ブレインパッド キャリア支援)。
30代の年収
30代の口コミ集計は、キャリコネで685万円、ワンキャリア転職の30歳から34歳で780万円です。有価証券報告書の平均年齢35.2歳で761万円という数字とも整合します。
30代は等級による差が開き始める時期です。データサイエンティストの求人上限が800万円であるのに対し、コンサルタント職は1,300万円まで設定されており、同じ30代でも担う役割で年収の天井が変わる構造になっています。
プロジェクトを率いる立場に上がれるかどうかが、30代後半の分岐点です。
40代以降の年収
40代以降は口コミの回答がほとんどなく、信頼できる平均値は公開されていません。平均年齢35.2歳という若い組織のため、そもそも40代の社員が少ないことが背景にあります。
参考になるのは上位職の求人レンジです。リードデータサイエンティストは800万円から1,300万円、アナリティクスコンサルタントやAIビジネスコンサルタントは700万円から1,300万円で募集されています(Green ブレインパッドの求人)。
マネージャーは管理監督者の扱いとなり残業代が付かないため、昇格後は基本給そのものが上がるかどうかが年収を決める点に注意が必要です。
額面年収と手取りの差
ここまでの金額はすべて額面です。実際に受け取る手取りは、社会保険料と所得税・住民税を差し引いた額になります。
目安として、年収500万円なら手取りは390万円から400万円程度、年収761万円なら手取りは560万円から580万円程度です。扶養家族の有無や住んでいる自治体によって前後します。
ブレインパッドの月給には固定残業代が含まれるため、月々の額面は高めに見えます。求人票の月給を見るときは、基本給と固定残業代の内訳を分けて確認してください。
ブレインパッドの口コミは、キャリコネで21人、ワンキャリア転職で3件と回答数が限られています。1人の高額回答で平均が大きく動くため、年代別の数字は求人票の年収レンジと突き合わせて使うのが安全です。
ブレインパッドの職種別・等級別の年収の違い


ブレインパッドの年収は、職種と等級で大きく分かれます。中途求人の年収レンジを並べると、下は400万円台から上は1,300万円まで、およそ900万円の幅があります。
口コミ集計でも、営業608万円、技術(ソフトウェア関連)607万円、広報・企画・マーケティング524万円と、職種ごとに差が出ています(キャリコネ ブレインパッドの評判・口コミ)。
- データサイエンティスト 550万〜800万円
- リードデータサイエンティスト 800万〜1,300万円
- アナリティクスコンサルタント 700万〜1,300万円
- AIビジネスコンサルタント 700万〜1,300万円
- 機械学習・AI・データ基盤エンジニア 400万〜600万円
出典はGreen ブレインパッドの求人、マイナビ転職エージェント ブレインパッドの求人です。上限の1,300万円に届く求人は、いずれも顧客の経営課題に踏み込むポジションに集中しています。
データサイエンティストの年収
データサイエンティストはブレインパッドの中核職種です。中途求人では550万円から800万円、リードクラスでは800万円から1,300万円のレンジが提示されています。
メンバーとリードで上限に500万円の差があるため、分析を担う立場からチームを率いる立場に移れるかが年収を大きく動かします。
社内では自主的な勉強会が年300回以上開かれ、Kaggleなど外部コンペへの参加も推奨されています(ブレインパッド 福利厚生・社内制度)。技術力を伸ばしやすい環境は、等級を上げるための土台になります。
コンサルタント職の年収
アナリティクスコンサルタント、ビジネスインテリジェンスコンサルタント、AIビジネスコンサルタントは、いずれも700万円から1,300万円で募集されています。データサイエンティストより下限が150万円高い設定です。
顧客の経営課題を特定し、データ活用の戦略を描く役割のため、コンサルティングファームや事業会社の企画職からの転職者も多い職種です。
分析の技術と業界知識の両方を持つ人材ほど高い等級で迎えられやすいのがこの職種の特徴です。
エンジニア・営業職の年収
機械学習やデータ基盤のエンジニア求人は、400万円から600万円のレンジで掲載されています(マイナビ転職エージェント ブレインパッドの求人)。若手層を想定した求人で、経験者はこれより高い等級で採用される可能性があります。
営業職の口コミ集計は608万円で、20代が472万円、30代が744万円です(キャリコネ ブレインパッドの評判・口コミ)。30代で300万円近く上がっており、顧客単価の大きい案件を任されるかどうかで差がつくと考えられます。
プロダクト事業のカスタマーサクセスは、Rtoasterなど自社製品の導入と活用を支援する職種です。
固定残業代と賞与の仕組み
ブレインパッドの月給には、等級に応じて月30時間または40時間分の固定残業代が含まれます。例えば月給60万円の場合、基本給457,100円と40時間分の固定残業代142,900円という内訳です(ブレインパッド 中途採用 募集要項)。
固定残業時間を超えた分は1分単位で追加支給されます。賞与は年1回5月、昇給は年1回4月です。賞与が年1回のため、年収に占める月給の比率が高い構造といえます。
会社が公表している法定の月平均残業時間は9時間15分(2023年6月期)です(ブレインパッド 数字で見るブレインパッド)。実際の残業が固定残業の枠を下回る月は、その分が実質的な上乗せになります。
月給60万円の求人でも、基本給は45万円台です。固定残業代は残業の有無にかかわらず支払われますが、転職先との比較や昇給の計算は基本給で行うのが正確です。オファー面談では等級と固定残業の時間数をセットで確認してください。



ブレインパッドは同じデータ職でも、メンバー層とリード層で年収レンジがはっきり分かれています。応募する前に、自分の経験がどの等級に当てはまりそうかをエージェントに確認しておくと、提示額の見通しが立ちますよ。
ブレインパッドの年収をデータ・AI企業と比較
ブレインパッドの761万円は、国内平均と比べれば高い水準です。一方で、同じデータ・AI領域で有価証券報告書を出している企業と並べると、位置づけが変わります。
ここではAIの社会実装を手がけるABEJA、PKSHA Technology、そして親会社となった富士通の3社と比較します。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 決算期 |
|---|---|---|---|---|
| ブレインパッド | 761万円 | 35.2歳 | 4.1年 | 2025年6月期 |
| ABEJA | 952万円 | 36.7歳 | 2.7年 | 2025年8月期 |
| PKSHA Technology | 922万円 | 36.1歳 | 1.5年 | 2025年9月期 |
| 富士通 | 1,012万円 | 42.7歳 | 17.6年 | 2026年3月期 |
出典はIR BANK ブレインパッド 平均年収の推移、IR BANK ABEJA 平均年収、IR BANK PKSHA Technology 平均年収、IR BANK 富士通 平均年収です。4社の中でブレインパッドは最も低く、ABEJAとは191万円の差があります。
ABEJAの年収


ABEJAの平均年収は952万円です(2025年8月期、平均年齢36.7歳、従業員133名)。平均年齢はブレインパッドとほぼ同じで、年収は191万円高い水準です。
ABEJAは2023年に東証グロース市場へ上場し、平均年収は893万円から952万円へ伸びています(IR BANK ABEJA 平均年収)。従業員133名と少数精鋭で、大企業向けのAIプラットフォーム事業に経営資源を集中させています。
564名を抱えるブレインパッドと比べると、少人数で高単価案件を回すモデルが1人あたりの年収を押し上げていると考えられます。
PKSHA Technologyの年収


PKSHA Technologyの平均年収は922万円です(2025年9月期、平均年齢36.1歳、従業員366名)。前期の1,125万円から202万円下がりましたが、それでもブレインパッドを161万円上回ります。
下落の背景は従業員数の急増です。前期の120名から246名増えて366名となっており、提出会社の社員構成が大きく変わりました(IR BANK PKSHA Technology 平均年収)。
アルゴリズムの研究開発とAI SaaSを組み合わせたビジネスモデルで、ソフトウェアとして横展開できる比率が高い点がブレインパッドとの違いです。
富士通の年収


親会社となった富士通の平均年収は1,012万円です(2026年3月期、平均年齢42.7歳、平均勤続年数17.6年)。前期の929万円から83万円増え、初めて1,000万円を超えました(IR BANK 富士通 平均年収)。
ブレインパッドとの差は251万円ですが、平均年齢が7.5歳上で勤続年数も13年以上長いため、同じ年齢で比べると差は数字ほど大きくない可能性があります。
完全子会社化によって、ブレインパッドの社員が富士通の給与制度にすぐ移るわけではありません。ただし人材交流や技術連携が進めば、グループ内での異動や処遇の見直しが年収に影響する余地はあります。
平均年収の差は、社員の年齢構成と勤続年数の違いを含んだ数字です。富士通の1,012万円は平均42.7歳、ブレインパッドの761万円は35.2歳の値です。転職先を比べるときは、自分と同じ年代・職種の求人レンジで見比べると判断を誤りません。



データ・AI企業は少人数で高単価の会社ほど平均年収が高く出やすい業界です。ブレインパッドは人数が多く若手比率も高いぶん、平均では見劣りします。ただ、上位等級の求人レンジは他社と遜色ありませんよ。
ブレインパッドの年収に関する口コミ・評判
口コミサイトの集計では、ブレインパッドの平均年収はキャリコネで610万円(正社員21人、平均年齢30.2歳)、ワンキャリア転職で662万円(年収口コミ3件)です。
有価証券報告書の761万円とは100万円以上の開きがあります。キャリコネの回答者の平均年齢が30.2歳と、有価証券報告書の35.2歳より5歳若いことが差の主因と考えられます。
口コミの集計値と有報の差
キャリコネの年収範囲は384万円から1,008万円、ワンキャリア転職は440万円から1,058万円です。最高額はいずれも1,000万円を超えており、上位等級では大台に届く人がいることがわかります。
ワンキャリア転職の内訳では、基本給が月53万円、賞与が年31万円、残業代が月3万円とされています。賞与の比率が低く、月給中心の給与構造であることは募集要項の内容とも一致します。
口コミは回答者の職種や入社時期に偏りが出やすいため、有価証券報告書の数字を基準に置き、口コミは実感値の参考として使うのが現実的です。
給与制度と働き方への評価
ワンキャリア転職では、給与制度の納得度と評価制度の納得度がいずれも3.5と、中間よりやや高い評価です。技術面を評価してもらえる点を入社前に期待していたという声もあります。
一方で、固定残業込みの月給に対して「600万円は欲しい」という若手の不満の声もキャリコネに見られます。等級が上がるまでは年収の伸びを実感しにくい面があるようです。
働き方の面では、年間休日123日、コアタイム11時から16時のフレックスタイム制、年12万円までのスキルアップ支援「SKILL UP-AID」が整っています(ブレインパッド 福利厚生・社内制度)。額面には表れない学習支援が手厚い点は、評価を分ける要素です。
男女の賃金差と管理職の構成
有価証券報告書では、正規雇用労働者の男女の賃金差異が80.4%、全労働者で78.0%と開示されています。女性管理職の比率は12.4%、男性の育児休業取得率は83.3%です(EDINET DB ブレインパッド 有価証券報告書テキスト)。
賃金差の多くは、管理職に占める女性の比率が低いことから生じています。同じ等級であれば同じ給与テーブルが適用される前提で、昇格の機会が差を縮める鍵になります。
男性の育休取得率が8割を超える点は、子育て期でもキャリアを止めずに働ける環境を示す数字です。
ブレインパッドの口コミ平均が有価証券報告書より100万円以上低いのは、回答者が若手に偏っているためです。口コミの年収を見るときは、平均値だけでなく回答者の平均年齢と職種もあわせて確認すると、自分に近い実感値がつかめます。
ブレインパッドで年収を上げる方法


ブレインパッドで年収を上げる道は3つあります。社内で等級を上げる、社内制度で専門性を広げる、外部へ転職するという選択です。
求人レンジの上限が1,300万円であることを考えると、まずは社内で上位等級を目指すのが最も確実なルートです。
等級の引き上げとマネージャー昇格
ブレインパッドの給与は等級で決まり、固定残業の時間数も等級によって30時間と40時間に分かれます。昇給は年1回4月で、評価の結果が翌年度の等級と基本給に反映されます。
メンバー層のデータサイエンティストは800万円が上限ですが、リードやコンサルタント職では1,300万円まで設定されています。プロジェクトを率いる経験と、顧客の経営課題を言語化する力が昇格の条件になります。
マネージャーに上がると残業代は付かなくなるため、基本給の上がり幅を事前に確認しておくことが大切です。
社内公募・社内副業で専門性を広げる
ブレインパッドには、他部署の求人に応募できる社内公募、所定労働時間の40%を上限に他部署の業務を担う社内副業、最長半年の社内留学という制度があります(ブレインパッド キャリア支援)。
データサイエンティストがコンサルティング業務を経験すれば、年収レンジの高い職種へ移るための実績を社内で積めます。転職せずに職種を広げられる点は、他社にはあまりない強みです。
勤続5年ごとに付与されるサバティカル休暇も、外部での経験を積む機会として使えます。
転職によるキャリアアップ
社内で昇格の見通しが立たない場合は、転職が選択肢になります。ABEJAの952万円、PKSHA Technologyの922万円など、AI企業の平均年収はブレインパッドを160万円以上上回ります。
外資系のコンサルティングファームや事業会社のデータ部門も、ブレインパッド出身者の転職先として現実的です。1,400社以上の支援実績の中で培った業界横断の分析経験は、事業会社では即戦力として評価されやすい傾向があります。
ただし平均年収の差がそのまま提示額になるとは限りません。同じ職種、同じ等級の求人で比べることが前提です。
自分の市場価値を知るには、データ・AI職の求人を複数社まとめて紹介してもらえる転職エージェントの利用が早道です。非公開求人も含めて相場を確認したうえで、社内に残るか外に出るかを判断すると後悔が少なくなります。
転職を決めていなくても、エージェントに職務経歴を見てもらえば現在の想定年収がわかります。社内の昇格ペースと外部の提示額を同じ物差しで比べられるようになり、等級の見直しを上司に相談するときの材料にもなります。



ブレインパッド出身のデータ人材は、転職市場でとても評価が高いです。上場廃止で会社の環境が変わる今は、社内で上を目指すか外に出るかを考えるよいタイミング。まずは自分の経験がいくらで評価されるのかを確かめてみてくださいね。
ブレインパッドの年収に関するよくある質問
ブレインパッドの年収について、検索されることの多い疑問をまとめます。数字はいずれも公開資料と求人票をもとにしています。
富士通の子会社になって年収は変わりますか
現時点で、給与制度が富士通と同じになるという発表はありません。富士通は当面、ブレインパッドの商号とブランド、経営の独立性を維持するとしています(IT Leaders 富士通によるブレインパッドのTOB成立)。
富士通の平均年収は1,012万円で、ブレインパッドの761万円を251万円上回ります。ただし平均年齢が7.5歳高く、単純比較はできません。
中長期では、グループ内の人材交流や処遇の見直しが進む可能性があります。今後の制度変更は、社内の発表や求人票の条件の変化で確認していくことになります。
ブレインパッドのボーナスはいつ支給されますか
賞与は年1回、5月に支給されます。昇給は年1回、4月です(ブレインパッド 中途採用 募集要項)。
口コミ集計では賞与の平均が年31万円とされており、年収に占める割合は大きくありません(ワンキャリア転職 ブレインパッドの年収・給与)。月給に固定残業代を含めた給与構造のため、毎月の収入が安定しやすい設計です。
賞与で年収が大きく跳ねることを期待して入社すると、印象が変わる可能性があります。
未経験からデータサイエンティストとして入社できますか
第二新卒向けに、統計や数理系の出身者を歓迎するデータサイエンティストの求人が出ています。年収は450万円から550万円で、実務未経験でも数理的な素養があれば応募できる設計です(Green ブレインパッドの求人)。
新卒採用でも、物理や生物、数学、経済など情報系以外の専攻から多くの人が入社しています(ブレインパッド 数字で見るブレインパッド)。
入社後はSKILL UP-AIDやBOOK-AIDなどの学習支援を使いながら、実務を通じてスキルを伸ばしていく形になります。
2026年6月期以降、ブレインパッドの平均年収は有価証券報告書で公表されません。今後の年収水準を確かめるには、転職サイトやエージェント経由で最新の求人レンジを見るのが最も確実です。等級ごとのレンジの変化が、制度変更のサインになります。
まとめ
ブレインパッドの平均年収は761万円です(2025年6月期 有価証券報告書、平均年齢35.2歳、平均勤続年数4年1ヶ月)。国内の給与所得者の平均478万円の約1.6倍にあたります。
2026年3月17日に富士通の完全子会社として上場廃止となったため、この761万円が有価証券報告書で確認できる最後の数字です。
職種と等級による差は大きく、データサイエンティストは550万円から800万円、リードやコンサルタント職は1,300万円までのレンジで募集されています。給与は固定残業代込みの月給が中心で、賞与は年1回です。
データ・AI企業と比べると、ABEJA952万円、PKSHA Technology922万円、富士通1,012万円を下回ります。ただし上位等級の求人レンジは他社と遜色ありません。
年収を上げる道は、社内での等級の引き上げ、社内公募や社内副業による専門性の拡大、外部への転職の3つです。転職を検討する場合は、平均年収ではなく同じ職種・等級の求人で比べてください。
出典・参考情報
- 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
- IR BANK ブレインパッド 平均年収の推移
- EDINET DB ブレインパッド 有価証券報告書テキスト
- ブレインパッド 2025年6月期 決算短信
- 日本取引所グループ 上場廃止等の決定
- IT Leaders 富士通によるブレインパッドのTOB成立
- ブレインパッド 数字で見るブレインパッド
- ブレインパッド キャリア支援
- ブレインパッド 福利厚生・社内制度
- ブレインパッド 中途採用 募集要項
- Green ブレインパッドの求人
- マイナビ転職エージェント ブレインパッドの求人
- キャリコネ ブレインパッドの評判・口コミ
- ワンキャリア転職 ブレインパッドの年収・給与
- IR BANK ABEJA 平均年収
- IR BANK PKSHA Technology 平均年収
- IR BANK 富士通 平均年収
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FOCUS AGENT:東田 尚起


株式会社リクルートにてHR領域に従事。
求人広告営業(indeed/リクナビnext)をメインに、転職エージェントとしても従事。
自ら立ち上げた就職系メディアの事業売却を経験し、転職支援と日系企業を中心に複数社のRPO業務も担う。









