日揮ホールディングスの平均年収は974万円|年代別・職種別の実態と年収を上げる方法を解説

この記事のポイント
  • 日揮ホールディングスの平均年収は974万円です(2026年3月期)。
  • 国内の給与所得者の平均478万円の約2倍の水準です。
  • 974万円は持株会社単体245名の数字で、事業会社の社員は含みません。
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日揮ホールディングスの年収を調べるときは、まず「どの会社の社員の数字か」を確認するのがおすすめですよ。有価証券報告書に載る平均年収は持株会社の従業員だけが対象で、プラントを作る事業会社の社員とは母集団が違います。

目次

日揮ホールディングスの平均年収は974万円|有価証券報告書の最新データ

日揮ホールディングスの平均年収の全体像

日揮ホールディングスの直近の平均年収は974万円です(2026年3月期 有価証券報告書、平均年齢44.6歳、平均勤続年数12.8年、従業員245名)。出典は日揮ホールディングス 有価証券報告書で、経年の数字はIR BANK 日揮ホールディングス 平均年収の推移にまとまっています。

有価証券報告書の平均年間給与は、賞与と基準外賃金を含み、提出会社である持株会社の従業員だけを対象にした金額です。連結の従業員は8,154名(2026年3月31日現在)で、974万円はそのうち245名分の数字にあたります(日揮ホールディングス 会社概要)。

国内の給与所得者の平均給与は478万円なので、974万円はおよそ2倍の水準です(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。まず7年分の推移から、この数字がどの位置にあるのかを確認します。

直近7年の平均年収推移

日揮ホールディングスの平均年収は、2021年3月期の840万円から2026年3月期の974万円まで、5年間で134万円増えています。ただし単調に伸びたわけではなく、2024年3月期に1,083万円まで跳ね上がり、翌期に930万円へ戻る大きな振れを見せています。

決算期平均年収平均年齢従業員数平均勤続年数
2020年3月期864万円45.7歳236名18.6年
2021年3月期840万円44.4歳278名17.8年
2022年3月期854万円44.0歳283名16.5年
2023年3月期844万円43.0歳313名14.8年
2024年3月期1,083万円44.8歳249名14.4年
2025年3月期930万円43.7歳248名12.3年
2026年3月期974万円44.6歳245名12.8年

出典はIR BANK 日揮ホールディングス 平均年収の推移(有価証券報告書の記載値を集計)です。2019年3月期は従業員数が2,276名と今の10倍近く、集計の対象範囲が現在と異なるため、この表には入れていません。

2023年3月期から2024年3月期の増加幅は239万円、翌期の減少幅は153万円でした。従業員が250名前後の会社では、賞与の支給額や対象者の入れ替わりだけで平均値が大きく動くことが、この振れ幅の背景にあります。

平均年収が毎年動く理由

2026年3月期は前期から44万円の増加でした。同じ期の連結業績は、売上高7,452億円(前期比13.1%減)、営業利益354億円、親会社株主に帰属する当期純利益418億円で、前期の約4億円の赤字から黒字に転じています(日揮ホールディングス 2026年3月期 決算短信)。

業績が大きく改善した期に平均年収も上がっており、業績連動の賞与が効いている可能性があります。ただし有価証券報告書には平均年収の増減理由が書かれておらず、この関係は推測にとどまります。

もう1つの要因は社員構成です。2023年3月期から2024年3月期にかけて従業員数は313名から249名へ64名減り、平均年齢は43.0歳から44.8歳へ上がりました。若手が減りベテランの比率が高まった年に平均値が押し上げられた可能性があります。

逆に直近3年で平均勤続年数は14.4年から12.8年へ短くなっており、入れ替わりが進んでいる様子もうかがえます。

日揮ホールディングスの企業情報と事業構成

日揮ホールディングスの公式サイト
出典 日揮ホールディングス公式サイト

日揮ホールディングス株式会社は1928年10月25日の創立で、本社は横浜市西区みなとみらいにあります。東証プライム市場に上場しており、証券コードは1963です(松井証券 日揮ホールディングス 決算情報)。資本金は239億9,450万円(2026年3月31日現在)です。

公式サイトでは事業を、総合エンジニアリング事業(EPC事業)、機能材製造事業、エネルギー・環境コンサルティング、テクノロジー/ソリューションの4つに整理しています。持株会社である日揮ホールディングス自体の事業は、グループ戦略の立案と事業会社の統括管理です。

この構造が年収の読み方に直結します。プラントの設計や建設を担う社員の大半は、持株会社ではなく事業会社に所属しているため、974万円は現場の技術者の平均というより、グループの管理・企画部門を中心にした数字と考えるのが実態に近くなります。

ワンポイントアドバイス
平均年収は持株会社単体の数字と押さえる

有価証券報告書の974万円は、日揮ホールディングス単体の245名が対象です。連結8,154名の大半を占める事業会社の社員は含まれません。求人票の提示年収と比べるときは、応募先がどの会社なのかを先に確認しておくと、数字の読み違いを防げます。

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